フェンシング

【フェンシング】関東学生リーグ戦3、4日目 男子サーブル、全勝でリーグ戦連覇!「5冠」へ好発進!

関東学生フェンシングリーグ戦
5月21日(火)、22日(水)
駒沢屋内球技場

男女フルーレに続いて登場したのは、男子サーブルと女子エペ。前者は昨年のリーグ戦で圧倒的な強さを見せて優勝、後者はまさかの2部降格と、明暗がくっきりと分かれた両種目。リーグ戦連覇と1部昇格に向けて、負けられない2日間が行われた。

この勢いで王座も掴み取る!

試合結果

総合成績

種目出場選手試合詳細結果
男子サーブル 斉藤采④、吉田健人③、丹代翔③、安藤光平②、大崎葵一① ○法大45-36日大、○法大45-33明大、○法大45-34早大、○法大45-35、○法大45-39中大 優勝
女子エペ 小林未来②、久良知美帆②、池田五月①、緒方渚① ○法大45-39学習院大、○法大30-16青学大、○法大45-43慶大、○法大45-13明大、●法大30-45東農大 2位(2部)

男子サーブル 随所で光った新エースの活躍!

 常勝を誇る法大フェンシング部において、近年特に「お家芸」として、圧倒的な強さを見せている男子サーブル団体。長年の悲願である、全ての学生タイトルに全日本選手権団体戦を含めた「5冠」達成に向け、まずはリーグ戦優勝で勢いをつけたいところである。しかし、初戦の日大戦は主将・斎藤の調子が上がらず、普段のプレーとは程遠い出来で苦戦する。第6セットでは相手の反撃を受け最大10点差が2点差まで肉薄を許す。それでも、続く試合で丹代が相手を突き離し、最後はエース格の吉田健が試合を決め、45-35と日大を撃破。無事初戦を突破する。それ以降は尻上がりに調子を上げていき、明大、早大戦では新入生の大崎を起用するなどローテーションを組みながらも勝利し、3連勝で初日を終えた。
 2日目の最初の相手は専大。幸先よく勝って勢いに乗りたいところだが、序盤、安藤が審判の判定に頭を傾げるシーンもあり、リズムを崩してしまう。また相手のエース、張眞の鋭い攻めにも苦しめられたが、ここでチームを救ったのは吉田健。ビハインドで回ってきた2度のセットでいずれも逆転に成功し、最後のセットも張眞を寄せ付けず45-35と破り、全勝で最終戦を迎えた。
 全勝対決となった中大戦。昨年のインカレ決勝、まさかの大逆転負けで優勝を明け渡してしまった因縁の相手に対し、法大も「絶対負けられない」(吉田健)と気合十分。多くのギャラリーが集まり、独特の雰囲気のなか、試合は始まった。
 先手を取ったのは中大であったが、第2セット、今大会安定感抜群の吉田健がまたも魅せる。そのアタックの速さ、正確さ。相手の攻めに対しても、落ち着いた返しを見せ、すぐに逆転。流れを渡さない。その後試合は一進一退の攻防が繰り広げられたが、第7セット・丹代が一時逆転を許すも持ち直し、4連続ポイントで再度リードを奪う。続く斎藤。なかなか調子があがらない今大会であったが、ここで主将の強さを見る、気迫満点のプレー、鋭いアタックでリードを広げる。ポイントを決めると大きなガッツポーズでチームを鼓舞する。そして、アンカー・吉田健。昨年よりも大きく成長した新エースは危なげなくポイントを重ねる。45点目を決め、ホッと一息。それは、男子サーブル団体の2年連続26回目の優勝が決まった瞬間でもあった。
 メンバー1人1人の成長が見えた今大会。獅子奮迅の活躍を披露した吉田健、主将の意地を見せた斎藤、レギュラーに定着した丹代、専大戦では悔しい結果になったが、次を見据えている安藤。この4人の力が交わった法大に怖いものはない。いざ王座4連覇目指し、決戦の地京都へ乗り込む。(芳野 史征)

女子エペ あと1点に泣く・・・入れ替え戦出場ならず

 昨年度のリーグ戦では最後までチームとしての戦い方が定まらないまま全敗を喫し、入れ替え戦でも敗れ2部降格を味わった女子エペ。2部1位のみが出場できる1部との入れ替え戦に向けて、1つも落とせない今リーグ戦である。昨年のリーグ戦を経験した小林、久良知の2年生の2人に池田、緒方の新入生を加えた、下級生中心のメンバーが構成で試合に臨んだ。
 初戦の学習院大戦、2戦目の青学大戦は実力通り、安定した試合運びでポイントを重ねていき、連勝スタートを切る。3戦目の慶大戦は一回り目を終えて4点のリードを許し、序盤から苦しめられる。しかし第5セットに登場した池田が、相手の攻撃を待って仕掛ける我慢のプレーで同点に追いつく、続く小林は対照的にフレッシュ(相手の懐に飛び込む技)など攻めの姿勢を見せ、逆転に成功した。その後も一進一退の攻防が続き、お互いを差を詰めたまま、最終セットへ。ここで再び小林がピストに立つ。3点のリードであったが、相手も必死の攻撃で対抗。それでも女子エペの新たな大黒柱は、このリードをなんとか守りきり、初日を3連勝を締めた。
 翌日の初戦であった明大戦にも大勝し、全勝のまま最終戦の東農大戦を迎える。勝てば入れ替え戦出場が決まる大一番だったが、法大は硬さが見られ、自分たちのペースに試合を持ち込めない。最後まで形を作ることが出来ないまま、30-45で初黒星。ここでリーグ戦を終えた。
 この結果、全試合を終えて法大、東農大、慶大が4勝1敗で並び、法大と慶大は得失点でも並んだ。しかし、総突数(合計得点)で慶大を下回り、法大は2位。惜しくも入れ替え戦行きのチケットを手にすることは出来なかった。結果的には5試合であと1点でも取れていれば優勝していただけに、悔やむに悔めない結末だろう。しかし下級生主体のチームは、2部リーグではあるもののしっかりと存在感を示した。この悔しさをバネに個人がさらにレベルアップし、秋に成長した姿を見せるはずだ。(田中 宏樹)

試合後の選手のコメント

斉藤 采(法4)※取材は22日

―リーグ戦優勝した今のお気持ちは
誰が出てもこっち(法大)が優勝するチームだって思ってたんで、その中で当たり前の優勝というのが出来て、一安心て感じではあります。

―男子サーブルの主将としてのプレッシャーはありましたか
ありますね。リーグ戦とか王座とかっていうのは春の最初の大きい大会で、勝って当然なんで。去年のインカレで法政が中大に負けて、悔しい思いをしたんで、去年の成績より下にいかないように、勝ち続け、最後のインカレで(中大に)去年の借りを返し、全日本でも優勝したいです。5冠かな?全部優勝したい!(笑)

―主力2選手が抜けて初めての団体戦でしたが
団体戦なんでいくら個人戦で強くても団体戦で機能しなかったり、個人戦弱くても団体戦強かったりとか、人によって本当にいろいろあるんで、ただ春の新しいメンバーでこういう選手がこういう特性でっていうのが全然わからなかったから、とりあえずみんなで楽しく勝てればな、と思ってたました。

―今日(22日)は監督がベンチに入っていませんでしたが、メンバーの決定は斉藤選手が行っていたのですか
全部自分が決めてました。

―ライバルの中大の印象は
まあ中大はもっと強いチームだと思うんで、いつ本当の実力を出してくるのかわからないっていう状況なので、気を抜いて練習しないと、去年のインカレみたいになるので。優勝するのは当たり前なんですけど、それを達成するために日々練習して、チームのため大学のため自分のため、っていう感じです。

―ご自身のプレーについては
何試合か相手にはまって、結構とられた試合があったんですけど、最後の3試合は自分は最後の吉田にバトンを渡す係で、自分より強いので、少しでも吉田が楽して勝てるようにプレッシャーにならないようにっていうことで。貯金を増やしてバトンタッチするっていうのが自分の役目なんで、最後の周りは一番集中しました。

―今リーグ戦ではその吉田選手の活躍が光りましたが
一個下なんですけど、これから来年ももちろん最後周りやると思うんで、今年は練習っていう気持ちで臨んでくれれば、自分もバトンを渡しやすいかなと。

―王座決定戦への意気込みを
王座は法政は最近負けて来てないんで、いつも通り王座までの1週間練習に集中して、優勝したいと思います。

 

吉田健人(法3)※取材は22日

―優勝の感想はいかがですか
新しいチームで、去年までのメンバーが2人抜けてからの最初の大会だったので、勝てるかどうか正直不安だったので本当にうれしいです。

―今日の試合を振り返って
去年から団体のメンバーに入れさせてもらって、去年よりも今年は自分らしいプレーが出せて、本当によかったと思います。

―試合後「解放された」とおっしゃっていましたが、今大会へのプレッシャーはやっぱり大きかったですか
最後回りは初めてだったので、ちょっとプレッシャーもありました。でも、いい緊張感でできたとこはよかったです。

―中大戦はどんな意気込みで試合に臨みましたか
去年のインカレで負けて、悔しい思いをしたので絶対勝ってやる、という気持ちでいって、一本一本意識して戦っていきました。

―去年よりもかなりレベルアップした印象を受けたのですが、何か変わったことはありますか
自分は試合初めの駆け引きが去年、下手だと思ったので、今年はもっと入りを意識して、それと、アタックのスピードとかも意識して、それで去年よりも早くなって、自分でも手ごたえを感じています。

―去年からレギュラーも張っていて、いろいろプレッシャーもあった今大会の感想はいかがですか
実際、リーグ戦始める前は不安でしたけど、いざ、ピストに入ると去年よりずっと良くて、自分でも正直驚きがあったのですが、自分らしいプレーが出来た大会でした。

―王座へ向けて一言お願いします
このままリーグ戦の勢いのまま王座も優勝したいと思います。

丹代 翔(国3)※取材は21日

ー今日の試合を振り返って
全体的に力んでしまって、取れたポイントは良いところもあったんですけど、それ以上に無駄なポイントが多すぎました。

ー良かったところはどんな点ですか
1試合目ちゃんと声出してできたところですかね。

ー今年から団体戦レギュラーになりましたが
チームのみんなに迷惑かけないようにしたいです。話しかけたりコミュニケーションを取るようにもしてます。

ー同じメンバーの吉田健さんは刺激になっていますか
はい、かなり。ずっと同期でやってきて切磋琢磨できている感じなので、お互いアドバイスとかもたまにしたりして刺激しあって良い仲間だと思います。

ー春先に取り組んだことは
フットワークを多めに自分でやるようにしました。

ー1月のJOCカップでは準優勝でしたが
大舞台でいつも緊張しちゃうんですけど、JOCでは緊張ほぐれてやれたので、JOCの状態にこれからどうもっていけるかしっかりやっていきたいです。

ー3月のアジアジュニア選手権はどうでしたか
アジアジュニアはちょっと力んでしまって自分の力を発揮することはできなかったんですけど...。アジアジュニアでも団体戦やって良い試合も悪い試合もありました。団体戦出れたことが収穫になりました。

ーライバルの中大戦はどんな気持ちで臨みますか
やっぱ気持ち、あっちも乗ってると思うので、気持ちで負けないようにやっていきたいです。

ーサーブルは高いレベルの結果が求められていますが
ずっと優勝してきているので優勝しなきゃっていうプレッシャーはあるんですけど、それ以上にチャレンジャーの気持ちをもってチーム全員で声出して頑張っていきたいと思います。

ー明日に向けて
絶対優勝するんでチーム一丸となって頑張るので応援よろしくお願いします!

安藤光平(法2)※取材は22日

―優勝の感想はいかがですか
素直にうれしいです。

―今日の試合を振り返って
最初の専大戦で感情的になってしまって、試合を壊してしまったので、もっと冷静になれたらと思います。

―中大戦には出場できませんでした
専大戦でよくない試合をしてしまったので仕方ないです。でも、やっぱ出れないのは悔しいのでもっと練習していきます。

―今大会を振り返っていかがですか
全体的に満足のいくプレーはできなくて、実力的には負けてはいないはずなので、頭を使って、試合を展開できるようにしたいです。

―これからやっていかなきゃいけないことはありますか
ちょっと練習不足だったので、基礎からやり直して、王座まで短い期間ですけどしっかりやっていきます。

―サーブルチームの雰囲気はいかがですか
雰囲気自体はすごくよかったです。

―王座へ向けて一言お願いします
もっとチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。

小林未来(文2)※取材は22日、総合順位が発表される前に行われた

―リーグ戦を終えて、いかがでしたか
下級生(中心の)チームなんで、初めて全部最後周りでやって、点を取らなきゃいけない状況で、去年主力だった本村(祐里佳)先輩と、いつもいる大石栞菜先輩の辛さというか、大変さとか、責任感を凄い感じました。

―足首を冷やしていらっしゃいますが、怪我ですか
そうです。4月の練習中にひねってしまったんですけど。(重症ですか)いや、もうテーピングだけで大丈夫なんで。

―初めての2部での試合でしたが、実際に戦ってみていかがでしたか
やっぱり違いますね、1部と2部だと。やってくることとか、技のレベルとかも違って、逆にこっちが難しいことをやって、手こずることもありました。

―積極的に得点を狙うプレーが多いように見えましたが、ポイントゲッターのような役割ですか
そうですね、結構ポイントを取っていきたいというか、それを池田が守るっていう形で。あの子は我慢ができる子なんで。自分どっちかっていうと我慢できなくて、結構前に行っちゃうタイプなんで、自分が点を取って、それを池田に守ってもらうっていう。エペ陣が自分と池田だけなんで、あと久良知と緒方に頑張ってもらうという感じです。

―慶大戦は接戦で最終セットを戦いましたが、あの時のお気持ちは
負ける気はしませんでした。最後は1点差まで詰められたんですけど、けどまだ自信はあったんで、いつでも得点できるフレッシュっていう技で行けたんで。

―フレッシュは以前から多用されていましたが、やはり得意技でしょうか
得意です。でも、我慢出来ないで行っちゃうとダメなんで。

―同級生の久良知選手もメンバーに入りましたが
久良知は昨年も一年一緒にやって来たんで、凄い心強かったです。

―池田選手や緒方選手の活躍も光りましたが
2人とも凄い自信を持って、堂々とやってくれたんで。自分が1年の時はもう焦って焦ってって言う感じだったんですけど、一年生らしく試合してくれて、頑張ろうって思ったし、最後池田がすみませんでしたって泣かせちゃって、いやいやこっちがごめんみたいな(笑)

―現在東農大と慶大と勝敗で並んでいますが、順位は決定しましたか
今計算中で、今日中に出ると思うんですけど、もう祈るだけです(苦笑)

―次の大会へ向けて一言
最近個人的な成績とか落ちてて、不調っていうか、個人のレベルも上げていかないと、団体戦でも通用していかなくなると思うんで、もっと個人のレベルを上げて、それを団体戦に生かしていきたいです。

池田五月(文1)※取材は21日

―リーグ戦3試合を終えて、ここまでの試合を振り返って
初めてのリーグで、緊張してしまったんですけど、ずっと楽しんで、試合をすることが出来ました。

―チームの中で明確な役割などはありましたか
あんまり点を取りに行くんじゃなくて、結構我慢して、チャンスの時だけ点取りに行く感じでした。

―試合を重ねるごとに調子も上がっていたように見えましたが
まあ、はい…(笑)

―法大のフェンシング部の雰囲気はいかがですか
凄い明るくて、とても楽しいです。

―同じ富山西高校出身に吉田玲選手がいますが、同じエペ陣として、何かアドバイスは受けていますか
技術的なアドバイスもですし、気持ちの面でも結構アドバイスをくれるので、ありがたいです。

―高校時代とのレベルの差については
全体的に相手のレベルも高いので、高校のときよりは勝つのが難しいんですけど、頑張りたいです。

―明日の2試合に向けて意気込みを
明日の2試合も勝って、入れ替え戦に向けて、頑張りたいと思います

緒方 渚(キャ1)

―今日の試合を振り返って
初めての試合で緊張して、自分の思うようなプレーができなかったので、もうちょっとリラックスしてできたらよかった、と思ったので、明日出るんだったら、そういう面を踏まえて、気持ちにゆとりをもってやりたいです。

―フルーレにもベンチ入りしていましたが、フルーレの感想はいかがですか
やっぱり、フルーレのベンチに入ることによって、試合の会場の雰囲気とか、やらなきゃいけないことがあって、それをやって、今日のエペに入れたのでよかったと思います。いい経験になりました。

―本業はどちらですか
フルーレです。

―高校と大学、比べていかがですか
高校と比べて、大学のほうが先輩とかの盛り上げとかがあって、すごい自分の中で楽しんで試合ができるかなという雰囲気がありますね。

―女子主将の大石さんはついてはどうですか
大石先輩は、ずっとジュニアのときから知ってて、ずっと尊敬していて、大石先輩の影響もあって法政に入ったこともありますね。

―法政の雰囲気はいかがですか
法政の雰囲気は、やるときはやる、気を抜くときは抜く、って感じでメリハリがついている大学なので、楽しいです。

―これから磨いていかなきゃいけないことはありますか
まだフルーレの面でも技術的にまだ自分のなかで確立してできているところがないので、それぞれスキルを磨いて、試合のメンバーに入れるように頑張りたいです。

―明日に向けて
今日の試合がガクガクだったので、もっとリラックスしてできたらいいと思います。

 

フォトギャラリー

  • チームを牽引する斉藤主将
  • 圧巻の活躍を披露した吉田健
  • 仲間から迎えられる丹代
  • 鋭いアタックを見せる安藤
  • 懐へ飛び込むプレーが武器!(小林)
  • 池田は高校総体で個人3位入賞した実績を持つ
  • 新人ながら2種目出場の緒方
 

 

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