バスケットボール

【バスケ】第65回関東大学バスケットボール選手権  対駒大 敗北で浮き彫りになった課題と収穫

 
第65回関東大学バスケットボール選手権大会  対駒沢大学
2016年5月5日(木)
代々木第二体育館
トーナメントも残すところ2戦となった。今日の相手は、昨日に引き続き今季2部リーグで対戦することになる駒大。本番と位置付けるリーグ戦、インカレに向け経験の場とすることを目的にしている法大にとって、何を得ることができるのかが鍵となる。
序盤はガード陣を中心に3Pシュートで得点を稼ぐが、1年インサイド陣の編成となるとミスが目立ち始める。ディフェンスも甘くなってしまったところで相手の流れに持っていかれ、4Q終盤に逆転を許し敗北した。
1 R
16得点、10リバウンドと指揮官も納得の活躍をした柳川

試合結果

トータル試合結果

80
法政大学
25 1Q 21 85
駒沢大学
21 2Q 17
19 3Q 22
15 4Q 25

 

法政大学スターティングメンバー

選手名学年学部身長ポジション出身校得点リバウンドアシスト
#6 中村太地 1 190 PG 福岡大附属大濠 25 5 3
#57 玉城啓太

2

175 SG 京北
#11 中野広大 4 182 F 土浦日大
#12 柳川知之 3 192 PF 明成 16 10 1
#29 堀川裕作 1 192 C 福岡大附属大濠 6 2 1

法政大学交代選手

選手名

学年

学部身長ポジション出身校得点リバウンドアシスト
CAP#7 藤井裕太 4 175 G 厚木東 10 3 1
#8 新沢亮太

4

経済 181 F 新潟商 0 2 1
#14 植村哲也 3 175 G 明成 8 3 2
#10 和田直也 3 187 F 幕張総合 3 0 1
#23 戸堀勇吾 3 190 PF 國學院久我山 0 1 0
#24 鈴木悠介 1 197 C 洛南 0 1 0
#77 大塚恭平 2 190 C 福島商 0 0 0

戦評

第1Q。試合開始直後から流れの良いパス回しでシュートチャンスを作り出す法大。シュートも絶好調で、今日は特に3Pの当たり日だった。最初の18得点は全て3P(6本)。その後も中村のミドルなどで加点していくがファウルがかさみ、5ファウルによるFTでじわじわと追い上げられる。25-21。最初の勢いで駒大を振り切ることができなかった。
 
 第2Q。相変わらず3Pは絶好調。植村、和田の連続3Pで引き離しにかかる。しかし、駒大もロングシュートが当たり始め、一進一退の展開に。ガード陣の奮闘に触発されたのか、インサイド陣も躍動する。柳川がフェイダウェイぎみの難しいシュートを決めると、堀川のスピンからのレイアップを成功させる。それでも課題であるリバウンドで相手に勢いを与えてしまう。サイズのない選手にOFリバウンドを許してしまう場面も見られた。最後は植村の3Pがヒット。46-38と若干点差を広げて後半戦へ。
 
 第3Q。植村、玉城、藤井、中村の4ガードで試合に入る。速さのある選手を揃えただけに、スピーディーなパス回しでシュートチャンスを演出する。しかし中盤から駒大のエンジンがかかり始める。特に#18前田の3Pと#65針生のインサイドが絶好調。中と外でディフェンスの焦点を合わせられず、連続失点を許した。ディフェンスの悪い流れがオフェンスにも影響し、得点が停滞。残り1分、FTでついに同点に追いつかれる。それでも柳川がOFリバウンドから得点を挙げると、最後は中野の3Pがブザーとともにゴールに吸い込まれる。貴重なブザービーターで65-60と5点差をつけて最終Qへ。
 
 第4Q。中村や藤井の3Pで序盤から差を広げていく。しかしこの試合の法大はクォーター中盤のオフェンスに難あり。ここまで同様、またも得点が停滞し、残り3:09、3Pで1点差に迫られる。そして残り2:17、インサイドで存在感大の針生に3Pプレーを決められ、逆転。続いて3Pも許し、残り1分を切った段階で6点ビハインドの苦しい展開。ここで中村が思い切りの良い3P(この日5本目)を成功させ2点差。時間のない法大はファウルゲームに持ち込み、針生のFTは1本成功で3点差。タイムアウト明け、時間のない中、中村がドライブでディフェンスを引きつけ、出したパスは外で待つ藤井のもとへ。一発同点を狙って藤井が3Pを放つも、これがリングを叩き万事休す。すぐにファウルにいくもFTを2本決められ、試合終了。80-85で逆転負けを喫した。
 
 駒大は昨日戦った大東大同様、今季2部リーグで相手となる存在。それを意識した中で選手たちは何かをつかもうと奮闘している。法大のトーナメントも明日の15位決定戦を残すばかり。残り1試合を、新人戦そしてリーグ戦に向けた貴重な成長の場にできるか。明日の1試合はその結果以上に重要なものが存在する一戦となりそうだ。(今井惇基)

コーチ・選手コメント

塚本清彦 ヘッドコーチ

―今日の試合を振り返って
昨日の修正をしてみて結構柳川が良かったし、あと堀川もそれなりにね。今日は大東大のモッチ・ラミーンみたいな選手はいないけど、フォワード陣がそういうのも昨日吸収した上で戦えたのは良かったかなと思います。
 
―流れとしては前後半ともに立ち上がりは悪くないように思いましたが、最後に崩れたことについては
それはこっちの問題だよね。勝ちにこだわるなら先に15点くらい取って守ればいい話なんだけど、この試合はブローアウトしてもしょうがないから。それをしたところで何の経験にもならない。もうちょっとゲームをコントロールするというか、1桁点差の時に和田とか(中野)広大を使ってみたりしてね。そしたらビビってるとは言わないけどゴールに向かわなくなっちゃって案の定詰まってきたから、タイムアウトを取って外山がそれを言ってという感じでした。(鈴木)悠介なんかも使ったけどインサイドが崩されちゃったからね。それは1年生だからしょうがないかな。あと3か月やって、その時インサイドを崩されなければ勝てるんじゃないですか。
 
―インサイド陣主体にしてはアウトサイドのシュートが多かったですが
その通りで、最初のところのオフェンスが65%くらい3Pシュートだったんだよね(笑)。それから、早大戦と大東大戦では第3Qがだめだったから、その時だけ短時間限定でワンインサイドを柳川にして4ガードにしたんですよ。それで中村と柳川がインサイドを担当する形でやったらちょっと点差が開いた。オフェンスはやっぱりガード陣がいないと厳しいな。だからそこでもっと開けようと思えば開けられたんだけどやめて、堀川も悠介も使わないといけないから大きいやつを出したんです。まあ、それは経験だね。やっぱりミスは起こるんだけど、少し前まで高校生でまだ大学仕様になってないから、大学でどうやってポストアップするのかとかどうやって攻めるかを考えたり、もっと動かないとだめなところが出てしまう。これは時間をかけないとだからね。
 
―苦しい場面でも選手たちがベンチから声を出していたのが印象的でした
そうだね、なんか吹っ切れたのかな。ずっとベンチが声出さなきゃって言ってきたからね。それが無かったら出られない、そのかわりちゃんとやれば試合に出るチャンスがあるよ、と。今日みたいに(大塚)恭平出したりとか。これも仕事なんですよ。プレイヤー全員がコートに出られるわけじゃないけどベンチに15人は絶対必要なんです。15番目のプレイヤーというのがいるのであれば、それがどういう風にモチベーションとかを持ってやるかがすごい重要。だから、今日頑張って声を出してた恭平を出してもすぐに何かできる訳じゃないんだけども、情熱で何かの可能性をこっちに感じさせてくれることがすごく大事なのかなと思います。
 
―明日はリーグ戦前最後の公式戦(新人戦を除く)となりますが
まあ、公式戦…この関東トーナメントは練習だと捉えているからね。他の大学の考え方は知らないけど、この大学の考え方は公式戦というのはリーグ戦、インカレがメインなので、今は与えられたミッションを練習の中でこなして、これがどういう結果になるかは分からないけど1年でも早く上に上がるために準備を怠らないようにしてる段階。インカレに出るには2部だと3位までだから絶対そこに入らないといけないし、経験を積める場は自分たちで求めていかないと。そのためには言い訳はいらないから、とにかく今、目的意識を持ってポジティブに声を出せ、やれ、ということに尽きますね。明日は学習院だけど相手は関係ないです。自分たちが掲げたものに対してどうプレーできるかだけですから。何か得られるように明日も頑張ります。
 

玉城啓太

ー今日の試合を振り返って
出だしとかディフェンスが機能してたんですけど、後半高い選手が出たときに機能しなくなって、相手のデカい選手に対抗できませんでした。
 
ーやはり4ガードの方がうまくいっているという印象ですか
4ガードの方がディフェンスが機能します。
 
ー3ポイント王も視野に入る活躍です
狙えるんだったら狙っていきたいですけど、個人賞狙う前にチームの勝ちのためにできることをやりたいです。
 
ー新人戦ではガードが減って、戦い方が変わってくると思いますが
4ガードができなくなって、ディフェンスとか機能しない部分もあると思うんですけど、そのために今センターとか出して経験積ませているので、それで良くなればと思います。
 

中村太地 

ー今日の試合を振り返って
うちよりも相手のフリースローの方が圧倒的に多かったので、手を使ってディフェンスをしているというのが課題だと思います。
 
ー25得点を挙げられましたが
たまたまシュートが入っただけで、もっともっと空いてる選手を探してアシストもしなければいけないなと。体力的にもキレが落ちたりしているので4Qの最後の最後まで最初と同じようにできるようにしたいです。
 
ー3Pも5本決められました
日頃から練習しているので、それが少しでたかなと思います。
 
ーオフェンス時はドライブで攻める場面が多く見られますが
やはり常にゴールに向かって積極的に行かないと、恐れられるような存在にならないといけないと思っているので意識はしています。
 
ーボールを持ったときにまず最初に考えることは何ですか
まずはやはり空いてる選手を探したり、自分でシュートを狙ったりですね。
 
ー4Q6点ビハインドの際に、思い切って3Pを放ちましたね
やるしかないという思いで打ちました。空いてる人がいるかいないかと、みんな足が疲れて動けていないというのを考えて、やるしかないなと。
 
ーそのシュートで3点差としたあと、タイムアウトでチームで話し合ったと思いますが、どのようなことを
自分がボールを持って残り12秒くらいから攻めてもいいし、パスを出してもいいしと言われていました。2点でもいいと言われていたので、まずはゴールに向かって、藤井さんのところが空いたので良いパスを出そうと意識しました。決まらなかったのはしょうがないです。
 
ー最後の場面も4ガードで戦ったと思いますが、4ガードに対する印象は
みんな動いてくれるからやりやすいし、自分のところでズレができたりするので攻めやすいバランスにはなっていると思います。
 
ー1年生なので新人戦もありますが、それに向けて
もっと自分が引っ張っていかないといけないと思いますし、パスも回していかないといけないと思います。そこまで頭が回らなかったりするので余裕を持って広い心でやっていけたらなと思います。
 
ー新人戦では主力ガード陣の2人がいない状態ですが
頼ってた部分に頼れなくなるから本当に追い込まれたところでどうするかですね。頼らなくてもできるようになればもっと強くなれると思うので、次につなげられるような新人戦にしたいです。
 
ー明日の試合に向けて
5連戦でみんな疲れていると思うので、自分が爆発剤になりたいです。自分を起点に周りを動かせるくらいのプレーをしたいです。
 

堀川裕作

ー今日の試合を振り返って
出だしは全体的にディフェンスができていて出だしは結構良かったと思います。
 
ー第2Qでポストプレーでの得点がありましたが、普段の練習の効果はありましたか
普段先輩の柳川さんとかと一緒に練習していて最初の方は全然できなかったんですけど、試合を重ねていくうえでちょっとずつ出来てきているかなと思います。
 
ー今後の課題はやはりポストプレーですか
はい、ポストプレーとディフェンスです。
 
ー今大会で大学の公式戦デビューとなりましたが緊張はありましたか
緊張はあんまりないです。
 
ー6月の新人戦に向けて
1回戦から専修大学で強敵とあたると思うんですが、のびのびとして少しでも高い成績を残すように頑張りたいです。
 

フォトギャラリー

  • 1 R16得点、10リバウンドと指揮官も納得の活躍をした柳川
  • 2 R3Pシュート5本を含む25得点を挙げた中村
  • 4 Rガード陣中心のオフェンスをどうチーム全体に波及させるかが今後の鍵となる(植村)
  • 7 R新人戦までにどこまで成長できるか(堀川)
  • 6 R下級生にアドバイスをおくる場面が増えた藤井
  • 5 Rチームの機動力を担う玉城
  • 3 Rフォワード陣の成長にも注目だ(戸堀)
  • 8 Rベンチにも同じ思いで戦う選手たちがいる
 

 

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