バスケットボール
 

【バスケ】第90回関東大学バスケットボールリーグ戦 対国士舘大 見せた勝利への執念、1巡目を4勝5敗の5位で終える 

第90回関東大学バスケットボールリーグ戦 対国士舘大戦
2014年9月27日(土)
国立代々木第二体育館

 前節明大に敗れ3勝5敗となった法大。しかし、インカレ準優勝の相手に前半までは互角の戦いを演じたのは収穫か。しかし、この試合で藤井裕太(社2)に続いてエース加藤寿一(文2)も負傷し、本調子には遠い様子。長丁場のリーグ戦に離脱は付き物。リーグ戦2巡目に向けても、最終戦を勝利で飾り勢いを付けたいところ。
 今節の相手は国士舘大。法大と同じく2部から昇格し、ここまで4勝4敗の五分でリーグ戦を消化。圧倒的存在感を誇る原修太を筆頭に伊集貴也らを擁する国士舘大は、拓大に勝利をあげるなど台風の目となりつつある。
 法大としては昇格チームには絶対白星を落としたくないが、、、、

この試合文句なしのMVP、山岸

試合結果

トータル試合結果

66
法政大学
16 1Q 26 63
国士舘大学
16 2Q 9
16 3Q 16
18 4Q 12

法政大学スターティングメンバー:国士舘大戦

選手名身長/体重ポジション得点リバウンドアシスト
#14 植村 哲也 175/75 G 15 2 3
#35 山岸 玲太 178/68 G 12 2 0
#24 加藤 寿一 190/75 F 7 7 1
#5 松澤 大晃 197/82 C 7 3 1
#16 沼田 凌 190/85 C 19 11 1

法政大学交代選手:国士舘大戦

選手名身長/体重ポジション得点リバウンドアシスト
#12 柳川 知之 192/82 PF 2 3 1
#19 田宮 開(C) 175/75 GF 0 0 1
#27 財前 大輝 177/63 SG 0 0 0
#31 安達 幹 187/87 PF 0 0 0
#34 萩原 陵太 190/75 C 2 1 0
#67 佐藤 翔耶 181/78 G 2 1 5

戦評

 第1Q。法大はスターターのPGを佐藤翔耶(法2)から植村哲也(文1)に変更しスタート。先制したのは国士舘。開始直後に国士舘のエース原修太がドライブで切り込み、シュートを決める。法大も、相手の戻りが遅い一瞬の隙をついた山岸玲太(営3)が速攻からレイアップを決め、すぐさま同点に追いつく。その後は高さを意識したのか、外でしか得点を決められずにいると、伊集貫也と原に4連続得点を許し、9点差をつけられてしまう。それでも山岸が積極的なディフェンスからスティールを狙う姿勢をみせると、法大のオフェンスのリズムがだんだんと良くなっていく。松澤大晃(法4)との合わせから植村が得点すると、沼田凌(法3)が持ち味のハイポストからのドライブやリバウンドショットを決め、点差を縮める。また、リーグ戦初出場の財前大輝(営2)も積極的にシュートを狙うも、伊集が3Pを決めるなどして、16-26で終了。
 第2Q。法大はQ始まりの国士舘のスローインに対して、プレッシャーを与え見事5秒オーバータイムとする。加藤寿一(文3)の3Pも決まり、流れは法大に傾いたと思われた矢先に、沼田が額を切り出血してしまい、一度ベンチに下がる。リバウンドが手薄になると思われたが、加藤が沼田の分も泥臭くリバウンドを拾うと、まだ本来のプレーができていなかった萩原陵太(営2)がジャンプシュートを沈め、インサイドの控えとしての仕事を果たす。5分には包帯を巻きながらも沼田が気迫でコートに戻る。すると、植村、柳川知之(法1)そして沼田と目の覚めるようなパス回しからバスカンを奪い、ワンスローも決めて2点差とする。残り2分44秒には柳川がリバウンドから冷静に得点し、ついに同点に追いつく。ディフェンスでは、山岸を中心にこのQは5得点に抑えていたが、1分半を過ぎたところで、原に連続得点を許し、32-35で前半を終了する。
 第3Q。2Qの勢いのまま攻めたい法大であったが、国士舘のディフェンスに攻めあぐね、逆に連続で失点して、11点ビハインドとなってしまう。この悪い流れを断ち切ったのはいぶし銀の活躍を見せる山岸。相手のボールをカットすると、すかさず走っていた沼田にパスを出し、その沼田がファウルをもらい、しっかりとフリースローを2本決めて、このQ初得点とする。その後も巧みなドライブやフリースローで得点を重ね、国士舘大学に流れを渡さない。前半精彩を欠いたプレーが目立っていた佐藤もここにきて、復調を見せ、その佐藤のドライブから沼田がジャンプシュートを決め、48-51で終了。
 第4Q。追いつきたい法大は、松澤がゴール下で踏ん張り、バスカンをもぎ取る。
FTも決めて、開始早々同点に追いつく。逆転されたくない国士舘もいいディフェンスをするが、高校時代からこうした緊迫感のあるゲームを幾度も経験してきた植村が24秒オーバータイムぎりぎりのところで、ターンアラウンドからのジャンプシュートというビックショットを沈め、流れを法大に引き寄せる。5分間相手を無失点に抑え、勝利を意識し始めた法大だったが、新田華武伊に0度からのシュートで得点されると、馬や原にも次々に決められ、みるみるうちにリードを失っていく。ついには永山雄太の3Pで1点差まで迫られてしまう。どうしても追加点が欲しい法大であったが、けがが完治していないためにベンチに下がった加藤の代わりに出た田宮開(人環4)が痛恨のダブルドリブル。残り33秒で国士舘ボールとなってしまう。これを決めれば勝利の国士舘はドライブで中に切り込むも、失敗。際どい判定にはなったが残り18秒で法大ボールとなる。残り時間ボールを回せば勝利の法大は、相手のプレッシャーを受け、ボールは国士舘に奪われてしまう。だが、逆転を狙って放った永山の3Pははずれ、松澤がしっかりとボールをキャッチ。ファウルゲームに持ちこんだ国士舘だったが、山岸が冷静にフリースローを決めて試合終了。法大はリーグ戦1週目最後の試合を勝利で飾った。(高橋和杜)

試合後の選手・監督のコメント

今井一夫監督

ー今日の試合を振り返っていかがですか
いつもと一緒で良かったです。

ー今日はスターターに植村選手を起用しましたが
藤井がけがをしたんで、どうせだったらいつも組んでいる山岸と2人で始めに出させて、ちょっとはやい展開のリズムができないかなというところから起用しました。

ー前半は相手の馬選手にインサイドでやられていましたが、後半は修正して、得点を許さない場面もありましたが
それは彼らが感じてやったことですね。
試合に出ている子たちのチームでのコミュニケーションの中で、いろんなやられたところの改善ができている感じではあるんで。ひとつのチームに成りつつあるかなと思います。
別に私達はこれやれあれやれ、そこはこうやった方がいいかもねとぐらいしか言わないです。

ー流れが悪い場面でも山岸選手がディフェンスでがんばって、チームを鼓舞していましたが
彼は自分の仕事だからって、そういうところは割り切ってて、出たら自分のできることを決めて、それがディフェンスだとか走るだということを考えながらやってくれているんで非常に助かります。

ー今日はガード陣だけでなく、萩原選手や柳川選手といったインサイドの控えの選手もがんばっていましたが
そうだよね。この状態、精神的な部分が継続的に続けば、ガードだけじゃなくて、センターの方も充実してくると思うんで。何しろ、できない子たちではないんでね。あとは自信を持てばいいだけなんで。

ー4Q残り18秒の場面でタイムアウトをとりましたが、選手たちに何を伝えましたか
勝っているということ。
むこうのファウルが3つだったんで、ファウルゲームにきてもすぐにはフリースローではないこと。何しろ、取られないようにすることだけを支持しました。

ー加藤選手が4Q途中でベンチに下がりましたが、けがの完治がまだできていないのでしょうか
してないです。(加藤選手が出場したいということで今日は出たのでしょうか)水曜日ぐらいからやると言い出して、それだけの気持ちがあるなら、頑張ってもらおうかなと思いました。さすがに最後の方は痛さの方が先にきたみたいでした。

ー明日の東海戦へ一言お願いします
力の差ははっきり言ってあるんで。高さとか全体的な選手の層とか。
けが人も何人か出ている状態なので、明日は無理せずに、今いる立場を受けとめようと思います。

松澤大晃

ー今日の試合を振り返って
出だしが悪くて、得点が入らない時間もあったんですけど粘って勝つことができたのでよかったと思います。つらい時間帯も、自分たちの時間が絶対に来るからそこまで我慢しようとみんなで話していました。

ー個人としてはファウルトラブルを起こしてしまいましたが
国士館大のインサイド陣の対策としてオフェンスの前に入るだとかしていたのですが、そういうことが徹底し切れなかった部分がファウルが多くなってしまった原因だと思います。

ーこの逆転勝利のもつ意味は
やっぱり最後に粘り勝ったというのはすごくプラスになることですし、選手各々の自信にもつながると思います。これで安心せずに、自分たちは去年もリーグ戦2周目が悪かったので、そのことを教訓に引き締めてやっていこうと思います。

ー第4Q最初に松澤選手のバスケットカウントで同点にしましたね
ここからだという気持ちで決めました。それまでシュートを外し続けていたので、その分、自分としてもチームとしてもここからだぞという気持ちが出たプレーだと思います。

ーリーグ戦も折り返し地点に差し掛かり、けが人も出始めてきましたがチームの雰囲気はどうですか
けがで主力の選手が離れるというのは春に沼田(沼田凌)が離れたときに経験しているので、そこの対策としては沼田の時と同様でその選手がいない分をみんなでカバーするという方法でやっていきたいです。

ーリーグ戦前半が終わって4勝5敗という成績をどの様に捉えていますか
目標としては5位以上と決めていたので前半を終えて今現在5位なので、そこは目標をキープできてるんじゃないかなと思っています。これからの試合も良いことも悪いことも絶対あるので悪いことを少しずつ削っていけるように練習からしっかりと取り組んでいきたいと思います。個人としても、試合によって波があったりするので、安定した仕事というのをできるように調整していきたいです。

ーここからまた上位チームとの連戦がありますが
自分たちはチャレンジャーなので全てぶつかっていく気持ちでハッスルして頑張ります。

山岸玲太

―最後まで試合の行方が分からない戦いでしたが振り返って
最初10点差離されたところがあったんですけどそれでもついていくことができたので、最後粘りで逆転できたかなと思います。

―今日のスタメンを告げられたタイミングは
ミーティングの時に最後ガード陣だけ残されて、今日は哲(植村選手)と自分で行くと

―監督から起用について何か伝えられたことは
早い展開にして周りもそれについてきてゲームを活性化させるようにと言われました

―今日はいつもの試合と比べて球際の意識などが際立っていましたが
裕太(藤井選手)もいなかったですし、寿一(加藤選手)も万全な状態ではなかったので自分たちいるメンバーでやっていくしかないですし、気持ちでは逃げないようにしました。

―植村選手とペアで出る時間も増えましたが連携等の成熟面を感じることはありますか?
相手のやりたいプレーも少しずつ分かってきて、指示も出してくれますし前より全然やりいやすいですね。

―今けが人なども多く総力戦での戦いになりましたがこのような試合でチームを支えてくれているのは
やっぱり4年生の大晃さんであったり田宮さんであったりがチームの先頭に立ってやってくれるので下級生が多く試合に出ていますがとてもありがたいです。

―柳川選手、萩原選手が下級生ながら春とは違う積極性を見せていますね
練習中も積極的にやれと言われてますし、やれば結果につながってくると思いましこれからも続けて欲しいです。

―前半戦を4勝5敗という形で終えましたが初めての一部リーグは
東海大、青学大といったあたりの強いチームとやれて少しはなれたかなと思いますし、それが筑波大戦などにも生きてきたのかなと思います。

―筑波大戦後は少し気のゆるみが生まれたというお話を聞きましたがその後勝ちを積み上げられた要因は
皆で時間をシェアしながら一人だけに頼ることなく、練習中も盛り上げながら練習ができていたのでそれがいい流れにつながったと思います。

―明日から後半戦です
自分たちはディフェンスから速攻に走るんだっていうプレーを忘れずにやって、前半星を落とした明治とか慶応に後半は落とさずにみんなで一つになって勝てればと思います。

 

財前大輝

ー今季初出場でしたが
ミーティングのときに今井監督から「今日絶対出るから、緊張せずに思い切ってやれ」って言われてて、それで結構気持ちが楽になり、初めての試合も緊張せずにできました。でももっと思い切ってやった方が良かったかなっていうのはあります。それでも今日はチームを動かすこともできて、いい経験になりました。けが人が出て、チャンスが巡って来ましたね。

ー試合を振り返っていかがですか
チームの面でも個人の面でもありますが、今、藤井がけがしていることによって、外で点を取る人がいないなと思いました。中は沼田さんも復帰して、全員が点を取れるので安定していますが、3Pを決める人があまりいないので、そこを自分が頑張って穴埋めができたらなと。自分は外のシュートが持ち味だと思うので、そこで活躍してチームに貢献できたらいいなと思っています。

ー中野選手もシューターですが
そうですね。広大もシューターで、ライバルのような感じに思っています。でも最近は山岸さんのポジションを狙っていきたいなと。

ー仲の良い佐藤選手と一緒に出場ということで
いつも一緒に自主練とかしてる翔耶と出られたのはとても良い思い出というか、とにかく良かったです。今日だけじゃなくて、これからもそういう場面が増やせるように、自分も頑張りたいと思います。

ー今後の試合へ向けて意気込みをお願いします
まず試合に絡めるようにして、出場したときは、自分らしく思い切ったプレーができるように頑張っていきたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 5359この試合文句なしのMVP、山岸
  • DSC 5424沼田は試合途中のアクシデントにも動じなかった
  • DSC 5322リーグ戦初出場財前
  • DSC 5289万全な状態ではなかった加藤
  • DSC 5371柳川も積極的にゴールに迫った
 

 

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