自転車

【自転車】第73回大学対抗選手権大会 2日目 近藤が全国初制覇! 荒井も2位表彰台を獲得し、実り多き1日となる!

文部科学大臣杯第73回大学対抗選手権自転車競技大会
2017年9月1日(金)
長野県松本市美鈴湖自転車競技場

快晴と強い日差しの下行われた2日目。優勝が期待されたポイントレース、荒井佑太(営4)は惜しくも2位となったが、素晴らしい走りを見せ観客を沸かせた。また、スクラッチ決勝では近藤翔馬(文2)がゴール前のスプリントを制し、全国の頂点に立つなど、法大として充実した1日となった。

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大接戦のゴール前スプリントを制した近藤(中央)

試合結果

ケイリン 予選 2組

順位名前(学部・学年)タイム備考
1位 鈴木玄人(人3) 11"04 1/2決勝進出

チームスプリント 予選

順位名前(学部・学年)タイム備考
11位 高橋綜一郎(営3)・上野恭哉(営2)・五味大征(法1) 1'05"176 予選敗退

4km チームパーシュート 予選

順位名前(学部・学年)タイム備考
3位 荒井佑太(営4)・白垣良祐(人4)・鈴木良(経3)・渡部将太(人3) 4'18"291 3-4位決定戦進出

タンデムスプリント 1/4決勝 2組

順位名前(学部・学年)タイム備考
1位 鈴木陸来(文3)・高橋綜一郎(営3) 10"51 1/2決勝進出

スプリント 1/4決勝 2組

順位名前(学部・学年)タイム備考
2位 鈴木玄人(人3) 5-8位決定戦進出

1km タイムトライアル 決勝 

順位名前(学部・学年)タイム
8位 鈴木陸来(文3) 1'05"473
22位 五味大征(法1) 1'08"188

ポイントレース 決勝

順位名前(学部・学年)ポイント(pt)
2位 荒井佑太(営4) 44pt

スクラッチ 決勝

順位名前(学部・学年)タイム
優勝 近藤翔馬(文2) 19'04"

ケイリン 1/2決勝 2組

順位名前(学部・学年)タイム備考
2位 鈴木玄人(人3) 決勝進出
 

2日目終了時点男子トラック総合成績

順位 大学名 1kmTT SP PR KR IP TAN SH TSP TP トラック合計得点
1位 日本大学 12   5       7     24
2位 法政大学  1   7       9     17
3位 朝日大学 7   9             16
4位 中央大学 2   6       6     14
5位 鹿屋体育大学 6   4       2     12
6位 明治大学 9   2             11

※1kmTT...1kmタイムトライアル、SP...スプリント、PR...ポイントレース、KR...ケイリン、IP...4kmインディヴジュアルパーシュート、TAN...タンデムスプリント、SH…スクラッチ、TSP...チームスプリント、TP...4kmチームパーシュート
※上位6校のみ掲載
※トラック競技は各種目の最終順位8位までに得点が与えられる。

戦評

 快晴の下、2日目の朝を迎えた。2日目の今日は、各競技予選や決勝を控えるなど、見どころの多い一日になった。

ケイリン 予選
 2組目に出場した鈴木玄。スタート直後から先頭を位置どり、好位でレースを進める。ペースメーカーが外れた後も、落ち着いた走りを見せ余裕の1着。午後に控えている1/2決勝への進出を決めた。

チームスプリント 予選
 チームスプリントは高橋、上野、五味の3名で出走。スタートで同走の順天大よりやや出遅れるも、一走高橋の思い切りの良いリードでスピードに乗る。二走の上野もスピードを落とさないままスムーズな交代を終え、三走の五味が粘りの走りでゴールした。
タイムは1分5秒176。先着でゴールし悪くない走りを見せたが、強豪チームに阻まれ予選敗退となった。

4kmチームパーシュート 予選
 このレースには荒井・白垣・鈴木良・渡部の4人が出場した。序盤から4選手とも先頭に立つたびに安定した引きを見せ、速いペースで周回を重ねていく。残り数周で鈴木良が先頭で引いたのち、離脱し3人に。残った3選手はバラバラになることなく揃ってフィニッシュ。法大の後を走った朝日大、鹿屋体大のトラブルなどの助けもあって、予選は3位のタイムをマーク。明日の3-4位決定戦で表彰台を狙う。

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4人が団結し3-4位決定戦に駒を進めた

タンデムスプリント 1/4決勝
 今大会で最も優勝が期待されるタンデムスプリント。1/4決勝は予選と異なり、一発勝負の対戦形式。対戦相手は中大ペア。
ラスト1周手前、中大ペアが先行をかけるも、すぐに反応。息を合わせて見事なまくりを見せる。王者の貫禄溢れる安定感抜群の走りで、次の1/2決勝に駒を進めた。

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連覇をかけて明日の戦いに挑む

スプリント 1/4決勝
 1/4決勝は一本勝負。対戦相手は昨年の1kmTT優勝者、堀(鹿屋体大)。互いを睨み合いながらスタート。先に仕掛けたのは堀だった。先行して猛スピードでの逃げを見せる。鈴木玄も合わせて必死に足を回すも、あと一歩及ばず。強者相手に辛酸をなめた。

1kmタイムトライアル 決勝
 五味、鈴木陸の2人が出場。10組目の出走となった五味は、走り出しは良かったものの徐々にペースを落とし結果は22位。
 一方、鈴木陸はこの競技で昨年のインカレではは4位と惜しくも表彰台を逃している。今年こそ入賞が期待されたが、思うようにタイムを伸ばすことはできず8位となった。

ポイントレース 決勝
 昨年のインカレ同種目覇者の荒井に注目が集まった今レース。6月に行われた全日本で優勝した今村(中大)、7月の全日本学生選手権で頂点に立った曽我部(京産大)との三すくみが予想された。
 序盤は戦前の予想通り、その3選手を中心にポイントの取り合いが行われた。しかし、周回数も半分を切ったあたりで永田(朝日大)が単独の逃げを敢行し、着実に1着で通過をしポイントを稼いでいく。
 レースも終盤に差し掛かったところ、いまだ先頭は永田。集団は半周以上の差を付けられたまま残りの周回数は減っていく。だんだんと永田が集団に追いつきそうになると、集団にも焦りが出るがその差は変わらず。
 すると、集団がポイント争いで牽制が入ったところで永田が追いつき、1ラップを獲得。事実上の優勝確定の瞬間だった。永田はその後も再度単独で逃げ、最後のゴールも先頭でゴール。そこでもポイントを獲得した。
 荒井は2着でフィニッシュ。レースでも2位表彰台を獲得した。優勝を十分に狙えただけに悔しい結果でもあった。

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終始活躍した荒井だったが優勝には一歩及ばなかった

スクラッチ 決勝
 普段は荒井とともにポイントレースに出場している近藤。しかし、インカレの特性上同大学から複数人のエントリーはできないため、今回はスクラッチでの出場となった。

 序盤から中盤にかけてほとんど集団の動きは見られず。逃げを敢行してもすぐに吸収されるなど、動きの少ない展開となった。
 その中でも近藤は落ち着いた走りで全日本王者・高橋(中大)、日大・沢田などをマークしていく。
 そのまま大きな動きは見られないまま、最終周に入る。集団内で足を貯めたことにより、近藤の体力には余裕があった。また、スクラッチにエントリー変更したこともあり、スピード強化に重点を短期間では力を入れてきた。その効果があったのか、向こう正面で沢田を捉えると、外からまくり最後の直線に突入。相手は今大会スプリント予選を大会新で勝ち上がった強者ではあったが、それをものともせず互角に戦う。ゴールラインで数センチ前に出て、優勝をもぎ取った。2年生の若武者が大きな金星を挙げた。

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集団で脚を貯め最後の直線でスピードが炸裂した

ケイリン 1/2決勝
 鈴木玄はスプリントに続き、ケイリン1/2決勝に出場した。上位3名が決勝に進出することができる。全日本学生選手権同種目優勝者の山根(中大)、2位松岡(日体大)などの厚いメンバーでの一戦。鈴木はぺーサーの真後ろ、先頭でスタートした。残り1周半のところで山根が飛び出す。すかさず後ろについて追った鈴木。そのままゴールスプリントに突入し、持ち前の脚力で2着ゴールを果たした。明日、強者ぞろいの決勝戦に挑む。

 荒井の2位、そして近藤の優勝とビックニュースが法大に飛び込んできた2日目。明日の3日目は、昨年の覇者、鈴木陸・高橋ペアのタンデムスプリント、鈴木玄のケイリン決勝、そして荒井、白垣のラストランとなる4kmチームパーシュートの3-4位決定戦が控えている。現在総合成績で2位につけている法大。まずはトラック競技で有終の美を飾ることに期待したい。(橋爪優典)

選手コメント

近藤翔馬

―今日のレースを振り返って
優勝できて良かったですね。

―全国の舞台で優勝した気持ちを改めて振り返ると
いままで自分がやってきたことが無駄じゃなかったなということで、すごくほっとしたというか安心はしましたね。

―今日の調子は
集団内で休めたので多分よかったんだと思うんですけど、最後のゴールまで足を貯めてって感じだったので、作戦としてはうまく行きました。

―マークしていた選手は
鹿屋(体大)の阿部選手とか、あとは中央大学の高橋選手は全日本(選手権)も優勝していますし、沢田選手(日大)も(スプリントで)大会新で勝ち上がってますし、明らかに脚の差があったので、そこでうまく利用して勝つということを考えていました。

―ポイントレースでの出場が多かったですが、スクラッチで出るにあたって練習したことは
スピードに慣れるという練習に取り組んで、インターバル、数を多くやるというよりも何本かで集中してもがけるかを意識してやっていました。

―収穫と課題は
収穫は自分に新たな自信が持てるようになったということと、課題としては最後の場面を自分で先行して勝てるスピードをつけたいですね。

―今後はチャンピオンとしてレースに臨みます
実感がわかないので何とも言えないんですけど、いつも通りの走りをできたらいいなと思います。優勝したからといって硬くなり過ぎず自分の持ち味を生かしてやっていきたいです。

―今後に向けて最後に意気込みを
国体ではポイントレースに出たかったんですけどケイリンになってしまったので、スピードの練習を生かして自信をもってやっていきたいですね。また、今日勝ったので自信を持って地元に貢献したいです。

 

鈴木玄人

―今日のレースを振り返って
チームメイトの応援のおかげで頑張れました。

―スプリントではまさかの1/4決勝での敗退でした
技術面の差で負けてしまって、脚というよりもレースの展開を作ることができなかったので、経験の差で負けてしまったかなという感じです。

―今後はどういった戦いをしていきたいですか
経験が浅いと言えばそれで片付いてしまうんですけど、いかに自分のパターンに持っていけるかというのを練習していけたらなと思います。自分が流れを作っていくレースをやっていけたら勝てると思います。

―そういった中でケイリンは決勝に進出しました
ケイリンはスプリントと違って高校1年生のときから積み重ねてきたものがあるので、技術と脚の両方を前面に出して最後優勝に食い込めるように走れたらなと思います。

―1/4決勝では1着、1/2決勝では2着と着実に勝ち上がっていますが、仕上がりは良さそうですか
はい。余裕を持ってレースを終えられているので、決勝ではしっかり脚を使い切って優勝する走り、勝つ走りをできたらなと思います。

―決勝での戦い方は
展開で臨機応変にやっていく形にはなると思うんですけど、先行が有利なので集団の前方で戦う意識を持って走りたいと思います。

―今大会を通しての収穫や課題は
やっぱり脚っていうのは練習すれば付くんですけど、技術面というのは本番を仮定して場面を作ってパターンの練習をしていかないと伸びることはできないと思うので、ただ練習すればいいわけではないのかなというのを感じています。

―最後にケイリン決勝に向けて
明日のケイリン決勝は優勝できるように精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします。

 

フォトギャラリー

  • 0X0A0766 R今後は全日本学生王者として活動する
  • 0X0A0257 R2年ぶりの表彰台をかけて明日のレースに臨む
  • 0X0A0324 R鈴木陸・高橋ペアの安定感は抜群だ
  • 0X0A0407 R1kmTTでは苦戦した鈴木陸
  • 0X0A0525 R荒井は全体を通してレースを引っ張った
  • 0X0A0713 R近藤はスクラッチでの戦略もはまった
  • 0X0A0181 Rケイリン1/4決勝を快勝した鈴木玄
  • 0X0A0818 Rケイリン1/2決勝では2位通過

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