フェンシング

【フェンシング】第68回全日本フェンシング選手権大会(個人戦)~男女フルーレ~ 強豪ひしめくフルーレで東、真田が3位入賞!! 久良知、柳岡がベスト8入り!

第68回全日本フェンシング選手権大会
2015年12月26日(土)
駒沢オリンピック公園体育館

最終日のフルーレでは、東哲平(営4)と真田玲菜(キャ3)が3位へ入賞。準決勝では敗れたが、価値ある表彰台となった。ほかに女子フルーレでは、久良知美帆(法4)、柳岡はるか(法3)がベスト8まで勝ち進んだ。

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準決勝を戦う東㊧

試合結果

種目出場選手成績
男子フルーレ 東哲平(営4) 3位 
  大石利樹(法3)  ベスト16 
  長島徳幸(文4)  ベスト32 
  野口凌平(営1) 〃 
  敷根章裕(法1) 〃 
  小久保航汰(法4) 1回戦敗退 
女子フルーレ  真田玲菜(キャ3) 3位 
  柳岡はるか(法3) ベスト8 
  久良知美帆(法4) 〃 
  緒方渚(国3) ベスト32 
  緒方実奈海(法1) 〃 
  伊藤理那(文2) 1回戦敗退 
 

男子フルーレ 戦評 

男子フルーレ個人には昨年同大会で3位入賞を決めた長島徳幸(文4)ら6人が出場した。
 
長島、大石利樹(法3)、野口凌平(営1)、敷根章裕(法1)順調に1回戦を勝ち進む中、東哲平(営4)と小久保航汰(法4)が初戦で激突。小久保が積極的に前に出るが、東の剣が上回り同期対決を制した。

2回戦に進んだ長島は佐野(中大)と対戦。序盤は1分近く得点が動かない場面も見られ接戦となったが、中盤から相手の積極的な攻めに苦しみ敗戦を喫した。野口は今年のインターハイ個人3位の伊藤(大垣南高)と対戦したが、終始相手のペースに持ち込まれベスト32で大会を終えた。大石は鈴木(日体大)をダブルスコアで下し、東は三好(早大)とのシーソーゲームを勝利し3回戦進出を決める。4人の結果が出揃う中、会場の注目を集めたのは敷根だった。対戦相手は昨年同大会準優勝の藤野(森永製菓)。日本代表で法大出身の先輩でもある強敵に敷根は積極的な試合運びを魅せた。初手から3連続得点で幸先の良いスタートを切り中盤まで11-7でリードする。しかし相手も黙っ
ておらず、敷根の背中に突くハイレベルな技などで6連続得点を決められ逆転を許してしまう。最後まで攻めの姿勢を崩さなかった敷根だが、あと一歩及ばずその場に崩れ落ちた。 

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昨年3位の長島だったがベスト32で敗退となった

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敷根、藤野(森永製菓)に惜敗

大石は3回戦で新田(日大)とベスト8をかけて戦っ たが、序盤から相手の気迫に押され苦しい展開を強いられる。自ら攻撃を仕掛けに行くがかわされ、結局一度もリードを奪えないままインカレ王者は姿を消した。一方、東は佐々木(共輪自動車)を9点に押さえ快勝し、唯一準々決勝進出を決めた。

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ベスト16で敗れ、悔しさをあらわにする大石

準々決勝に進んだ東は大石が敗れた新田(日大)と対戦。「利樹が負けたから、負けられないと思った」と気持ちのこもったプレーで相手を圧倒し、15-6の大差で勝利した。

準決勝からは会場の中央に設置された特設ステージで試合が行われ、会場は異様な雰囲気に包まれた。準決勝の相手は18歳ながら世界で活躍する西藤(JOCエリートアカデミー)だ。試合は始めに西藤が3点連取し 東が追う展開。なんとか2点を奪うが、相手のコントルアタックなどを決められ、なかなかリズムを作れず6連続失点。3-13で10点差をつけられても東は攻撃の手を緩めず果敢にアタックするが、惜しくも敗れた。

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準決勝、西藤(JOCエリートアカデミー)と対戦した東㊧

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東㊨、全日本の表彰台に立った

全日本の大舞台で強敵相手に互角の戦いをした選手たち。そこで得られた課題はさららるレベルアップに繋がる。長島、東、小久保ら4年生にとっては最後の大会となったが、これからは頼もしい後輩たちが男子フルーレに新たな歴史を刻んでいくだろう。(竹内大将)

女子フルーレ 戦評 

法大からエントリーした6人は全員決勝トーナメントに進んだ。伊藤理那(文2)は着実に1点を積み重ね、主導権を握って試合を進める。しかし、3セット目に2度の4連続得点を許すと、勢いに圧されてしまい悔しい初戦敗退となった。
2回戦。緒方渚(国3)は立ち上がりからやや相手が優勢な形となり、小さな差を埋めることが出来ないままベスト32で終わった。緒方実奈海(法1)は2回戦にして早くも、初戦を15-4という圧倒的なスコアで勝ち上がった真田玲菜(キャ3)との同校対決に挑んだ。真田が「同校対決はやりづらさもある」と語ったように序盤はきっ抗するが、2セット目から緒方実の得点が停滞し、14-6で真田が勝利した。

柳岡はるか(法3)は3回戦で早大の狩野愛巳と対戦。ナショナルチームで活躍する二人の対戦は激しいシーソーゲームとなるが、先に14点目を取り勝利に手をかけたのは狩野だった。しかし、12-14から柳岡が意地の3連続得点を挙げ、逆転勝利を収めた。ベスト4をかけた戦いは、昨年敗退した3回戦と同じ宮脇花綸(慶大)とのカードになった。こちらもナショナルチーム同士で、互いによく知る相手だけに白熱の展開となる。しかし、リードを奪われると相手のペースに持ち込まれてしまい、9-15で終えた。昨年のリベンジは果たせなかった。
久良知美帆(法4)は3回戦で、全日本団体戦でも対戦したKEWの真所美莉に勝利し、迎えた準々決勝。相手は昨年度の女王であり、結果的には今年も連覇を果たした西岡詩穂(NEXUS)。先行するも、なかなか思うようなプレーがさせてもらえない。それでも我慢し3-3と均衡を保ったが、流れを決めたのは2セット目だった。2度の5連続得点で一気に差を広げられると、なすすべなく6-15で女王の前に散った。

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久良知、接戦を勝ち抜いた

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西岡(NEXUS)に敗れるも、ベスト8入り

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狩野(早大)との一本勝負を制した柳岡

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宮脇(慶大)に敗れ準決勝進出は逃した

真田は「調子は悪いかなと思っていた」としながらも予選を2位で通過。インカレ女王として安定した試合運びで、全く綻びを見せることなくベスト8まで上がった。続く準々決勝でも昨年3位の吉澤千恵(群馬クラブ)に余裕で勝利を収め、とうとう昨年の成績を超えるベスト4入りを果たした。
派手にライトアップされたピストに圧倒されながらも堂々と登場した真田。対戦相手は久良知が敗れた西岡だった。練習を一緒にすることもあり、策は「色々考えていた」。だが、多彩なプレーを繰り出す現役女王には力及ばず、5-15で敗れた。

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真田、西岡(NEXUS)と準決勝を戦った

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賞状を手に笑顔の真田(右から二番目)

最高成績がベスト8一人のみだった昨年から大きく飛躍し、ベスト8が二人、ベスト4に一人という好成績で一年を締めくくった女子フルーレ陣。来年こそ団体5冠を果たすべく、さらなる進化を続ける。(向井知優)

選手のコメント

東哲平

―今の心境は
素直に(学生)最後の試合だったので嬉しいなって気持ちです。試合前はベスト8は入れればいいなぐらいに思っていたんですけど、トーナメントのあたりが良かったこともあって、これはいけるなと思いました。

―大石選手が敗れた新田(日大)選手に勝利しましたが
(大石)利樹が負けたので負けられないなという気持ちで臨みました。

―準決勝では西藤(JOCエリートアカデミー)に大差で敗れましたが
ずっと知っている選手で、強いのも知ってて今の僕じゃかなわないなと思っていたので、いい戦いができればいいなぐらいに思っていたので悔いはないです。

―法大生として最後の試合でしたが
特別この日のために練習してきたとかではなくて、どちらかというと全日本団体の方にかけていました。この大会は高2の時にベスト8に入っていて、大 学に入って3年間は8にも入れていなかったので最後にベスト4に入れてよかったです。昔の自分を超えられたのはうれしいです。

―特設ピストでの試合はいかがでしたか
日本の大会では初めてだったので緊張はすごいしました(笑)。審判の顔すら見えなくて、相手の顔しか見えないので。良い経験はできたなって感じです。

―応援してくれたファンや後輩に向けて
本当にありがとうございました。僕が法大でプレーできたのは周りの支えがあったからなので感謝しかないです。

―今後フェンシングは続けられますか
分かんないですね(笑)。個人戦はあんまりやらないと思うので、団体戦に呼ばれたら行くって感じで。

真田玲菜

―予選2位通過でしたが、調子はどうでしたか
試合前まで結構調子は悪いなということは思ってました。でも、やるしかないなと思ってやったら2位で通過出来たので良かったですね。

―2回戦は緒方実選手と同校対決となりましたが
去年の全日本も当たって、今年のインカレでも当たってて、最近よく当たるなーとは思ってました(笑)。やっぱり同校対決はやりにくいですね。でも先輩としては勝ちたいと思ってやりました。

―準決勝は特別な舞台での戦いになりましたが
やっぱり緊張しましたね。

―相手は昨年度の優勝者でしたが、対策はありましたか
いつも練習で一緒にやらせて頂いたり、この前の国際大会の時にも一緒になって、そういう中で色々と自分の中では考えていました。ただ、それも及ばずという感じでしたね。

―今大会の目標は
昨年がベスト8だったので、それより上に行ければいいなと思ってました。なので目標は達成出来たかなと思います。

―全日本3位という結果について
自分的には満足かなというのはあったんですけど、でも、ベスト4に入ったからには優勝したかったですね(笑)。

―この1年を振り返って
個人としてはインカレで優勝出来たんですけど、団体戦ではなかなか優勝に届かなかったりして自分の力の無さを実感したので、来年は個人も団体も優勝出来るように頑張りたいと思います。

―最上級生となる来年の目標は
団体戦は学生の試合で4冠を目指すのと、全日本団体でも優勝出来るようにしたいです!

フォトギャラリー

  • azu R高校時のベスト8を超えた東
  • azu3 R選手紹介
  • sana2 Rインカレ覇者として堂々の3位
  • nogu R野口は2回戦敗退
  • kokubo R小久保は初戦で東との対戦
  • nagisa Rベスト32の緒方渚
  • minami R真田に敗れた緒方実
  • ito R伊藤はリードを守れず初戦敗退
 

 

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