バスケットボール
 

【バスケ】第63回関東大学バスケットボール選手権 対東海大戦 思い知った大学王者の実力、大きな経験を胸に順位決定戦へ

第63回関東大学バスケットボール選手権大会 対東海大戦
2014年5月27日(火)
国立代々木第二体育館

 初戦、日体大相手に3点差の勝利で突破した法大。次なる相手はインカレ王者東海大。4年ぶりの対戦となり、現チームの選手達は長きにわたり大学バスケ界をリードし続けた長とは初対戦。日本代表候補選手も有する彼らに、大黒柱沼田を欠いた法大はどこまで抵抗することができるのか。自分達の実力が今、試される。

この試合ダブルダブルを達成した松澤

試合結果

トータル試合結果

52
法政大学
8 1Q 29 96
東海大学
14 2Q 26
11 3Q 19
19 4Q 22

法政大学スターティングメンバー:東海大戦

選手名身長/体重ポジション得点リバウンドアシスト
#67 佐藤 翔耶 181/78 G 2 0 4
#24 加藤 寿一 190/75 F 8 2 2
#19 田宮 開 183/72 GF 2 0 0
#5 松澤 大晃 197/82 C 12 10 1
#34 萩原 陵太 190/75 C 5 3 0

法政大学交代選手:東海大戦

選手名身長/体重ポジション得点リバウンドアシスト
#1 神津 陵平 184/79 F 6 0 0
#7 藤井 裕太 175/65 G 9 1 0
#11 中野 広大 182/71 F 2 1 0
#14 植村 哲也 175/75 G 4 1 0
#31 安達 幹 187/87 PF 2 2 0
#35 山岸 玲太 178/68 G 0 o 0

戦評

 第1Q。東海大ボールでチップ・オフ。ファーストプレーは晴山ケビンのジャンパー。これには松澤大晃(法4)がチェック。このシュートはエアボールとなりディフェンスに成功。しかし、この後晴山やバランスキー・ザックのジャンパーなどで一気に8点を連取されてしまう。法大は開始3分でようやく松澤のジャンパーで初得点。キャプテン田宮開(人4)が相手を上手くかわしレイアップへ。ディフェンスでは東海大のインサイド対策としてゾーンを展開するも、橋本晃佑のハイポストを基点に展開されるパスワークにフリーを作られアウトサイドから得点を重ねられる。8対29と大きなリードを築かれ1Qを終える。
 第2Q。スターターに得点力の高い藤井裕太(社2)と植村哲也(文1)を起用し、オフェンス面での強化を図りたいところ。期待に応えた2人はジャンプショットやハイポストを基点にスラッシュで切り込みレイアップなど得点をあげる。この試合、オフェンスの中心はやはり松澤。自ら得意のジャンパーで得点をあげるだけでなく、ハイポストで基点となりガード陣のドライブインをアシスト。点差を縮めたいところだが、東海大は全くシュートが落ちない。藤永佳昭や晴山の3Pシュート、橋本のフックシュートなど内外バランス良く得点をあげる。終わってみれば、22対55と33点差をつけられ前半終了。
 第3Q。このQは随所で各選手の持ち味が見られる展開に。加藤寿一(文3)の最大の武器ドライブからのジャンパーで得点。この試合スターターで起用された萩原陵太(営2)はしなやかな身体と長いリーチを生かしたリバウンドを見せベンチを沸かせる。チームとしても、ダブルチームからターンオーバーを奪い速攻につなげるといった理想的な展開を見せ始める。対する東海大は、ベンチメンバーを多く起用。それでも、鈴木隆史の3Pシュートや頓宮裕人のゴール下などで得点。リードは更に広がり、33対74で最終Qへ。 
 第4Q。この試合最高の入りを見せた第4Q。ファーストプレーで神津陵平(法3)が3Pシュートを沈めると、ディフェンスでは24秒バイオレーションを獲得。更に、藤井の3Pシュートや佐藤翔耶(法2)のジャンパーが決まり、一気に法大ペースへ。1年生を多く起用した東海大は、試合を落ち着かせることができない。それに付け込んだ法大は、このQ2本目の3Pシュートを神津が沈め、猛攻を仕掛ける。大差で負けていることを感じさせない溌剌としたプレーを選手達は見せ続ける。コンタクトプレーを苦手とする萩原もゴール下で得点をあげるなど、チーム全体がいいムードに。しかし、タイムアップの笛。52対96で敗れ、明日からの順位決定戦にまわることとなった。(山分和紀)

試合後の監督・選手のコメント

今井一夫監督

―今日の試合の収穫などはありましたか
あんまり無いです。最後まで諦めずやってたねと言ってくれた人がいたことぐらいですかね。まあ藤井が序盤らしくないプレーにを珍しくしていて一度下げたんですが、その後はしっかり修正してきたという点などは収穫ですかね。

―試合前選手達に期待したことは
相手選手に当たり負けないことです。気づいたらゾーンになってたんですが。2-3よりも3-2のほうがいいですね。2-3の時は山岸、植村でやったほうがいいのかなと。

―山岸、植村コンビは良い相性ですね
そうですね。2人共体力を気にすることなく走り続けてくれるので。

―次戦は度々対戦している慶應大ですが
決して沼田がいないからといって勝てないかと言われればそうではなくて。ここで勝って上の順位決定戦に行くか下に行くかでは大きな違いなんで勝って上に行きます。

松澤大晃

ー今日の試合を振り返っていかがですか
今、自分達がどのレベルに立たされているかがわかる試合でした。

ー東海大の強さはどの点にあると思いますか
基本的なところから全力で取り組んでいる姿勢だと思います。大学に入って初めて東海大と試合したのですが、それを改めて思いました。

ーチームとして多くのリバウンドを相手に許してしまったのですが
体の大きさもそうですが、ボックスアウト一つにしても相手の方が徹底してましたね。

ー今日の試合、得点面でチームを引っ張ってる印象を受けたのですが
点を取れる沼田(沼田凌選手)がいない今日の試合で、寿一(加藤寿一)だけには頼れないので、自分も多く得点に絡もうと積極的にシュートを打つようにしました。

ー沼田選手の欠場で前回の試合から変わったことはありますか
沼田がいない分、より一層チームで支え合うという思いが強かったです。

ー明日の慶大戦、意気込みをお願いします
慶応大はディフェンスで前からプレッシャーをかけてくるチームなので、自分達もそれに負けずに足を動かしていきたいです。でも、まずは気持ちからまけないように戦いたいです。

加藤寿一

ー強豪・東海ということで
1本でも通用する所を見つけて、通用しなかった所は練習などで直していけるように、何かを発見できればいいなと思っていましたね。最初から勝てる相手ではないけれど、東海に通用するなら他の相手にも通用するということなので、そういう所を見つける為の試合だと意識していました。

ー発見はありましたか
あまり無いですね。通用しなかった所が多すぎてまだまだだなと。でも後半に足を動かしたら結構いけた部分はあったので、やはり足を動かすことが大事だと感じました。東海とはリーグ戦でも当たるので、これからは足腰鍛えていかないと。

ーウエイトトレーニングなどは
やっているのですがそこまで多くはないので、そこは今日東海と戦って差を感じて、モチベーションを上げていけるかどうかだと思います。

ー沼田選手が出場できない中で
いつもチームとしても、センター陣としても沼田に頼っている部分がかなり大きいので、それを無くす為にも、皆で頑張らないといけないです。それから、他のメンバーにも試合に出るんだという自覚も持ってもらいたいです。沼田がいないことが逆にプラスになることも多くて、(沼田選手は)3ヶ月くらいプレーできないのですが、その3ヶ月でどう変わっていくかだと思います。

ー今日、加藤選手はボール運びからポストプレーまで幅広くプレーをしていました
東海に通用するようなことで何ができるのかわからなくて、自分のやりたいことをやってみようかなと。外をやってみてシュートも入らない、ドリブルも綺麗に抜けないという感じだったのですが、マッチアップしていた相手のサイズの関係もあり、中のプレーではうまくいくこともあって良かったですね。これからも、もっと中外をうまく組み合わせてどんどん攻めていきたいなと思います。

ータイムアウト時やハーフタイムではどのような話し合いがありましたか
頑張ろうというのと、足をもっと動かしていこうと言っていました。監督からは、ハーフで約30点差ついていたのですが、「まだ勝負できる、これからだ」と話してくれました。そこで気持ちを入れ直して後半に臨んだら、相手がメンバーを下げたこともありますが、前半よりは戦えたと思います。

ーこれから1部でやっていく為に何が1番必要だと思いますか
フィジカルと足腰ですね。特にオフェンスでは、今日の得点は外からのシュートばかりだったので、当たりを強くして中の得点も増やさないといけないです。

ー明日の慶應戦に向けて
勝てば9-12位、負ければ13-16位で、天と地の差があり、来年のトーナメントにも影響してきます。沼田がいないからといって諦めるのではなくて、沼田がいなくてもできるぞという所を相手にも沼田にも見せたいです。そういった意味でも明日は勝ちにいかないと。勝ちたいですね

萩原陵太

ー今日の試合はスターターで出場でした
今日は大学の公式戦で初めてスタメンででて困惑してたっていうのが正直な心境です。試合の直前に監督から告げられたんですが、スターターを想像できなかったです。試合のときは、とりあえず基本的なことからしっかりやろうという意識は持ってやってました。

ー今シーズンプレータイムが増えました
1年生の時は本当に試合に絡めなくて辛かったんですけど、今シーズンはチャンスを多く貰っているのでその気持ちになんとかして応えたいとは思ってやってます。

ー高校時代の先輩、橋本晃祐選手と対戦しましたが印象は
全然高校時代とは変わっていて、自分ももっともっと成長しなくてはいけないと刺激になることばかりでした。

ーご自身の持ち味であるリバウンドも随所に見られました
そうですね、自分の持ち味は走れるところとリバウンドだと思っているのでそこは最低限出来なきゃいけないラインだと思います。(この試合で感じたご自身の課題は)ディフェンスがまだまだなところですかね。スクリーンアウト一つにしても東海大は全く違っていて、跳ぶことすらできなかったです。そういう一つ一つの積み重ねで変わっていくと思うので、今日の経験をこれからに生かしていきたいです。

ー目指す選手像はありますか
具体的な選手ではいないですけど、基本的なことが安定してできるような選手になりたいですね。(沼田選手というお手本が近くにいらっしゃいますが)そうですね、沼田さんみたいになれたらいいなと思います。

ー今大会だけでなく、新人戦ではインサイドの軸として活躍が期待されます
そうですね、でも今はトーナメントに集中して一戦一戦チャンスを逃さずに頑張りたいと思います。

フォトギャラリー

  • DSC 7764この試合ダブルダブルを達成した松澤
  • DSC 7760加藤の1on1は王者相手にも十分武器となった
  • DSC 7785泥臭いプレーも厭わない安達幹
  • DSC 7789神津の3Pシュートはチームに希望を与えた
  • DSC 7926鋭いパスを魅せた植村。1年生で東海大と対戦できた事は大きな糧となるはずだ
 

 

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