フェンシング

男子エペ団体戦、抜群のチームワークで笑顔のV! 全日本学生選手権4日目/フェンシング部

全日本学生選手権
日時:2012年11月7日(水)~11日(月)
会場:大山崎町体育館

男子エペが今季3つ目のタイトルをつかみ取った。「チームワーク」という最大の武器は、インカレという大舞台でも健在。毎試合、1本取るごとに力強いガッツポーズを仲間に返し、ベンチでは大きな歓声に沸く。どんな状況でも仲間への信頼を絶やさず、全力で1試合ずつ戦いぬいた賜物だ――。

男子エペ優勝!喜びを分かち合う

試合結果

総合成績

 出場選手結果得点詳細
男子エペ  鈴木理来③、吉田玲③、吉沢有紀②、加藤祥②  優勝 1回戦○法大45-37明大、準々決勝○法大45-33立命大、準決勝○法大45‐25中大、決勝戦○法大45‐40専大
女子サーブル  本村祐里佳④、木村毬乃②、栗本ひかる①  ベスト8   1回戦○法大45‐37関学大、準々決勝●法大40‐45朝日大

男子エペ 吉田玲「優勝できるって思った」

関カレでの競り合う展開を見せた対戦校と、インカレでも当たることになった男子エペ。得点・試合内容ともに見ても、関カレよりまた一つ成長を遂げ「学生王者」の座についた。
1回戦の明大戦は、「硬かった」(吉田玲)と本調子の動きではなかった。そんななかでも勝利を収めると、もう彼らの動きに硬さは見られない。続く立準々決勝の命館大戦は、終盤に吉田玲が7連続ポイントを奪う圧巻の動きもあり大差で勝利。準決勝の中大戦でも、序盤から試合の流れを作ると、シングルポイントも量産する。関カレでは接戦となった中大を相手に、インカレでは45‐25と圧倒し、チームワークも含め力の差をみせつけた。
そして迎えた決勝戦は、「法大対専大」という関カレ決勝戦と同じ組み合わせとなった。関カレのリベンジに燃える専大と迎え撃つ法大。インカレの決勝戦にふさわしい対戦カードであっただろう。1・2セット目は、吉田玲・加藤がそれぞれリードを作り幸先いいスタートを切るも、そう簡単に勝たせてはくれない。3セット目、個人戦で涙の勝利を決めた吉沢がその相手であった上原に対し余裕を失う。相手の8連続ポイントにより差は詰められ、15‐15と試合を振り出しに戻す。これは作戦の範囲内だったものの、4セット目以降はシーソーゲームが続き5・6セット目では逆転を許してしまう。ここで一度円陣を組み、気合を入れなおすメンバー。そして、「しっかり取り返して来い」とエペキャプテン菅野から送り出されたのは吉沢だ。この時点でのスコアは26‐30。「シングルだけを狙った」(吉沢)が振り返るように、すばやい動きでシングルポイントを重ねていくとセット終盤で点差を埋め35‐34と逆転に成功する。これで波に乗り切った法大。続く吉田玲も軽いフットワークで確実に1点を取っていく。得点が決まるごとに湧き上がるベンチ。40‐36で最終セットへつないだ。そして、アンカーを託された鈴木。全治3週間の腰のけがを負ってたなかでの出場だった。「祈るしかない」(加藤)と、ベンチが、応援席が鈴木にエールを送る。45点までのカウントダウン。痛みをこらえつつも、アタックを決めていき44‐40。もう一度気持ちを吐き試合が再開すると、ついに最後のアタックが決まる。鈴木に抱き着くエペメンバー、ベンチで迎える仲間たち。誰もが笑顔でその功績をたたえ、喜びを分かち合った。

女子サーブル 王者・朝日大に競り負けベスト8

 「優勝したい」と今秋への想いを語っていた木村と栗本。その想いは、今大会王者となった朝日大の前で散り惜しくも叶わなかった。
1回戦の関学大戦は、序盤からリードを作る。木村の5連続ポイント、そして栗本と本村合わせて9連続ポイントと、中盤に24‐9と一気に引き離す。終盤8セット目でピストに上がったのは、団体戦初出場の中島。39‐28の場面から1本が決まらず追い上げをくらうも、アンカーの本村が締め直しベスト8入りを果たす。
続く準々決勝の相手は、ここ2年間のインカレで頂点に立っている朝日大だ。この試合絶好調だったのは、ルーキーの栗本。3セット目は本調子ではなかったが、そこから吹っ切れた。木村と本村がビハインドを負った状態で栗本につなぐことが多かった中盤以降。劣勢な状況のなか積極的に、かつ冷静に相手の攻撃を見て対応し、5セット目は5‐0、7セット目は7‐2で得点を巻き返し35‐32と再び流れを引き戻して見せた。しかし、8セット目、木村のプレーに乱れが出る。アタックのタイミングにずれが見え失点が重なると36‐40で終え、木村自身も悔しさをにじませた。最終セット、本村が追い上げを図るも相手の攻撃が一枚上回り40‐45で敗れ、表彰台入りとはならなかった。

試合後の選手のコメント

菅野慶嗣選手(国4)

ーエペ優勝おめでとうございます!ベンチからどう見守っていましたか
試合のどこかで空気が若干静かになる感じができるんで、それを作らないように盛り上げようと終始声をかけていました。

ー1本取るごとに盛り上がってましたもんね
エペチームが勝つときっていうのは、負けててもチームの雰囲気はすごく良い感じでやっていれば誰かが取り返して勝つっていうパターンなので、それを頭に入れてチームの雰囲気づくりをしてました。

ー決勝戦では負けていたなかで、吉沢選手が巻き返しました
途中がっつりやられたじゃないですか。そこをしっかり取り返してこいって送り出して、きっちりちょうど取り返してくれました。

ーインカレが終わりましたが、結果は満足のいくものでしたか
そうですね。ちょっと欲を言うんであれば、1試合くらいエペに出て試合をしたかったかなと思うんですけど、昨日の疲労と練習してないっていうのもあったので、それを考えると見守ってたほうがベストかなと。で、いざとなれば4年生として、エペキャプテンとして出ようかなって感じでした。なので、満足には満足ですけど、1試合くらい出ても良かったのかなって今はそう思います。 

吉田玲選手(文3)

―優勝の率直な感想は
うーん…団体戦は嬉しいんですけど、個人戦で負けているんで…。いやでもほんと嬉しいです!フルーレが優勝していたんで、エペも出来たら良いなって思ってたんで。関カレは自分たちが獲ってたんで、無難にいけばインカレも取れると思ってたんですけど、フルーレが優勝したので余計なプレッシャーが掛かってしまって。1試合目は結構危なかったんです。皆動きがカタくて。でも2試合目の立命戦で優勝出来るって思いました。当たり前ですけど、優勝できてうれしいです。
 
―決勝戦を振り返って
試合始まる前に、相手が日体か専大になるかを見てて、専大が来てくれてよかったです。専大に勝たないと優勝じゃないって感じなので。試合始まって序盤はほんとに良くて、余裕で勝てるなって思ってたんですけど、そう簡単には勝たせてくれなくて、吉沢が焦っちゃったりしたので。でも自分より吉沢が凄い頑張ってたので、吉沢に全部持ってかれたなあと(笑)。(鈴木)理来も最後締めたし。自分は補佐出来て良かったです。
 
―今日は試合を通じて好調に見えましたが
明治戦は本当に微妙だったんですけどね。自分フルーレもやってるんで、どうしてもフルーレタイプと言うか、フルーレが抜けないでやってしまって切り替えが難しいんですけど、立命戦で自分のやり方を思い出して、あとは本当に好調で、自分の思ったようにやれました。
 
―最後のセットをはどんな気持ちでしたか
自分の8試合目で正直いっぱいいっぱいだったので、試合見てる余裕がなかったというか(笑)。最後の相手と理来の力を考えたら4点あれば大丈夫だろうと思ってたので、安心して見てました。
 
―エペの強さの秘訣は
監督はエースがいないって言うわれるんですけど、吉沢がエースだと思います。そこを自分と理来が上手くフォローするというか、バランスがいいんだと思います。あと自分フルーレのベンチにもよく入るんですけど、その時は結構切羽詰まってる感があるんですけど、エペは凄い居心地がいいっていうか、いい意味で相手をなめてやれて、凄い楽にいることが出来るので、ベンチワークと言うかその辺が強さの秘訣だと思います。仲もいいですし。

鈴木理来選手(文3)

―優勝の率直な感想を
嬉しいです!
 
―決勝は関カレ決勝と同じカードになりましたが
向こうも関カレで負けていたので、関カレ通りの試合運びにはならないことはわかっていたし、凄い難しい試合にはなるとは思っていました。でもみんなでいつも通り一点一点集中していけば勝てると思ってたんで。
 
―腰に怪我を抱えていたようですが
相当悪いですね。全治3週間で1週間たっただけだったので…
 
―決勝の最初の試合は苦しみましたが
いつも上原(専大)相手にはいい成績だったんですけど、今日は凄い研究していたというか、今までと全然違う戦い方をしてきて、そこで焦ってしまって、取りに行ったら逆にやられてしまったので。そこに試合中に気づけないで相手に点をバンバン与えてしまったので、そこは反省したいです。
 
―勝った時の気持ちは
今回はほんとみんなに助けられたなあと。これまでの3試合も(加藤)祥が最初の2試合出て、交代で最後自分が締めるっていう形だったんですけど、皆がつないでとって来たので、自分が負けるわけにはいかないので、凄い集中してやれたし、チームのために勝とうって思って。
 
―関カレに続いての優勝ですが、勝因は
良くわからないですけど、チームワークは他の大学よりも凄い良いと思います。団結力もあると思うし、あとはみんなでコミュニケーション取りあって、ベンチワークが良かったと思います。実力だけならほかの大学とほとんど同じだと思うんで。
 
―明日サーブルが優勝すれば男子3冠です。
取ってほしいと思います。優勝して、3冠取りたいです。

吉沢有紀選手(文2)

―優勝の率直な感想を
フルーレが優勝して、明日のサーブルは優勝できると思ってるんで、その中で優勝して、3冠出来たら良いなと思っていて。でも優勝出来たんで、良かったです。
 
―決勝の初戦は上原選手との試合でした
個人戦の時よりも焦ってしまって、もっと余裕をもってやれれば良かったんですけど。チームとしては追いつかれることは覚悟の上で、作戦だったんで、切り替えることが出来ました。
 
―3セット目には物凄い追い上げを見せましたが
次の試合が上原さんだったんで、ここで取るしかないと思ったんで。向こうもメンバーチェンジしてきて、やりやすい相手だったので、シングルだけを狙って行きました。
 
―最後のセットをどんな気持ちで見ていましたか
もう理来先輩が取ってくれるって信じていました。
 
―このチームの強さの秘訣は
王座で一回負けてて、油断しないで全力でやることが出来たことと、チームとしての戦い方が良かったと思います。王座の時よりも団体戦の戦い方が出来ていたので。
 
―サーブルが優勝すれば3冠です!
プレッシャーがかかると思うんですけど、頑張ってください。

加藤祥選手(営2)

―優勝した率直な感想を
嬉しいですね。
 
―準決勝までの試合を振り返って
最初の明治戦は緊張していて動きもカタくて、2回戦の立命戦は自分が取り急いでやられちゃったんですけど、周りが凄い調子が出てきたんで、助かりました。
 
―決勝は1試合のみの出場でしたが
理来先輩がいたんで1試合目だけ出たんですけど、1試合目の相手が1年生で、初めてやる相手だったんですけど、次につなげるような気持ちで行ったら、思ったよりポイントが入ったので。勝って帰って来られて嬉しかったです。
 
―最後のセットをどのような気持ちで見ていましたか
理来先輩が腰を痛そうにしていて、もう祈るだけですよね。みんなで信じていました。
 
―サーブル陣にエールを
リーグ戦と王座、関カレと優勝して、一番大きな大会ですけど、頑張って取ってほしいと思います。

 

フォトギャラリー

  • 軽いフットワークで一気に攻め込む吉田
  • 腰の痛みをこらえつつも、アンカーとして勝利を守り抜いた鈴木
  • 決勝戦では巻き返しに成功した吉沢
  • セットを勝ち切り雄叫びをあげる加藤
  • 和気藹々とするエペチーム(左から、鈴木・菅野・加藤・吉沢・吉田
  • 朝日大戦では苦闘したが、全力さは失わない(木村)
  • 朝日大戦絶好調の栗本。1本取るごとに気迫溢れる叫びを見せた

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