フェンシング
 

男子エペ、最終セットで逆転V! 関東学生選手権4日目・最終日/フェンシング部

関東学生選手権
日時:2012年10月11日(木)~12日(金)、16(火)~18日(木)
会場:駒沢公園屋内球技場

関カレも残す種目は男子エペと女子サーブル。4日目の個人戦では全体的に成績が振るわないなか、男子エペの吉沢が3位、加藤が4位と功績を成す。そして最終日の団体戦、女子サーブルは3種目表彰台入りなるか、男子エペは王者奪還なるかという点に注目が集まった。

kanto3-1
決勝戦では逆転劇を見せた鈴木

試合結果

個人戦結果

 選手名結果
男子エペ   吉沢有紀②  3位
  加藤祥②  4位 
   東哲平① 13位 
   吉田玲③  33位
   鈴木理来③ 35位 
  山田祥大③  41位 
  村越優希①   47位
  菅野慶嗣④ 57位 
  小久保航汰①  61位 
   藤倉陸① 65位 
  富澤卓也③ 66位
女子サーブル 木村毬乃② 16位
  栗本ひかる① 32位
  中島春世① 43位

団体戦結果

種目出場選手結果
男子エペ  鈴木理来③、吉田玲③、吉沢有紀②、加藤祥②   優勝
女子サーブル  本村祐里佳④、木村毬乃②、大石栞菜②、栗本ひかる①  4位 

*名前の横の数字は学年

団体戦 女子サーブル、表彰台にあと一歩及ばず

男子エペ 

 王座では3位と悔しさを呑んだ男子エペだったが、関カレの舞台で再び頂点に返り咲くーー。
初戦を相手校の棄権で不戦勝とすると、続く明大戦は勝ち越しては追いつかれる展開に。しかし、後半のわずなリードをアンカーの鈴木がしっかりと守り切り45-39で準決勝へと進む。準決勝の中大戦は、5点程のリードを持ってつないでいき40-35でアンカーの鈴木へ渡る。しかし、最終セットで相手の7連続の怒涛のアタックで42-42と同点に。相手が勢いに乗ってはいたが、「落ち着いてやろうと。負けるとは思わなかった。」(鈴木)と、一呼吸おいてから冷静に剣を合わせその後は3連続で得点をあげ45-42で逃げ切り決勝進出を決めた。

決勝戦は、最終セットまで完全に相手ペースで試合は進む。しかし鈴木が39点目を挙げたところで相手が腕を負傷すると、ここから一気に優劣が逆転。じわりじわりと相手を追い詰める鈴木。得点を挙げるごとに雄叫びを挙げ、ベンチ一体となって喜ぶ。その一つ一つがさらに法大を勢いづけ7連続ポイントを奪い、45-40で逆転優勝を決めた。
 
 今季2回目の優勝を成し遂げた男子エペ。6月の王座では優勝を逃したが、再び王者の座に帰ってきた。タイトルはもう渡さないと言わんばかりの、優勝への飽くなき執念。決勝戦で45点目を決めたあと鈴木がピストに座り込みながらも見せた力強いガッツポーズや、顔をくしゃくしゃにして喜ぶベンチの表情に、全て嬉しさは表れていただろう。インカレでも今回の勢いそのままにタイトルをつかみたい。
 

 女子サーブル

女子サーブルは、初戦で日体大と対戦。序盤はやや押されたが、すぐに取り返し主導権を奪う。「みんなで取りに行きたい気持ちが強く出た」(木村)と、本村と木村で固め取りするセットも見られ、栗本も果敢に攻めて行く。全員で着実にポイントを重ねると45-34で圧勝し、準決勝進出を決めた。

準決勝は専大と対戦したが、強さの差を見せつけられた。相手との距離感に悩みつつも、攻撃の手は緩めなかったが最後は29-45で敗れ3位決定戦まで回った。日女体大との3位決定戦も、どのセットも勝ち越すあと一歩が出ない。さらには、終盤に連続アタックで配るため40-45で敗れた。
  女子で唯一表彰台を逃したサーブル。だが、チームの雰囲気や一体感は決して引けを取らない。個々の課題など修正部分も、各自がしっかりと把握している。どのチームにも負けない一体感の強さと個々の能力や精神面が噛み合えば、上位進出は難しくない。 

個人戦 2年生コンビが台頭!

  男子エペは、昨年優勝の吉田玲や、エペキャプテンの菅野も含め多くの選手が初戦負けを喫するまさかの展開に。そんななかでベスト8に残ったのは吉沢と加藤。そして、2人とも準々決勝も勝利しベスト4へ名を連ねた。しかし、準決勝では吉沢は上原に、加藤は北村にそれぞれ力及ばず敗れ3位決定戦は吉沢対加藤に。表彰台をかけた同士討ちは、吉沢に軍配が上がった。
 女子サーブルは木村がベスト16、栗本がベスト32となる。栗本は2回戦、前半をリードして折り返すも終盤に追い上げられ最後は14-14の1本勝負となると相手にアタックを許し惜しくも敗れた。

競技・ルール説明

エペ

 エペは「突き」のみでポイントを争います。有効面は全身です。3種目のなかで唯一「攻撃権」がなく、そのため慎重に相手の動きを見極め一瞬の隙を突かなければなりません。また、選手が同時に相手を突いた場合は「同時突き」として両者にポイントが与えられます。選手同士がにらみ合い、けん制しあったまま試合が過ぎるのもエペならではの面白さです。 

サーブル

 サーブルはフルーレやエペと異なり、攻撃方法が「突き」のほかに「切り」(=剣身で触れる)も認められています。サーブルの有効面は、頭・両腕を含む腰から上の上半身です。そして、フルーレと同様に先に攻撃をしたほうが「攻撃権」をもち、防御側は相手の剣を払うなどしてから攻撃を行わないと得点になりません。フェンシング3種目のなかで最もスピード感があり、長いピストすべてを行き来しながら攻防しあう激しい種目です。

団体戦

 フェンシングの団体戦は1チーム3人から4人の選手が交代し合い、1セットの持ち時間を3分として9セット行います。また、第1セットの3分間の間に5点先取した場合はそこで交代です。以降、セット数×5点がそのセットの得点の上限となります。45点先取で勝利が決まり、また、最終セットの時点で持ち時間が終了した場合は得点の高い方が勝利です。最終セット終了時に同点の場合は一本勝負の延長戦へ。先に突いた方が勝利者です。

個人戦

エペは3分間×3セットの15点先取、サーブルは2セット15点先取です。

試合後の選手のコメント

鈴木理来選手(文3)*取材は最終日

―今日一日を振り返って
凄い嬉しいですね、むちゃくちゃ。特に今回は。
 
―試合前チームで何か声を掛けあったか
いや、試合前は特に話し合って無くて、みんなで勝とうってことを確認し合って、後の専門的なことは試合をやっている中で話し合いました。
 
―準決勝の中大戦で最後のセットで一時追いつかれたが、あの時の心境は
まだ追いつかれただけだったんで、あれ抜かれてたら焦ってたと思うんですけど、まだ全然時間もあったんで、もう一回落ち着いてやろうと。負けるとは思ってなかったんで。
 
―決勝は専大戦でしたが
まあ特に試合前に話はしなかったです。勝つしかなかったんで。
 
―専大戦は最終セットで逆転し、チームに勝利をもたらしたが
その前の試合で1試合目自分がマイナス1、2試合目が±0だったんで、チームにあんまり良い役割を果たせてなかったんで、最後は自分がチームを締めて、勝ってこようと思ったんで。入る前は負けてたけど、絶対ここで勝とうと。出来ない点差でもなかったので、集中して落ち着いて1本ずつ取ればいけるかなあと。やってる途中はまず最初は追いつくことを考えて、追いついてからは1本1本しっかり時間を使って突き放していくことを考えました。
 
―これで関東選手権が終わりましたが、5日間を振り返って
個人ではあんまりよくなかったんで、インカレには一応出れるんで、インカレに向けて切り替えて、もう一回練習しようかなと思います。団体は大きな心配はしていないんで、今日みたいにみんなで活躍してやれればいいかなと。チームの雰囲気はすごくいいと思うので、あと1か月あるんで、集中してやりたいと思います。
 
―インカレにめけて一言
インカレも優勝するしかないので、優勝してきます!

吉沢有紀選手(文2)*取材は最終日

―優勝した率直な感想を
前半戦のフルーレ(団体戦)を落としてしまって、サーブルが優勝していたので、エペも優勝したいなと思っていて、危ない場面で理来先輩(鈴木選手)が逆転してくれて勝てたんで、凄い嬉しかったです。
 
―決勝の前にチームでどんなことを話したか
理来先輩の前の自分と吉田玲先輩で最後まで得点を稼いで、最後理来先輩に任せるということで、ゲームの運び方としては上手くいったと思います。
 
―今日のご自身の出来については
もうちょっとシングルランプが取れたと思うんで、良く考えれば簡単に対処出来る所もあったので、もったいなかったと思います。
 
―昨日の個人戦はエペで4強入りを果たしたが
最初の山を見て、ベスト4まではとりあえず行けると思って。準決勝で上原っていう強い選手とあたって、前の全日本で負けていたんで今回は勝ちたいなと思ってたんですが、やはり力及ばなかったです。
 
―成績には満足されていますか
何回も負けてるんで、そろそろ勝ちたいと思ってたんですけど、負けて正直悔しいです。
 
―インカレまでの課題は
個人では上原君に勝ちたいです。団体では去年落としているんで、今年は勝ちたいと思います。
 
―インカレに向けて一言
インカレ頑張るぞ!!!(笑)

加藤祥選手(文2)*取材は4日目

―今日一日を振り返って
フルーレでベスト8を掛けた試合で負けて16強止まりだったので、エペで入賞したいなあと思って、気合を入れて臨みました。最初の一回戦が14-14で1本勝負になったんですけど、強気に前に出て点取って勝って、良い流れになって、二回戦が最初5点ぐらい負けてたんですけど、そこから結構頑張って、最後14-14から勝って、多分そこが一番大きかったと思います。
 
―ベスト16を掛けた試合では早大の鬼沢選手(フルーレでインターハイを制した経験をもち、同世代ではトップクラスの選手)に勝ちましたが
もちろん相手が強いのはわかっていたので、チャレンジャーの気持ちで向かって行きました。初めて戦ったので、そこはやりやすかったと思います。最初にやった時に割と剣が合ったので、結構楽に戦うことが出来ました。
 
―ベスト4と言う結果に満足していますか
ベスト8が目標だったので、ベスト4は正直嬉しいです。専門はフルーレなので、まだインカレもあるので、今日の結果は忘れて、インカレに向けて頑張りたいです。
 
―成績が伸びた要因は
(長い沈黙の後)うーん、特に無いですね。夏合宿の時に部内の校内戦で今回3位の吉沢に負けて2位だったので、そこで自信がついたというか。
 
―フルーレでもベスト16入りを果たしましたが、これに関しては
ベスト8入りが目標だったので、フルーレは正直悔しかったですね。その分エペで頑張ろうと思いました。
 
―団体戦に向けて
まだ団体戦に出たことが無いんですけど、もし出ることが出来れば、1本1本みんなで声出して、優勝とか先を見ずに、目の前の1本1本に集中して頑張りたいと思います。

本村祐里佳選手(文4)取材は最終日

―関カレ総括
これからの女子の課題が見えた試合だったかなと思います。去年より結果はよかったのでそこはこれから秋に向けていくにはよかったかなと。

―課題というのは
チームワークもそうですし、一人ひとりの試合運びとか技術面もそうですね。

―逆に春から成長した部分などはありましたか
団体の試合運びが春よりよかったかなと思います。取るとことって、取られないようにねばったりっていうのが。

―個人としてはいかがでしょうか
エペが残念な結果になっちゃったんですけど、もうちょっとっていう部分で、とれなかったりしたんで、そこはちょっと悔しかったですね。

―インカレに向けて
一人ひとりの技もそうなんですけど、サーブルに関しては今回の反省点を生かして、もっとチームで試合に勝っていけるようにしたいのと、フルーレ、エペは自分お役割をしっかり理解して、いい形で試合にもっていきたいと思います。

木村毬乃選手(法2)*取材は最終日

―今日のサーブル団体振り返って
はじめのインカレ出場をかけた日体戦はチームもまとまってましたし、みんなで取りに行きたいっていう気持ちがすごい強く出て、1年生の栗本であっても、自分であっても、先輩が相手でもしっかり強気で当たっていったんで、強気な気持ちがあったから勝てたんだなって思います。専大・日女戦は自分たちの100%の力を出す前に、自分自身でテンパって相手と試合をしないで負けてしまったと思うので納得いかない結果でしたね。これはあくまでインカレの予選なので、この悔しい気持ちをインカレでぶつけて上位にいけるようにしたいので、しっかり悔しさを忘れずに頑張っていきたいと思います。

―個人としてはいかがでしたか
予選もあまりいい結果じゃなかったので、シード選手を倒さないとインカレにいけないっていう状況で、相手に当たっていくしかなかったのでインカレも決めることができたんですけど、そのあとのエイト掛けももっと気持ちを強くもって一試合一試合やらないといけないなっていうふうに感じました。やっぱり気持ちで負けてる試合が自分はこの頃多いので、常に100%を出せるような試合をしたいので、ベスト16っていう結果に対しても納得はいってないですし、本番のインカレでも反省が出てこないような試合をしたいです。

―では今大会で見えた課題は気持ちの面が大きいのでしょうか
気持ちもですし、やっぱり焦るってことは自信を持てるだけの練習ができてないってことなので、自信を持てるような日頃からのトレーニングをしたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • kanto3-1決勝戦では逆転劇を見せた鈴木
  • kanto3-2個人戦3位の吉沢
  • kanto3-3団体戦初出場となった加藤
  • kanto3-41点取るごとにチームを鼓舞!(吉田)
  • kanto3-5女子チームをつねにけん引するキャプテン本村
  • kanto3-6善戦を見せた栗本
  • kanto3-7日体大戦後、後輩は本村のもとへ
  • now printing■■■■
 

 

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