日本学生氷上競技選手権大会/フィギュア

日本学生氷上競技選手権大会
日時:2013年1月7日・8日
会場:宇都宮市スケートセンター

1月7・8日に第85回日本学生氷上競技選手権フィギュア部門が行われた。
法大からは男子Aクラスに服部瑛貴(文1)、渡部幸裕(通1)、そして今大会が引退試合となる村山光(文4)が出場した。
ショートプログラムでは渡部が難易度の高いコンビネーションジャンプを成功させ、フリーでは服部がノーミスの演技を披露。村山もラストにふさわしい、満足の演技を見せた。
服部と渡部が入賞し、さらに学校対抗の団体戦では33年ぶりの団体優勝を果たすという素晴らしい結果を残した。

ステップ直前、ポーズをとる村山

試合結果

総合成績

選手名順位得点詳細
服部瑛貴① 5位 169.14点(SP:54.73点⑧ FS:114.41点④)
渡部幸裕① 8位 156.62点(SP:55.61点⑦ FS:101.01点⑨)
村山光④ 15位 139.68点(SP:49.77点⑭ FS:89.91点⑮)

ショートプログラム

法大陣で最初に登場したのは村山。演技終了後は仲間へガッツポーズを返し「完璧です!」と振り返るように、ジャンプ・スピン・ステップいずれにおいてもミスのない仕上がりを見せる。服部は、今季課題としていたトリプルループが決まらず悔しさをにじませたがその後は立て直し、コンビネーションジャンプ・ダブルアクセルともに着氷させる。スピン・ステップにおいても、最後までキレのある演技を見せた。ショート最終滑走となった渡部は、最初の3回転-3回転のコンビネーションジャンプは高さもありきれいに着氷する。しかし、直後のスピンで体勢を崩し惜しい取りこぼしも。さらに、中盤で2度の音源が乱れるというアクシデントが発生。それにより演技も一時中断したが、集中力を切らすことなく最後まで滑りきり、法大陣ではトップの得点を叩き出した。
出来の満足度は異なるも、全員が今季最高の得点をマークし、渡部が7位、服部が8位、村山が14位と団体優勝圏内の位置につきフリーへつなぐ。

フリープログラム

翌日のフリー。第2グループに入った村山は、今大会でスケート部を引退するとともにフィギュアスケートからも身を引く。最後の演技となるだけに、「思い残すことなく滑ろう」とリンクに上がった。序盤に組み込んだ4つのジャンプは最後の3回転ループで着氷が乱れるも、それ以外は高さも回転も十分。中盤いくつかミスはあったものの最後は猛練習したスピンで締めくくった。
一方ショートで好位置につけていた渡部と服部。渡部は最初の3回転ルッツが2回転になってしまうも、その後のジャンプは全て成功。フリーではプログラムの中に8つジャンプが組み込まれているが、そのうち6つでジャッジから加点を得た。演技構成点が伸び悩んだものの、総合得点の156.62点はパーソナルベストだった。そして法大陣最後に登場したのは服部。演技前にリンクサイドから見守る村山の元へ「行ってきます」と挨拶しに行く一幕も。序盤のコンビネーションジャンプ、そして今季課題だったループジャンプをきれいに成功させると、これで勢いに乗る。すべてのジャンプを成功させ、後半は毎度高評価のステップで会場を魅了。完璧な演技を見せ、114.41点でフリーだけでは4位。総合順位も5位と巻き返した。
最終結果は服部が5位、渡部が8位で見事入賞を果たし、村山は15位。そして個人順位にポイントを割り振りその合計得点で順位を決める団体戦では33年ぶりの優勝を決めた。村山の引退に後輩2人が花向けし、笑顔でインカレを終えた。

試合後の選手のコメント

村山光選手(文4)・服部瑛貴選手(文1)・渡部幸裕選手(通1)※ショート後

ーショート終えての感想はいかがですか
渡部:とりあえず目標としていた3回転ー3回転がきれいに入ってよかったんですけど、最初のスピンがレベルが取れなくて、後半のジャンプ1こがステップアウトしちゃってもったいなかったんですけど、まぁ良かったです。ちょっと音が止まっちゃって、またすぐに曲が用意できたので良かったです。スピンに気をつけてフリーはやりたいです。
(最終緊張の程はどうでしたか)
初めての最終滑走ですごく緊張したんですけど、良い緊張でした。

服部:6分間練習でループがめっちゃ良くてすごく自信もあったんですけど、前の人のエッジジャンプの軌跡にはまっちゃって、そこも運だと思うんですけど、また切り替えてフリー頑張りたいです。

村山:頑張りました。でもスピンが全然レベル取れてなくてそこだけが悔しいんですけど、完璧です!文句なし!以上です!(笑)

ー今季みなさんショートは最高得点ですが、得点に関しては満足ですか
(渡部・村山は満足げな表情でうなずく)
服部:全日本より演技自体は良くなかったので、ジャッジが甘かったのかなと。

ーフリーへの意気込みを聞かせてください
渡部:とりあえず崩れないようにまとめながら挑戦していきたいです。

服部:レポート免除がかかっているので頑張ります(笑)。

村山:後輩のレポート免除のためにも頑張ります。

※フリー後

村山選手

―フリーの演技を振り返っていかがですか
すごく良かったです。ジャンプが跳べなかったんですけど、最初のジャンプが跳べたので文句なしです。

―周りからの声援も大きかったですね
みんな引退ってわかっていたのですごく応援してくれました。頑張りました。

ー今年のインカレの感想はどうですか
みんな点数高くてショート終わって結構焦ったんですけど、フリーが終われば引退って考えて。特に思い残すことなく滑ろうって思っていました。

ー思い残すことなくできましたか
もう完璧です。満足すぎて、わくわくしてました。

ー今季を振り返っていかがですか
東日本は良くなかったんですけど、逆に引退が今日ってわかっていたので、そこまで合して。正月休みなしで頑張りました。シーズン的には良かったので、あとは遊ぶだけです。

ー4年間終えてみてどうですか
ずっと一人ぼっちだったし、麻央(長尾選手)が入ってきたけど出れないことも多くて。やっと2人(服部、渡部選手)が入ってえげつない結果を残して帰って来て。「うわっ、まじか」って思ってプレッシャーになったときもあったんですけど、ジャンプなら負けない自信もありましたし。4年間やってみて、やっと法政入ってよかったなって思いました。

ー1番印象に残っている大会はどれですか
今日ですね。1番応援もらえたし、ジャンプも跳べたので。

ー後輩へメッセージをお願いします。
僕みたいにちゃんと両立してほしいですね。


服部選手

ーフリーの感想をお願いします。
初めてノーミスできたので良かったです。

ー結果についてはいかがですか
すごい嬉しいですね。インカレは言ったら全国の試合じゃないですか。そこで5位に入れたのは自信にしていいと思います。

ー課題のループジャンプも決まりましたね
本当に本当に。練習ですごいはまってて、ショートも自信あったんですけど溝にはまっちゃって跳べなかったので悔しかったんですけど、今回は跳んでやろうと思ってやりました。

ー今回はどのような大会になりましたか
終始楽しくできました。試合も、こっちに来てからのホテルの生活も、他の試合より楽しくて、すごい良かったです。

ー今後の目標
まだジャンプの種類が少ない、トリプルが3種類しか入っていないので。ちゃんと5種類跳べるようにして、またノーミスをしてもっと上と対抗していけるようになりたいです。


渡部選手

ーフリーの感想をお願いします
今日は最初の3回転ルッツが出来なかったんですけど、いつも失敗しているジャンプがコンスタントに演技の中に入って、今の状態で1番良い演技ができてすごく嬉しいです。

ー結果についてはいかがですか
満足いく結果に終われたと思います。

ー最初のジャンプミスから後半立て直せたと思いますが
後半にいくにつれてジャンプが決めれて、いつもよりだらしない演技をしないですんだので、光君に貢献できたかなと思います。

ー今回はどんな大会になりましたか
ショートは最初の3回転ー3回転が毎回試合で決まらなくてすごい悔しい思いをしていたんですけど今回は決まって、ショートとフリーを合わせてパーソナルベストが出たので、その点で評価されて嬉しいです。

ー今後の目標
今季は東日本で落ちちゃって全日本に行けなかったので、全日本に行けるように練習していきたいです。 

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