自転車
 

【自転車】第69回全日本大学対抗選手権自転車競技大会 3日目

文部科学大臣杯 第69回全日本大学対抗選手権自転車競技大会
2013年8月31日(土)
八戸自転車競技場(333.3m)

主に各競技の決勝戦が行われた3日目はあいにくの雨模様。濡れたトラックで選手が落車する場面も少なくなかったが、トラック(バンク)競技の全ての種目を終えた。

笑顔を見せる丸田(左)と植原(右)

試合結果

3日目

男子スプリント

3位 植原琢也

タンデムスプリント

6位 野上侑矢・稲垣智仁

ケイリン

2位 植原琢也

男子チームパーシュート

4位 深瀬泰我・新村穣・寺崎浩平・鈴木康平 4分23秒174

女子スプリント

2位 丸田京

トラック部門総合成績

  SPTNPRKRIPTTTSPTP総合
男子 順位 3位 6位 7位 2位 8位 11・14位 5位 4位 6位
得点 6 3 2 7 1 0 4 5 28
女子 順位 2位 2位 3位
得点 5 5 10

戦評

ケイリン1/2決勝を2位で通過した植原琢也(法1)は、決勝戦でも快走した。並みいる強豪を相手に一歩も引けを取らずに3位でフィニッシュ。審議の結果、2位の選手が警告2回の累積で失格となり、植原の順位が一つ上がって2位となった。3本勝負のスプリントでは、1/2決勝で連敗を喫し敗退。しかし、3-4位決定戦で同郷埼玉の先輩である山内厚二(日体大4年)を2勝1敗で破り3位を守った。植原は1年生ながら今大会でメダルを2つを獲得し、1人で対校得点を13点稼ぐ活躍を見せた。1/4決勝で敗れ4強入りを逃したタンデムスプリントは、5-6位決定戦で高い位置から加速し捲る作戦が決まらず6位に終わる。稲垣智仁(文4)は「最上級生として情けない」と言葉少なに話した。僅差で1-2位決定戦進出を逃したチームパーシュートは、予選より3秒以上タイムを伸ばした。1人がチギれ、中盤から少ない人数で走った中央大学を相手にリードを保っていたが、ラスト4周で追いつかれてしまう。そのまま逆転を許し競り負けた。前日のタイムトライアルで2位に輝いた丸田京(法3)は女子スプリント1/2決勝で、小島蓉子(日体大4年)相手に逆転勝ちを抑えめる。しかし、決勝ではタイムトライアルで1秒差以上をつけられ敗れた塚越さくら(鹿屋大4年)に連敗。この種目で準優勝ながら、自力の差を見せつけられた形となった。それでも、スプリントとタイムトライアル両方で2位をマークし対抗得点10点を獲得。たった1人で、女子トラック部門総合3位につけた。男子は3日間で28点を獲得、総合6位で翌日のロードレースにつなげた。(上田康太郎)

選手のコメント

稲垣智仁

―6位という結果について
最上級生として情けないと思います。

―5‐6位決定戦では相手から距離をとっていたがその狙いは
コーチから言われたのは上にあがった方が、駆け出しは下りを使って加速できるので。スピード差を使わないとタンデムは抜けないので、それを意識して走りました。助走のペースが速くて、そこで脚を使ってしまって。

―天候で3日ともトラックのコンディションが違いましたが影響はありましたか
そうですね。雨だとアップがあまり出来ないので、困りました。

―3日間のご自身の調子は
日に日に上がっていたんですけど、結果には結びつきませんでした。

―目標としていた順位は
とりあえず1/4決勝に勝って4位以内には入りたかったんですけど、2日目に鹿屋に負けてしまって。そこが痛かったですね。

―野上選手とのコンビについて
同期だったので、言いたいことは言えていました。日頃から一緒にいるので、作戦立てるにも結構話しましたね。

―今年のバンク班の結果はいかがでしょう
目標には届いていないのですが、個人で頑張っているヤツがいるので。ロードにうまくつなげられたらと思います。

野上侑矢

―6位という結果についていかがですか
4年間自転車をやってきて、やはりもう少し上の順位をねらいたいという気持ちはあったんですけど、力不足で…でも、ここまできてあまりそういうことも言いたくないので、とりあえず、今日の結果には一応満足しています。

―今日のレースでは、相手の組と距離をとって走っていましたが、それはどのような展開を狙ってですか
前を走ってる相手が上がってきたところを、自分たちはその下にいき、スプリンターを使って前にいこうと思ってたんです。けど、相手がなかなかの戦略家だったこともあり、下をずっとキープしてたので、自分が考えていた展開にもっていけませんでした。それが今日の敗因になったなと。

―毎日天気が変わり、トラックのコンディションが違う中でのレースとなりましたが、走りにくさはありましたか
日の雨は少し驚きましたけど、走っている最中は集中しているのであまり気になりません。一瞬の差で勝負を決める種目なので、風などにも影響を受けることは自分はないと思っています。

―野上さん自身のコンディションはいかがですか
秋田で合宿をした時に、体調のほうを万全に整えていました。具体的には、日々の食事の管理や、(東北は)朝方は冷えるので、長袖を着て体温調節をするなど基本的なことを大事にしました。

―稲垣さんとのペアについてはいかがですか
タンデムで一緒に乗っ。てる期間は長くはなかったですけど、やはり、同期として1年生のころからずっと一緒にやってきてる仲なので、これ以上ないペアだったと思います。

―まだすべての日程は終わっていませんが、今年のインカレはどうですか
今年は、後輩たちもみんな頑張ってくれているので、いい結果を期待しています。

深瀬泰我

―昨日よりタイムは上がりましたが勝つことはできませんでした
中央大学はもともと実力があるので、昨日の走りから修正してきていて。それ(修正すること)はわかっていたので、昨日はタイムで上回っているし、根性で勝とうかなと思ったんですけど及びませんでした。

―法政は何か修正をしましたか
いや、法政は昨日もそれなりに良かったので、昨日どおり。タイム設定も25秒くらいで。1周を21秒5くらいの設定で、最初にあまり突っ込まないで、後半にあげていくという作戦だったんですけど。でも実際は21秒5よりも全然あがって、最初からハイペースで。法政はあまりタレずにゴールしたんですけど、向こう(中央大学)が最後あげてきて及ばなかったです。

―中盤にずっとリードしながら逆転で負けてしまいました
自分たちも最後上げていたんですけど、相手もラスト3周くらいで凄いあげてきて。5周くらいで一度ホームバックを見た時に勝っていて、相手も3人になっていたので、「イケるんじゃないか」っていう感じだったんですけど。ラスト4周で追いつかれて、2周の時にはけっこう差をつけられていて。

―強いて敗因を挙げるとしたら、力の差になってしまうのでしょうか
まあ、そうですね。(コンディションは)自分はあまり悪くはなかったので。やっぱり練習ですね。今回は1年の鈴木康平なんかは世界戦もあって、一緒に合わせることが全然できなくて。最後の秋田合宿から合流したので。自分は1年の時からチームパーシュートに出ていて、毎年何回も4人で合わせているんですけど。今年は個々の力があったので、4人で合わせるのではなく、個人個人で練習していました。来年はまだ全員残っているので、メンバーが変わる可能性は無くもないですけど、今回負けてみんなさらにやる気が出たので。

植原琢也

―初日からずっと競技に出ていて、疲れもあると思いますが、その中でケイリンで2位という結果について
実質3位で、これは判定で2位になったものなので、悔しいんですよね。最後の勝負までからめなかったっていうのが本当に悔しいです。

―満足はされていないんですか
はい。他の大学の4年生はほんとに強い方々ばかりで、その人たちと走れるのはこれで最後だったんですけど、ちゃんと勝負したかったなって。みんな尊敬している選手なので、来年も負けないように練習していきたいです。

―スプリントでの落車の影響はありましたか
(ユニフォームの)お尻の部分がやぶけちゃったことです(笑) でもあれで緊張がほぐれたっていうのもあります。実はスプリントには初めて出たんです。ほんとに自分が下手くそすぎて、相手の1年生は上手かったんですが、その相手も巻き込んでしまって申し訳ないです。

―中央大学の宮本選手には2敗でしたが、力の差などは感じましたか
脚っていうより、技術や経験値とかでの余裕、レースでの間の取り方、自分のペースに持ち込んでいくといったところで全然格が違いましたね。相手のほうが上手です。

―レースの前後でコーチとはどのようなお話をされましたか
作戦会議であったり、「もうこれで最後だぞ」とか、励ましていただいてました。

―3位4位決定戦の時、最後の勝負で一番速いタイムを記録し、勝負を決めたのは偶然ですか、意図的ですか
偶然です。ほんとにこれで終わらせるという気持ちと、これで負けるわけにはいかないと死にもの狂いで走りました。

―日体の選手とレース前、お話されていましたよね
同じ埼玉県出身の先輩で、高校の頃よく一緒に練習させてもらっていたんです。

―自転車の上では、あまり表情を出さず、クールな印象を受けるのですが
そうですか(笑)。緊張しているだけかもしれません。今回はスプリントはほとんど緊張せずにできたんですけど、それが良かったと思います。ケイリンも格上の選手ばかりだったので、チャレンジっていう感じでした。

―インカレはまだ続きますが、個人的なインカレの感想をお願いします
個人の種目に1年生になって初めて出たにしては、満足とまではいかないけど、良かったなとは思っています。団体で自分のスタートが遅れちゃって、そのせいで、3位4位決定戦あがれなかったんです。あと0.1秒速ければ、自分がほんとにミスしてなければ、先輩方にも3位4位決定戦に上がっていただくことができたと思います。それが本当に悔しかったです。だから、それをバネにして練習していきたいです。

 

フォトギャラリー

  • 1sd笑顔を見せる丸田(左)と植原(右)
  • 2weスプリントは3位
  • 3er3日間走り抜いた丸田
  • 4rt6位に終わった稲垣(左)と野上(右)
  • 5ty好タイムも中大に敗れた
  • 6h悔しさをにじませる新村


 

 

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