フェンシング

【フェンシング】全日本フェンシング選手権大会 3日目 ~ 福島が女子サーブルの頂点に上り詰める快挙を成し遂げ優勝!!全日本タイトルを獲得した!!  男子エペは村山がベスト16へ

全日本フェンシング選手権大会
2016年12月3日(土)
駒沢オリンピック総合公園体育館

全日本個人戦3日目。男子エペと女子サーブル個人戦が行われた。男子エペでは村山健太郎(デザ工1)が3回戦まで勝ち進みベスト16。女子サーブルは福島が準々決勝で昨年女王を打破。準決勝、決勝でも抜群の剣捌きで相手を翻弄し、見事女子サーブル個人戦全日本の舞台でNO.1に輝いた。

IMG 1184
勝利への斬りを見せつける

試合結果

種目出場選手成績
 男子エペ  村山健太郎(デザ工1) ベスト16 
  中村豪(人3) 2回戦敗退 
   川北信海()  〃
  伊藤寛高(営3) 1回戦敗退
  塩原智輝(生命2)  〃 
女子サーブル  福島史帆実(法3) 優勝
 

男子エペ戦評

  男子エペは法大から中村豪(人3)、伊藤寛高(営3)、塩原智輝(生命2)、川北信海(文1)、村山健太郎(デザ工1)という5人がエントリー。全員が予選を勝ち抜きトーナメント戦に進んだものの、塩原と伊藤は接戦の末1回戦敗退となった。

IMG 0817善戦するも第一シード宇山に敗れる

 2回戦に登場した中村は宇山賢(三菱電機株式会社)と対戦。立ち上がりから相手に主導権を握られてしまう。序盤に生まれてしまった3点の差が大きく、その点差を縮めることができないまま試合は第3セットに突入。さらに点差は広がり7-12とされると、追い上げは叶わず10-15で敗れた。
川北は石井一希(山口県立岩国工業高等学校)と相見える。1-1から6連続得点を奪われ、一気に劣勢になる。しかし、落ち着いて相手を見極めながら徐々に点差を詰めていき、残り27秒にして12点目を得ると、気付けば1点差にまで迫っていた。続く攻撃は同時突きとなり13-14。なんとか一本勝負に持ち込みたい川北は、時間が迫り来るなかで積極的に仕掛ける。だが点を取りきれず、13-15で惜敗した。

IMG 1036法大男子エペ陣の中で唯一ベスト16へ進んだ村山

 法大男子エペ陣で唯一3回戦に進んだのは1年生の村山。先輩たちの分まで頑張ろうと誓い、自身としても未知の領域となる全日本ベスト8入りを目指した。対するは法大のOBである平野良樹(新潟クラブ)だ。前に出られれば点が取れると思っていたという村山の予想に反し、細かく精密に得点を奪われ、出だしから3連取を許してしまう。1-4で迎えた第2セット、このままではいけないと狙われていた小手周りに気をつけると、5-5で並ぶことに成功。第3セットに入るとついに逆転となるが、「相手も戦い方を変えてきておされてしまった」と語る通りこの勝負はものにできず、2点差で惜しくもベスト16敗退となった。

 全日本という大きな舞台で若い力の躍動が目立った今大会。今後の法大を担っていく彼らの活躍に、希望が持てる大会になったのではないだろうか。この先まず目指すのは約3週間後の全日本団体戦。個人戦では最高でもベスト16となったため、この悔しさを糧に優勝に向けて突き進む姿が見られるはずだ。(向井知優)

女子サーブル戦評

 全日本選手権大会女子サーブル個人戦、新たな女王が誕生した。
 1回戦をダブルスコアで下すと、続く第2・3回戦。相手に一度はリードを与えるも中盤から畳みかけていき、両試合とも15—10で戦勝しベスト8へ勝ち進む。

IMG 1128昨年女王に苦戦するも福島に軍配が上がる

 準々決勝では昨年の全日本選手権大会優勝者の田村紀佳(旭興業株式会社)と相まみえた。昨年覇者に輝いたこともあり、田村の実力は折り紙付きだ。先制点を奪われペースを相手に持って行かれる。巻き返しを図ることができず8点目を先制され1分間のインターバルとなった。この休憩が福島に落ち着きを与えたのか、その後は得点を盛り返し10—10と同点に追いつく。しかし相手も前回チャンピオン。易々と勝たせてもらえるはずもなく3得点を上げられる。10—13。相手に主導権が移ったかに見えたが、福島の粘り強さが相手の勢いを断ち切る。立て続けに5得点を稼ぎ15—13と逆転勝利した。

IMG 1184強豪選手を次々打破

 準決勝からは通常のピストではなく、中央に設置された特設ステージで行われることとなり、暗闇でライトと観客の視線が集中する中、向江彩伽(Jocエリートアカデミー)との勝負が始まった。今試合はクロスゲームとなった。先制点を福島が獲得すると、相手も負けじと3得点を挙げ1-3。福島も3得点を上げ4—3と逆転に成功すると相手も追い越す展開が中盤まで続き8—7。1点リードの場面で福島の剣技が炸裂する。得点を量産すると相手との得点差を6点まで広げ、最後は少し余裕をもって勝利をあげた。

IMG 1273決勝戦でも福島の勝負強さは健在

 迎えた最終決戦。相手は山本セイラ(大垣共立銀行)だ。初戦から相手にリードを許してしまう。1ポイントも奪えないまま4度も緑色のランプが灯される。これ以上点差を離したくない福島は少しずつではあるが捲り上げていき、5—8。休憩を挟み福島の怒涛の追い上げが始まった。4得点を挙げ逆転に成功すると、その後も攻撃の手を緩めることなく3点ずつ得点を加算。15—11で決勝戦を締め、前年度ベスト32からの大躍進、優勝で今年度の個人戦を終えることとなった。

 圧巻の戦いを見せつけた福島。彼女の戦う姿勢、強さに多くの観客が魅了された。団体戦のみならず個人戦においても逆転劇を披露した彼女の粘り強さ、負けん気の強さはこれまでの試合で証明されている。次の舞台は愛媛県で行われる全日本団体戦。ここでも彼女の剣でサーブル団体をさらに上へと引き上げていくであろう。(和多慎之介) 

選手コメント

村山健太郎

ー今大会を振り返って
体調とか自分の調子とかは良い感じに仕上げられたんですけど、最後の部分で相手の選手の力に圧倒されてしまいました。ただ、まだ1年生というのもあって来年もチャンスはあるので、反省を生かして次につなげて頑張りたいと思います。

ーベスト16という成績について
前回もベスト16でベスト8の壁を越えられなかったことはすごく悔しいです。ただ、前回は大差で負けて今回それよりは良い試合ができたので、来年はもっと上を目指したいと思いました。

ー法大男子エペ陣では唯一の3回戦出場となりましたが、気負いはありましたか
先輩たちの分も頑張ろうとは思ったんですけど、それがプレッシャーになったりとかはせずに気負わずフェンシングができたと思います。

ー先輩たちからアドバイスなどはありましたか
3年生の中村先輩がベンチに入って下さって、試合のとき自分の悪い点とかを指摘してもらったり声を掛けて頂いたのは励みになりましたね。

ー3回戦では出だしで相手ペースにされたところから第2セットで巻き返しましたが、流れを変えたきっかけはありましたか
最初、自分の中では相手の選手に対して多少前に出られれば勝てるという印象がありました。でも自分の小手周りとかで細かく点を取られて、このままじゃだめだなと思って、なるべく手から出ないというような点を意識したら得点も追い付けました。

ー一度は逆転しながらも終盤に追い上げられてしまいましたが、敗因は
相手もそのあと戦い方を変えてきて前に出てくるようになったので、そこに対応しきれなかったことですね。あとは、追いつかれて焦って前に出てしまったので、気持ちの面でも少し負けていたというのもあります。

ー敗れた3回戦の相手の印象は
法大のOBの方で、平野さんが現役の法大生だった頃に練習会とかでやらせてもらったことはありました。そのときにとても強いなと思っていたんですけど、2回戦からは違う選手が上がってくると思っていたので少し予想外の相手でした。なので、若干不安のある状態で試合に臨みました。

ー試合に臨む上で大切にしていることは
どうしても自分のスタイルでは前に出過ぎてしまうとやられてしまうんです。ただ、気持ちとしては前に出たいというのもあるので、なるべく出ないように自分の気持ちを抑えることを意識しています。

ー1年生ながら団体戦にも出場されていますが、団体戦と個人戦の戦い方に違いはありますか
個人戦は先程の出過ぎないことを意識しているんですけど、団体戦はその時々の試合状況で変わるので、自分たちのチームが勝っているときは守ることを意識しますし、負けているときは前に出るようにします。やっぱり自分は守る方が得意ですね。

ー団体戦に向けて
今回ベスト16で終わってしまったんですけど、全日本団体戦では仲間の力もあるのでみんなで力を合わせて優勝を狙っていきたいと思います! 

フォトギャラリー

  • IMG 1184勝利への斬りを見せつける
  • IMG 03693年 伊藤
  • IMG 04602年 塩原
  • IMG 08203年 中村
  • IMG 1139選手紹介
  • IMG 1190監督にアドバイスを受ける
  • IMG 1343優勝者インタビュー
 

 

最近の記事

 

スポーツ法政 最新号

sigatugou R

定期購読の申込み