自転車
 

【自転車】第49回全日本学生自転車競技トラック新人戦

第49回全日本学生自転車競技トラック新人戦東日本大会
2013年10月6日(日)
福島県泉崎国際サイクルスタジアム

インカレ後、1番最初の学連主催のレースとなった東日本新人戦。普段はロードを走る選手を含め1、2年生の全員が出場した。

けがを負いながら3位に入賞した新村

試合結果

男子スプリント

4位 植原琢也

男子1km タイムトライアル

8位 菊山将志 1分11秒283

男子4kmインディヴィデュアル・パーシュート

3位 新村穣 追い抜き勝ち

ポイントレース

4位 相本祥政 11点

5位 青野将大 9点

DNF 寺崎浩平

DNF 鈴木康平

DNF 靍良生

DNF 浅井創

予選敗退 島袋大地

予選敗退 堀川裕輝

戦評

 インカレで活躍した植原琢也(法1)は、直前に出場した国体と同じくスプリントにエントリー。全国で3位と結果を残した種目だったが、国体の疲れや経験不足から、1/2決勝と3-4位決定戦の両方で敗れ表彰台を逃した。1kmタイムトライアルに出場した菊山将志(環1)は8位。インカレでサポートメンバーにまわった事や、日頃からの寮の雑用が影響してトレーニング不足が露呈、今後の巻き返しを誓った。ロード組みは全員がポイントレースにエントリーし、法大からは計8人が走った。そのうち寺崎浩平(営2)、相本祥政(環2)、青野将大(法1)、浅井創(営1)、靍良生(文1)、鈴木康平(スポ1)の6人が決勝に進出する。浅井、靍、鈴木がレース中盤で降ろされるなか、残る3人が奮闘。順調にポイントを重ね上位入賞を狙える位置にいた寺崎だったが、早大の選手の落車に巻き込まれ不運にもDNFに終わる。相本と青野は走り切りそれぞれ4位と5位。普段はロードしか走らない相本は「(トラック競技は)全然センスがない」と話すも、結果は法大トップだった。この大会で法大から唯一表彰台に登ったのは新村穣(法2)。インカレ前からのけがは完治していなかったが、「楽しそうだったから」と無理をしつつ1kmインディヴィデュアルパーシュートに出場し3位と結果を残した。
 年間を通して最大の目標であるインカレは終わったが、まだまだ自転車レースは続く。11月上旬には大学のプライドを懸けた六大学戦が行われる予定だ。今回はサポートと応援にまわった3年生も出場する。西島OB会長から「絶対に優勝しろ」と“厳命”が下された自転車部の走りっぷりに注目だ。(上田康太郎)

選手のコメント

新村穣

―今日の3位という結果について
そうですね。実は先月あたりまで、腰や股関節を故障していて、自転車に乗れずに調子が上がらない時期が続いていて。今回は1位を狙うのは厳しかったです。でもそういうなかで自転車の試合に出られて3位を取れたことは、リハビリの励みになります。

―けがはいつ頃に
インカレの時にヘルニアになってしまって。先月あたりから坐骨神経痛とか、股関節も肉離れっぽくなってしまって。

―それではインカレもけがを押しての出場だったのですね
そうですね。でもそういうことを言ってしまったらチームのモチベーションも下がってしまうので。いろいろ責任を感じて走っていた部分はあります。

―けがはまだ治ってはいないのですか
治っていません。(新人戦は)2回しかないし、やっぱり出たくなってしまって。楽しそうだったので無理をして。

―今日のIPの記録は、普段の大会に比べたら全体的に数字が落ちていたと思います
そうですね。インカレがピークであったり、3、4年生が強かったり、あるいは西日本の選手が強かったりする部分があって。自分もインカレよりもタイムが落ちちゃっているんですけど、それは身体の部分にあるのかなって思います。

―4年生が引退されて部の雰囲気は
自分も上から2番目の立場になって、意識やモチベーションを変えていかなきゃなって思う部分があるんですけど。雰囲気も少し違っていると思います。

―次は六大学戦ですか
そうですね。万全な状態で臨めるように、しっかり休んで練習もしていきたいと思います。

菊山将志

―今日のレースをふり返って
ふがいないです。ベストのタイムから離れてしまっているので。やっぱり練習不足が原因だと思います。インカレの時点で正選手に選ばれていなくて、サポートにまわっていため、練習も足りていなくて。インカレ後も高校に戻って練習していたんですけど、いろいろ忙しくて。その後は国体を迎えて、そのままここに来てしまいました。

―ベストタイムは
8秒台です。

―ロードとトラックの両方に出場されていますがメインはどちらでしょう
トラックです。

―タンデムスプリントにも出場されていましたが、TTとどちらがメインですか
TTが売りで来たんですけど、大学ではタンデムの方が身体に合っているのかな、と思って。パイロットの方を務めさせてもらったんですけど、タイムも良くて自分に合っているかなと。大学ではタンデムでインカレ優勝を目指して頑張っていきます。

―新しく組む相手はまだ決まっていませんか
そうですね、稲垣先輩が抜けてしまったので。野上先輩も引退されて、タンデムに乗る人が自分しかいないので。あとは後ろを探さなくてはなりません。来年の1年生に短距離の選手が入ってくるみたいなので、声をかけてみます。それまでにしっかり練習しておこうと思います。

―稲垣さんと組まれたきっかけは
普段から先輩とは仲が良くて、意気が投合しておりまして。それで、タンデムは誰が出るかってなった時に、自分は大学入学時から興味があったので立候補して。後ろの人を探したところ、稲垣先輩が経験者だったので、快く引き受けてくれて、それで組むことになりました。全日本個人戦は、練習の時はあまりタイムが出ていなかったんですけど、本番では7位通過で。その後は日体大との試合で、自分はパイロットでかじ取りだったんですけど、後ろの稲垣さんがしっかり指示を出してくれて、うまく勝つことが出来たので息の合ったペアだったと思います。

―これからはどういった部分が課題になりますか
まず乗り込みが足りないと思います。昔はスタートがそこそこ出ていたんですけど。大学に来てからスクワットの練習を取り入れていたんですけど、寮生活の仕事が忙しくてやれていなくて。今回は六大学戦のチームスプリントの1走に選ばれました。昨年は早稲田に負けているのですが、先ほど西島会長からもミーティングで「必ず優勝しろ」と言われたので。自分と植原と靍で全員1年生でチームスプリントに挑むんですが、1回だけ東日本で戦ったんですけど、その時は中央大学に負けてしまって。この3人で六大学戦で優勝するためには、自分が1走で肝心なので。ミスしたら後に続かないですから。自分で必ず時間を見つけてしっかりスクワットをして、体幹から基礎をしっかり鍛えていくつもりです。

鈴木康平

―ポイントレースを選んでのはどういった理由でしょうか
今までタイム系しかやってこなかったので、そろそろ競争もやらないとと思ってやっていました。

―今後も追い抜きに限らず取り組んでいくのですか
そうですね。全部走れないとキツくなってくるので。全部を強くして、基礎の部分を強くして、最終的には個人追い抜きに活かせていければなと思います。

―ポイントをレースを走った経験は
全国では初めてです。最初はビビっていました。集団で走ることは苦手なので。でもやってみると楽しかったです。予選は特に、1度だけ5点を取れて。その取った瞬間は嬉しかったです。

―フジテレビの取材が来ていましたが意識した部分はありますか
いやまったく気になりませんでした。いつも通り走りました。でも、まさか滑って降りるとは思いまえんでした。不完全燃焼です。

―インカレ後はオフを挟んで国体の準備でしたか
ほとんど個人練習で、1度合宿があったくらいですね。4キロ走度競争で準決勝で負けました。団体追い抜きも9位でギリギリ(入賞は)ダメでした。団体追い抜きにこだわって取り組んでいるので、入賞できなかったことは悔しいですね。

―全国トップレベルの選手が集まる国体では刺激を受けましたか
個人的には、元日大の選手なんですけど、和歌山の久保木さんや橋本瑛やさんとか憧れを持ってやっていますね。

―次の六大学戦でもポイントレースに出場しますか
スクラッチに出ます。スクラッチも全国はないんですけど世界で1度走っているので。それも落車で終わったので(笑)。次こそは得意の逃げを決めて、優勝を取りに行きたいと思います。

植原琢也

―スプリントを選択した理由は
国体が二日目まであって。国体はスプリントに出たのでスプリントにしようかな、と。特に意味はないです。

―1/2決勝では完璧に置いていかれた形でした。予想外のレース展開でしたか
いや、こっちはもう脚が残ってなくて。国体から疲れが残っていたので、いかれるかなとは思っていたんですけど。(予想していた)パターンの中にはあったんですけど、想像以上に脚がありませんでした。国体の疲れと、今回は完全に練習不足ですね。スピードも乗らなくて、それとここに来てからの検車で今まで使っていたハンドルが使えないって言われて。今までと違うハンドルで走って、ポジションがぜんぜん取れていなくて。無理やり走ったていう感じです。自分は、加速してから座って伸びる、といのが得意なんですけど、まったくスピードに乗らなくて、悔しかったですね。

―決勝でも2連敗でしたが同じ理由ですか
1戦目は勝てましたね。でもビビッて後ろについて、(1周)333(メートル)バンクだから捲りきれずに終わって。2戦目はただたんに間に合いませんでしたね。

―インカレの時もスプリントで転倒がありました。雨が降る日のレースは苦手ですか
雨はというより、スプリントが大学来てから始めた競技なので。苦手といよりも、慣れていないですね。勝っていって当たる選手と比べたら全然慣れていないな、というのは毎回感じますね。 ―このバンクは他のバンクと比べたら形状が異なりますよね ベロドロームっていうのが静岡にあって、そこは41なんですけど、ここは42くらいあるんですよ。(角度が)キツ過ぎました(笑)。でもそれは他の選手も同じなので、やっぱり練習不足ですね。

―国体はレベルの高い選手が集まっていたと思います。刺激になりましたか
準決勝で負けてしまって、順位決定戦にまわって。でも順位決定戦があまりにも楽すぎて。決勝上がれたなって。来年はちゃんと上がって表彰台に上がりたいです。悔しかったです。

―この次は六大学戦ですか
六大戦という捉え方をせずに、来年のインカレに向けて自分の足りないところを補ってという考え方で。あくまでステップで。

―今後はどういった部分が課題に挙げられますか
全体的に上半身の筋肉が足りなくて、今は脚に頼ってしまっている部分が大きいので。全体的な筋力アップと、ギアをもっとはけてペダリングをもっと綺麗にして。技術的な面もありますけど、やっぱり体力的な面が多いですね。

 

フォトギャラリー

  • 1vけがを負いながら3位に入賞した新村
  • 2a植原はSPで表彰台を逃した
  • 3eTT8位の菊山
  • 4v周回点を狙う寺崎(左端)と相本(右端)
  • 5fPR決勝を走る浅井、青野、鈴木(手前から)
  • 6mPRで法大トップの4位でフィニッシュした相本
  • 7i寺崎は落車に巻き込まれた
  • 8u応援する3年生(左から大城、酒向、深瀬)