【フィギュア】第39回東日本選手権 全日本選手権出場の切符を手にすることはできず...

第39回東日本フィギュアスケート選手権大会
11月1-4日
群馬県総合SCアイスアリーナ

11月1ー4日に開催された東日本選手権。今大会は12月末に行われる全日本選手権の予選会でもあるが、東日本から全日本への出場枠はわずか5枠。その枠を出場選手14名で奪い合う、し烈な戦いに2年連続全日本出場を狙う服部瑛貴(文2)と初出場を目指す渡部幸裕(通2)が挑んだ。

フィニッシュのポーズをとる服部(フリー)

試合結果

最終結果

選手名順位得点詳細
服部瑛貴 6位 162.76点(SP:54.93点⑦、FS:107.83点⑥)
渡部幸裕 9位 137.93点(SP:51.71点⑨、FS:86.22点⑩)

戦評

ショートプログラム

張りつめた空気が漂うなかで行われたショートプログラム。3番滑走となった服部は、冒頭のコンビネーションジャンプをクリーンに決めるも、次の3回転ループジャンプでは大きく着氷が乱れてしまった。それでもスピン、ステップではレベル3、最高難度のレベル4を獲得し、ジャンプのミスをカバーした。54.93点でショートを終え7位につけた。
一方渡部は最終滑走での演技。本人も「今シーズン一番と言ってもいいぐらいのジャンプが跳べた」と言うようにプログラムに組み込まれているジャンプをすべて成功させ、プログラム全体としてもほぼノーミスの出来だった。しかし、スピンやステップで高いレベルを取れなかったこともあり、点数自体はあまり伸びなかった。51.71点の9位でショートを折り返した。

フリースケーティング

中一日を挟んで行われたフリースケーティングは、渡部が7番滑走、服部が8番滑走となり、法大勢が続いて演技することとなった。最初に登場した渡部は「開き直っていった」という冒頭の3回転ルッツジャンプを高さ十分に着氷するも、その後はいくつかジャンプに転倒や着氷の乱れが見られ、試合後「思い通りにできなかった」と悔しさを口にした。フリーの点数は86.22点、最終順位は9位で今大会を終えた。全日本出場はかなわなかったが、ショート、フリーともにプログラムの完成度は増してきており、次につながる大会となった。
続いて登場した服部。ショートを終えた時点で全日本出場圏内の5位の選手とは得点差が5点近く開いてしまっていたが、「逆に差が開いたことで吹っ切れて」フリーに臨めたという。「一つ一つのジャンプに集中しきれなかった」と言うようにジャンプに細かいミスがあったものの、自身のスケーティング技術を生かしたステップや曲調に合わせ動きにメリハリをつけるなど、“魅せる”演技を披露。フリーは107.83点、最終順位はショートから一つ順位を上げ6位となったが、全日本にはあと一歩届かなかった。

服部、渡部ともに全日本出場の夢は断たれたが、服部は「次に生かせる試合になった」、渡部は「(インカレに向け)ジャンプの安定感を重視して練習したい」と語り、それぞれ前を向いた。
来年1月には学生日本一を決める氷上インカレが待っている。そこでは今大会で得た課題と収穫を生かし、最高のパフォーマンスを見せてほしい。(河野夏奈)

試合後の選手のコメント

服部瑛貴

ー大会を終えて、全体的な感想をお願いします
いつもはリラックスして試合できるんですけど、今日はすごい朝から緊張してしまいました。なるべく誰かと一緒にいようと心がけていたんですけど、一人でいる時間が長くてガチガチになってしまって。まぁそうですね…惜しいミス、大きいミスといろいろあって、でも点はまあまあ出たのでよかったです。
ーショートは6分間練習の時から緊張がうかがえました
みんなジャンプの難易度が自分より高くて、僕は難易度的には下のほうのジャンプしか入れていないので、確実にやって確実に点を取れていければと思ってやりました。ちょっと緊張はしましたけど、いい緊張感でショートは臨めました。
ーショートとフリーの間に一日空きましたが、どのように過ごされましたか
女子の試合を応援しに行ったり、みんなでショッピングモールに服を見に行ったりとかご飯を食べたりしてました。部屋にこもって緊張感高めたりとかはしてなかったです。
ーショートを終えた時点で全日本出場圏内の5位とは5点近く差が開きましたが、その点についてはいかがですか
(点差は)あっても2,3点かなと終ったあと思っていました。逆に差が開いたことで吹っ切れてフリーはやれることやろうって思えたので、点差とかは考えずにできました。
ーそのフリーの演技についてはいかがですか
最近の試合でフリーがバテバテにならなくなって、疲れがそんなに出てこなくなりました。あと、やっぱり一つ一つのジャンプに集中しきれなかったかなっていうのがあって、もう少し踏ん張ればいいジャンプとかが今日はたくさんありました。そこは惜しいと思うんですけど、会場のお客さんに「うわー」って言われなくてよかったです。
ーフリーでは珍しくジャンプミスが見られました
本当はこの大会にコンディションを合わせてこないといけないんですけど、東京ブロックと東日本インカレにばっちり合ってしまいました。でも終わってすごくすっきりしています。
ー今後の目標をお願いします
全日本に行けるかどうか緊張しない東日本にしたいです。

渡部幸裕

ー大会を終えて、全体的な感想をお願いします
ショートはまとまったい良い演技ができてよかったんですけど、フリーがいつもなんですけど思い通りにできなくて、課題がフリーだけなんですけど…。あとはもう難しいジャンプを跳ばないと最終グループには入れないなという実感はありますね。
ーショートはノーミスに見えました
今シーズン一番と言ってもいいぐらいのジャンプが跳べて、点数見たときに伸びてなくてびっくりしたんですけど。まぁそこらへんはプログラムの構成とかあと滑りとか、根本的なスケートのうまさで引かれたと思うので。技術的な面では(東京)ブロックより良い点数をもらっていたので、もう少し基礎の練習をしたほうがいいかなとショートは思います。
ーショートとフリーの間に一日空きましたが、どのように過ごされましたか
一日空いた時の公式練習は何で降りてるのかわからないですけどジャンプの調子がすごいよくて、松村成君(明大)のお父さん(=充コーチ)に習っているんですけど、成君と一緒にトレーニングして、あまり体がだるくならない程度に動かして過ごしてました。
ーフリーの演技前にコーチから何かアドバイスはありましたか
思いっきりやりなさいということを言われました。最初のジャンプは開き直っていったジャンプだったのでなんとかできました。ちょっとそのあと緊張しちゃいましたね。
ーフリー冒頭の3回転ルッツジャンプはきれいに決まりましたね
自分のなかでは半分ぐらいの点数しかあげられないですけど、試合で決まったことがでかいので。今シーズン最初(=東京選手権)に決まらなかったジャンプなので、そこらへんは少しは収穫なのかなと思いますし、また体力と基礎の練習しかないなと思いました。
ーフリーではジャンプの転倒がありましたが、そこからどのように気持ちを切り替えましたか
2発目のジャンプで回転回らなくてパンクしちゃったんですけど、もうパンクするのだけは嫌だなと思って、体力なくても思いっきり締めようと思って転んだ結果だったので、へこむことではなかったです。締めれたことが大きかったので。
ー今後の課題や目標をお願いします
多分あと大きな大会はインカレぐらいしかないのでインカレまでに、ジャンプの安定感が求められると思うので、ジャンプの安定感を重視して練習したいと思います。

 
 

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