バスケットボール
 

【バスケ】第89回関東大学バスケリーグ戦 対 国士舘大 借りを返し2連勝

第89回関東大学バスケリーグ戦 対 国士舘大
2013年9月8日(日)
東洋大学総合スポーツセンター

 リーグ戦2週目、2戦目の相手は新人戦で手痛い敗戦をした国士舘大。昨日の勝利の流れに乗り、雪辱の相手に「倍返し」できるか。

貴重な勝利に喜びも大きい

試合結果

トータル試合結果

88
法政大学
25 1Q 21 84
国士舘大学
16 2Q 17
25 3Q 16
22 4Q 30

戦評

 第1ピリオド。序盤、法大はチームの司令塔である#0高田(営4)に対し激しいディフェンスを展開してくる国士舘の前に攻め手を欠き試合のリズム掴むことができない。更に、#5松澤(法3)が試合開始1分で2ファウルを犯し交代を余儀なくされる苦しい展開に。それでも#24加藤(文2)のフリースローでこの試合初得点を挙げると徐々に落ち着きを取り戻す。対する国士大も#20馬のポストプレーから#4松島への合わせといった連動性のある攻撃を見せ、流れを法大に渡さない。残り6:20秒で4対13と大きなリードを奪われてしまう。この悪い流れを断ち切ったのは途中出場の#31安達幹(経3)、#35山岸(営2)のコンビ。安達幹が積極的に1対1を仕掛けインサイドで得点を重ねれば、山岸は豊富な運動量から生まれるフリーランや縦に早いドライブで相手ディフェンスをかく乱。チームは息を吹き返す。終盤、新人戦で見事な活躍を見せた#16沼田(法2)が6連続得点を挙げ一気に逆転に成功。更に、大器の片鱗を見せつつある#1神津(法2)が力強いドライブで持ち込み得点。25-21の4点差で終えた。
 第2ピリオド。加藤、神津、松澤がリズムよく0度からのシュートを連続で沈め幸先の良いスタート。夏を超えて大幅に連携面が向上したゾーンディフェンスも効果を発揮。山岸のスティールからの速攻と理想的なオフェンスで点差を広げる。しかし、ゾーン対策としてシューターを起用してきた国士大も反撃に出る。#15本多、#17石井の3Pを中心に得点を重ね、法大に食らいつく。終盤、#67佐藤(法1)のドライブから#19田宮(環3)が合わせるプレーや#5松澤が得意とするミドルレンジのシュートが決まりリードは十分かと思われたが、この日の石井を止めることができない。早いシュートモーションから放たれる石井のシュートは綺麗な軌道を描き、次々と決まる。41-38とリードを縮められ前半終了。
 第3ピリオド。序盤、ペイントエリア内で2プレー#9新田に対する裏へのパスで失点してしまう。更に国士大は法大の強力なインサイド陣やガード陣のドライブを警戒してかこのピリオドからゾーンに変更して逆転を狙う。しかし、法大もここまでなかなか調子が上がってこなかった加藤が得意のジャンプシュートを沈めれば、高田の3Pとアウトサイドからのオフェンスで応戦。対する国士大は高確率で3Pを沈め続け、一進一退の攻防が続く。しかし、高田に対してタイトなディフェンスを見せていた#4松島の個人ファウルが3つになり交代したことによって一気に法大に流れが傾く。高田のドライブから作り出される数々の好機を沼田、安達幹といったセンター陣が活かし得点を重ねれば、高田自らもシュートを沈め一気に突き放しにかかる。終わってみれば66-54とリードを二桁に広げた。
 第4ピリオド。この試合好調の安達幹がバスカンを奪い3Pプレーをするなど第3ピリオドの良い流れを生かしたスタートを切った法大。安達幹の活躍には、法大ベンチも「サーティーワン」コールで盛り上がった。残り8:10で70-58とリードを維持。山岸のキープからフリーの加藤がミドルシュートを決めるなど法大は突き放しにかかる。しかし、簡単には食い下がらない国士大はオールコートプレスで勝負をかける。ボール運びに手こずりじわじわと点差を縮められる。落ち着きを取り戻したい法大はここでタイムアウト。国士大のチームファウルが既に5つの状態であり、法大は積極的に1対1を仕掛けフリースローを貰う作戦。高い成功率で得点を重ねる。更に、オールコートディフェンスで一気に勝負にでる。しかし、これが凶と出てしまう。国士大の鋭いドライブにフロントコートで切り裂かれ数的不利の状態に陥り得点を奪われる。一時11点のリードを築いていたが、残り0:38の時点で81-79と2点差まで詰め寄られてしまう。#14高橋のシュートなどで攻勢を強める国士大だが法大に追いつくことはできない。苦しい時間帯に沼田が体を張ったディフェンスでチャージングを奪い、法大ベンチを沸かせる。その後も、貰ったフリースローを確実に沈めリードを保ったまま法大は88-84と勝利を飾った。(山分和紀)

コメント

今井一夫監督

―今日の試合では高田選手に対し厳しいマークがつき序盤試合を作れない展開がみられました
 まあタイトなディフェンスがくるのは想定内だね。2プレー上手くいかなくてちょっと浮き足だっちゃたけど、よく立ち直せたよね。大したもんだよ。

―早い段階で2ファウルになった松澤に代わって投入された安達幹が攻守に躍動しました うん。まあ松澤の交代は昨日捻挫したってこともあったから想定はしてたよ。最近は自信もついてきたみたいだし、身体も絞れてるしあいつにもやっと日の目をみる時がきたね。本当はトーナメントでこうなるはずだったのに、骨折しちゃってさ。

―2-3ゾーンと3-2ゾーンの使い分けは
 適当だよ。チームのメンバーと相手のメンバー見て歳也(#0高田)に決めさせてる。ちょっと違うかなって時は俺が呼んで指示するくらい。やっぱり、戦ってる選手が一番手応えがあったりなかったりしてわかる訳だからね。

―ゾーンにしたことによって国士舘大の石井や#5伊藤といったシューターにやられたが、マンツーマンに戻すという考えはなかったのか
 なかった。こっちがゾーンだから相手は5人中4人くらいシューター使ってきたでしょ。ってことは相手のサイズは小さくなるじゃん。このことによって、うちがオフェンスの時沼田や松澤に対して相手はミスマッチになって、チャンスになるって俺は考えたね。

―試合後のミーティングでは何を
 当たりの強い相手だとミスがあったねってことかな。今日みたいに激しいディフェンスが来ても、練習の時からああゆうディフェンスの中でやってたら試合でも慌てることはない訳でしょ。だから練習から気合いれてやっていこうと。あと、自分がミスをしたくなくて周りに渡しちゃうってプレーが見られたのは良くないなって思ってね。ミスは一人がミスをしても個人のミスじゃなくて、チームのミスなんだから恐れずにやろうってのを言った。

―このリーグ戦からスターターが#35山岸から佐藤へと変わりましたね
 うん。(高田)歳也のオフェンス力を最大限使いたいってのがあってさ、ボール運びの時点であまり体力を使わせたくないんだよね。だから、独力でもボールを運べる佐藤(翔耶)を選択した。まあ今日とかの終盤は歳也が運んでたけどさ、翔耶が本来の力を出せれば狙い通りなんだけどね。

―4試合終えて3勝1敗という好調なスタートを切りました
 対戦相手から考えたら良いスタート。 最初さえ勝ててればね・・・

高田歳也選手(営4)

―今日の試合を振り返っていかがですか。
 国士舘は上位に行くチームだったんで、結構気合い入れて入って。で、出だしがダメだったんですけど、最後、結果的に勝てたんでよかったです。

―不安はありましたか。
 いや、別にないですね。

―調子が良かったように思いますが
 でも、(点差を)離せるときに、3ピリ(第3ピリオド)や4ピリで離せるところあったんですけど、やっぱそういう時に離しきれなかったので最後接戦になってしまったのでやっぱ離せるときにもっとしっかりゲームメイクして離せるようにしていきたいですね。

―来週の試合に向けて一言お願いします。
 しっかり2勝して、やっぱ1周目(それぞれの相手と1回目の試合)はもう全勝でいく気持ちで臨みたいですね。

松澤大晃選手(法3)

―今日の試合を振り返っていかがですか。
最初、自分ファウルしちゃって。で、連続で点取られてしまったんですけど、(安達)幹がそこフォローしてくれて。1ピリで逆転してくれたので。そこ大きな試合だったと思います。

―第1ピリオドで2回ファウルして交代した時はどのようなお気持ちでしたか
 いやもうやっちゃったな・・・って。でもやっちゃったのはしょうがないので、次にいこうって感じでしたね。

―新人戦で負けた相手ですが不安はありましたか
 いや・・・やっぱ、落ち着いてしっかりプレーすれば勝てると思っていたんで。そこは、強い気持ちを持って(試合に)臨んでいました。

―試合前、ねんざの痛みはなかったのですか
 いや・・・痛かったんで、テーピングガチガチにして痛み止め飲んでやっていました。やっぱ、試合中も痛かったです。

―プレーへの影響はありましたか
 跳ぶのが痛かったんで、リバウンドがきつかったですね。

―今週の2連勝をどのように捉えていますか。
 今日出だし悪かったんですけど、ディフェンスでうまく機能していることが長く続けられたんで、それが今回2連勝できた一番の勝因だったと思います。

―来週の試合に向けて一言お願いします。
 ハッスルして頑張ります!(笑)

安達幹選手(経3)

―試合を振り返っていかがですか。
 トーナメントの時は負けてたんで、入るときは「絶対勝つ」って気持ちでやってたんですけど、いきなり0-9で相当点差離れて、ていう場面で(交代で)出たので。正直きつかったですけど、勝ててよかったです。

―不安はありましたか。
 そうですね、まあ苦手意識はみんなあったと思いますね。1回負けてるんで。国士舘はディフェンスが強いって試合前にミーティングで言われてたんで、そういうところは意識して入ったんですけど、いきなりやられたんでもう少し意識しなきゃな…と。2周目(次の国士舘との試合)はそういうとこ意識してやってきたいな、と思います。

―ご自身のプレーは振り返っていかがですか。
 個人としては、大晃が、あいつけがしてて、今日(自分が)出るだろう、ってことはある程度わかっていたんで、ただあんな、ファウルを2回して交代で出るとは思ってなかったんですけど、やることはディフェンスとリバウンドをまず徹底してやろうかということは自分の中で意識して。ある程度ディフェンスの方も声出して自分の役割を果たせたのかな・・・と思いますね。

―(バスカンを決めた後などの)「サーティーワン」コールは試合前から決まっていたのですか。
 いえ、その場で勝手にやってるんですよ。(笑)こういうふうにチームを盛り上げるプレーをしていきたいなと思います。

―今週の2連勝をどのように考えていますか。
 ここ2試合は、東洋が、勝って当たり前で国士は本当に落とせなかった。で、1位にならないとインカレ出れないんで今年2部混戦だから3敗以上できない。先週日体に負けたので、今週の2勝は本当に貴重な2勝で、来週に向けてつなげられたかな、って思います。

―来週の試合に向けて一言お願いします。
 勝つのみですね。もう落とせないので。しっかり、自分の役割を果たして勝ちにつなげられたらな、って思います。

フォトギャラリー

  • 09081貴重な勝利に喜びも大きい
  • 09082高田のドライブから松澤へボールが渡る
  • 09083バスカンを決めフリースローに挑む安達幹
  • 09084「独力でボールを運べる」と監督も評価する佐藤
  • 09085遠くからミドルシュートを打つ加藤
  • 09086ディフェンスをかわす沼田
 

 

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