フェンシング
 

男女フルーレ、ともに王座届かず・・・/フェンシング部

関東学生リーグ戦
日時:2012年5月8日~11日、14日~15日
会場:駒沢体育館屋内球技場

ついにフェンシングのリーグ戦が幕を開けた。各種目2位以上で、6月17日に行われる全日本学生王座決定戦(以下、王座)への切符を獲得できる。昨年は男子が総合優勝、女子が総合準優勝しているだけに、今年も大きな期待がかかる。先陣を切ったのは男女フルーレだ。

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得点を決めガッツポーズ!

試合結果

総合成績

種目出場選手得点詳細結果
男子フルーレ  東純平④、菅野慶嗣④、辻慶謙③、山田祥大③、吉田玲③、小久保航太①、長島徳幸①  ○45-39 日体大、○45-36明大、○45-31専大、●40-45日大、●32-39早大 3位 
女子フルーレ  本村祐里香④、大石栞菜②、久良知美帆①  ○41-31日女体大、●29-45日大、●29-43早大、○28-15日体大、○33-32専大  4位 

※名前の横の数字は学年。

遠い王座・・・、またしても3位(男子)

 1日目は日体大戦と明大戦の2試合が行われた。日体大戦は、均衡した展開のなか、試合が動いたのは5セット目。フルーレキャプテンである東が怒涛の連続ポイントで25-18と引き離す。続く辻はややそのリードを詰められたものの、またも吉田玲が攻め立て35-24と再び点差を広げていく。40-29とリードで迎えた最終セット。アンカーを務めるのは東。41点目を取ると、その後なかなか1本が出ずに逆に5連続で得点を奪われる。少しずつ点差を詰められるなか、1本1本しっかりとアタックを決め追撃を振り切り45-39で初戦を勝ち取った。続いて行われた明大戦でも、序盤からのリードを一人ひとりが守りきり、45-36で白星をつけた。前半戦を終えて2勝0敗だったものの、山場は翌日に残っているだけにキャプテン東の表情は固かった。
 そして、リーグ戦2日目。専大戦には、山田とルーキーの長島も試合に出場し、45-31と快勝。しかし、次は東が山場としていた日大戦。中盤まで競り合い、互角の試合を見せる。しかし、6セット目で東が5連続でポイントを奪われ25-30とリードを作られると、続く吉田も1点も奪えないまま相手にストレートで得点を明け渡し25-35と差は10点にまで広がった。辻が果敢に攻めていき得点をもぎ取るも、8点ビハインドで東に最終セットを託す。ここでテンポよくアタックを続けて決め、37-42と追い上げキャプテンの意地を見せる。相手に44点目のランプが点灯しても、攻める姿勢は変わらず2連続ポイントを決め40-44まで持ち込む。終了時間が近づくなか、最後は相手のアタックが決まり40-45で敗戦。追い上げを見せたものの、逆転することはできず東は悔しそうな表情を浮かべた。試合は残り1つ。相手は、ここまで全勝し優勝へ大手をかけている早大だ。中盤までは競り負けるセットが続いたが、7セット目で吉田が巻き返し28-28と同点に追いつく。しかし、続く辻が再び点差をつけられると追い上げることはできず32-39で試合終了となり2敗目を喫した。
 最終結果は、3勝2敗で昨年同様3位。男子は、フルーレのみが過去2年間王座に出場できていないだけに、「今年こそ」という想いは強かっただろう。しかし、またしても王座への出場にはあと一歩届かなかった。なかなか越えることのできない2位との大きな壁。秋での巻き返しに期待したい。

チーム一丸となり4位(女子)

 初戦の日女体大戦は、序盤から築いたリードを全員で守りきり、41-31と圧勝。続く2試合目は、強豪である日大だ。強豪相手に自分たちのペースに持ち込めないまま、終盤はさらに攻撃の勢いが途切れ29-45と大敗し、1勝1敗で折り返した。
 2日目は、早大戦からスタート。1番手の大石は5-2と流れを作るも、続くルーキーの久良知が1点も取れず、逆に8連続でポイントを決められ5-10と逆転を許す。3セット目は、本村も相手も攻撃をしかけずに終える。4セット目の久良知は苦戦し、6-14で後半セットに持ち込んだ。劣勢のなかでも大石は前へ積極的にアタックを仕掛けていき、途中6連続ポイントを奪い取ると17-17の同点にまで追い上げた。しかし、その追い上げを生かせず、本村と久良知のセットで再び点差をつけられてしまい、24-30で最終セットへ。アンカーとしてピストに立ったのは、先程追い上げを見せた大石。1本ずつ力強いアタックを決めていくが、差はなかなか縮まらず、29-37となったところで一気に攻められると大石の攻撃の失速してしまいタイムアップ。29-43と2つ目の黒星となった。1勝2敗と負け越すなか、ここでチームは気持ちを切り替え日体大戦に挑み、28-15のロースコアを制した。そして、最後の専大戦。29-21と8点リードで迎えた最終セットだったが、相手の強い攻めの姿勢に圧倒され、アタックを次々と決められる。本村も1本ずつ決めていくが、それ以上に相手が勢いづき32-32の同点に。ここで3分間が終了し、決着は一本勝負の延長戦へ持ち越された。突きを決め点灯したランプの色は赤色の専大側だったが、ここで審判と補助員の協議が入る。その結果、アタックを決めたのは相手だったものの、反則があったためレッドカードが出されると、法大側に33点目が入り試合終了となった。(※この前にも反則を出されていてすでに1枚イエローカードが出ていた。今回ので2回目となり、2枚のイエローカードでレッドカードとなった。)
 女子フルーレは3勝2敗で4位。男子と同様、王座には届かなかったものの「勝ちが多かったのは良かった」と本村は振り返った。早大戦で敗れたあとに全員で気持ちを切り替え、再びチームがひとつになって試合に臨んだことが鍵となったのだろう。昨年から確実に受け継がれている女子のチームワーク。これからもそのチーム力を武器に勝利を手繰り寄せてほしい。

試合後の選手のコメント

東純平選手(営4)※取材は8日

ー2試合終えての感想は
やばい。…だめってこと。結果は勝ってるんですけど。でも、明日に向けて気は引き締まったかなと思います。


ー昨年準優勝の明大に勝てたのは大きいのでは
いや、でかくないです。今年、早稲田と日大が強いんで。(法政は)今のところ得失点が悪いんで、(明大に勝てたのは)大きいけど悪いです。明大には昨年も勝っているので。

ーチームの調子は
良い選手は良いけど、悪い選手は悪くて、団体戦としては微妙かなと。やっぱり団体戦ということを意識しないとやばいかなって思います。

ー残りの3試合山場になるのは
日大戦です。
ーどのような試合展開にしていきたいですか
自分たちの力が出せるように、悔いが残らないように頑張ります。

吉田玲選手(文3)※取材は9日

ー今日の3試合を振り返って
うーん…日大戦も早大戦も勝てない相手ではなかったのですが…。実際やってみて強かったのはあるんですけど、やっぱり不本意な結果になってしまいました。準備不足だったところがあったと思います。

ー個人の出来はいかがでしたか
今回初めてフルーレの団体のメンバーに入ったのですが、やはり普段の練習のときとは違う雰囲気がありました。練習や今回の試合でも、強くない相手にはポンポンと点が入るのですが、強い相手には自分のプレイができなくて。日々の練習の甘さが出たというか、その点で自分の経験不足なところが出てしまったと思います。

ー早大戦では劣勢の状況から巻き返してチームを同点にする活躍を見せましたが
早大戦の前の試合や日大戦でまったく良いプレーができなくてチームに迷惑をかけているのも前からわかっていたので、何とかしなきゃっていうプレッシャーがありました。その試合は良い結果残せたのですが、その前の試合まで動きがバラバラなのが自分でもわかっていたのに修正に時間がかかってしまって。メンタル的な切り替えもそうですし、もっと早く修正できたと思うので後悔しています。

ー男子は3勝2敗という成績でしたが、この結果は不本意でしょうか
そうですね、2年間王座決定戦に出場することができなくて、去年まではそれを黙って見ていることしかできなかったので、今年こそはメンバーに入ったら絶対にやってやるって強く思っていたのですが…先輩方やメンバーの人に本当申し訳ないです。

ー今回チームや個人で見つかった課題はありますか
今のチームには絶対的なエースがいないので、一人ひとりが堅実につないで、徐々に点を取って勝利をつかむ試合運びが目標だったのですが、今回試合をしていてそれだけでは限界があるように感じました。日々の練習でもっとお互いがより強くなれるように努力したいです。あとは、自分が団体のエースになれるように頑張りたいです。

ー後に続くエペ・サーブルに向けて一言お願いします
エペはもう絶対優勝したいです。今日実際にリーグ戦を戦った自分にしかわからない雰囲気みたいなものがあると思うので、下級生を引っ張っていけたらいいなと思います。サーブルも頑張ってほしいですね。

本村祐里香選手(文4)※取材は9日

ー1勝1敗で迎えた今日はいかがでしたか
自分の未熟さでチーム全体を引き込んでしまった部分はありました。しかし、1試合目がだめだったあと、切り替えてチーム一丸となってできたので、最終的にチーム的には良くなったと思います。


ー専大戦は1本勝負となり相手のランプが点灯しましたが協議の結果法大に点が入りましたが、あのときの状況は
試合やってるなかで、相手がヘッドダウン(※頭を下げること。反則の1つ)出していてイエローカードが出ていました。1本勝負をやっているときに相手が突いたと思って後ろを振り返ったときに持ってた剣がたまたま突いたんで、審判はそこで止めました。そのときにほかの周りで見ていた補助員たちが振り返ってから突いたってことで、振り返ったことでイエローカードが出て、それが2枚でレッドカードで1点になり終わりました。

ー3勝2敗という結果についてはどうですか
勝てるところはあったなと思ったんですけど、最初の目標的にも、全部勝とうというのではなくて、1試合1試合相手を見て目の前の相手を倒すという気持ちでした。3勝2敗で勝ちが多かったので良かったのではないかなと思います。

ー個人の出来としてはいかがですか
あんまり良くないです。今までできていたことができなくなったり、チームの雰囲気づくりとか、自分がしっかりしなきゃいけないところができてなくて悔いが残ることが多かったです。

ーキャプテンとして気を付けていたことはありますか
人数が増えたので、自分だけではなくてメンバー一人ひとりを見て、誰かと一緒にいるのではなく、全員をちゃんと見てあげられるように気にかけています。

ー残すはエペとサーブルです。エペは2連覇もかかっていますがプレッシャーはありますか
プレッシャーはあるんですけど、とりあえず1戦1戦勝っていこうという気持ちです。去年は去年の結果で、今年は今年でできるところまで勝っていこうと思います。

ーエペとサーブルの目標・意気込みを教えてください
試合を楽しく、勝ち負けにこだわらずみんなが良いパフォーマンスできるように、チーム一丸となって頑張っていきたいです。
 

ルール紹介

ここでは、団体戦の解説とルール説明をさせていただきます。

*フルーレ*
フルーレはフェンシングの基本となっています。得点となる有効範囲は、頭・両腕・両足以外の胴体部分です。また、先に攻撃した方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の剣を払うなどしてから攻撃を行わないと得点になりません。そのため、試合中は、攻撃権を奪いながら攻め合います。同時に突いた場合はどちらが有効であったのかを主審が判断します。

*団体戦について*
フェンシングの団体戦は1チーム3人から4人の選手が交代しあい、1セットの持ち時間を3分として9セットまで行います。また、第1セットの3分間の間に5点先取した場合はそこで交代。以降、セット数×5点がそのセットの得点の上限となります。45点先取で勝利が決まり、また、最終セットの時点で持ち時間が終了した場合は得点の高い方が勝利します。最終セット終了時に同点の場合は一本勝負の延長戦へ。先に突いた方が勝利者です。

 

フォトギャラリー

  • reague1-1得点を決めガッツポーズ!
  • reague1-2アンカーを託されたキャプテン東
  • reague1-3突きにかかる長島
  • reague1-4早大戦に出場した小久保
  • reague1-5攻めにかかる辻
  • reague1-6団体フルーレには初出場の吉田(玲)
  • reague1-7力強いアタックを決める大石(栞)
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