フェンシング

【フェンシング】第68回全日本フェンシング選手権大会(個人戦)~男子サーブル&女子エペ~ 惜敗続く 大崎、池田がベスト16入りも悔しさ残る初日に

第68回全日本フェンシング選手権大会
2015年12月24日(木)
駒沢オリンピック公園体育館

団体戦ではともに準優勝に輝いた男子サーブルと女子エペ。しかし個人戦では安藤光平(法4)が1回戦で敗れるなど苦戦を強いられる。そんな中、大崎葵一(営3)と池田五月(文3)の二人がベスト16まで勝ち進んだ。

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逆転で敗れた男子サーブルの大崎

試合結果

種目出場選手成績
 男子サーブル 大崎葵一(営3)  ベスト16 
  横尾知浩(社1) 2回戦敗退 
  柳嘉亮(文1)
  安藤光平(法4) 1回戦敗退 
  高橋優作(法2) 〃 
  大槻達哉(法2)  〃 
  佐藤篤志(営2) 〃 
  吉井想(営1)
女子エペ 池田五月(文3) ベスト16 
  富永恵美(法1) 2回戦敗退 
  村上久美(国1) 1回戦敗退 
 

男子サーブル 戦評 

インカレでは表彰台を独占し、団体戦でも優勝を果たした男子サーブル。期待が懸かる中、法大からエントリーした7人全員が予選を突破し、決勝トーナメントに進んだ。しかし、昨年ベスト8に残った安藤光平(法4)主将をはじめ、団体戦メンバーとして活躍した高橋優作(法2)ら4人が初戦敗退という結果に終わった。
日をまたぎ、2日目のベスト32に残ったのは横尾知浩(社1)、柳嘉亮(文1)という2人の1年生と、今季大躍進を遂げインカレを制覇している大崎葵一(営3)の3人だ。

横尾は張眞(福井クラブ)に拮抗した状況下でも常にリードしていたが、中盤に4連続得点を許し形勢逆転。再び巻き返すことはできず、終盤にも3連続得点を奪われ12-15で敗れた。
柳は昨年準優勝の宮山亮(NEXUS)と対戦。出だしで4連取され、いきなりその力を見せつけられてしまう。だが、強心臓のルーキーは雄叫びで自らを鼓舞しながら強気の4連取で同点に並ぶ。試合を振り出しに戻すと、そこからは一進一退の展開に。しかし、あと一歩及ばず13-15というスコアで惜敗した。

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横尾、張眞(福井クラブ)に惜しくも及ばず

ベスト16に残ったのは大崎ただ一人となった。2回戦では格下相手に主導権を握って試合を進めるが、セーフティリードとも言える大幅なリードを奪って安心していたという気の緩みにつけこまれ、一本勝負に持ち込まれてしまう。しかし、緊張の場面も落ち着いて制し、3回戦へと駒を進めた。
3回戦の相手は対戦経験は無かったものの、「みんな結構やられているイメージがあって少し怖かった」というストリーツ海飛(騎士の会)。だが、試合が始まると、そんなことは感じさせない思い切りの良い試合運びで、強敵を相手に均衡した展開を作り出す。ところが、思いがけないところに落とし穴があった。勢いはあるが判定に苦しみ、接戦を抜け出す一手をなかなか見出すことが出来ない。ずるずると流れ、最後は「受け身になって取られてしまった」と4連続得点を献上し、ベスト16という成績で今季を終えた。

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白井(中大)との一本勝負を制した大崎

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3回戦では逆転を許し、ベスト8を逃した

今年一年の成績からすれば悔しい結果ともいえるが、二人の1年生がベスト32に残ったことや、昨年は初戦敗退の大崎が法大勢最高のベスト16に入ったことは、来季に期待を持てるだろう。来年のチームを率いることになる大崎からは「5冠を果たせるチームにしたい」と早速頼もしい言葉も飛び出した。来季も、さらに上を見据える男子サーブルから目が離せない。(向井知優)

女子エペ 戦評

先日行われた全日本選手権団体戦で準優勝を決めた女子エペ。個人戦でもその勢いに乗りたいところだったが、出場した池田、富永、村上の3選手は上位進出とはならなかった。

大会初日に行われたトーナメント1回戦で村上は今年の春に法大を卒業した大石栞菜(山九株式会社)と激突。13-15の接戦の末、先輩との対決に敗れ初戦で姿を消した。
 
一回戦を大差で勝利し、ベスト32を決めた池田と富永は2回戦に進出。富永は岡部夏奈(日女体大)と対戦するも、序盤からリードを奪われ思い切ったプレーをさせて貰えず、7-15のダブルスコアで敗戦。中西彩華(立命館大)と対戦した池田は初手から7連続得点で相手を圧倒し、その後も安定した試合運びでベスト16進出を決めた。

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期待の富永は2回戦敗退

目標のベスト8まであと一勝となった池田は3回戦で山田あゆみ(城北信用金庫)と対戦。中盤までは6-4と池田がリードし順調な立ち上がりに見えたが、ここから同時突きも含め11連続で得点を奪われ敗戦を喫した。普段からよく知る相手なだけに「勝てない相手ではなかった」と試合後悔しさをにじませた。

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山田あゆみ(城北信用金庫)に敗れた池田

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「勝ったことのある相手だったので、勝ちたかった」と悔しがった

学生選手権とは違う会場の雰囲気に、3選手とも自分の思い通りの展開に持ち込めず敗戦となった全日本個人戦。団体戦が好成績なだけに期待がかかったがまだまだ課題が残されているようだ。来年度は池田を中心に富永、村上の下級生がどこまでレベルアップできるかが鍵となるだろう。(竹内大将)

選手のコメント

大崎葵一

―一本勝負を制した2回戦を振り返って
最初リードしてたのにそのあと取られたので、安心して気が抜けたところがあったと思います。最後まで気を抜かないということが課題になりましたね。

―敗れた3回戦を振り返って
基礎的なところで受け身になっていたので、もっと攻撃的にいけたら良かったかなと思いました。今回は審判と合わなかった部分もあったんですけど、自分の中では結構頑張ったかなと思いますね。

―ストリーツ選手の印象は
雰囲気があって自分より強いのは分かっていたので、逆に挑戦的に行けたのは良かったですね。

―対戦経験はありましたか
それはなくて初めてでした。結構みんなやられてるイメージがあって怖かったんですけど、やってみたら意外と接戦だったので、次は勝てればいいかなと思います。

―ベスト16という結果について
全日本でベスト16に入ったのは初めてなんですけど、来年はもっともっと上に行って決勝まで行けるように頑張りたいですね。

―この1年を振り返って
2年生のときは団体でもリザーブで、遠征も行けなかったんですけど、3年目にしてユニバーシアードに行ったり、インカレ優勝したり、団体戦で貢献出来たりして、成長はしたんじゃないかと思います。良かったです。

―来年は最上級生として男子サーブルを率いる立場になりますが
団体は学生の試合は全部取ってるんですけど、社会人相手の全日本になると一歩及ばなくて、2年連続4冠で終わってるので、自分の代で5冠を取れるようなチームにしたいです!

―来年の個人としての目標は
インカレ2連覇したいですね!あとは全日本も行けるところまで頑張りたいと思います。

池田五月

―ベスト16という結果を受けて
最近ずっと負けている相手で、一回勝ったことのある相手だったので勝ちたかったんですけど、点を取られてから思い切ったプレーができなかったので、もっと精神的に強くならないとなと思いました。

―全日本団体で準優勝した勢いは出ませんでしたか
個人戦は別物として考えていたので、その勢いを持ってこれればよかったです。

―インカレ後の取材で目標はベスト8とおっしゃっていましたが
もうちょっとでしたね。言ったの忘れてました(笑)。でも山田選手には勝ちたいと思っていました。勝てない相手ではなかったので。

―お互いよく知る相手ということですか
そうですね、対策は一応練っていて、相手の手の速さに合わせる感じでやろうと思っていたんですけど思い切ってできなかったです。

―今年最後の試合ということで今年一年を振り返ってみて
個人戦は全然ダメでした。団体戦はリーグで勝って一部に昇格できたのでそれはすごく良かったです。去年は個人が良かったので、来年頑張りたいです。

―個人戦が良くなかった理由は
団体戦と個人戦を区別しすぎていて、個人戦は自分だけの試合だからあまり気負わずにプレーできるんですけど、団体戦はチームのために勝たなければいけないのでプレッシャーは感じます。

―来年は最上級生ですが
そのプレッシャーに負けないように頑張ります。

 

 

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