アメフト

【アメフト】「法日交流戦2019」直前特別企画 法大×日大選手インタビュー④(主将編)

「法日交流戦2019」直前対談インタビュー
2019年5月28日(火)
法政大学市ヶ谷キャンパス

今月9日に富士通スタジアム川崎にて行われる春季オープン戦の対日大戦は、「法日交流戦2019」と称し、学生の自主運営で開催される。この試合に先立ち、法大・日大両アメリカンフットボール部協力のもと、大学の垣根を越えた対談形式でのインタビューを敢行。最終回となる今インタビューでは、両校キャプテンの岩田和樹(営4)と贄田時矢(日大)にお互いのチーム事情や意気込みを語っていただいた。

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キャプテンならではの悩みで意気投合した二人(左から贄田、岩田)

選手インタビュー

主将対談 法大・岩田和樹×日大・贄田時矢

―面識は
岩田:1回ですね。この前の撮影で。

―では最初に自己紹介をお願いします
贄田:日本大学文理学部社会学科4年の贄田時矢です。部内ではキャプテンとして今やっています。ポジションはOLです。...って感じですかね(笑)。
岩田:法政大学経営学部経営戦略学科の岩田和樹です。ポジションはRBで、主将をやらせてもらっています。

―現在のチーム状況は
贄田:今年から新体制としてスタートして、今、春の3週、4週で試合数が2桁ちょうどいかないくらいなんですけど、チーム状況としては新チームとして始動してやっと環境が整ったというか。スタートを切って新しいシステムだったり新しい生活サイクルにみんなが慣れてきて、各々目指すべきところが見えてる状況で、成長を感じています。
岩田:自分たちは今、試合はそこまでやれてないんですけど、毎週毎週いろんな学校や社会人の人と対戦していく中で、オフェンスだったら基本的なところのミスがすごく多くて。ディフェンスも今は基本下級生が出てる試合が多いので、そこで下からどれだけ成長できるかというのが自分たちの課題です。そこに対して4年生がまだ全然引っ張れてないという状況があるので、今必死に取り組んでいるところです。

―お互いのチームの印象は
贄田:特に僕の代から見ると、僕たちが日大に入ってから法政にずっと負けていて。日本一をとった時も最後結局法政に負けてて、勝ったことがないチームというイメージが特に僕の代では強いです。やっぱり闘志を燃やしてるというか、「卒業するまでに法政には勝たなきゃいけない」というイメージはありますね。チームの中で。
岩田:日大は怖いイメージ、単刀直入に言うと(笑)。練習めちゃめちゃやって、めちゃめちゃ走って、みたいなイメージが強いので。逆に自分たちは結構外から見たらふざけてる感じに見えてるので、そこは自分たちと違うのかなと思います。

―主将としてどんなふうにチームを引っ張っている
贄田:僕自身そんなに代表に選ばれたりとか、そういううまい選手ではないので、新チームになるときにしゃしゃり出たくらいの気概だけできてる人間なので。自分の長所というか、長所としてはとにかくアクティブに動き続けるということを意識していて、うまい下手関係なく一生懸命やる姿というのを4年生に浸透させることで、チームの底上げじゃないですけど、4年生が引っ張れるようなチームを作りたいと思っています。自分の特徴としてはとにかく気安くというか、フレンドリーにみんなに接してチーム全体を見渡せるキャプテンというのを目指してます。
岩田:自分も結構似ていて、そんなに代表(経験)とか経歴もないですし、そんなにうまくないので。かといって背中で引っ張れるかと言ったらそうでもないので、とにかく自分が真剣に取り組んでる姿を見せて、言葉もそこまでうまくないので、気持ちで。言葉足らずなんですけど、真剣に取り組んでる上でアメフトに対して「日本一になりたい」、「勝ちたい」という気持ちを全員に見せることで、後輩たちが着いてきて、最終的には「キャプテンだから絡みにくい」とかない、フレンドリーな感じで。似てるんですけど(笑)、そんなキャプテンを目指しています。

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―ご自身のチームの自慢できるところは
贄田:僕が言うのもなんですけど、うまい選手がうちにはたくさんいるなというのが率直な意見で。経歴だったり、おととし日本一を経験した代は残っていて、経験だったり純粋にうまい選手が多いです。あとは人数が多いから元気もあるというところもあって、そういう組織力プラス技能が備わっているので、そこはうちの持ち味かなと強く思っています。
岩田:自分たちは良い意味で個が強いというか、下級生がすごくのびのびできる環境を作るのを自分たちは目標として今やっています。それがプレーにも生かされてるなというのは感じますね。

―主将目線で選ぶイチオシ選手は
贄田、岩田:イチオシの選手か〜(笑)。
贄田:多くて選べない(笑)。宮川泰介出したいけどな〜。
岩田:法政は、今1年生のQBの平井(将貴、法1)ですね。最初の関学戦から試合に出ていて、試合数を重ねるごとに安定感というか、1年生には見えない落ち着きがあって、そこには期待してますね。
贄田:じゃあうちは3年のQBの林大希ですね。日本一をとった時のQBを務めていて、年下なんですけど、引っ張る力と気概というのはすごく4年生よりも強いです。4年生が目指すべき姿でもあるかなと思うくらい、本当にリーダーシップが強くて、わがままなところもあるんですけど、そこも含めて本当にチームのためを一番思って動いている人物ですかね。

―ここからは自由にお互いに質問を
贄田:質問というか、今聞いてて思ったのが、すごく似てるなと。4年生が引っ張らなきゃいけないというのがすごく真っ当な状況で。試合の中で4年生が変に落ち着いちゃっている部分がすごく多くて。変な慣れというか、4年生になったから余裕持っちゃってるみたいな、そういうのが本当に見えていて、そこで俺もちょうどこの前、喝を入れたじゃないけど、「本当に4年生やばいよ」という話をしました。「4年生やらなきゃいけないよね」というところがすごく似ていて、だから状況が似てるのかなと勝手に思っちゃって。
岩田:一緒っちゃ一緒だけど、こっちの状況は出てない4年生が多くて。各ポジションに1人は絶対いるじゃん、中心となる選手が。それがあんまりないから、抜けた部分が多くて。だからその部分でどうしても『引っ張りたいけど引っ張れない』みたいな。
贄田:あ〜それわかるわかる。うちもあるそれは。
岩田:で、どうしたらいいかわからなかったりがすごく多いから、毎試合毎試合「4年生、いいの?」みたいな。
贄田:超わかるよ。うちも林大希以外にもうまい下級生とかが多くて。やっぱりそいつらが結局活躍して、試合の後に「これもう3年生のチームだよ」という話をした。4年生が結局作りたいし、作らなきゃいけないものだと思うじゃん。今まで1年生、2年生、3年生の時は、やっぱり4年がいるものでやるものだと思ってやってきて、いざ4年生になったら(それが)めちゃくちゃ難しいというのをすごく痛感する。
岩田:マジでそれ(笑)。
贄田:そこは同じなんだな〜という感じはある。
岩田:結構うまくいってるように見えるけどな〜、結構そうでもない?
贄田:やっぱり内容を見ると、なんやかんや勝っちゃってるところも多いから。例えばキックでたまたま取っちゃったりとか、そういうラッキーを除いたら結構シビアな状況もあったりする。あと、けが人も例年に比べると多いし。...こんなネガティブな話しちゃったね(笑)。
岩田:明るい話しよう(笑)。でもチームの雰囲気というか、今年ちゃんと始まったわけじゃん。それはめっちゃいい感じなんですか?
贄田:まだ1年もやってないから結果出ないとわからないというところもあるけど、新チームで俺が率直に思うのは、「すごくのびのびやってるな」という感じはあって。それは悪い面も出るけどやっぱり良い面、自主的にトレーニングに取り組むとか、練習に残って積極的にやるとか。そういうところが個人の裁量に任されている分、みんなやるというところが多くなってきてるから、そこを通してチームを考える土壌というのはできつつあるのかなと。できつつだけで、そこでそれプラス4年生がやる状況だったり、個人の裁量が悪い方に、『やらないやらない』という方に働かせないようにするシステム作りとか、そういうところはまだまだこれからかな。夏、秋通してじゃなきゃ作れないかなと。良いスタートは切れたかなと思ってる。法政は?
岩田:法政は今、関学にボコボコにされて、駒澤も結果として負けて、東大は勝てたけど本当にやばい状況で。チームとして全然1から3年生は悪くなくて、『4年生が本当にどうにかしないといけないよね』という状況(笑)。
贄田:またネガティブになっちゃったね(笑)。まあ、話変わるというか、うちは新チームと言われる括りだけど、法政ってオレンジになってからどう変わった、というのすごく知りたい。
岩田:良い意味で、一人一人が自由に取り組めるようになった。けど逆に、今まで昔は学生が全部スカウティングとかチームの仕事もやってたんだけど、それも選手がアメフトだけに向き合える環境を作ってやっていて、逆に今それが試合に出てない人たちが、「仕事がない」って。すごくやりやすいけど逆に自由だからこそ、自分で考えて何かをやらないといけない。
贄田:うちも新チームを作って記者とかが来た時に「『自主性』を大事にします」と、自分で言っていて。『自主性ってどっちにも働くよね』っていう。良い方にいくやつはいくけど、やっぱりサボれるし、楽できるし。そういうのはめちゃくちゃ難しいよね。大学生なんて遊びたい盛りだし。
岩田:下なんて特にね(笑)。
贄田:入りたてはウキウキしちゃうし。やっぱり似てますね、法政と。
岩田:新チームになってからの環境的にはすごく似てる。昔みたいな厳しさは今は?
贄田:ない、本当に。自分で考えてる。自分たちで動かないといけない分、そこに慣れてない分できなかったりもするから、そこは頑張りどころというか。
岩田:それって、昔は選手がやらないといけなかった仕事とか下級生がやらないといけない仕事みたいなのは?
贄田:でも、そこはあんまり変わってないんだけど、ミーティングとか、その量とかは純粋に倍以上になってると思う。練習時間が短縮されたり、そういう、『その枠に収めなきゃいけない』というところは全然やったことなかったから。そういうところで、「こうするためにはどうすればいい」という話し合いが始まったり、そこで試行錯誤はすごくしてる。仕事も去年1年結構空いてる分、仕事の引き継ぎとかも難航してるのかなとは思う。去年、仮シーズンみたいな感じでちょっとやったけど。

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贄田:そうだ、なんでキャプテンをやったのか知りたい。
岩田:俺は最初自分から立候補したわけじゃなくて、最終的に立候補した感じ。シーズンが終わって、誰もキャプテンじゃない状態で1ヶ月くらい練習して、その中で「誰がいい?」みたいな。ヘッドコーチと全員が面談して、「誰がいいと思いますか?」と。(名前が)出た中で話し合ったんだけど、全員が全員「俺は支える方だ」と。でも、何人かがその中で「俺は12月見てきて、お前がいいと思う」と言ってくれて。最初俺もその気持ちはなくて、支える側だと思ってたんだけど、本当にいなかったから「俺がやるしかないな」と。で、立候補してみんなの前で話して、やったという感じ。
贄田:...似てるんですよ(笑)。
岩田:(笑)
贄田:何が似てるって、「やってやろう」というところがすごく似てる。去年が特殊な状況で、新チーム始まる前にみんな意気消沈してるときに、ミーティングとかしても意見も出なくて。「やばいな」、「さすがにここで終わるわけにはいかないでしょ」と思って。その時に、キャプテンやるわけではなくて、「ミーティングをとりあえずまとめよう」という気持ちでミーティングの司会とかをやってたら、だんだん気持ちが強くなるというか、チーム作りに関わっている分、すごく「まとめたいな」というか。このチームの立ち上げや始まりをちゃんとやるためには、「俺がやるしかない」と勝手に思っちゃって、そのまま練習が始まって、流れで「やるわ!」という感じです。
岩田:周りも「お前しかいない」と?
贄田:まあ〜、お前しかいないという状況ではないけど、宮川が戻ってきた時にみんなからすごく支持されて、「お前でもいいんじゃない」という話をしていて。俺あいつでもいいと思ったんだけど。他にそれこそ立候補とかもいなかったから、「俺がやるよ」って。立候補しないやつを無理やりやらせるよりは「いやいや俺がやるよ」という感じで。「やるしかない」というのは似てるなと思いました。
岩田:いろいろあるな〜(笑)。
贄田:もうちょい明るい話...(笑)。
(―では最後に明るい話を)
岩田:でも2週間後(※取材日は5月28日)当たるわけじゃん。
贄田:当たるね。
岩田:それは結構楽しみだよね。
贄田:そこは本当にうちも盛り上がってるというか、「やるぞやるぞ」というふうになっていて、さっき言った通り法政に負け続けてるから、4年生としては本当に「卒業するまでに法政に勝ちたい!」という気持ちが強くて。そこプラスうらやましさもあるのかな、アンダーアーマーとか...っていうとみんなに怒られちゃうから(笑)。そういうところもあって、内心どこかで憧れてるのもあるのかな。やっぱりそれ以上に、純粋に「勝ちたい」という気持ちは強いね。
岩田:日大戦は本当に楽しみだね。

―では最後に意気込みをお願いします
贄田:やるからには日大としては絶対勝ちたいし、それプラス今までの勝てなかった分を晴らすためにも、「圧倒的に勝ちたい」というのがうちの想いなので、圧倒的に勝たせていただきます。
岩田:こっちは3年間勝ってるので、最後も勝ちで、4年間を通して全部勝ちで終わらせてもらうので、よろしくお願いします!
贄田:お願いします!

(取材:渡辺詩織)

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岩田和樹(いわた・かずき)
法政大学経営学部4年
法政二 / 179㎝86㎏

贄田時矢(にえだ・ときや)
日本大学文理学部4年
日大鶴ヶ丘 / 176㎝97.2㎏

法日交流戦 試合詳細

日時:6月9日(日)14時開場、15時キックオフ
会場:富士通スタジアム川崎(JR川崎駅、または京急川崎駅下車、徒歩約15分)
入場について:以下チケットのいずれかで入場可能
①高校生以下券(要身分証)
②招待券
③前売券(法政大学 一口坂校舎1階・法政グッズ販売コーナー、日本大学文理学部内冨山房にて販売)
④法政・日大生券(要学生証)
⑤当日券
試合当日もチケット販売ブースで当日券(1,000円)、法政・日大生券(500円)を販売

 
 
 
 
 

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