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秋季リーグ戦 対中央大学 全勝対決を制しBブロック優勝!!

2011年度 秋季リーグ戦
11月13日(日)
会場:横浜スタジアム

リーグ最終戦。全勝対決となった中央大学ラクーンズとの一戦は、横浜スタジアムの地で多くの歓声の中、両校譲らず激しい戦いとなった。中大は法大と同じくリーグ戦でも順調に白星とTDを奪い連勝を続けていた。最後で最大の挑戦者に挑むこととなったラクーンズでだったが、6年間リーグ戦で無敗のトマホ-クスの「強さ」を上回ることはなかった。

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RB堀の先制TDが勝利へのリズムを生んだ

試合結果

トータル試合結果

21 14 1Q 16
0 2Q 9
7 3Q 0
法政大学 0 4Q 0 中央大学

 R堀のリターンで幕を開けた法大の1stシリーズ。RB渡部のロングゲインで一気に敵陣まで攻め上がると、ランとパスを絡めて前進。3rdダウンコンバージョンでQB高島からのパスをRB堀がキャッチし先制のTD!続く中大の1stプレーはファンブル。SF徳永がしっかりとリカバーし、わずか8秒で攻撃権を奪い返す。有利な位置からのスタートとなった法大の2ndシリーズは、4プレー目でWR松永のパスTDが決まり1Q中盤で14-0とリードを広げた。完全に主導権を掴んだと思われたが、中大も全勝でリーグ戦を勝ち抜いてきた実力者。2ndシリーズでは1stダウンを4度更新され1Q 終了間際にTDを許してしまう。
 早いうちに差をつけておきたい法大だったが、2Q序盤で敵陣7ydsまで迫りながら、QB高島の放ったボールがインターセプトされ攻守交代。CB西口のパスカットなどでDFが粘りを見せるも、中大RB陣の破壊力を食い止めることができない。FG失敗で14-13と、同点こそ免れたものの、その後のシリーズでインターセプトを決められターンオーバー。4thダウンまで追い込むが、FGで確実に点数を稼がれ14-16とリードを許したまま前半を折り返すことに。
 
 OFの悪い流れは、ハーフタイムを挟んでも断ち切れない。中大の攻撃をパントに追い込み、法大の長いドライブが始まった。集団を中から抜け出すRB堀のランを軸に、WR下段と伊東へのパスでじわじわと攻めるが、中大のパーソナルファールで会場が異様な空気に包まれると、QB高島のパスはまたしても中大DFの手に。この日3度目のインターセプトにも、DFは冷静に対応し中大の攻撃を4回でシャットアウト。3Qも残りわずか。なんとしてもTDが欲しい、敵陣48ydsからの6thシリーズ。敵陣34ydsまでランで持ち込むと、最後はRB鈴木がエンドゾーンまで駆け上がり逆転のTD!21-16で第4Qへ。
 中大の攻撃をDL蔀のQBサックなどであっさりとパントに追い込むと、法大OFも仕掛ける。4thダウン5の状況で、パントのフォーメーションからQB高島がRB堀へロングパス!結局このパスは失敗したものの、続く中大の攻撃をDL小林のインターセプトですぐに取り返す。4thダウンで敵陣16ydsまで攻め込み、FGの機会を得た法大。勝利を引き寄せるためにも3点が欲しいところだったが、1年生のK伊藤には荷が重すぎたか、失敗。再び我慢の時間帯が始まった。4thダウンまで追い込むも、中大も意地を見せギャンブルを成功させてくる。手に汗握る自陣10yds付近での攻防にも、主将・鵜沼は「この状況を逆に楽しめ!」とDF陣を鼓舞!再三に渡るピンチを全員で守り抜き、OFに繋ぐ。しかし、この日最後まで乗り切れないOFは、パントミスで自陣20ydsで中大に攻撃権を与えてしまう。TDを決められれば即逆転というギリギリの状況にも、法大DFは頼もしさを増すばかり。前半何度も抜かれたランを完全にシャットアウトし、選択肢をパスに絞ると、試合を決定づけるLB田中のインターセプトが飛び出しターンオーバー!残り時間41秒で得た最後の攻撃権は、二―ダウンを選択。勝利へのカウントダウンが横浜スタジアムに響き渡った。

 この勝利でリーグ戦連勝記録を53勝とし、学生日本一への第一関門であるブロック優勝を果たしたトマホークス。次なるステージは関東王者決定戦A-ZUMA BOWL(アズマボウル)だ。対するは、強豪ひしめくAブロックを無敗で勝ち上がってきた日本大学フェニックス。両リーグを通して最多得点・最少失点を記録している日大との一戦は、今日よりも厳しい戦いが予想される。手の内を知り尽くした宿命のライバルとは言え、元来のパスを軸とした攻撃からラン中心のOFへと転向したその実力は未知数。一つのミスが勝敗を大きく左右するだろう。中大戦で洗い出された課題をどこまで修正し臨めるか。本当の正念場はここからだ。(川峯 千尋)

青木監督

―リーグ戦全勝、ブロック優勝おめでとうございます!
ラッキーに勝てましたけど、中央大は実力は関東トップクラス、来年以降は手強い相手になるだろうという考えです。試合内容は接戦で見てる側としては楽しかったと思いますが、法政も中大も反省がたくさんある試合です。これまでは、これだけターンオーバーをされたことや、反則を出したことや、戦略でミスをしたことがなかったんですが、今回はかなり出ました。次、修正をして臨みたいと思います。
―勝利を確信したのはいつですか
後半ですね。試合をやっていてこのまま流れてくると、我々が有利だなというのは感じていました。というのも、向こうのOFが出なくなった時点で、我々のOFはまだまだこうやったら出れるというのを考えられていましたので。我々のほうでスクリーンでターンオーバーした時点で、勝ちだな、とは感じました。
―アズマボウルで当たるかもしれない3チーム(日大、早大、明大)に比べて、今年のトマホークスが絶対的に勝っているところは
選手一人一人の試合運び能力です。これはどこの大学よりも、彼らのほうが心得ていると思います。その点では我々は有利。ただしいい選手、ということで見ますと早稲田はここ何年か高校が日本一ですし、日本大学は協力なリクルート力で毎年40人近くいい選手を獲得しています。明治は(スポーツ推薦枠が)8名で人工芝のグランドでやっている。我々よりは環境のいい学校ですので、私たちはいつも彼らに対してチャレンジャーという気持ちで戦わなくてはならないと思っています。そこらへんが、我々のいいところじゃないかなと思います。
―次の試合のキーマンは
ここにいる二人(QB高島選手、LB鵜沼選手)じゃないですかね。QBは山口君を使うシーンも出てくると思うんですが、安定した戦いをするためには、高島君がターンオーバーを食らわないようなパスを投げること。ファンブルをしないこと。鵜沼君はしっかりDFをすること。それが絶対条件になると思います。あとキックは、もっと入るようになると思います。
―今日の堀選手について
狙い通りの活躍です。5ヤーダーといって、うちでは5ヤード確実にとってくれるランナーが、ロングゲインするより嬉しいんです。ロングゲインは他の人でもするんだけど、彼はどんなサイクルでもそれを実現出来る人だから素晴らしいんです

LB 鵜沼主将

―試合を振り返って
中大の、ここに懸けてくる思いに気持ちが負けていたのかなと思います。
―前半はミスが目立ちましたが原因は
DFは浮き足だってしまって、アジャストミスが多かったです。いつもやってることが出来ていなかったです。修正していきたいです。
―後半は絶対に得点を許せないシーンが続きましたが、チームにはなんと声をかけていましたか
逆に楽しめと。こんな試合、一生で一度味わえるかどうかなんで。
―アズマボウルでの対戦相手に、これだけは負けないと言えるものはなんでしょうか
監督が言ってくださった通り、試合の運び方は絶対負けません。あとは、今日のような辛い試合を経験することによって、一戦一戦強くなっていかなくちゃいけないし、試合の始めから自分たちのパフォーマンスをする、というのを心がけていきたいです。
―昨年はここで甲子園への道が断たれてしまいました
去年は去年、今年は今年なので。今日も試合前に言ったんですけど、一戦一戦勝ち進んでいくことの重要性と、勝って成長していくことの重要性をもう一回認識させていきます。
―トマホークスを応援するファンに向けて、次戦への意気込みをお聞かせください!
去年負けて、それからチームがスタートしてるので、挑戦者としての立場で、自分たちのフットボール、法政のフットボールっていうのを観客のみなさんに楽しんでもらいたいです。絶対勝つので応援よろしくお願いします!

RB堀選手

ー今日を振り返って
チームとしてはオフェンスのミスが多かったので、そう考えるとディフェンスに助けられた試合だったと思います。
ーうまく攻められない場面が多かったですが
リズムは悪くなかったんですけど、最後の詰めの部分でターンオーバーしてしまったり、パスが決まなまらなかったりが、リズムを崩してしまった原因かなと思います。
ーさきほど監督からロングゲインのランよりも5yds確実に走ってくれる堀選手のランがチームに大きな効果を生んでいるというお話をされていましたが
個人的には両方で貢献したいと思ってるんですけど、今日はどちらかと言うと少し我慢をする形のランが多かったので、そういう監督の期待に答えられるようにしていきたいですし、次の試合でも確実に取れるところは5ydsづつでも少なからずは取って行って、最終的には一発のロングランも狙えるような練習であったり、取り組みを次の試合までにしていきたいと思います。
ー1Qの早い場面でのTDでしたが
常にリードしようと掲げていました。
前半の早いタイミングで、ディフェンスがターンオーバー取った後だったので、メンタルを持っていくという意味ではすごくリズムに乗れるTDだったかなと思います。
ーあずまボウルの相手はまだ決まっていませんが
どこが来ても自分たちがやることは変わらないんですけど、次の試合は今日の試合よりも厳しい戦いになると思うので、これから相手が決まるので、その試合を見て今日からもう準備していきたいと思います。
ーケガについては
問題ないです。全然問題ないです。次の試合も万全で臨みます。
ー次の試合に向けて意気込みをお願いします
オフェンスで勝とうと言っていきたんですけど、最後ディフェンスに助けられる形で試合が終わってしましました。この先どうしてもディフェンスだけでは勝てない試合も出てくると思うので、次の試合ではディフェンス、オフェンス、キックも含めて全部で勝っていたという試合にしたいです。

QB高島選手

ー今日を振り返って
チーム的に見たら、オフェンスが先制点を取れて、そのあと守りきって、最後のディフェンスも踏ん張れたんで、本当にミスのせいで結構ヤバい試合になってしまったんですけど、最後ディフェンスが抑えられたというのが良かったと思います。
ー具体的にミスというのは
自分のターンオーバーがやっぱり響いちゃって、もっと点数が入るってところが取れなくて、流れが悪くなってしましました。
ーパスインターセプトが多かった原因などはありますか
単純に中大のDBが上手いというのと、自分自身もまだタイミングがあってなかったり、レシーバーとのコミュニケ―ションミス、意思疎通が出来てなかったという部分ですね。
ー個人的な出来としては満足いくものではなかったということですか
そうですね。よくありませんでした。
ーオフェンスでは攻めあぐねる場面が多く、ディフェンスに助けられる試合となり、このような試合展開では勝てないという話が堀選手のコメントからありましたが
ディフェンスもずっと止まるわけではないので、やっぱりどっかでリードしたり、ボールコントロールしてあげて、ディフェンスを有利にしてあげるというのも自分たちの役目ですし、結果的にオフェンスが点取れないと試合には勝てないので、自分たちは前半から後半までもっと攻めて勝たなければいけないなと思います。
ー現在再来週の相手が試合中ということで、どこか決まっていませんが、どこが上がってきてほしいなどはありますか
特にはないですね。しっかりスカウティングをして、自分たちのリズムに持ち込めるようにやりたいなと思います。
ー次の試合への意気込みをお願いします
今日の試合は助けてもらった場面が多くて、個人的にも反省が多くて、恩返しできるようにチームを引っ張れるように、次の試合に向けてやっていきたいなと思います。

DL 新井選手

―試合を振り返って
相手はRBを売りにしてるチームなので、止まると信じてやってました。
―けがから復帰されたばかりですが
完治はしてないんですけど、合わしてやってます。まだまだです。
―中大の印象は
弱くはないので、DF全員でやろうとしていました。RBは止めないと、というのはDFで思ってました。
―目標の達成度は
今日、全然だめです。
―次の試合に向けての目標
DLが一番タックルします。 

RB鈴木選手

―今日を振り返って
リーグ最終戦ということで厳しい試合になると思っていたんですけど、予想通りそうなりました。向こうのRBが強くて、それを売りにしているチームだったので自分たちRBユニットとしては負けないように頑張っていこうと目標を立てていたので勝ててよかったです。
-どのような気持ちで臨まれましたか
とりあえず勝つことだけを。それからRB対決で負けないようにということは意識していました。
-40㍍のTDランがありましたが
ボールをもらった瞬間に勝山さんがナイスブロックをしていてくれたので「これは持っていくしかないな」と思いました。狙って走ったというよりはチャンスを作ってもらったという感じですね。
-では自身の出来は
TD取れたのでよかったんですけど、所々ミスがあったので。そこをあずまボウルまでに修正してもっといいRBユニットにしたいです。
-そのミスというのは
自分はブロックもメインのポジションなんで、そこに課題が残った感じですね。
-接戦でしたが焦りはありましたか
焦りはもちろんありましたが、自分たちは常にいろんな想定をしてきましたし、準備もしてきたので「こんなところで負けるわけにはいかない」とそう思ってました。
-次戦の相手がまだ決まってませんが、どのチームにもここは絶対に負けないというポイントは
自分たちは学生主体でやっていて、他のチームよりも選手一丸となっているところが売りだと思いますし、ユニットとしての力とかも自分たちが勝っていると思っています。
-次戦への意気込みを
次の試合もRB一丸となってどこのチームが来ても圧倒して、絶対に甲子園に行きたいです。      

LB田中選手

-今日を振り返って
激闘でした。
-今日の試合にかける思いは
4年生とまだやりたいという気持ちと、ここはまだ甲子園に向けた通過点なんだと思って、いつも通りのプレーを心掛けようと思っていました。
-自身の出来としてはどうでしたか
良かった場面と悪かった場面が交互にあったので、悪かった場面をもっと少なくできるように修正していきたいです。(悪かったところとは?)焦りからミスが起きていたので。いかに周りにいる仲間を信じてやれるかですね。
-第4Qすばらしい活躍でしたが
気合が入ってました。
-今日見つかった課題は
相手に対するアジャストがあまりできていなかったので、そこですね。
-どのチームが来てもここは絶対に負けないというポイントは
スタミナはどこにも負けないと思うので、最後まで粘っていきたいです。相手の方が個人能力は高いと思うんですけど、そこはチーム力でカバーしたいです。
-次戦に向けて意気込みを
同じ浜スタなんで、もう一度ビッグプレイを魅せたいと思います。

WR松永選手

―今日の試合を振り返って
今日の試合はパスが通らなければ勝てないという試合で、2週間くらいパスの練習をしてて、前半パスで取れたので良かったと思います。
 ―今日はどのような気持ちで試合に臨みましたか
パスで取らないと勝てないという緊張感があったので、昨日の夜は緊張して眠れませんでした。
―厳しい試合でしたがメンタルの方はどうでしたか
メンタル的には結構厳しかったんで、最後はDF頼みでDFのおかげで勝てた試合だと思います。 
―相手の#2にインターセプトを何回か決められてしまいましたが
木本くんはAJなんでやっぱりうまかったですね。でも、最初のTDは圧倒できたんでよかったかなと思います。
 ―途中ケガによる退場もありましたが
あれはもう全然。完治しました。
 ―全体的にターンオーバーが多い試合でしたが
練習からノーイエロ―とかを意識してたんですけど、ターンオーバーやイエローを出してしまうとこれから先甲子園とかで戦う上で負けてしまうのでそこは修正点だと思います。
 ―あずまボウルに向けて
絶対レシーバーで勝ちたいです。ここまで来るとランも出なくなると思うので、絶対パスで勝ちたいと思います。

DL 蔀選手

―試合を振り返って
前半はやりたいことができなくて、ハラハラさせてしまったんですけど。自分たちは走り込んでるので、チームとしてスタミナがあったので、そのおかげで勝てたのかなと。
―DFにかかる負担が大きい試合でしたが
自分たちがOFの分もやってやるんだという気持ちでいたので、いい雰囲気でした。
―中大の印象は
気持ちが強いチームだったので、やりにくかったです。RBもよくて、個人技で何本か走られてしまったので、そういうところは修正していかないとと思います。
―蔀選手が考えるターニングポイントは
後半始まったくらいから、最初のシリーズをしっかり3つで止められたので、それが大きかったかなと思います。
―Aブロックは三つ巴ですね
去年負けたので、早稲田とやりたいなとは思いますけど、どのチームが来ても自分たちがやることは変わらないので、しっかり準備をして臨みたいと思います。
―アズマボウルでの目標は
自分たちのやることを出しきらないと勝てないと思うので、今日いいタックルも見られたのでもっといいタックルを増やしていきたいです。個人的には、今日はハドルの雰囲気がいつもよりいい感じはしなかったので、自分がハドルをコントロールできたらなと思います。

OL小林選手

ー試合を振り返って
いいプレーができてよかったです。
ただ、けがをして迷惑をかけてしまって申し訳なかったです。
ーケガは大丈夫ですか
大丈夫です。
ーインターセプトを決めた時はどんな気持ちでしたか
うれしかったです!
ー接戦でしたが、試合中どんな気持ちでしたか
今まで、こんな試合がなかったので、ずっと不安でした。
ー今日の法政の雰囲気はどうでしたか
ディフェンスもオフェンスもお互いに迷惑をかけることが多かっけど、お互いにカバーできていました。
ー中央大の印象は
ランニングバックが速くて止められなかったです。
ー次の試合にむけて
どの大学があがってきても、中央大より強いと思うので気合を入れて行きたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 0354RB堀の先制TDが勝利へのリズムを生んだ
  • DSC 0765リーグ最終戦も勝利を引き寄せたQB高島
  • DSC 0896中大OF相手にも主将・鵜沼を軸に守りきった
  • DSC 0485WR松永はエンドソーンへ飛び込みTDをもぎ取った
  • DSC 0144DT新井のハードタックルでDFから流れを掴んだ
  • DSC 0049苦しい局面のインターセプトにOL小林の笑顔がこぼれる
  • DSC 0957このランでチーム3つ目のTDを奪ったRB鈴木
  • DSC 0237LB田中の終了間際のインターセプトは勝利を確信させた
 

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