フェンシング
 

女子フルーレが表彰台へ! 関東学生選手権1・2日目/フェンシング部

関東学生選手権
日時:10月11日(木)~12日(金)、16日(火)~18日(木)
会場:駒沢公園屋内球技場

インカレ予選も兼ねた関東学生選手権(以下関カレ)が幕を開けた。目指すのは、個人・団体ともに『優勝』のみ。特に、昨年全制覇した男子団体は今年も期待がかかった。大会1・2日目、先陣を切ったのは男女フルーレ。個人戦では、1年の東哲平が4位入賞を果たし4名がベスト8に名を連ね、団体戦は男女で明暗分かれる結果となる。

kanto1-1
得点を決めるごとに高々とガッツポーズ!(大石)

試合結果

個人戦結果

種目 選手名順位
 男子フルーレ 東哲平①  4位 
   東純平④ 6位 
  菅野慶嗣④  7位 
  吉田玲③ 8位 
  山田祥大③ 10位 
   加藤祥② 16位 
  長島徳幸① 21位 
  石島匡①  25位 
  小久保航汰①  27位 
  辻慶謙③  30位 
  吉田健人② 31位
  大石峻司④ 33位
  吉沢有紀② 48位
  丹代翔② 53位
  村越優希① 72位
女子フルーレ 大石栞菜② 6位
  本村祐里佳④ 14位
  久良知美帆① 16位
  中島春世① 35位
  小林未来① 37位
  木村毬乃② 44位
  栗本ひかる① 53位

団体戦結果

種目出場選手結果
男子フルーレ 

東純平、吉田玲、山田祥大、辻慶謙、加藤祥、長島徳幸、石島匡、小久保航汰 

ベスト8
女子フルーレ  本村祐里佳、大石栞菜、久良知美帆  3位

*名前の横の数字は学年

団体戦 男子は今季初優勝飾れず

男子フルーレ

 初戦は、加藤・長島・小久保・石島の下級生で構成されたチームで東北学院大と対戦。終始明るいムードで試合は進み、2度の二桁連続ポイントで相手を圧倒させ45-13と大勝した。
 そして、1部に昇格したばかりである中大との準々決勝。1・2セット目から競り合うと、3セット目で辻が4連続でポイントを奪われる。続く山田も開始早々連続失点を受け15-20と5点のビハインド。しかし、吉田玲が怒涛の攻撃でポイントを巻き返し、1点差に迫る追い上げを見せる。その後も離されまいとするも各セットのわずかなビハインドが重なると、37-40で最終セットを迎え最後はフルーレキャプテンの東純に託された。開始間もなく、相手のアタックが続けて決まり差は5点に広がる。2セット目でけがを負った足を持ちつつも、前へ踏み込み3連続ポイントを奪い返す。さらには、相手の反則により法大に1点追加され41-42の1点差に。再びアタックを決められるも、東純も立て続けに攻撃を決め43-43と同点とし会場を沸かせる。しかし、反撃はここまで。44点目を相手に決められると、中大側に45点目のランプが点灯し試合終了。歓声に包まれる中大ベンチに対し、肩を落とす東純。試合後恒例の円陣を組むと、メンバーは足早にピストから立ち去った。
 春のリーグ戦で優勝を飾ったエペとサーブルに対し3位に終わったフルーレは、「関カレこそは」という想いが強かったに違いない。しかし、早すぎる準々決勝敗退。個人戦の結果を見ても、個々の力があるのは確かだ。だが、個々の力だけではうまくいかないのが団体戦。戦略はもちろん、チームワークが欠かせない。それに加え、吉田玲と山田は「楽しむ気持ち」を挙げた。男子フルーレ、悲願の優勝へ向けチャンスはあと2回。インカレで雪辱を果たすと信じてやまない。

女子フルーレ

 一方で、女子フルーレは3位と好成績を収める。日女体大との準々決勝は、1・2セットでリードを許すも、3セット目でポイントゲッターの大石が巻き返し13-9と逆転に成功する。4セット目以降はリードを守り、さらに点差をひろげ優勢を維持すると、最終的には43-31と10点以上の差をつけての勝利だった。しかし、続く早大との準決勝は序盤からリードを奪われる展開に。9点差を追う6セット目、準々決勝同様に大石が怒涛の攻撃で巻き返しを図り25-26と早大を追い詰める。そして、続く久良知も連続アタックで28-28の同点としラスト2人につないだ。だが、8セット目大石の攻撃が決まらない。逆に相手に6連続でポイントを奪われ一気に離されると、33-40でアンカーの本村へ。粘りを見せるも相手が一枚上回り、36-44で敗れた法大は専大との3位決定戦に回った。その3位決定戦、序盤はシーソーゲームが続くも3セット以降で次第に離され始める。しかし、まずは5セット目で久良知の連続アタックで6点差から2点差まで詰め波に乗ると、続く大石が逆転に成功し22-25と専大の流れを断ち切った。そして、最後までそのリードをしっかりと守り抜くと、44-39で見事勝利を上げ3位についた。
 昨年度の関カレではベスト8だった女子フルーレだが、今年は表彰台に上がり昨年を上回る成績を残した。大石がポイントを稼ぎ、本村と久良知が守りつつ狙えるところは攻めていく。試合中の役割の責務はもちろんだが、女子の最大の力はチームワーク。1点取るたびに力強いガッツポーズを味方に返し全員で喜ぶ。そのチームワークを武器に、インカレの舞台でも表彰台に輝く姿を心待ちにしたい。

個人戦 東哲平がベスト4!

男子フルーレ

 「関カレではここ最近法大からの優勝者が出ていない」と全日本選手権の際に口にした東純。2008年に藤野(現NEXUS)が頂点に立ってから、しばらく優勝から遠のいていた。そして、またしても個人優勝はおあずけとなった。
 優勝とはならなかったが、ベスト8には東純・菅野・吉田玲が入賞し、そしてベスト4には東哲平が名を挙げた。東哲は初戦から順調に勝ち進むと、準々決勝では菅野と対戦。序盤からリードを生み試合を主導していく。後半は菅野も追い上げを見せ14-14でタイムアップ、1本勝負へと持ち込まれた。アドバンテージがついたのは東哲。1分間守りきれば勝利となるが、「負けたくなかった」と攻めの気持ちを切らさずアタックを狙い一突きを決め、同校対決を制した。続く準決勝では、今大会優勝者の山口(明大)に力負け。3位決定戦でも佐々木(日大)に敗れ表彰台は逃したが、1年生ながらも胸を晴れる堂々の結果となった。

女子フルーレ

 女子フルーレは、本村・大石・久良知がまずは2回戦を突破する。久良知は、今大会シードで全日本でも好成績を残す佐々木(早大)を破る金星をあげたが、続く3回戦では真所(早大)に破れベスト16となった。また、本村と大石は3回戦で対決し、同校勝負を制した大石がベスト8へ名乗りを挙げる。準々決勝では、安田(日大)と対戦。1セット目は4-4、2セット目は7-8と互角の試合を見せるも、最終セット開始早々立て続けにポイントを奪われ引き離されると9-15で敗れベスト8止まりとなった。 

 競技・ルール説明

フルーレ

 フェンシングの基本となっているフルーレ。得点となる有効範囲は、頭・両腕・両足以外の胴体部分です。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は相手の剣を払うなどしてから攻撃を行わないと得点にはなりません。そのため、試合中は攻撃権を奪い合いながら攻めあいます。同時に突いた場合は、どちらが有効であったのかを主審が判断します。

団体戦

 フェンシングの団体戦は1チーム3人から4人の選手が交代し合い、1セットの持ち時間を3分として9セット行います。また、第1セットの3分間の間に5点先取した場合はそこで交代です。以降、セット数×5点がそのセットの得点の上限となります。45点先取で勝利が決まり、また、最終セットの時点で持ち時間が終了した場合は得点の高い方が勝利です。最終セット終了時に同点の場合は一本勝負の延長戦へ。先に突いた方が勝利者です。

個人戦

 フルーレの個人戦は、15点先取で、1セットの持ち時間を3分として3セット行います。それ以外は団体戦と一緒です。 

試合後の選手のコメント ※取材は全て2日目(12日)

菅野慶嗣選手(国4)

ーまず、個人戦ではベスト4がけで後輩の東哲平選手とあたりましたが
相手が同じ大学の後輩でしかも1年生で、負けたということは悔しいんですけど、いい意味でまだ関カレで良かったなと。インカレでは4年生としてプライドを持って、個人、団体ともに結果を残したいです。

ー東哲選手との試合は、リードされていてそこをまた追い上げましたが、相手に勝ちきられてしまったという展開でした
(点を)取り返そうと思うとどうしても焦ってしますので、3セットをフルに使って同点に持ち込もうとしました。1本勝負に持っていくこともできるので。最終的には先に突かれてしまったので結果は負けたんですけど、内容自体は・・・。(良い試合でしたよね)そうですね。でももっと序盤にリードできる場面がいくつかあったので。

ーベスト16だった去年の自分を越えたということに関しては
内容はかなり悪かったんですけど、気持ち的には負けなかったので。昨日のベスト16がけとベスト8がけは気持ちを切らさずできたかなと思います。

ー団体戦では出場機会がありませんでしたが、ベンチから見てベスト4がけの中大戦はいかがでしたか
今回の試合で調子の悪かった人、けっこうがっつりやられてしまう人というのはいなかったですし、点数だけ見ても少しずつリードされていったのが積み重なって最終的に不利に状況になってしまって東純君に回ったので。そこを反省して1点でも多く自分がリードして他の人に回すと結果的に勝てると思うので大事にしていきたいです。そして、インカレで勝ちたいと思います。

ー東純選手は中大戦で足を痛めていたようですが、けがの具合は
あの時点では結構痛かったを思うんですけど、今は大丈夫だと思います。

ー今年度、フルーレは1年生も入り充実している反面、団体メンバー争いが熾烈になっていますね
インカレではメンバーに入りたいですね。結果は残せても内容が悪ければ団体戦でボロが出ると思うので、そういった点で(今回)自分は選ばれなかったのかなと思います。内容が本当に悪かったので。今度は自力をつけて臨めば前より結果はついてくるはずなので、インカレまで練習していきたいと思います。

ーエペは出場されますか
そうですね。(主体であるフルーレよりは、エペのほうがリラックスして臨めますか)いや、4年生になってエペキャプテンになって重荷があるので、自分ができることを精一杯やって、結果がだめであればそれはそれで仕方がないと思うので、自分の力を最大限やっていきたいと思います。

ーエペキャプテンを務める難しさもあると思いますが
アドバイスの仕方が基本フルーレ主体でやっているので何を言っていいかわからないときもあるんですけど、自分の知っていることを後輩に伝えて、自分が出るときはできることをやるだけですね。

ーでは最後にエペ種目への意気込みを聞かせてください
最後の関カレなので、個人、団体ともに優勝を狙っていきたいです。

吉田玲選手(文3)、山田祥大選手(キャ3)

ーまず、個人戦を振り返っての感想はいかがですか
吉田:個人戦はベスト8が取れてインカレに行けるので。エイトを目指してたので入ったのは嬉しいです。でも、最後のベスト4がけは他の人に比べたらおいしいところだったんですけど自分の力不足で負けちゃって。自分が高校のとき優勝しているので、インカレではもう負けられないっていうのはあります。

ーベスト8がけはお二人で同校対決となりましたが

山田:実力はほぼ同じで1本勝負なると思っていたので、どっちかが勝つだろうなという風に思ってました。僕去年ベスト4だったんで順位落として悔しいんですけど、競ってた試合なんでインカレに向けて個人戦は楽しくできたんじゃないかなと思います。

ー次に団体戦についてはどうでしたか

吉田:団体は中大に負けちゃったんですけど、実力は自分らのほうが上だって言われているんですけど、自分はそうとは思ってなくて。今日はベンチの雰囲気が悪かったかなとは今思ってます。全員が「自分がなんとかしなきゃ」と思っているので。インカレはもう優勝するしかないですね。

ー個々の力はあってもチームとしてはまだ成ってないという状況ですか

吉田:個人が強くても団体は5本勝負なので何が起こるかわからないんで、そこが自分らは甘くて他の大学と比べてわかってないですね。団体戦での戦い方を、一回帰って見直さないといけないと思います。

ー中大の印象は
吉田:若い。年下ばっかりで「失うものはない」みたいな感じで来たんで強くはないんですけど、自分らが空回りしてる感じでした。

ーチームの雰囲気は
吉田:最初でわいわいできたら大差をつけていけるんですけど、入りが悪かったです。

ー最後にインカレに向けての目標を
吉田:インカレは何が起こるかわかんないので、自分はインカレに照準合わせてきて関カレは通過点なので、そろそろ(タイトルを)取りたいと思います。来年は難しくなると思うので。目標は優勝はもちろんですけど、まず楽しまないとだめですね。楽しむためには練習しないとだめですけど。

山田:僕も吉田君の言ってることと一緒で、インカレはここ2年間あまり良くなかったので、優勝はもちろんなんですけど後悔しないように試合を楽しめるようにしたいのが個人です。団体はよくなかったので、少しでもチームのために力になれるようにみんなで楽しみながら、あともう1ヶ月もないですけどそのなかで頑張っていきたいと思います。

東哲平選手(営1)

ー今日の試合を振り返って
今日はあまり良くない出来でしたね。

ー個人戦ベスト4という結果でしたが
すごいと思います。

ー吉田健選手や菅野選手との同校対決もありましたが意識などはありましたか
良い先輩で何回も他の試合では負けてしまっているので、負けたくないなというのはありました。

ー準決勝で対戦した、今大会優勝の山口選手の印象は
強かったですね。

ー今大会での課題や収穫は
たくさんありましたね。同じことで攻められるとパニックになってしまうので、そこはしっかりと対処していきたいと思います。

ーインカレへの意気込みをお願いします
インカレでもベスト4に入れるように頑張りたいです。

※掲載が遅くなり申し訳ございません。

 

フォトギャラリー

  • kanto1-1得点を決めるごとに高々とガッツポーズ!(大石)
  • kanto1-2個人戦ベスト16の久良知
  • kanto1-3笑顔でバトンタッチ!(右:本村、左:久良知)
  • kanto1-4中大に敗れ肩を落とす東純
  • kantp1-5個人戦4位入賞の東哲
  • kanto1-6個人戦ベスト8、中大戦でも巻き返しを見せた吉田玲
  • kanto1-7団体メンバーには選ばれずも、個人戦ベスト8の菅野
  • kanto1-8吉田玲に敗れ8入りを逃した山田
 

 

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