アメフト

【アメフト】リーグ戦開幕直前インタビュー

リーグ戦直前インタビュー
2019年8月17日(土)
川崎保健総合体育棟

勝負のシーズンが始まる。『社会人に勝つ』べく臨む最初のステージ、関東学生1部TOP8が今週末開幕する。初戦の中大戦を間近に控えたORANGEからオフェンス・ディフェンスそれぞれの注目選手をピックアップし、ここまでの取り組みや現在の心境について伺った。

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春とは一味違ったオフェンスでチームを勝利に導く

選手インタビュー

オフェンス編 RB岩田和樹(営4)×WR神優成(人3)×QB平井将貴(法1)

―春シーズンを振り返って
岩田:正直チームとしては満足のいく結果ではなくて、個人としても全然満足いってない状況でした。具体的には、まずオフェンスのことになると結構シンプルなプレーを多くやっていたんですけど、そこで実際得点として結び付かなかった部分が多くて、それで負けた部分が正直あります。個人的には、RBがたくさんいる中で自分の持ち味であるフィジカルを前面に出して取り組んでいこうと思っていたんですけど、その持ち味をしっかり生かしきれなかったことが課題だと思っています。
神:まずチームの振り返りとしては負けのイメージが強くて、オフェンスとしても一番印象に残ってるのは日大戦とかで。TDできなかったり、やっぱりオフェンスの課題が多く残ったシーズンだったのかなと思っています。個人の反省は、自分は割とランアフターの動きというよりもキャッチの方を得意としていたんですけど、飛んでくる球も限られてきている中で、キャッチだけじゃなくてランアフターの動きが全然できてなかったのでそこが反省です。
平井:チームというかオフェンスの反省になると思うんですけど、オープンフィールドではプレーが出るけどゴール前とかでは出せなくて点が取れないという得点力不足が秋の課題になると思っています。ゴール前に何回も行っても結局TDが取れないというシーンがよくあったので、そういう得点力不足です。自分の反省としてもやっぱりゴール前が結構苦手で。春も何回もゴール前でインターセプトされてしまったり、そういうシーンがあったので、秋はしっかりゴール前で得点できるようなクオーターバッキングができるようにしたいと思います。あと、個人の反省では、メンタル面での反省が多くて、インターセプトされた後とかに立て直しがあまりできなくて。そこからズルズル悪い方向にいってしまうことが多かったので、そこの切り替えもできるようになっていかないといけないと春は感じました。

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3年目のシーズンを迎える神

―この夏を振り返って
岩田:8月を4つの期間に分けていて、そこに一つ一つテーマを持って取り組みました。合宿期間中は「責任」というテーマを掲げて、合宿では集団行動が24時間あるので、一人一人がアメフトだけじゃないところも責任を持って行動しようと取り組んでいました。チームとしてやっぱり組織力やチーム力の課題が多かったので、オフェンス、ディフェンス共にプレーが増えていくのももちろんそうなんですけど、合宿は組織力を強くするという面で特に注力しました。
神:僕はフィジカル面ももちろん並行してやってきたんですけど、プレーでいろんなことに力を入れてきました。例えば、ランブロックは今までに比べて仕組みというか、やり方が結構変わってきているのでそういう所も個人としてはやっていました。パスも、春は平井が入部してきたばかりでタイミングの部分とか、合ってないところが多かったのでそういう所も今年の夏はやりました。
平井:春は大学に入っていろいろな環境になれることに結構忙しくて、環境に慣れずコーチ陣やSAとのコミュニケーションもあまり取れていなくて、プレーコールの意図もあまりわかってない部分があるままプレーしていました。夏合宿を通してしっかりコミュニケーションをとって「どういう意図があるのか」というのを聞くことによって、自分がどういうプレーをしていけばいいのかというのは少しずつ理解できるようになってきました。また、春はメンタルの部分で反省が多くあったんですけど、そういう部分も夏に意識的に切り替えを大事にしてきて、少しずつ成長してきてるかなとは思います。

―オフェンスの今シーズンのキーマンは
岩田:うーん…挙げたらキリがない(笑)。けど、やっぱりQBの平井と勝本(将馬、社4)。この2人はタイプが違うので、新しいプレーがどんどん入っていく中で、そこをうまく良いバランスでできれば強いオフェンスができると思います。

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主将の岩田

―今季、注目してほしいポイントは
神:自分はランアフターの動きとかが結構苦手なんですけど、今年はパスキャッチはもちろん、ランアフターの動きを頑張るのでそこに注目してほしいですね。あとはブロックです。結構目立たないんですけど、チームとしてオフェンスが前に出るにあたって、やっぱりレシーバーのブロックはRBが走る上で重要なので、そこにも注目してもらえたらと思います。
平井:自分はランよりパスの方が得意で、神さんだったり糸川(創平、キャ3)さんだったり小山(昭瑛、キャ2)さんだったり、良いレシーバーがそろっているので、良いパスを投げてレシーバーのランアフターキャッチを演出できるように頑張ります。パスに注目してください!
岩田:自分は3rdダウンやゴール前の短い距離をすべてしっかり取りきるという点です。フィジカルを生かしてゴリゴリと地道に前に進んでる姿を見ていただけたらいいなと思います。

―今季に向けた意気込みを
岩田:チーム目標はもちろん『社会人に勝つ』。TOP8を優勝して甲子園に出てライスボウルに出てそこで勝つというのは全員が持っている思いです。個人としては正直、自分1人がどうこうしたいという思いはなくて、RBのユニットとしてパスをしっかり要所要所で決めやすくするようにパスを楽にさせるためにも、ランでしっかり秋はコンスタントに出していきたいですね。
神:レシーバー個人としての目標は、一球一球にしっかり気持ちを込めて、ランアフターやロングパスだったり観客を魅力できるような、負けてる時や流れが悪くなってる時に1発流れを変えられるようなビッグプレーをできたらいいなと思っているので、そこを頑張りたいです。
平井:オフェンスって、たくさん点を取ることも大事だと思うんですけど、毎回毎回点を取れるわけではないと思うので、秋はパスの成功率とかにこだわりすぎずに無理しないところは無理しないで、攻めるところは攻めたり、メリハリをつけてやっていきます。チームが勝てるようなクオーターバッキングをすることが目標です。

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夏を経て、さらに成長した平井に期待がかかる

―ファンの皆さまへ
岩田:春シーズンは本当にチームとしても選手一人一人としてもふがいない結果だったので、8月から全員が心を入れ替えて取り組んでいます。オフェンスだったら春とは違ったまたおもしろいオフェンスが見られると思いますし、ディフェンスも春よりもさらに強くなっています。キックも全然違ったプレーなどが入っているので、「法政は春とは全然違うな」というのを見ていただけたらいいなと思います。そして、最終的にチームの目標である『社会人に勝つ』というのを、言葉だけでなくしっかり形として体現できるようやっていくので、応援よろしくお願いします。

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左から平井、岩田、神

ディフェンス編 DL山岸達矢(社3)×DB浅野晋作(法4)×LB小澤優太(営4)

―春シーズンを振り返って
小澤:初戦のKG(関学大)戦でディフェンスが結構取られてからスタートして、焦りから始まりましたね。そこからはKG戦の悔しさを糧にどんどんチームを立て直していきました。
浅野:自分たちは“DIEHARD”という粘り強いディフェンスを掲げていて、日大戦とかではそういう、ダイハードできた試合もありました。ですが、やっぱり関学戦や関大戦で差をつけられてしまって、ダイハードしきれたかというとしきれていない部分が多かったので、そういった点はやっぱり反省点なのかなと思います。
山岸:日大戦や関大戦はディフェンスとしてボールを取れたりして、すごく良いディフェンスをできているような感覚はあったんですけど、試合の結果としては同点や負けで終わってしまったりして。自分の中ではディフェンスが良いからOKとか、そういうわけではなくて、チームとして良い結果を出せていない、というところでディフェンスだけじゃなくてもっとオフェンスに目を向けて改善しないといけないと思いました。

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 「焦りから始まった」と春を振り返る小澤

―この夏を振り返って
小澤:ディフェンスは最終的に良い形で春を終えられたので、山岸が今言った通り、周りに目を向けるという意味でオフェンスやキッキングチームに関心を持って、夏合宿とかでは言葉で伝えるようにしました。たまにけんか口調になったりという場面もあったんですけど、チームとして改善点を見直すことはできたかなと思います。
山岸:今試合に出てるのが3年生が多いということで、3年生を変えていこうと。(3年生を)変えていけばチームも良い方向に向くというのを考えていました。合宿で生活を共にしていく中で、3年生のメンバー少しだけで集まって話をしてみたりとか、3年生と話す機会を多くして、「今のチーム状況どう思う?」とか話し合ったりしました。3年生から少しチームの流れを変えようとか、そういうことを考えて今年の夏は取り組みました。
浅野:夏はみんな技術的には上がったと思っていて、試合に出てるのが3年生中心というのは言い訳になってしまうんですけど、その中で4年生の存在感が薄くて、どうしても3年生に頼り切ってしまっていた部分がありました。そういった部分はチームの雰囲気としての反省点かなと現段階では思っています。

―浅野選手、小澤選手はラストシーズンとなります
浅野:僕は本当に日本一になりたくて法政大学のアメリカンフットボール部に入ってきて、まだ自分の4年間で甲子園ボウルにも行けていないですし、そこまで勝てていません。そういった意味では背水の陣となるので、今年はどうしても勝ちたいという思いは強いです。
小澤:先ほどから出てきているダイハードという粘り強いディフェンスを3年間やってきて、その『粘り強い』というのは我慢して我慢して相手のミスを待ってそこをついていく、みたいなディフェンスで。今年のディフェンスのテーマはアグレッシブを掲げていて、ダイハードしつつもシチュエーションなど考えて攻めていくという攻撃的な部分もあるので、それが機能したらというか、自分はそういう攻撃的なディフェンスが好きなので、試合が楽しみというのはあります。

―山岸選手は現在の4年生と戦う最後のシーズンです
山岸:学生日本一を取れる機会が4年間しかない中で、その半分が終わってしまってあと2回しかチャンスがないということで、学年とかは気にしていなくて。残り2回しかないチャンスを絶対つかみにいくというか、もちろん自分たちの代で勝つことも目標ですけど、今自分が何年生だとか先輩たちのためというよりも、自分に残されたチャンスが残り2回しかないということで、絶対甲子園ボウルには行きたいと思っています。

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3年生ながら副将を務めている山岸

―山場となる試合はどこでしょう
浅野:明治大学と早稲田大学だと自分は思っています。やっぱり去年も負けていますし、今年も相変わらず強いなという印象なので、今年も強敵になるのではないかと思っています。
小澤:僕は明治戦だと思いますね。明治に勝てばそのまま甲子園めがけてノンストップでいけるかなと思うので。
山岸:自分は山場としては明治、早稲田と考えているんですけど、なんだかんだ鍵になってくるのは初戦の中大戦だと思っています。昨年も初戦の明治で負けて、良いスタートは切れていなくて。今年も夏合宿を終えて武蔵小杉に戻ってきてからはスタートを大事にしようということで、すでに中央戦のゲームテーマをスタートと掲げています。しっかりとそのスタートを切って、この夏、成長した法政大学オレンジの姿をみんなに見せつけるじゃないですけど、春とは違うという脅威というか、そういうのを見せることですごく良いシーズンになってくるんじゃないかと思っています。

―今季のディフェンスのキーマンは
小澤:僕は松永新太郎(社3)だと思います。LBの真ん中のマイクという所をやっていて、ある意味、松永が機能しなかったらディフェンスも結構まずいので、一番頑張ってほしいという意味でもキープレーヤーかなと思います。
浅野:僕は自分自身がキープレーヤーなんじゃないかと思っています。僕以外のDBって、去年とか結構インターセプトしたりボールを取ったりしていたんですね。そういった中で自分が取れていなかったんですけど、自分が今年もっとボールに絡めればチームがオフェンスする回数も増えてくるので、自分自身が鍵になってくると思っています。
山岸:そうですね...キーマンというか期待してるのは吉井(勇輔、現福3)ですかね。日大戦も関大戦もインターセプトして、インターセプトすることでゲーム全体の流れも変わると思います。中学校の同級生なんですけど、自分が前を守ってあいつが後ろを守るというのは、後ろを任せられるというか、そんな感じです(笑)。

―今季、注目してほしいプレーやポイントは
小澤:さっき言った攻撃的な部分という意味で、僕自身はボールに対して攻めたプレーをしていこうかなと思っています。
浅野:自分も小澤と似た形にはなりますが、自分のプレースタイル的に球際でもあまり攻められないシーンが多くて、そういった意味で今年はアグレッシブというのを掲げているので、ボールに対して例年以上にしっかり絡めるようにやっていきます。
山岸:ディフェンスとしてダイハードと掲げていて、ダイハードを遂行する上で自分は止まらないことを意識しています。動き続けていれば相手の止まった隙じゃないですけど、そういう所でプレーに絡めたりできると思っているので、動き続けている姿に注目してください。

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浅野のアグレッシブなプレーに注目だ

―今季の目標は
小澤:チームで日本一で、僕個人ではLBとして日本一のプレーヤーになりたいですね。
浅野:チームで日本一しか考えていないですね。
山岸:チームとしては日本一になって、自分はオール関東24のメンバーに入りたいと思っています。

―ファンの皆さまへ
山岸:法政ディフェンスの、ディフェンスだけでも攻める姿勢に注目してください!

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左から浅野、山岸、小澤

(取材:渡辺詩織、写真:野村昌平)

 
 
 
 
 

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