【バスケ】第89回関東大学バスケリーグ戦 対 駒澤大 テンポよく快勝
第89回関東大学バスケリーグ戦 対 駒澤大
2013年9月22日(日)
東洋大学総合スポーツセンター
今回、相手となる駒澤大学は昨季のリーグ戦では1勝1敗。しかし、今季は現時点で5勝している法大に対し、駒大は全敗しており、力の差がある。しかしもちろん、昨季のことを考えれば油断はできない。しっかりと勝つことができるかが重要になる。
トータル試合結果
84 法政大学 |
19 | 1Q | 6 | 48 駒澤大学 |
---|---|---|---|---|
16 | 2Q | 13 | ||
14 | 3Q | 25 | ||
25 | 4Q | 4 |
戦評
1Q #0高田(営4)がバスカン(バスケットボール・カウント)で先制点を決める。その後は#16沼田(法2)らのリバウンドを攻撃につなげて快調に得点を重ね、19-6の大差で終えた。
2Q 序盤は沼田がスクープショットを沈め、速攻で高田が決める。さらに#24加藤(文2)が積極的にゴールへ向かい、ジャンプシュートで得点。それぞれの持ち味を生かしたシュートで得点を重ねるが、中盤に選手を交代。スタメンに代わった#19田宮(環3)らがリバウンドを取り、ルーズボールを拾いチャンスを作り出すも、「自信をもたず(監督談)」シュートしていることもあってか得点に結びつかない。ここで法大はタイムアウトをとり、焦る選手たちの気持ちを抑える。しかし、田宮や#1神津(法2)が積極的にショットを打つも駒澤大の#8野村らにリバウンドを取られる展開が続く。再びリードを広げるのは#67佐藤のスリーポイントシュートや駒大の#7佐野からファウルをとった#17小山のフリースローだった。35-19で前半を終える。
3Q 2Qに続き、序盤は沼田(6点)や加藤(4点)を中心に得点を重ねるが、駒大がスクリーンプレーで法大のゾーンディフェンスを破り猛攻。沼田や#31安達幹(経3)がリバウンドをとって応戦する。駒大はこのQだけで30点も得点するが、59-49と10点リードのまま終え、法大には余裕すら感じられた。
4Q 沼田の得点に始まり、#5松澤(法3)が野村からファウルをとってフリースローを2本沈めるなどインサイド陣が活躍。ベンチが盛り上がったのは沼田がライン際のボールをすくいとってパスした瞬間。沼田コールに沸いた。ガード陣も#7藤井(社1)がフリースローを決め、佐藤も得点。80点を超えたところで2人のルーキーをインサイドに送る。フォワードの#11中野(法1)は初戦以来の出場だが、今回リーグ戦初得点。センターの#34萩原(営1)はリーグ戦初出場にして初得点だった。選手全員がそれぞれの持ち味を生かして得点し、テンポの良い攻撃で84-48とダブルスコアに近い差をつけ勝利した試合だった。(川﨑亮祐)
コメント
今井一夫監督
―今日の試合を振り返っていかがですか。
まあなんか、淡々と終わってしまったよね。盛り上がりも欠けるような感じで。部員の数が両チームとも20いるかいないかなんで、学生の応援が少なかったよね。今までの試合に比べたら(笑)
―第2Qではうまく得点にならない場面もありましたが。
主力がファウル2回とかで引っ込めてる間にリズムがくるって、そこだけの問題だよね。後から入った控えの連中たちがいまひとつ自信をもたずにやってしまったからシュートのミスになったのかな、って思うけど。
―その時にタイムアウトを取って、どのような指示をされましたか。
あの時はオフェンスリバウンドを続けてとられてたんで、結果的に守れてるわけじゃん。焦らずに、しっかりとリバウンドが中に入りすぎないように。浮き足出しそうな雰囲気だったので、それを抑えるつもりでタイムアウトとったの。
―第3Qで佐藤選手に対して叱っていたのはどのようなことですか。
あれは翔耶が走ってなかったから。本来、(高田)歳也がパスカットして、リングに向かっていってそのままノーマークでレイアップ行くだろうな、って判断で、それに対してフォローをしてこなかった。結果、沼田とかが走って来てパスをしたんだけどそれが落ちてしまって。沼田は最後の手段であって、あいつら(佐藤選手など)が走ってくれば最後は沼田が完全ノーマークで、ディフェンスもいない状態でボールをもらえたでしょ。そのためには(佐藤選手が走ることが)必要なんだから、っていうので怒ってた。省エネしてんじゃねえって(笑)
―リーグ戦初出場の萩原選手、初戦以来の出場となった中野選手についてはいかがですか。
萩原はずっと使いたいと思ってたんだよ。でも安心して使える状況がなかったので、で今回3Qでは20点近く得点を入れられているし1回出して、場を踏ませて。4Qは(松澤)大晃が3分は出たんだけど、その後、大丈夫だな、って判断して出して。もともと(萩原は)ミドルのシュートがうまいんだよね。ただプレーに落ち着きがないっていうかさ。慣れてけばしっかりとしたぷれーができるんだろうし。最後にも言ったんだけど、ディフェンスの時に全力で戻らないでしょ。全力で戻るのと戻らないのとでは相手に対する圧迫感も違うしね。沼田が全力で戻らないっていうのは、沼田は40分の時間を考えながらやらせないといけないから、目いっぱい走らなくていい時、戻らなくていい時ってあるんだけどさ。でも、あいつ(萩原)らは3分か5分出るかの選手じゃない。マックス5分だとしたら5分間ぐらい(全力を)出してくれてもいいだろうよと。短い時間でチームに貢献するにはお前の全力でやらないといけないだろうと。高校の時は40分出れるプレーヤーたちばっかりだから(各校のスタメンが揃っている)。そのクセを取り除かなくちゃいけない。練習の時からそういうことは言ってはいるけど、ああいうふうになっちゃう。でも、1回言うと次からはちゃんと帰ってくる。走れるんだよ、本来は。まだ自分の立ち位置がはっきりしてないというか。
―来週は日大、日体と強豪続きですがどのように戦っていこうと考えていますか。
日大に勝つことができたら2位になれるんだけどね。大きなヤマだね。日体は今回、初戦で負けてるからしっかりとしたリベンジをしなけりゃいけないし。もう、闘争心100%で入れるようにしてほしいと思いますけど。
加藤寿一選手(文2)
―今日の試合を振り返っていかがですか。
試合始まる前に、今井(監督)さんから「10点負けてるつもりでいけ」と言われて、1ピリの最初で10対0という形になって相手はタイムアウトをとって、今井さんからは「これで振り出しにもどったから、離す勢いでやれ」って言われて。言われたことがちゃんとできたので、その流れで最後までできたのでそれがよかったかな・・・って思います。
―外からのジャンプシュートが多く決まってましたね。
調子よかったです。
―ご自身で見つかった課題はございますか。
見ているだけで何もしないときが多いので、自分で何か探してやる、というのとオフェンスは今日は良かったと思うのですけど、オフェンスリバウンドに全然からめていないときがあるので、どの相手にもオフェンスリバウンドで絡みに行くっていうのを続けていきたいです。
―来週は強豪との試合ですが、意気込みや対策などをお聞かせください。
日大はスピードがあるし、シュートが入るし・・・あまり相手が強いからってあまり考えずに自分たちのバスケをすれば勝てるんで、思い切りよくみんなで走って法政らしさ出して勝ちたいなと思います。日体は初戦で1敗しているので、離された点差以上に点差をつけて勝ちたいと思います。
中野広大選手(法1)
―今日の試合を振り返っていかがですか。
今日の相手は、自分たちのやれることやれば勝てると思っていたんで、そこをベンチで見て、自分はどういうことをすればいいかってことを準備していました。
―今日、リーグ戦初得点を決めたご感想は。
やっぱりうれしいです。初めての得点は。
萩原陵太選手(営1)
―今日の試合を振り返っていかがですか。
初出場だったので、(得点を)決められてよかったです。
―ご自身の課題はございますか。
走ることですね。全力で戻って走れ、ってことを監督にも言われました。