フェンシング

【フェンシング】全日本選手権(個人戦)1日目 安藤が初の8強入り!4名が16強進出

全日本フェンシング選手権大会(個人戦)
2013年6月28日(金)
代々木第一体育館

日本フェンシング界の頂点を決める戦いが幕を開けた。学生の枠を越え、全日本の舞台でも存在感を見せつけたい法大。初日に行われた男子サーブルと女子フルーレでは、早速各選手が好成績を残した。

ベスト8進出の安藤

試合結果

総合成績

種目選手名最終順位試合結果(決勝トーナメント以降)
男子サーブル 安藤光平② 7位 1回戦 ○15-8 2回戦 ○15-7 3回戦 ○15-10 準々決勝 ●11-15
  吉田健人③ 10位 1回戦 ○15-9 2回戦 ○15-10 3回戦 ●9-15
  大崎葵一① 30位 1回戦 ○15-11 2回戦 ●11-15
  斉藤 采④ 32位 1回戦 ○15-13 2回戦 ●13-15
  丹代 翔③ 55位 1回戦 ●12-15
女子フルーレ 久良知美帆② 11位 1回戦 ○15-8 2回戦 ○14-9 3回戦 ●7-15
  柳岡はるか① 15位 1回戦 ○14-13 2回戦 ○15-12 3回戦 ●10-15
  真田玲菜① 23位 1回戦 ○15-8 2回戦 ●9-15
  緒方 渚① 28位 1回戦 ○15-3 2回戦 ●10-15
  大石栞菜③ 59位 1回戦 ●11-15

男子サーブル 常勝の名に恥じぬ好成績!

プール制(出場選手が複数のグループに分かれ、総当たり方式で戦う方式)の予選では安藤が全勝、吉田健が1敗で通過するなど、出場した5選手が危なげない戦いで決勝トーナメントに進出した。
トーナメント1回戦では、団体主将の斉藤が昨年の法大主将である水谷一貴氏(大垣共立銀行)と対戦。終始ペースを握り、昨年までの大黒柱相手に見事勝利を収めた。また1年生の大崎は昨年度インカレ個人準優勝の吉岡(岐阜クラブ)相手に、積極的な攻めで金星をあげた。昨年32強入りした丹代は日大の森に惜敗したが、その他の選手は32強入りを果たした。
続く2回戦では斉藤、大崎が敗戦。吉田健は中大のエース・前田との対戦となった。学生の大会からしのぎを削り、親交もあるという相手にも臆せず、持ち味の足を使った大胆なプレーで得点を重ねると、「怪我していると聞いた」というインカレ覇者に15-10で勝利。安藤も危なげなく勝利を収め、昨年同様この2人が16強入りを果たした。
3回戦では吉田健は高校の先輩にあたる島村(警視庁)と対戦。この大会で優勝することになる相手に9-15で敗れ、昨年と同じくこのラウンドで姿を消した。安藤は予選全勝でトーナメントでの当たりが良かったこともあり、ここまで無難に勝ち進んできたが、ここで日大の今井と対戦。王座決定戦で敗れた団体戦の主力相手に見事勝利し、初の8強入りを成し遂げた。準々決勝の相手は一昨年度の法大主将である新井弘太氏(Nexus)。高校時代からの先輩である難敵にもひるまずに向かっていき、一時は4点差をつけたが、ここから本領を発揮した新井の勢いを止めることが出来ず、11-15で敗れた。しかしこの新井との対戦以外は終始自ら主導権を握って試合を進めた安藤。1月JOCカップのジュニアの部で連覇した経験もあり、改めて個人戦で圧巻の強さを見せつけた。
全日本という最高峰の舞台でも圧倒的な存在感を示した男子サーブルの選手達。ここで得た経験を糧に、秋以降の大学の団体戦でも勝利を掴みに行く。春の団体戦では奮わなかった安藤が、個人戦同様の活躍を見せられるかは注目だろう。

女子フルーレ 期待の新人が早速実力を見せつける!

女子フルーレで出場したのは5選手。予選は全選手が突破を果たした。トーナメント一回戦では、主将であり女子チームの核である大石栞が、17歳以下の日本代表である狩野(仙台三高)に敗れてしまう。予選から本来の調子ではなく、低順位で通過してしまい、トーナメントでいきなり強敵と当たってしまったことが敗退の遠因になった。2回戦では一回戦を見事勝ち上がった真田、緒方の新入生2人が惜しくも敗れてしまう。しかし、まだ一年生ということも考慮すれば、ベスト32入りは決して悪い成績ではない。リーグ戦も経験した彼女たちは、この大会でも溌剌としたプレーを見せ、今後の活躍を期待させた。
その中で16強入りを達成したのが、久良知と一年の柳岡の2人だった。久良知は予選から5勝1敗の好成績で通過し、トーナメントに入っても普段以上に正確な突きが冴えた。一回戦を15-8、2回戦は14-9とそれぞれ快勝。3回戦では強敵西岡(nexus)に大差で敗れたが、昨年度果たせなかった16強入りを達成した。柳岡はリーグ戦は怪我で出場出来なかったが、中高時代から世代別の日本代表として多くの世界大会に出場し、カデ世代(17歳以下)の世界選手権で16強入り等の実績を持つ選手。今年の新入生の中でも、ポテンシャルは一番という期待の新人だ。予選こそ2勝4敗と奮わなかったが、トーナメントに入ると勝負強さを発揮。一回戦では今年3月のアジアジュニア選手権優勝者の高橋(専大)に1本勝負の末勝利すると、続く2回戦も終盤の連続得点で突き離し、高校の先輩・久良知とともにベスト16強に名を連ねる。疲労もあったか3回戦では動きに精彩を欠き敗れたが、入学後初の公式戦で、その前評判に恥じない活躍を披露した。
春のリーグ戦では王座決定戦出場を逃した女子フルーレチーム。しかし、この日活躍した久良知、柳岡の2人に加え、エースの大石、更には真田、緒方の一年生…実力、選手層共に高いレベルにあることをこの大会で改めて証明した。特にリーグ戦を怪我で欠場した柳岡が、チームを底上げする駒となりうるかどうか。万全の態勢で臨めるであろう秋の団体戦で、女子フルーレチームは勝負をかける。(田中宏樹)

試合後の選手のコメント

安藤光平(法2)

ー予選全勝からのスタートでしたが
他のプールと比べてレベル的に低かったので。集中してできたので、そこは良かったです。

ー3回戦の相手は王座で戦った日大の今井選手でしたが
多少、やり返してやろうっていう気持ちはありました。

ーベスト8の試合は法政OBの新井さんとの対戦でした
サーブルを初めて教えてくれたのが新井先輩だったので、ずっと目標にしていて初めて対戦できて嬉しかったんですけど、やっぱ地力の差を感じました。

ー途中まではリードした展開でしたが
最初流れをつかめたのは良かったんですけど、自分で流れを切っちゃって...

ー何回か中断の時間がありましたが
そこでは集中力を切らさずにできたので、そういう点は成長できたかなと思います。

ー団体戦は本調子ではなかったですがそこから巻き返した要因は
どの団体戦でも調子悪くて、せめて個人戦くらいはと思っていました。前期最後の試合なので良い形で終えようという気持ちでした。

ー団体戦と個人戦の違いは
個人戦だと自分は、15-14でも勝てば良いと思うんですけど、団体戦だと一点取られただけでもチームに迷惑かけてしまうと意識しちゃって、いつもダメになってしまいます。

ー王座が終わって取り組んだことは何ですか
後手後手になるフェンシングになってしまったので、そこを修正しようと練習しました。

ー秋に向けて
個人も団体も勝てるように頑張ります。
 

吉田健人(法3)

―今日の試合を振り返って
ベスト8が目標だったので、去年と同じベスト16ってことで、悔しいです。

―予選からご自身の調子はいかがでしたか
審判にいらいらすることが多くて、あそこのプールは自分は全勝できると思って、予選に挑んだんですけど、負けてしまって、全勝できたのにもったいなくて、トーナメントの組み合わせとかも変わってしまったので、全勝できればエイトに入りやすくなってたのかなと思って。予選から調子は悪くなかったです。

―トーナメント2回戦では昨年のインカレチャンピオンの前田(中大)選手との対戦でしたが
前田先輩は足を怪我してるって情報を、自分本人とも仲良くて、そういう話をしてて、去年のインカレチャンピオンだったので、勝ちたいって気持ちは強かったので、勝てたのはすごく嬉しかったです。

―続く3回戦の相手は今大会優勝した島村選手でしたが
島村先輩は自分の高校の先輩でもあって、15本勝負とか一回も勝ってなかったんで、今回もしかしたら勝てれば良いなと思ってたんですけど、やっぱり実力差を見せられました。でも今日の試合でいろいろ課題も残ったんで、来年はもっと良い戦いが出来たら良いと思います。

―昨年と同じベスト16ですが、内容面での進歩は
試合の組み立て方が去年より上手くなったのは実感していて、でも予選は去年全勝してたんで、内容は良くなったんですけど、結果は進歩していないのかなって思うと、悔しい所です。

―後輩の安藤選手がベスト8に入りましたが
やっぱり安藤は凄い後輩だなって、今回の全日本で改めて実感しました。

―秋のシーズンの意気込みを
秋の目標は個人、団体共に全部優勝するつもりでやっていきたいと思います。

久良知美帆(法2)

―今日の試合を振り返って
去年より上の行けてよかったんですけど、個人的にはエイトに入りたかった気持ちが大きいです。

―悔しさが残る大会になってしまった感じですか
最低もう1勝したかった気持ちがあります。

―大会前に目標とかはあったんですか
今回はエイトに入ることが一つの目標だったので、ベスト16まで行きましたけど結果だけ見れば悔しいです。

―予選から調子がよかったように見受けられましたがその点はいかがですか
1試合1試合しっかり集中できてた感じでした。

―敗れた西岡選手の印象はいかがでしたか
いつも一緒に練習させてもらってる人で、いつも練習でやられていることも同じだったので、今日は違うように戦えたらな、と思っていたんですが、スタートから相手の流れに飲み込まれて、いつもの流れがなかったです。そこは次の改善点にして、強い相手にも気持ち前に出して戦えたらいいなと思います。

―今日自分でよかったところはなんでしたか
本戦トーナメントの1回戦からだとエンジンのかかりが遅いとかあるんですけど、今日は1試合1試合集中できていて、トーナメントでは最初から自分のペースに持ち込めることができたのがよかったと思います。

―団体戦で組む柳岡選手が1年生でベスト16入りしましたが刺激とかになりますか
高校からずっと練習してたんで、組みなれてるのもありますけけど、柳岡がいると心持ちが違いますね。

―今後に向けて一言お願いします
秋、関カレでまず優勝して、個人戦でも勝って、インカレ出場して、王座出れなかったんで、インカレ出て、優勝したいなと思います。

柳岡はるか(法1)

ー今日の試合を振り返って
思ったような試合はできなくて、予選は調子出なかったんですが、トーナメント1回戦で一緒に練習している人と対戦して、手の内を知っているんですけどそこで勝てて流れに乗れたと思います。

ーその相手の高橋選手(専大)はアジアジュニア選手権等で一緒にプレーしていますが、どんな存在ですか
地元が一緒で昔から知っていて、意識しています。

ーリーグ戦はケガで欠場でしたが、今の状態は
今は、テーピングしてやっています。

ー今日良かった点は
最初、予選の時に気持ちが落ちてしまっていたんですけど、途中くらいから競ってる時でも、冷静に考えられるようになったので良かったです。

ー先日、海外遠征に行かれてましたがどうでしたか
全然動きとかタイミングとか違うので、行けば行くほど勉強になります。

ー試合中に先輩からアドバイスはありましたか
技術的なことから、「勝てるから!大丈夫だから!」と声をかけてくれました。

ー大学ではどんな成績を残したいですか
在学中にオリンピックがあるので、メダルを獲れたら良いなって思います。

ー秋に向けて
7月頭から、またユニバーシアードがあるのでメダルを獲るようにして、秋の試合ではコンスタントに上位にいけるようにしたいです。

 

フォトギャラリー

  • 吉田健はインカレチャンピオンに勝利!
  • 水谷と戦う斉藤
  • 「五輪出場が目標」と語る柳岡
  • 予選から絶好調だった久良知
  • リーグ戦にも出場した真田
  • 緒方は一回戦を大差で勝利した


 

 

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