アメフト春季オープン戦 VS一橋大学 仕上がり順調!攻守共に相手を圧倒!!
2012年度 春季オープン戦
5月20日(日)
会場:川崎球場
前回の試合でOF陣、DF陣共に順調な仕上がりを証明したトマホークス。今日の相手は昨季リーグ戦で快勝を収めている一橋大。昨季以上の成績が求められるトマホークスが実力差を見せつけ、一方的な試合展開となる。
試合結果
トータル試合結果
78 | 21 | 1Q | 00 | 0 |
---|---|---|---|---|
21 | 2Q | 00 | ||
21 | 3Q | 00 | ||
法政大学 | 15 | 4Q | 00 | 一橋大学 |
戦評
一橋大からの攻撃を危なげなく防いだ法大は、1stシリーズにいきなりQB寺村が70yds以上を独走しTD。この試合のモメンタムを掴む。すると今度はQB寺村がWR伊東への40ydsTDパス。さらに、CB佐藤裕が相手のパスをインターセプト。ここで得た攻撃権を活かし、WR松永への30ydsTDパスを決める。
つづく2Qも法大は攻撃の手を緩めない。RB池田のランを中心に攻め、最後は再びQB寺村がTD。その後もDF陣がインターセプトを奪うなどでチームを盛り上げると、OF陣が着実に得点へ結び付ける。
3Qに入ると、QB寺村がこの試合初めてボールを奪われる。だがここはルーキーのDB植山がすかさずインターセプト。これもTDまで繋げて追加点を挙げる。そして迎えた一橋大の後半2回目のシリーズ。自陣11ydsまで攻め込まれ、法大にとってこの試合最大のピンチを迎える。しかしここは同じくルーキーのDB宮川がファンブルリカバーをして、ピンチを切り抜ける。その後も攻守が噛み合い、TDを挙げていく。
4QではRB池田のランとQB山口のパスを中心に攻め立てる。その中にP近藤諒のパントフェイクランやQB山口からWR松永へツーポイントコンバージョンを決めるなど幅広い攻撃を見せ一橋大を圧倒。78-0で勝利を収める。
この試合では、1Qにパスで100yds以上を稼ぐと、2Qはラン中心にゲインをしていくなど様々な攻撃を見せた法大。また、DF陣も3つのインターセプトと2つのファンブルリカバーを奪いモメンタムを相手に渡さなかった。QBとの連携がうまく取れていなかった初戦と異なり、チーム全体の雰囲気が良くなってきた。オープン戦の残り試合は少ないが、さらに連携を深めリーグ戦をいい形で迎えられるようにして欲しい。(小田切 直也)
監督・選手のコメント
青木監督
―今日の試合を振り返って
良くない。本当は1Qでやっつけなければダメなんだよね。戦意喪失してるというかあまりいいメンバーで戦ってないのでもう少し頑張らなければいけないです。そういう意味ではちょっと残念だったかな。事前にフルスロットルで頑張れと言ってあったのでもう少しいい内容にしたかった。
―DF陣は無失点でしたが
無失点は無失点なんだけど、タックルがいいか悪いかなんで内容的にはまだ。最終的にはもっと倒れないランナーとか大きいOLとかと戦わなければいけないのでそういう意味では練習不足。
―1年生も多く出ていましたが
1年生にはまだ出てなくて良い子が結構いるのでそれは楽しみです。
―今日の中でよかった1年生は
(小島)太郎かな。だいたいみんなそこそこ良いので活躍してくれると思います。ただ、春は強い学校とやらないのでそこがちょっと心配です。
DL蔀主将
ー今日のゲームを振り返って
自分たちの目標としていたことは全て達成できたので良かったと思います。
―2試合連続無失点だったDF陣について
絶対に点をやらないという意識を持っていました。昨秋のリーグ戦の立大戦でラストシリーズに点を取られてしまったことがありました。それからはみんな試合終了のホイッスルが鳴るまで点をやらないという意識でプレーしています。
―2試合連続大量得点だったOF陣について
OF陣は1stシリーズでTD出来たことが良かったと思います。いつも流れが良いとポンポンと点が取れるので1stシリーズがうまくいくと点が取れると思います。逆に関大戦がそうだったのですが、1stシリーズに3rdダウンアウトしてしまって流れが悪くなってしまいました。このような場面から流れを持ってこれる選手がいないのでそこは今後の課題ですね。
―(前回のインタビューに関連して)4年生は変わってきましたか
正直まだまだですね。今日もコーチから言われてしまってので自分たちでは変わっているつもりでも全然ダメだと感じています。課題は大きいと思います。
そうですね。少し具体的ではなく抽象的になってしまうのですが存在感が薄いと思います。その存在感は声の多さだったり行動に出てくると思うのでそこを4年生がやらなくてはなりません。そういう部分を意識していきたいです。
―次戦に向けて
この試合で出た反省をしっかり潰していきます。4年生の課題も潰していかなければならないので、今度は4年生がチームを引っ張って下級生がついてこられるようなチームを作っていきたいと思います。
RB池田選手
―今日を振り返って
10TDを取るという目標は達成できたんですけど、まだ個々の力はもっとできると思うのでまだまだ点を取りにいきます。
―チームの雰囲気はどうですか
自分はオフェンスのリーダーなので初戦負けてから本当にやるしかないという気持ちで血眼になって練習しているんですけど、なかなか下がついてくるというのは難しいのでそのバランスを今すごく考えています。
―調子はいかがですか
正直、自分怪我明けで関大戦は怪我の状態で出て、神大戦も出ていないので、まだまだ調子を取り戻さないと。あと一試合しかないので、次の試合どれだけできるかここからどんどん調整して上げていかないと厳しいかなと思います。
―2試合連続10TD以上ですがいかがですか
オフェンスとしては目標を達成できているということは一つの大きなポイントなので、二回続いたことは自分として満足しています。でも、満足という言葉自体があまり好きではないので次の試合の立教戦でももっと点を取ってこれが法政というのを見せつけたいです!
―今回の試合での課題は見つかりましたか
今日の課題はやっぱり後半の失速じゃないですかね。やっぱり前半は爆発できたんですけど、後半失速してしまって強さとは言えないので後半の失速がオフェンスの課題としています。
―次戦(立教戦)に向けて一言お願いします
自分4年としては、最近2年生からのいい刺激を受けながらしっかり引っ張っていけるようにオフェンスリーダーとしても一選手としても頑張っていきたいです。オフェンスとしては強い試合で大量得点を取っていい雰囲気で秋につなげられるようにしていきたいです。
WR松永選手
―今日の試合を振り返って
目標の10TDを取れたのは良かったですけど、まだまだミスが多い試合だったのでそこを改善していきたいと思いました。
―ミスとは具体的になんですか
イエローが2個あったので。ノーイエローでいかないとこの先強いチームには勝てないと思うのでノーイエローでいきたいです。
―個人的には2TDでしたが調子はどうですか
調子はいつもいいんですけど、QBの調子が悪くてパスが少なくなってしまうのがOFの現状なので練習でQBとコミュニケーションを取ってやっていきたいです。
―チームの調子は
まだまだOFが弱くてDFに助けてもらっている所があるので。今日とかもインターセプトとかターンオーバーしてDFにチャンス貰っているので、今度はDFを助けてあげられるOFをしたいですね。
―ツーポイントコンバージョンは誰の指示ですか
プレイコールから入ったんですけど、QBが2年生の山口君だったので自分が俺に投げろと指示しました。
―リバースプレーは練習していたんですか
ガジェットというスペシャルプレーとして用意していたんですけど、あれはTD取れるプレーなので今日取れなかったのはまだ課題かなと思います。
―では、これからも隙があったらやっていきますか
ガジェットはモメンタムを掴むプレーなので、隙があればやっていきたいですね。
―次に向けて
今年はレシーバーが揃っているチームなので、レシーバーで全部TDを取りたいですね。
LB山崎選手
―今日を振り返って
オフェンスの目標であった10TD、ディフェンスの目標であった完封というのを達成できたことは一つ収穫になったと思います。チームとしても最後まで攻め続けて守り続けるということを徹底してもちろんやってきているのでそこを達成できたことは今回の試合での成果なのだと思います。下級生も目立てましたし、今回は納得のいく試合結果になったと思います。
―チームの雰囲気はどうですか
初戦負けてからチームを立て直さなくてはいけないということでキャプテン、副キャプテン、4年生が中心になって雰囲気づくりをしてきたのですが、まだまだ4年生がチームを引っ張れていない状態なのでこれからも改善していかないといけないです。
―どんな練習をしていますか
一橋大戦まで二週間あったので、一週間はプレイをしっかり合わせ、もう一週間は一橋大戦に向けて分析をしてどうやって戦っていくのかをイメージしながら相手のプレイばかりを練習しました。
―2試合連続無失点ですがいかがですか
気持ち的にはもちろん最高の気分ではあるんですが、力に差のあるチームに対してゼロに抑えられたことは自分たちでも納得の結果ですけど、強い相手になっていくと初戦のように負けているので今までと変わっていません。負けているという事実は変わっていないのでゼロに抑えているのはこの後も継続してやっていきたいです。
―今日の試合でのチームとしての課題は見つかりましたか
4年生の存在感とディフェンスは出された時に雰囲気を変えられていなかったので、フィールド内ではもっと全員で声をかけ、高めていかなくてはいけないという課題が見つかりました。
―最後に次戦(立教戦)に向けて一言お願いします
立教は今回戦ったチームより格上で強いチームなので、その相手でも最後まで自分たちの決めたことをやり続けることに重点を置きディフェンスは完封したいです。