アメフト

悲願の日本一奪還へ!甲子園ボウルにかける思い・・・

リーグ戦開幕直前インタビュー
取材日:2012年8月26日(日)

「私たちのチームは、去年日本大学に負けたところから始まっている」この言葉には多くの意味が込められていることだろう。日大に負けた悔しさ、甲子園に行けなかった悔しさ、そして何より日本一になれなかった悔しさである。今年こそは笑ってシーズンを終えてもらいたい。悲願の日本一に向けいよいよトマホークスの2012シーズンが幕を開ける!

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日本一へ向け準備万端!

春からの課題は克服できたか

―春のオープン戦後、今後の課題として体の小ささを改善することが必要とおっしゃっていましたが

体の小ささは正直変わっていません。しかし、その分基礎的なところに力を入れました。体が小さいなりに体を上手く使うことが出来れば大きな力が生まれます。このことを合宿でハワイから来たコーチに学びました。基礎的な部分をかなり意識してやったので体の小ささは補えると思います。練習の一番最初にチーム全員でやる走るメニューもコーチから教わって正式な形でやりましたし、ストレッチも正しいフォームを意識して取り組みました。正しいことを正しくやろうというのが合宿のコンセプトとしてありました。やはり疲れてしまうと正しいフォームも崩れてしまうのでいつでも正しいことを意識していました。

―具体的にはどのように体を使うのですか?

手と足の連動性や目を使うことですね。目の使い方は自分がどこを見てプレーの判断を下すかということが大事になります。例えばDLだったら相手のOLを見ること、DBならLBのどこを見れば良いかということを意識していました。

―春は1人1人のまとまる意識がまだまだ甘いと嘆いていましたが

そうですね。この合宿を通じてかなりまとまりは出てきたと思います。特に1、2年生はよく声が出るようになりました。しかし、プレーとは関係ない私生活の面であいさつが疎かになるなど些細な問題も起きたりするのでこういう部分はまだまだ改善の余地があると思います。やはりプレーと私生活は繋がっていると思うので、細かい所まで気を遣ってほしいです。

―春と比べて4年生がチームを引っ張る意識は変わりましたか

4年生としての自覚は芽生えてきてますし甲子園ボウルまであまり日数もないので緊張感も増してきていると思います。しかし、まだ3年のLB田中喜貴選手が頑張っているなぁと感じます。練習で一番目立っているのは彼です。そこは変わっていない。4年生にはもっと広い視野を持ってもらいたいです。以前よりかは少し広くなったのですが、その広さをチーム全体に広げてほしい。まぁ私も含めてですが・・・

―では4年生を集めてミーティングなどを開くのですか?

今後やろうと思っていることは4年生の話とは別になるのですが、OF、DF、K間でのコミュニケーションが足りておらず各セクション毎で考えすぎているのでセクションを一括りにして一体感を出していきたいと思っています。やはりコミュニケーションは試合中もとても大事になってくる。普段コミュニケーションは取れているのですがその取り方が問題だと思うのでさらに効果的なコミュニケーションの取り方を考えていきたいです。

U-19日本代表に選出された後輩たちを見て

―話は変わりますがU-19日本代表に選出された後輩たちをどのように思うか

端的に言うとプレーがとてもうまくなった。プレーが変わりましたね。また、意志が強くなったように感じます。自分のプレーに対する考え方やこだわりもかなり変わってきました。特に1年生の2人はかなり変わりました。SFの宮川選手は学年リーダーでもあるので1年生をまとめる上でもトマホークスに良い影響を与えてくれています。

―U-19で副主将を務めた小林選手については

小林はU-19でDLをやっていてトマホークスではOLをやっているので難しい所もあると思いますが彼なりにうまくDLのことをOLに取り込めていると思います。まぁ彼にはDFに戻ってきてほしいですけど・・・(笑)

―やはりDFにいてもらいたい存在ですか?

そうですね。でも今年はOL一本で行くと思います。やはりチームとしてはOLが一番の課題と言われているのでそこにあれだけの戦力がいなくなると考えたらはずせない存在なのだと思います。DFのことをわかっているOFほど怖いものはないので相手にとっても脅威になるでしょう。

―恒吉選手はどのような選手ですか?

恒吉選手はセンスがとてもあります。ただ、初めは引っ込み思案なのかなと思っていたのですが夏合宿で少し話してみるとかなりちゃんとした考えを持っていたので少しもったいないなと思いました。

―もったいないとは?

選手としては優秀なのですが、団体スポーツの中の一選手としてはもったいない。プレーも上手で考えもしっかりしているからもっと周りに影響力を及ぼしてほしいです。ただ、まだ1年生なのでまずは自分のやりたいようにやってもらいたいです。

―U-19の選手たちがトマホークスにもたらした影響は?

どちらかというとプレーより考え方にすごく影響を与えたのかと思います。特に1年生ですね。彼らは考え方がしっかりしている、というか考える方法を知っていると思います。例年に比べてこの点はずば抜けている。むしろ2年生よりしっかり考えられるんじゃないかな!(笑)

―それは代表に選ばれた2名だけでなく1年生全員ですか?

そうですね。全体を通してその点が見受けられます。モチベーションも高い選手が多いので。

1つになるとき!『One~勝~』

―今年のスローガンである『One~勝~』に現時点でどれだけ近づけていますか?

春合宿は『One~FAMILY~』というスローガンにして協調性を意識したのですが、それに比べて夏合宿は『One~POWER~』というスローガンを掲げて主体性を心掛けました。個々の力を伸ばすために1人1人が自分の力を伸ばすための最大限の努力をしようという意味が込められていました。まあ『One~POWER~』と言っても自分の色、個性を意識してほしいなと思っていました。自分の色をチームの中でどのように活かしていくかを考えてもらってそれに向けて行動してほしかったんです。個性豊かな選手が多いながらも1つにまとまったチームになってきています。

―では気持ちの面ではなくプレー面での仕上がりはいかがですか?

順調に仕上がっています。と言いたいところですが順調という言葉を使うと満足してしまうので常に上を目指していきたいです。まだまだ詰める部分はある。特にOFに関してはOBの方からよく指摘されるので厳しくやっていきたいと思います。

―春の試合では大量得点もあったがあれは格下相手だったから?

そうですね。最初に1本取れて流れを作れたことが大きかったと思います。流れが悪い時、自分たちが辛い時にあの力が出せるかといったらわからない。関西大学戦ではその力を出せなかったですし今はまだその力を測ることが出来ない。気持ちの強さを鍛えるためにも練習で叱咤激励していきたいです。

―では最後にリーグ戦に向けて一言お願いします

私たちのチームは、去年日本大学に負けたところから始まりました。だから、まずは日本大学に勝つこと!これは絶対にやらなけらばいけないことです。そして、今年負けてしまったら甲子園ボウルに出場したことがある選手が居なくなってしまうのでそのことも胸に秘めながら一戦一戦勝っていきます。まずは初戦の学習院大学戦に全力を尽くしたいと思います。

―ありがとうございました

選手のプロフィール

蔀啓介(しとみけいすけ)・4年・主将・DE
法政大学第二高校出身
182cm90kg
その才能は折紙付。チームを支える大黒柱。

(聞き手:吉弘翔、有岡陸、山崎美香、カメラ:岩崎真)

 

フォトギャラリー

  • IMG 8590日本一へ向け準備万端!
  • DSC 0184 R蔀主将とU-19日本代表(左から宮川、小林、蔀、恒吉)
  • DSC 0189 R最後は笑って終わりたい!
  • DSC 0125 Rインタビューに答える蔀主将
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