フェンシング

【フェンシング】関東学生フェンシングリーグ戦1、2日目 男女フルーレ 女子団体初優勝!男子は悔しい3位 

関東学生フェンシングリーグ戦
駒沢オリンピック公園体育館
2014年5月12(月)13日(火)

ついに関東学生リーグが開幕を迎えた。最初の登場は男女フルーレ。総当たりで順位を決定し、上位進出校は王座決定戦の出場権が与えられる。ともに昨年からの主力が残るため期待が集まるが、果たして結果はいかに・・・

得点を奪いガッツポーズの大石栞

試合結果

 出場選手試合詳細最終順位
女子団体フルーレ 大石栞菜(法4)久良知美帆(法3)真田玲菜(キャ2)柳岡はるか(法2) ○法大45-29日女体大 ○法大45-23早大 ●法大34-45日大 ○法大45-21日体大 ○法大41-35専大 優勝
男子団体フルーレ 加藤祥(営4)東哲平(営3)長島徳幸(文3)大石利樹(法2) ●法大40-45中大 ○法大45-10日体大 ○法大45-31明大 ●法大41-45日大 ○法大45-37早大 3位

女子フルーレ 昨年の勢いそのままに初優勝

 昨秋に行われた関東学生選手権(関カレ)と全日本学生選手権(インカレ)で優勝に輝き、このリーグ戦でも狙うは、もちろん頂点だ。

 初戦となった日女体大との対戦は、冷静な試合運びで45-29と勝利し快調なスタートを切る。続く早大戦も、主力を張る大石栞、久良知が序盤から得点を重ね主導権を握ると、下級生の真田、柳岡も流れに乗り、45-23とこの試合も圧倒した。
 次の相手は昨年のリーグ戦王者・日大。エースで主将の大石栞がいきなり1-5とリードを許すと、2セット目以降も勢いを止めることができない。しかし5セット目に突入すると、大石栞が6点差を2点差にまで縮める気迫を見せると、直後に久良知が逆転に成功する。ベンチは盛り上がりを見せたが、すぐさま日大の反撃にあい、またしても点差を広げられ最終スコア34-45で初黒星を喫してしまう。
 2日目に入り日体大戦。途中、二度の中断を挟んだが大石栞、久良知、真田の3選手が連戦の疲れを感じさせない安定した戦いぶりを見せ、45-21と快勝した。
 優勝が見えてきた専大との最終戦。序盤から一進一退の攻防で展開していき、最後を務める大石栞の時点で3点差と接戦を演じる。優勝へのプレッシャーを感じてもおかしくない場面だが、頼れるエースは違う。4連続ポイントを奪うなど少ないリードを守りきり、大きな一勝を手にした。

 この結果4勝1敗とし、見事に法大女子フルーレ史上初のリーグ優勝を飾った。お互いに声を掛け合い、ベンチでも笑顔があり雰囲気の良さが好成績を生んだのだろう。主将の大石栞は「日大に勝って王座も優勝したい」と語りすでに先を見据えている。フルーレ陣の王座決定戦の戦いぶりからも目が離せない。今シーズンの学生タイトル総なめも決して夢ではなさそうだ。

男子フルーレ 3位に終わりまさかの王座出場を逃す

 3年生エース長島徳幸を中心に、リーグ制覇を目指す男子フルーレ。昨年はリーグ2位ながら王座決定戦で優勝を果たした。王座で連覇を達成するために、何としてもまずはリーグ戦で結果を残したいところだ。

 初戦は強豪の中大。1セット目に登場したのは、昨年の団体戦ではレギュラーに定着できなかった東。それでも実力の持ち主であり、今年のチームには欠かせない。相手のエース格に対し、4-5と互角の戦いを見せると、続く長島が10-6と早々に試合をひっくり返す。この流れに乗りたい法大だったが、2年生ながらチームをけん引する大石利が逆転を許してしまう。十分に逆転可能な点差で試合は進むも、得点を連取することができずペースをつかめない。そして、最終的には40-45というスコアで敗れ、黒星発進となってしまった。

 続く日体大戦、明大戦は相手を寄せ付けずに快勝。2勝1敗と勝ち越して迎えた、大一番となる日大戦。長島が5-1と先陣を切ると大石、東も続き最大5点のリードを作る。しかし、徐々に追い上げられると8セット目、ついに日大につかまってしまう。38-40と2点ビハインドで最終セットに突入。勝利の行方はエースの長島に託されたが、連続失点を喫し40-45で敗戦。優勝の可能性は消滅し、王座進出も黄色信号がともった。
 もう落とせない最終戦の相手は昨年の覇者・早大。序盤でリードを奪うと、最後はベンチに控えていた加藤が試合を締め45-37で勝利を収める。
 3勝2敗とし、リーグ戦最終順位は全勝優勝の中大、日大に次ぐ3位。惜しくも王座決定戦の出場を逃した。王座の連覇へ向けてリーグ戦を迎えただけに悔しい結果となった。
 昨秋のインカレで、個人戦優勝を果たした長島が思うように得点を稼ぐことができず、ライバルの中大、日大にあと一歩及ばなかった。この経験をばねに、秋に待つ関カレ、インカレでは昨年成しえなかった優勝をつかみとってもらいたい。(宮城風子)

選手のコメント

大石栞菜(フルーレ団体優勝の立役者)

リーグ戦を振り返って
良い形で点を取れたところはあったんですけど、簡単に点を取られたことを繰り返してしまうところもありました。正直もう少し完璧に、全勝で優勝したかったです。(全勝優勝を)考えすぎてそこが1敗につながってしまったと思います。それでも一人ひとりが良い試合をできて良かったと思います。

唯一負けてしまった日大戦について
一巡目までずっと勝っている試合が続いていましたが、日大戦だけは最初自分が負けてしまって、2点差まで追いついたんですけど、結局点数を離されて各自反省するところがあると思います。すごい悔しかったですね。

どのような気持ちでリーグ戦を迎えましたか
(フルーレ団体)関カレとインカレで優勝して、春はリーグと王座の両方を(優勝)取りたかったので、何としても優勝したいと思っていました。

優勝してリーグ戦で得た収穫は
自分自身の気持ちを抑えることができなくて、審判のジャッジに対しての不満を抑えるべきだと思ったところと、チームとしては良くなっていると思いました。良いところも悪いところも両方得たと思います。

王座に向けて
王座では日大に負けたので、多分決勝で対戦すると思うので日大に勝って王座も優勝したいと思います。

久良知美帆(長いリーチを武器に安定した活躍を見せる)

リーグ戦を振り返って
初日の日大戦が最終的に悔いの残る結果で、個人的にも相手の空気に飲まれてしまってそれが負けた原因だと思って反省しています。
今日の試合はチームの雰囲気がすごくよくて、個人的にもいい動きができていたと思ったのでそれはよかったです。

優勝が決まった今のお気持ちはどうでしょうか
素直に嬉しいです。でもこれで終わりではないので王座で優勝してタイトルをとりたいと思います。

今リーグに向けて何か練習で強化してきたことはありますか
攻撃は攻撃だけで終わったりしていましたが、リーグ戦の前に海外遠征が続いていて、そこの遠征でディフェンスが弱いことが分かってディフェンスを強化しようと重点的にやっていました。
 
リーグ戦でのディフェンスの成果はいかがですか
今までは相手に攻められたら剣がふられて、突かれての繰り返しでしたけど、そこで我慢するようにイメージしてやったら結構上手くいったのでよかったです。

リーグ戦で見えた収穫と課題は何ですか
収穫は今日一日で分かったんですけど、チームの雰囲気が団体戦で一番大事でその雰囲気を作れたのがよかったです。課題は審判の際どい判定が起きても切り替えて、初日はきつくてそれが出来なかったので、次何をするか自分の中で素早く整理ができるようになるの課題だと思います。

王座へ向けて一言お願いします
初の王座なので優勝します。頑張ります。

長島徳幸(最初と最後のセットを任されたエース)

リーグ戦を振り返って
だめでしたね。なかなか点が取れなくて少し焦ってしまったところもあったので、空回りしてしまいました。

3勝2敗という結果について
悪いですね。悪すぎると思います。

ライバルと見据えて敗れた日大戦について
最初のほうは良かったんですけど、最後まわりで点が取れなくて、逆に相手に点を与えてしまったことが、だめだったと思います。

団体戦で最初と最後に起用されたことについて
自分がもっとちゃんと決めないといけないところで、決められなかったのでまだまだ最後まわりとしての課題が残ったかな、と思います。

昨日から今日への修正は何かしましたか
自分に気持ちが緩んでいたところがあったので、それを律する、というか気合いをいれてやるようにはしました。

チームの雰囲気は
良いと思うんですけど、団体戦をする上でチームとしての試合運びとかが未熟というか、全然出来ていなかったので、もっとチーム力というものを高めていかないといけないと思います。

これからの大会に向けて
このままでは落ちこぼれみたいになってしまうので、次の団体では気合いをいれて頑張りたいと思います。

大石利樹(2年生ながら主戦として戦い抜く)

リーグ戦を振り返って
やっぱり今回優勝を目標にやっていたんですけど、それが漠然としすぎて具体的な作戦とかを考えていなかったりとか、足元をすくわれたり油断しているところもありました。「いけるだろうな」というところを負けてしまって。スタートの中大戦で失敗してしまったなと思います。

接戦となった日大戦について
7セット目の時に自分が一応、35-34で勝った状態で回したんですけど、(リードの点数の)ストック5点をつぶしてしまって、結果的に(東)哲平が8セット目でまくられてしまい、厳しくなってしまいました。自分がそのまま勢いよくいければ良かったんですけど、混乱してしまって悔しいです。

昨日から今日にかけて修正した点
昨日は、団体戦なのに個人的なことをして、みんなバラバラでチームのために戦っていないという感じだったんですけど、今日は早稲田戦などはしっかり仕事できたかなと思います。

リーグ戦で得た課題と収穫は
自分はリーグ戦に出たのは初めてだったんですけど、関カレやインカレのトーナメント形式とは違って、一回負けても次があって優勝を狙えることがあったり。何て言うんですかね・・・リーグ戦の難しさを思い知らされました。リーグの戦い方だったり、さっきも言ったんですけどチームワークが課題です。

次の大会に向けて
関カレを頑張ります。

 

フォトギャラリー

  • ディフェンス面にも力を入れた久良知
  • フルーレ女子貴重なサウスポー真田
  • 昨年から活躍の2年生・柳岡
  • 悔しさを滲ませた長島
  • 秋の団体戦でも注目の東
  • チームワークが課題と語った大石利
  • 円になり盛り上がる法大チーム。来週の試合にも注目!
 

 

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