【フィギュア】法大勢好発進!服部は2年連続の表彰台へ!!

東京フィギュアスケート選手権大会
2013年10月5・6日
ダイドードリンコアイスアリーナ

10月5、6日に東京フィギュアスケート選手権大会が行われた。今大会は11月上旬に行われる東日本選手権、そして12月末の全日本選手権出場につながる重要な大会である。法大からは男子シングルに服部瑛貴(文2)と渡部幸裕(通2)が出場した。

3位となり表彰台に上がった服部(右)、左から2位の近藤琢哉(慶大)、優勝した村上大介(陽進堂)

試合結果

最終結果

選手名順位得点詳細
 服部瑛貴② 3位  162.66点(SP:52.75点⑥、FS:109.91点③) 
 渡部幸裕② 5位  149.60点(SP:55.58点④、FS:94.02点⑥)

戦評

ショートプログラム

5日のショートでは渡部が躍進した。昨季と同プログラムの『タンゴ・デ・ロス・エクシラドス』に乗り、冒頭の3回転+3回転のコンビネーションジャンプをクリーンに決めると、勢いそのままにすべてのジャンプを成功させた。本人も「文句ないぐらいノーミス」と語り、好スタートを切った。得点は55.58点で3位と点差なしの4位発進。表彰台圏内からフリーに臨むこととなった。
服部は新プログラム『タンゲーラ&Assassinatione Tango』をお披露目。コンビネーションジャンプは成功させたものの、続く単独の3回転ジャンプでは転倒。それでもタンゴの曲に合わせ、ひとつひとつの動きにメリハリをつけた演技を見せてくれた。52.75点の6位でショートを折り返した。

フリープログラム

翌日に行われたフリー。法大勢で最初に登場したのは服部。演技前の6分間練習からジャンプに安定感があった服部は、本番でもほとんどのジャンプを成功させた。スピンのポジションも丁寧で、プログラムに3つ組み込まれているスピンのうち、2つで最高難度のレベル4を獲得。そしてフリーの使用曲『レ・ミゼラブル』の世界を全身で表現していた。109.91点の高得点をたたき出し、総合得点は162.66点で3位となった。大会前に風邪をひき、万全な状態ではなかったというが、ここ一番での勝負強さを発揮し、逆転で2年連続の3位表彰台に駆け上がった。
一方ショートを終えた時点で表彰台圏内につけていた渡部だったが、序盤の2種類の単独3回転ジャンプがいずれも1回転となってしまう痛恨のミス。しかしその後は立て直し、最小限のミスに抑えた。ステップでは上半身をうまく使い大きく動いており、『二人でスローダンスを』に合わせ以前より力強さが増したスケーティングを見せ、昨季からの成長がうかがえた。フリーは94.02点、総合得点149.60点の5位となり、ショートから順位を落としてしまったが、次につながる内容となった。

シーズン序盤とは思えないほど完成度の高い演技を披露した服部と渡部。だが、彼らの目標は東日本選手権で上位に入り、全日本選手権の出場権を獲得すること。残された時間は1カ月を切っているが、10月末の東日本インカレをステップにし、満を持して東日本選手権に挑んでほしい。(河野夏奈)

試合後の選手のコメント

服部瑛貴

ー大会を終えて、全体的な感想をお願いします
大会前に風邪をひいてしまって、コンディションを整えるのが大変でそこは反省なんですけど、でもフリーもとりあえず最後まで滑れたのでよかったです。
ーショートに関してはいかがですか
ショートはミスしちゃいけないじゃないですか。でもループ(ジャンプ)で転んじゃって。みんなよりグレードの低いジャンプなので確実にできるようにしたいと思います。
ーフリーでは6分間練習の時から調子のよさがうかがえました
不安なジャンプを入れなかったので、最初はルッツ(ジャンプ)なんですけど、ダブルにして跳べるジャンプだけで構成したので、あとはショートと同じように確実にやろうと思っていました。
ー春関(5月末に行われた試合)の時はけがをされていましたが、けがの具合はいかがですか
(春関後)一週間ぐらいスケートをしないで休養したのでそれが良くて、ほぼ痛みもしないので大丈夫です。
ー今大会のコンディションはいかがでしたか
風邪をひいてしまって本当にまだ治りかけぐらいだったので、体力がもつか不安だったんですけど。強いて言ったらスピードが落ちてしまったので、今度はもっとスケーティングをのびのびできるように体力つけてやっていきたいです。
ー2年連続で表彰台に上がりましたね
昨年と同じ試合で順位を落とすのは嫌なので、上には行けなかったですけど、現状維持ということで、よかったです。
ー次の東日本インカレと東日本選手権に向けて意気込みをお願いします
東日本インカレは、春関がぼろぼろだったので大学のためにもきちんと練習して、東日本は、全日本がかかっている試合で昨年よりも出場枠が少ないので、気合い入れて練習します。

渡部幸裕

ー大会を終えて、全体的な感想をお願いします
ショートは文句ないぐらいノーミスだったんですけど、フリーは(冒頭のジャンプが)2発パンクしてしまったので悔しいです。後半はちょっとずつ体が動いて締めれたんですけど…最初の2発がもったいないです。
ーショートでは3回転+3回転を決めましたが、いかがですか
今年はノーミスが絶対条件で、自分ができるジャンプよりランクを下げてどこまでできるか、ということで臨んだんですけど、課題だった3回転+3回転が入ったのでよかったです。
ーフリーで冒頭の2つのジャンプが1回転となってしまいましたが、その原因を教えてください
6分間練習で何もできなくて、調子が悪かったです。
ーショートを終えた時点で表彰台圏内につけていましたが、そのことがプレッシャーになったのでしょうか
できるだけ考えないようにしてたんですけど、心のどこかで考えてたかもしれないです。自分がどう演技したらいいかとか考えちゃってたんで…考えすぎてしまいました。
ー以前よりも体を使って表現されているように感じますが、いかがですか
今年はトレーニングをがんばってできるだけ後半もたせるようにってことでやっていて、それがよかったんだと思います。フリーでは最初ミスしたルッツ(ジャンプ)が後半の疲れたところで入りました。課題は最初の2つですね。
ー次の東日本インカレと東日本選手権に向けて意気込みをお願いします
東日本はノーミスが絶対条件で、フリーのように最初の2つ失敗して後半まとめる、というのは悔しいので、人のことを考えないで自分を制御しないでやりたいと思います。練習だと思って滑れたらいいです。東日本インカレは東日本に向けてのいい調整になればと思っています。