バスケットボール
 

【バスケ】第89回関東大学バスケリーグ戦 対日本大 逃げ切りつかんだ入れ替え戦!

第89回関東大学バスケリーグ戦 対 日本大
2013年10月27日(日)
日本体育大学世田谷キャンパス

 リーグ戦もいよいよ最終戦。相手である※日本大との対戦成績は今季、2勝2敗。そしてリーグ戦では両者勝ち数が同じ。まさに入れ替え戦をかけた大一番にふさわしいカードがそろった。果たして、入れ替え戦への切符をつかむのは。

※今季の主な日本大との対戦成績

4.29 京王電鉄杯 ●法大 74-94 日大○
5.11 大学選手権 ○法大 86-73 日大●(5年ぶりの勝利)
6.14 新人戦   ●法大 69-55 日大○
9.28 リーグ戦    ○法大 78-72 日大●(延長5分で勝利)

※更新が遅くなり、お詫び申し上げます。

「今日はいいんじゃない」と今井監督に予感させたシーン。チーム一体となって取り組むという雰囲気が感じられた。

試合結果

トータル試合結果

74
法政大学
18 1Q 12 54
日本大学
13 2Q 16
18 3Q 14
25 4Q 12

戦評

 1Q 選手たちは緊張の面持ちで試合へと臨んだ。#31安達幹(経3)がジャンプボールを拾い、法大ペースの攻撃を仕掛けるが得点にはつながらず。ゾーンディフェンスを破った日大に先制を許す。#16沼田(法2)も日大・#25菊池に個人ファウルをしてしまう苦しい展開で2点を追加される。しかしその直後、#67佐藤(法1)、#24加藤(文2)が連続得点。1点リードで逆転に成功した。その後も#0高田(営4)らが決めれば#14高橋らに決められる一進一退の展開が続く。10点をとり、法大が流れをつかんだ。日大のゾーンディフェンスを加藤は外からジャンプシュートで、高田はドライブで切り込んで崩し、次々と得点。さらに#13三角がスリーポイント(3P)を決める。素早い攻撃で18-12と序盤から6点差を突き放す幸先のいいスタート。
 2Q 1Qの6点差が序盤で1点差まで詰められ、18-17に。高田のドライブもファウルを逆に奪われ、また日大・#14高橋に阻まれるなど再び苦しい状況に。ここで法大はタイムアウトを取り、高田を休ませ佐藤を投入。この佐藤が期待に応えた。ボールを裁き、松澤に素早いパスを渡してアシスト。さらには3Pも決める。アウトサイドからのシュートも決まり、31-23と法大は8点をリードする。しかし、その直後日大がタイムアウトを取った後の4分は法大のオフェンスが沈黙し、日大に僅差まで追い上げられてしまう。31-28となんとかリードを保ち、後半へ。
 3Q 逃げる法大の展開は変わらず。序盤からインサイド陣が躍動。沼田がフリースロー(FT)を沈め、リバウンドに絡めば松澤はシューターとしてそのパスを確実に得点につなげる。それぞれの持ち味を十分に生かしきり、39-28と11点差にまで広げた。一方の日大も#1坂田が攻守で奮闘し追い上げるが、機動力に勝る法大を前にゾーンを崩せない状態が続く。最後にはこのQで大いに躍動し、「大晃、サイコ―!」コールでベンチを沸かせた松澤がリバウンドシュートを決め、49-42と7点リードに広げ最終ピリオドへ。
 4Q 序盤は両者のディフェンスがせめぎ合っていたが、日大がゾーンを崩してもシュートミスをするなど隙を与える。その間、法大は佐藤のバスケットカウントなどで再びリズムに乗り、54-44と10点差に引き離す。佐藤の躍動には「塩、こしょう、佐藤」というコールでベンチが沸いた。後半、高橋の3Pなどで日大も負けじと追走するが、高橋の攻撃から高田がファウルをもらうなどしてチャンスを作る。加藤の得点に加え沼田は鮮やかな速攻からレイアップを2連続で沈め、60-47とリードを2桁に。残りの1分は日大の時間稼ぎのファウルをFTを決めてものにし、時間を削っていく。最後には高田の速攻も決まり、74-54と逃げ切った法大。ベンチの4年生たちもチームを大いに盛り上げ、全員で入れ替え戦への切符をつかんだ。

 2部3位の法大は1部10位の大東文化大学との入れ替え戦に進む。大東大は3年前に入れ替え戦を戦った相手で、法大は敗れて2部降格となった。因縁の相手を下し、チームが掲げる1部昇格という目標を果たせるか。(川﨑 亮祐)

コメント

今井一夫監督

―入れ替え戦に進むことが決まりましたが、感想はいかがですか。
 ほっとしてる。今はね。またこれを明日以降からは、入れ替え戦に向けて大東に対して、どう取り組むかってのを考えないといけない。今日ぐらいはゆっくりさせて。
―試合前にはどのような指示をされましたか。
 いやもう、指示という面では3P打たせないように。1回戦目と同じような形でバイト―バーで。強い気持ちをもって、できるだけのことをやる、とそれだけです。
―相手の攻撃についての感想をお聞かせください。
 今日はそこまで高さはなかったでしょ(相手の背の高い選手がけがをしていた)。今までと比べてね。そういった意味ではオフェンスリバウンドをとられることはなかったんだけど、普通に対等にやったらいい勝負ができるってずっと思ってた。
―自信はあった、ということですか。
 自信はあったというか、最初の出だしで(高田)歳也がさ、全員集めたでしょ。その時に、今日はいいんじゃない、とは思ったよ。一つのチームとして取り組んでる、っていう雰囲気をこの18戦で、初めてじゃない?ベンチから集まれ、話をするぞって以外で率先してやってたって、それだけの意識があったんじゃない。
―初めからすごく緊張感のある試合でしたが。
 そりゃ緊張するよね。
―第1Qから差をつけていましたが、余裕はありましたか。
 ねぇよ、そんなもん!一切ありません。最後2分切った時だけですよ。「あぁ、これは大丈夫だなあ」って。ほっとして。
―一番、試合の流れが法大のリズムに変わったと思う瞬間はどこですか。
 第2Qでフリースロー1本、(松澤)大晃が入れたでしょ。追いつかれそうな時に。やっぱ一本入ることで気持ち、って全然変わってくるから。そういった意味では大晃のゴールに向かってランニングプレイ、っていうのは流れを変えてくれたプレイヤーじゃないかなと思うね。
―最後の4Qでは速攻も飛び出していましたね。
 そりゃ、よかったよ(笑)
―今日の内容は、評価して何点くらいですか。
 勝ったもん、100点でしょ。
―リーグ戦全体を振り返っていかがですか。
 紆余曲折はあったけど、最後の試合こういった緊張感のあるゲームができた中で全員が臆することなく力を発揮してくれたってことは非常に評価してもらっていいんじゃないかな、って思うんだけど。OBの方々とかね(笑)
―入れ替え戦に向けて一言お願いします。
 長年の目標(1部昇格)に向けて戦うだけだね。俺らは失うものないから。負けたとしても(2部に)残るし。

佐藤翔耶(法1)

―今日の試合を勝って、今の気持ちを聞かせてください。
 やっぱ4年生たちと、また一部に向けて一緒にやれる期間が伸びたっていうのが、すごく嬉しいです。嬉しさいっぱいですね!

―3位を争う日大と直接対決だったわけですが、どのような気持ちで臨みましたか。
 試合前は歳也さん(#0)と一緒にいることが多いんですけど、今日は「負ける気しねえな」って話してて(笑)そう言ってくれるので、自分もその気持ちに乗っかるというか、同じ気持ちでやっていこうと思ってました。1年生だからって遠慮せずにやっていこうと。

―チームとしてはいかがでしたか。
 勝てば入れ替え戦、負ければ終わりっていうシンプルな条件だったので、とりあえず法政のバスケをやろうと。走って、リバウンドとって、シュート決めてっていう簡単なことをやっていこうって感じでした。

―今日は法政らしい試合でした。
 そうですね。楽しくできました。

―ガードとしてゲームメイクで意識したことはありますか。
 やっぱり相手が大きいので狭くプレーするんじゃなく、広げて広げて、勝負所で1対1させようっていうのは監督からも言われてたし、自分でも意識していました。監督からはスペースを空けるよう動いて動いて攻めろっていう指示も出されていました。

―後半から法政は絶好調だと思いましたが、きっかけは何だと思いますか
 僕の場合は、ベンチ帰ったときに先輩たちが「もっと頑張れ!」「いくぞ!」って言ってくれたのが単純に嬉しくて、もっと頑張ろう!って思ったら頑張れました(笑)

―入れ替え戦に向けて、意気込みをお願いします
 歳也さん含め、4年生たちの最後の思い出として、1部昇格を目指していきたいです。2勝しちゃえば1部に行けるので、連続で一気にガーン!と、勢いで勝ちたいと思います。

フォトギャラリー

  • 「今日はいいんじゃない」と今井監督に予感させたシーン。チーム一体となって取り組むという雰囲気が感じられた。
  • 三角、大塚誠(写真右から2人目)ら4年生がベンチからチームを盛り上げる。ベンチもコートと一体となっていた。
  • シューターとしての役割を果たす松澤
  • シュートの成功率が増す佐藤
 

 

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