バドミントン

【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ 第3戦 熱戦に次ぐ熱戦!男子は手痛い一敗も、女子は無傷の3連勝!

関東大学バドミントン春季リーグ
2017年5月3日(水)
日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館

会場を日体大健志台キャンパスに移して行われたリーグ戦3日目。男子は優勝に向け負けられない中、早大と対戦した。しかしエース桐田和樹(経3)、第1ダブルスの西川裕次郎(社4)・野村拓海(社2)ペアが痛恨の敗戦。第3シングルスもでもつれたものの、手痛い一敗となった。一方の女子は3連勝をかけて、同じく早大と対戦。第1シングルスで敗れたが、その後巻き返しを図り勝利。優勝に向けまた一歩前進した。

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フルゲームの末、勝利を収めた宮浦(右)・勝俣ペア

試合結果

総合試合結果(男子)

法政大学

2

-

早稲田大学

3


詳細結果(男子)

試合試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス ●桐田和樹0ー2古賀穂(12ー21、10ー21)
第2シングルス 〇山澤直貴2ー1松本康平(21-14、21-23、21-15)
第1ダブルス  ●西川裕次郎・野村拓海0ー2小野寺雅之・中里裕貴(19-21、10-21)
 第2ダブルス 〇桐田・山澤2ー1渡辺俊和・鈴木朋也(17-21、21-19、21-7)
 第3シングルス ●原口翔多0ー2小野寺(20-22、14-21)

総合試合結果(女子)

法政大学

3

-

早稲田大学

2

詳細結果(女子)

試合試合詳細(後者が対戦相手)
第1シングルス ●勝俣莉里香0ー2吾妻咲弥(21-23、20-22)
第2シングルス  〇伊東佑美2ー1松岡英美(19-21、23-21、21-18)
第1ダブルス  〇宮浦玲奈・勝俣2ー1中西貴映・吾妻(21-19、17-21、21-14)
第2ダブルス  〇伊東・清水一希2ー0中村幸・桃井伶実(21-19、21-17)
 第3シングルス ●東久留望1ー2松本茜(16-21、25-23、13-21)

 

戦評

男子

第3戦をむかえる今回の対戦相手は早大。ここまで2戦全勝で波に乗っているが、法大にとっては優勝に向けて負けられない相手だ。

 第1シングルスには桐田和樹(経3)、早大は古賀穂を投入。互いのチームのエース対決となった。開始からどちらも慎重な球運びで試合を進めるが、桐田は自身のミスから思うように攻撃に持ち込めず、インターバルまで3-11の大差をつけられる。その後も持ち前の攻撃力は影を潜め、12-21と反撃の間も無く第1ゲームを落とす。続く第2ゲームでも勢いは古賀に。まさかの7連続失点から幕を開け、その後もシャトルに足が追いつかず思うような攻撃ができないまま、じりじりと点差を広げられ、終わってみれば10-21の大敗。エース対決は早大に軍配があがる結果となった。

DSC 0047 R思うような攻撃ができないまま相手エースの前に破れた

 第2シングルスには1・2日目と同じく山澤直貴(経1)が出場。序盤から相手に襲いかかるような強打を披露し自らのペースに持ち込むと、これまでミスが目立っていたネット際の攻防にも競り勝ち、浮いた球を得意のスマッシュで相手コートに突き刺しリードを奪う。インターバル後も相手のミスにも助けられ終始試合の主導権を握り、21-14で第1ゲームを先取。第2ゲームも開始連続4得点で勢いに乗り11-8でインターバルを奪うが、その後相手に連続7得点を挙げられるなどして15-16と逆転を許す。流れは完全に早大となったものの、山澤も粘りを見せ、マッチポイントを先取するが、21-21でデュースに持ち込まれた後は自身のミスもあり、21-23で第2ゲームを落とした。第3ゲームは序盤こそ一歩のリードを奪われるが、低い展開が続くなかでスマッシュのキレも増し、冷静にアウトを見極めるなど落ち着いたプレーで逆転に成功。その後は危なげなく試合を運び21-15で第3ゲームを奪い、勝利。ここ2試合シングルスでの勝利がなかった山澤だが、早大主将を相手に堂々たる戦いぶりを見せ、念願の初勝利を手にした。

DSC 04782 R熱戦を制し倒れ込んだ山澤

 この勢いに乗りたい第1ダブルス。エースダブルスとして期待のかかる西川・野村拓海(社2)ペアだが、序盤からどこかちぐはぐな動きが続く。甘くなったリターンを確実に仕留められるなど、苦戦を強いられるがそれでもノーロブの展開に持ち込み粘りを見せる。しかし攻撃力のある相手の勢いを止められず、第1ゲームは19-21で惜しくも競り負けた。第2ゲームも勢いは早大に。また、低めに集められた球を返そうとミスが増え、スマッシュも思うように決まらず、防戦一方の展開を強いられる。結果10-21と第2ゲームは歯が立たず、法大の勝利へ後がなくなった。

IMGP2111 R相手の勢いに押され痛恨の敗戦となった

 第2ダブルスには桐田・山澤が出場。ヘアピンやスマッシュを織り交ぜ多様な攻撃を展開しリードを奪うが、自身のミスも目立ち今ひとつ波に乗れないまま相手に逆転される。終盤にも桐田の緩急をつけた攻撃で点差を縮めるも、最後はネット際のミスで17-21と第1ゲームを落とした。落とせない第2ゲームはきっ抗した展開が続くも、法大はそれぞれがお互いをよく見て、効果的なタイミングでスマッシュを決める。また角度をつけた強打で相手に攻撃の選択肢を与えず、21-19でこのゲームを奪った。勝負の第3ゲームは終始法大ペース。味方の応援を背に受け、インターバルまで相手を3得点に抑えてみせた。波に乗った法大は第2ゲームを奪った勢いのまま、21-8で快勝。勝負は第3シングルスへ託された。

IMGP2407 R第3ゲームでは圧倒的な攻撃力を見せつけた

 第3シングルスへ送り込まれたのはこれがデビュー戦となった原口翔多(社1)。セットカウント2-2の緊迫した場面で今季初出場となり、やはり「緊張した」と振り返るが、「失うものはない。向かっていくだけ」とキレのあるスマッシュや正確なネットプレーで、緊張を感じさせないはつらつとしたプレーを見せた。しかし相手はナショナルB代表にも選ばれた実力者の小野寺雅之。終盤に粘られ、デュースから逆転を許し、22-20と第1ゲームを落とした。第2ゲームも競り合う試合展開となり、11-9とインターバルを奪うが、相手の連続得点から集中の糸が切れたのか足が追いつかない場面が増え、結果14-21で第2ゲームも破れ、同時に法大の敗戦が決まった。

IMGP2517 R敗れはしたものの堂々たる戦いぶりを見せた

 1勝2敗と優勝から遠ざかってしまった法大だが、1年生である山澤や原口の戦いぶりはチームの新たな収穫となっただろう。下を向かず、勝利に向かって法政らしい戦いを見せてほしい。(本間美来) 

女子

 開幕2連勝と勢いに乗って迎えた3戦目。男子と同じく早大と対峙した。

 第1シングルスに登場したのは勝俣莉里香(営3)。ここまでシングルスは2連勝と波に乗っている。序盤から連続ポイントを奪い合うとドロップが冴え、リードしてインターバルを迎える。しかし、ここからは相手と一進一退の攻防を繰り広げる。20-18とゲームポイントを先に握った勝俣。しかしここから相手の強打を凌ぎきれず、逆転でこのゲームを落としてしまう。切り替えていきたい第2ゲーム。このゲームも緊迫した展開に。それでも持ち前の積極的なプレーで20-16とリードする。だがここでも相手に反撃を許してしまう。ミスが重なり6連続失点で敗北。チームに勢いをもたらすことはできなかった。

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今季初の敗戦となった

第2シングルスはここまで全勝の伊東佑美(営2)。今日も絶対に勝利が必要な中での登場となった。いきなり4連続得点を飾ったものの、その後はこう着状態に。19-18の展開から相手の強打で逆転される。追い込まれた伊東はコートを全面に使った攻撃で相手を攻める。一発で仕留める球はないものの粘り強くプレーする伊東。このゲームはデュースに突入する。ここで伊東が果敢に攻めていく。その姿勢が功を奏し、辛くもこのゲームを奪った。最終ゲームも接戦に。16-18、2点リードで迎えた場面。今日好調だったドロップやスマッシュを効果的に打ち、連続得点逆転で一気に試合を決めた。

DSC 0603 R勝利を決めチームで喜び合う

 第1ダブルスは宮浦玲奈(国4)・勝俣ペア。試合に入ると果敢に攻める。宮浦の強烈なスマッシュが相手コートに突き刺さる。安定した試合運びを見せ、試合の主導権を握る。第2ゲームは中盤のミスに加え、相手の強打に対応しきれずに1ゲームダッシュされてしまう。嫌な展開となるが、第3ゲームは一方的な展開に。勝俣、宮浦が代わる代わる強打を放ち連続得点。ガッツポーズを見せる場面が多く見られた。そのままの勢いで相手を押し切り、21-14で勝利した。

DSC 0694 R頼れるエースダブルスだ

第2ダブルスは今季からレギュラーとして活躍する伊東。清水一希(人2)ペア。ここで勝利を決めたいところだ。第1ゲームは相手のコンビネーションの良い攻撃に苦しめられる。中盤までリードを奪われるが、その後ジリジリと点差を詰め、18-19の場面から清水のスマッシュが連続で決まりこのゲームを奪う。すると流れに乗って次のゲームも得点を重ねる。このゲームでも16-17というビハインドの場面でも臆することなく攻撃。5連続得点を挙げ、本日初めてとなるストレート勝ち。法大の勝利を決定づけた。

IMGP2565 Rここまで全勝と勢いに乗る伊東・清水ペア

 第3シングルスはメンチェンで東久留望(法2)。リーグ戦初出場となった。相手は実力者の松本茜。メンバーの期待を一身に受けてゲームに臨んだものの、第1ゲームはミスもあり奪われてしまう。第2ゲームも序盤から相手に攻められ、最大6点差がついてしまう。しかしここで諦めない。相手のミスや自らの攻めで少しずつ挽回していく。ついに追いつきデュースへ。相手が1点取ると東が1点を返す。必死で食らいつき、最後はサーブポイントで勝負あり。25-23で第2ゲームを奪った。しかし反撃もここまでだった松本の多彩な攻撃に翻弄され最終ゲームは13-21と大差で敗れてしまうも、チームにとって、そして東にとっても良い経験となったはずだ。

IMGP2658 R初のリーグ戦出場となった

 これで見事に3連勝。しかし主将の宮浦も語るように目標は優勝。この3連勝も当然といえば当然と言えるだろう。残り2戦となった春季リーグ。控えるは強豪筑波大と日体大との対戦だ。一筋縄ではいかない相手だろう。ただそれぞれがしっかりと役割を果たせば勝利はそう難しくはないはずだ。チーム一丸となって久しぶりの団体でのタイトル獲得へ。最高の笑顔を。最高の結果を見せてくれ。(石川大悟)

選手インタビュー

山澤直貴

ー今日の試合を振り返って
シングルスはリーグ初めて勝ったので、ホッとしている部分もあります。内容はミスも多かったので完璧ではないんですが、シングルスは勝ててよかったですね。ダブルスは小さいことを考えずにとりあえず自分が前に入って桐田さんに打たせるっていうことを考えていたので、それが2セット目の後半ぐらいからうまくいきました。ファイナルもその流れでガーッといけたのでそこに関してはよかったかなと思います。ーシングルスでは動きの硬さがとれたように思いますがどの試合も自分はガチガチになってしまうんですが、今日は攻めながらも相手のいないところに打てたのかなと思います。

ー経験のある4年生に勝利して自信となったのではないですか
自分はあまり相手どうこう考えないので、とりあえず自分のプレーをすることだけ考えていました。それに関しては全然気にしていないというか、自分のプレーをするということと、チームに貢献したいのでそこだけを考えていました。

ー法政の2勝のうちどちらも山澤選手シングルス・ダブルスの勝利となりました
シングルスもダブルスも第1シングルス・第1ダブルスと負けた後に入ったので、自分がどうにか流れを持ってこようという気持ちで入りました。

ー大学のバドミントンには慣れましたか
前半戦よりは慣れもあったり、緊張もほぐれてきたのかなと思います。

ー明日の試合に向けて
明日もチームの勝利に貢献できるように。あとはシングルスでやっと勝てたのでそれを自信にして明日もノリノリでやっていきたいなと思います。

原口翔多

ー試合を振り返って
初のリーグ戦だったんですが、2-2で回ってきてすごく緊張しました。相手も1年生でしたが、日本代表にも入っていて、自分は失うものがないのですし向かっていくだけだと思って頑張りました。  

ー相手の小野寺選手とこれまでに対戦したことはありますか
高校時代にあるんですけど、一回も勝ったことがないんです。相手のプレーとしては、結構粘ってきたり、自分は体周りを狙われるのが苦手なんですが、そこがうまいのが相手の長所ですね。  

ープレーは落ち着いているように見えました
いや全然です(笑)。20-19でリードしていましたが、「早く決めたい早く決めたい」と思ってしまって。そこで頑張ってラリーを続けられればよかったんですけど、焦ってすぐ決めようと思ってミスしてしまいました。もったいなかったかなと思います。  

ーその20-19の場面では攻めたサーブを打っていたように思います
攻めたと言うかずるいサーブを打ったんです。早く決まれ!と思って。そのサーブだけで決めにいこうとしてしまったのですが、そうではなくて、しっかりラリーしていけばよかったです。相手の方が冷静だったのでバーンと返されてしまいました。  

ー試合の前には監督・コーチに何を伝えられましたか
自分の特徴としては足を動かせることなので、とにかく足を使っていけ、ということだけ言われました。  

ー試合後には
もうちょっと練習しろってことですね。足は動いているんですがラケットワークが追いついていないんですよ。自分は秋のリーグ戦は絶対もっと出たいので、そこのラケットワークをもっと練習していきたいです。  

ーご自身の強みとしては
やっぱり足ですね。動きがまだ硬いので、足ぐらいしかありません。  

ーどのようにチームに貢献していきたいですか
まずメンバーに入って、一勝でも多く勝てる選手になりたいです。  

ー明日の試合に向けて
出られるかわかりませんが団体として、応援であってもプレーであっても、どんな形でもチームを盛り上げて、チームを勝たせる雰囲気にできればと思います。

宮浦玲奈 主将

ー今日の試合を振り返って
自分たちの攻めがしっかりできた試合だったので、反省するところもあるのですが、明日良い方向に持っていけると思うので良かったです。

ー具体的な反省点は
出だしの悪さと小さなミスですね。そこだけしっかり反省したいです。

ー今日良かったところは
焦らずにしっかり相手の球が甘くなってくるところまで待てたので良かったです。

ー相手ペアの印象は
二人ともしっかりとレシーブはできる相手でした。こっちはしっかり我慢できて、向こうはそこで我慢できていなかったので、そこが勝因ですかね。

ー3連勝になりましたが
私たちが狙っているのは優勝なので、3連勝だからといって気を抜かずに頑張っていきたいです。

ー伊東選手が好調ですが
みんなからの信頼が厚い選手なので、それを強みにしてプレーしています、落ち着いてていいかなと思います。

ー筑波大戦への意気込みを
気を張ることなく、思い切りみんなでプレーしていきたいと思います。

東久留望

―試合を振り返って
デビュー戦ですごく緊張しました。メンチェンだけど最後取り切れなかったのは、自分がダメだったなと思いました 。

―リーグ戦初出場となりましたが、どんな意識をもって試合に臨みましたか
今日の朝にメンチェンで出るかもしれないと言われていて、でも4試合目まで五分五分で自分が出るか出ないか微妙で心の準備がしっかりできていませんでした。もう少し「今日は出る」という気持ちを持ち続けるべきだったなと思います。

―試合前に監督や先輩からはどんなアドバイスをもらいましたか
先輩に「自分のプレーらしくいけば大丈夫だよ」と声をかけてもらいました。

―第2ゲームでは粘りを見せ接戦をものにしました
出させてもらったからにはここで終われないなと思って、思い切りやろうと思ってプレーしました。

―ご自身の持ち味は
私自身はキレのある球はないんですけど、唯一粘り切れることだけは自信があるのでそれをもっとしっかり試合で出せるようにしていきたいと思います。

―次の試合に向けての意気込みを
今回はファイナルを取り切れなかったので、次出させてもらう機会があったらしっかり2-0で勝ちきれるような選手になりたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 0671 Rフルゲームの末、勝利を収めた宮浦(右)・勝俣ペア
  • DSC 0595 R粘り強く戦った伊東
  • IMGP2815 Rさらなる成長に期待がかかる(東)
  • DSC 0599 Rチーム全員で、狙うは優勝のみだ
  • IMGP1877 Rシングルスでは念願の初勝利を挙げた山澤
  • DSC 0617 R確実な一本としてこれからの試合は落とせない(左・西川、野村)
  • IMGP2483 R重要な第3シングルスに抜擢され躍動した原口
  • DSC 00062 R手痛い一敗となった男子。ここから挽回なるか