バスケットボール
 

【バスケ】第30回京王電鉄杯 3日目

第30回京王電鉄杯 対慶應大学
2014年5月6日(火)
明治大学和泉キャンパス

 大会二日目を終えて、1引き分け3敗と苦しい戦いが続いている法大。コーチ陣からも「何か変かわらなければ相当厳しい」と叱咤の言葉が聞かれる。その言葉を胸に自分達の殻をやぶれるか。大きな転機を迎える一戦になるに違いない。
 最終日の対戦相手は、六大学バスケで優勝を果たした慶大。前回の対戦では19点差で敗れているものの、今季からの1部昇格チーム同士として互角の戦いを演じたいところだ。

チーム随一のリバウンドセンスを持つ萩原

試合結果

トータル試合結果

74
法政大学
17 1Q 23 83
慶應大学
17 2Q 15
17 3Q 23
23 4Q 22

法政大学スターティングメンバー:慶大戦

選手名身長/体重ポジション得点リバウンドアシスト
#67 佐藤 翔耶 181/78 G 2 1 7
#7 藤井 裕太 175/65 SG 12 2 1
#19 田宮 開 182/72 GF 4 3 1
#31 安達 幹 187/87 PF 2 7 2
#16 沼田 凌 190/85 C 20 12 4

戦評

  第1Q。先月の六大学戦に続き昨年から幾度もなく対戦しているこのカード。法大は昨日の試合で負傷した松澤大晃(法4)を欠き、佐藤翔耶(法2)、藤井裕太(社2)、田宮開(人4)、安達幹(経済4)、沼田凌(法3)でスタート。慶大の絶対的支柱伊藤をどう封じるかが注目されたが法大の両ガードが上手く対応しあい決定的な仕事を許さない。オフェンスでは主将田宮の3Pシュートを皮切りに、その後は安達幹、沼田のハイポストにボールを収めてから攻撃を展開。激しい相手ディフェンスの寄せにあうがペイントエリア内での沼田の技術が光る。巧みなステップで相手ディフェンスのファールを誘い得点を重ねていく、しかし終了間際に吉川に連続得点を許し17-23で終える。
 第2Q。今大会抜群の相性を見せている山岸玲太(営3)、植村哲也(文1)コンビを1Q終盤からそのまま起用。開始早々山岸のアシストから柳川知之(法1)が2本連続で合わせ、今井一夫監督が「どんな所でもサボらない」と評価する植村がリバウンドをしっかり収め流れを掴んだと思われた。しかし慶大も今季からスターティングメンバーに名を連ねる真木が得意のドライブで法大ディフェンスを切り裂く。持ち前のスピードに振り切られヘルプの対応の悪さもあり連続でバスケットカウントを許してしまう。その後は一進一退の攻防が続き34-38でわずかに点差を縮めて後半へ。
 第3Q。普段第1Qと同じメンバーを起用する法大だが田宮に変えて中野広大(法2)を投入しスタート。佐藤の合わせ、沼田のインサイドなどから得点を重ねていくが、伊藤を中心とした慶大オフェンスに苦戦。ディフェンスの激しい寄せからミスを出してしまい少しずつ点差を離され51-61で最終Qへ。
 第4Q。なんとしても大会初勝利が欲しい法大は藤井の3P、安達幹のバスケットカウントを含む猛攻で慶大を追い詰める。ここまで調子の波があった中野がこの日2本目の3Pを沈め慶大TO。完全に流れは法大へ。再開直後も植松が3Pを決め勝利は目前かと思われた。しかしここで大元のオフェンス力が火を吹く2本の3Pを含む攻撃で突き放すとそのまま試合終了。未勝利のまま大会を去ることになった。(安藤岳)

監督・選手のコメント

今井一夫監督

―松澤選手、加藤選手を欠きながら今大会ベストゲームのよう見えましたが
いつも通りの試合ができました。

―ディフェンスでの対応に変化が見られましたが
前半は特に指示もしないで入ったんだけどいつものようなチームのためではなく自分のためのディフェンスをしていました。だからエンプティになっても対応しきれていませんでした。後半は意識を変えてくれてやってもらえたのかなと思います。

―オフェンスではハイポストに一度入れてからの展開が多く見られました
そうしないと動きが少ないので。結果的にいれて動かして動きをつけないと簡単にダブルチームをやらせてしまうことになるので。相手のツボに入ることを逆手に取りたいんですよね。

―佐藤選手、藤井選手と植村選手、山岸選手2プラトンのような形が見られました
最初は2プラトンで行こうかと思ったんだけど藤井、山岸コンビも良かったのでそのペアも使いました。

―未勝利のまま大会を去る結果になってしましましたが
初日に加藤が怪我をしてしまった時点で勝ち負けよりも内容を求めました。まあ最後は勝ちたかったですけどね。

―先日山岸選手が試合後チームとして戦う気持ちが足りないとお話されていましたが
今日は交代選手も戸惑いなく戦えていたと思います。チャンスは与えられるものじゃなくて掴むものですから。

―今月末のトーナメント初戦が日体大と難しい相手ですが
がんばるしかないですね。頑張ります。

安達幹

ー今日はスタメン起用されましたが、今日を振り返っていかがですか
立ち上がりはボールを上手く扱えなかったりしましたが、後半にいくにつれてチームの勢いにのることが出来ました。特にディフェンスを意識してやることができました。

ー三日間を振りかえっていかがですか
一勝もできませんでした。東大戦が特に反省すべきところが多いです。
トーナメントに向けて勝てるチーム作りを頑張っていきたいです。

ー初日と二日目以降で変わった点は
一日目の早大戦の入り方が悪くて、それを無くしていこうと意識していたので。二日目の中大戦ではある程度良い入り方ができたと思います。今日の試合はディフェンスは良くなかったですが、早大戦に比べるといい試合ができました。

ー二日目以降個人的に意識したことは
監督から言われたのもありますが、ディフェンスでプレッシャーをかけてやろうと意識してやりました。

ー次の選手権に向けて抱負をお願いします
目標は二回戦の東海戦に勝って、ベスト8そしてベスト4にいこうと決めています。トーナメントは1部のチームと戦える貴重な機会なので、悔いの残らないように練習をして備えたいと思います。

沼田凌

ー今日を振り返って
今大会は全然チームとしてできていなくて、正直ぐだぐたでした。それは練習中の雰囲気からも薄々は感じていました。チームとして変わらなきゃいけないという強い気持ちを持って、これから練習から変えていかなければいけないと思います。それにはまず自分を変えていかなくてはいけないと感じてます。

ーチーム随一のストイックと言われている沼田選手ですが
チームの中で一番でも敵は外にいるわけであって、チームの中で争っているようでは駄目です。他の1部のチームと比較してどうなのかと考えると、法政は全然駄目だと思います。

ー今大会では沼田選手がボールを持つとダブルチームに来られるシーンが多かったですね
そこでどう対応するかがこれから求められているところだと思います。敵がダブルチームに来ているということは、どこかにフリーの選手がいるわけなので。

ー負傷の調子は
疲労から来るものですね。ずっと痛みはありました。

ー負傷を抱えながらも安定感のあるプレーを見せる沼田選手を監督も賞賛していました
安定感が欠けたら自分の良いところがゼロに等しくなってしまうので。浮き沈みのないプレーをしたいです。(安定感の秘訣というのは)日頃からやり続けることですかね。気分で自主練をやらないとか、忙しいから自主練をやらないではなくて、自分がやると決めたことはしっかりやり続けるというのが大事だと思います。

ートーナメントに向けて
電鉄杯の2日目と今日の2日間では変わり切れてないので、自分から変わっていかなきゃならないです。もう上級生なので、自分の姿を見て後輩達が付いてきて欲しいと思います。

佐藤翔耶

ー今日の試合を振り返っていかがですか
今日はやりたいことをやれなかった試合でした。攻めるにも攻めきれない、うまく流れも掴めない。イライラの溜まる試合でしたね。

ーやりたいこととは
最近、自分が1対1で攻めることで周りを活かそうと考えていて。ガードだからって周りを活かすことだけを考えるのではなく、自分から攻める気持ちを1番にしてみました。味方に点を取らせるのではなく、自分も点を取りにいく。それがダメだったときは周りに合わせてもらう、というのが今の自分がやりたいことです。昨日の中大戦もそれで流れが良くなったので、悪くはならないことがわかりました。もちろん攻めすぎは良くないのはわかってるので、程々にですが。

ーこの大会中、センターとの合わせが増えたように感じます
試合前に、自分が攻めきれなかったらセンターで合わせようとは話をしていました。センターにボールを入れたときは、沼田さんの判断で外に出したり自分で攻めたりをお願いして、流れで攻めましたね。本当はガードの自分が沼田さんを使うべきなのですが、沼田さんに任せっきりになってしまったのが良くなかったです。今日のオフェンスの中心は全部沼田さんからだったので。

ー昨日の中大戦ではいかがでしたか
中大戦は良かったですね。全員が攻めて、相手が寄ってきたところからどんどん合わせられて。そんなバスケが理想です。

ー課題はありますか
チーム全体として、ディフェンスをもっと頑張らないと、と思います。今日も1人抜かれたらそれまでだったので。抜かれすぎなのもありますが、3線がいなかったです。ディフェンスの練習をもっとしたいです。

ー今日は加藤選手、松澤選手が出場していませんでしたが
それぞれのポジションで仕事があるので、誰が出てもやることは一緒だと思っています。

ー今年のチームはガード陣が多いことについてどう思いますか
それが有難いときもあれば、そうでないときもあります。いつも決められた時間やちょっとした区切りで交代していて、調子に乗れているときも変えられてしまうので、まだ変えないで欲しいと思うときがあります。疲れているときは良いのですが、流れの良い場面での交代は、次も同じ流れを作れるとは限らないので。良い所もあれば悪い所もあるといった感じです。

ー1年生の植村選手は佐藤選手にとってどんな存在ですか
楽ですね。自分が1番ポジションをやらなくていいので、オフェンスしやすいです。中大戦も一緒に出場したときは自分は2番でやらせてもらいました。植村にコントロールさせて、自分が攻めて、下で合わせるプレーがたくさんできて、すごく気持ち良かったです。藤井と出るときは1番をやるのですが、1番のときは組み立ることへの意識が強すぎて攻めるに攻めれないことが多くて。今まではそこで詰まることが多かったのですが、1番を他の人にやらせることによって動きのあるゲームが作れるようになりました。

ー今大会で得たものは何ですか
得たかったのは勝ち星なのですが、得たものは、2部でやっていたときはあまり持てなかった「自信」です。今回は元1部所属の早稲田や中央などと試合をして、普通にやれば戦っていけるな、と自信を得ましたね。

ー次のトーナメントに向けて意気込みなどお願いします
1回戦は日体大、2回戦は東海大なので、とりあえず1回戦を勝つことを目標に頑張ります。2回戦の東海は、1部最強というレベルを楽しんできます。

フォトギャラリー

  • DSC 6616チーム随一のリバウンドセンスを持つ萩原
  • DSC 6688インサイドの大黒柱沼田
  • DSC 6687ミドルシュートが冴え渡った藤井
  • DSC 68063Pシューター中野。今大会安定感にかける場面も
  • IMG 2446 Rシュートが好調だった植村は12得点をあげる活躍
 

 

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