ハンドボール

【ハンド】平成26年度全日本学生ハンドボール選手権大会2回戦 対東海大 最後に猛追許し延長戦へ…、激戦の末悔しい敗北

平成26年度全日本学生ハンドボール選手権大会 2回戦 対東海大
2014年11月23日(日)
岐阜県ヒマラヤアリーナ

インカレ2回戦。法大の相手は同じ関東1部リーグの強豪東海大。試合はまさに激戦だった。幾度も手を合わせてきただけに試合はやや落ち着いた雰囲気で進んでいく。

2014インカレ東海試合後 R
試合後悔しい表情を浮かべる選手たち

試合結果

トータル試合結果

33
法政大学
14 前半 16 35
東海大学
15 後半 13
2 延長前半 3
2 延長後半 3
 

戦評

ライトバックの坂野翔也(社4)が先制点を奪うもののすぐさま東海大が追いつくと、そこからはきっ抗した展開へ。時間をかけて組み立てながらの多様なバリエーションで攻めていく法政に対して、東海大は強力なフローター陣が強引に前へと切り込む強気なスタイルで得点を重ねる。坂野や渡邉大貴(社3)が前日からの調子で得点するも、東海大の突破力に法大DFは苦しみ、前半は14-16でリードを許す。
 後半になると試合は法大ペースへ。GK柿崎雅俊(デ工2)が好セーブを連発しベンチ、会場を盛り上げればOF面ではセットプレーでの得点に加え、前半あまり見られなかった速攻も決まり始める。特に主将河本憲汰(経4)が自陣9mライン付近からドリブルで相手をかわしそのままゴールを決めるビッグプレーを見せるなどチームを盛り上げると、前半不調だった遠藤由陽(経3)も連続得点を決め一時は4点差のリードをつける。しかし試合終盤、東海大OFが底力をみせる。大勢の応援団の下、最後まで攻撃的な姿勢を貫き、大事な場面の得点機を見逃さず連続得点し点差を縮める。そして試合終了間近、法大のシュートが外れ、時間的にも最後の東海の攻撃。ここでゴールが決まり同点。試合は29-29で延長戦へともつれ込む。
 前後半5分の延長戦。法大は貴重な得点機をものにできない。やはりOF面では東海大が上回っていた。シュートチャンスを着実にものにして点差を引き離す。法大も最後まで攻める姿勢を見せたもののなかなか東海大DFを崩すことができない。そして試合終了。結果は33-35で東海大が勝利した。

 明らかに選手は全力を出し切った。実力は互角だったように思える。その分、この敗戦は非常に悔しさが残るものであり、受け入れがたいだろう。だがこの敗戦から目をそらさず、選手たちには前を向いてもらいたい。相手は同じリーグでもある東海大。リベンジのチャンスはある。来季が始まるまで時間は残されている。この結果に至った差に目を向け、より一層日々励んでもらいたい。(松尾武蔵)

監督・選手コメント

佐藤浩監督

―今日の試合を振り返って
まず十分勝つチャンスがあったのに勝てなかった、大変もったいない試合でした。ただ、法政のハンドボールとして非常に良いハンドボールができたと思います。なので、プレーの質という面では満足しています。それでも勝てなかったという厳しい面もある試合でしたね。
 
―今試合が4年生にとって最後の試合になりましたが
今年監督が私に代わるというスタートで、最上級生にしてみれば不安の多いシーズンインだったと思います。そういった中で私と積極的に会話をして、どういうチームにしていこうかことをしっかり話し合ってやってこれたのはすごい良かったです。彼ら4年生はしっかり最上級生という自覚を持っていて、平日は私は普段社会人ですので練習に参加できませんのでその中でチームをどうしようと、一生懸命メニューを考えたりして練習を進めてくれたことには大変感謝しています。そういった中でも春、秋リーグでなかなか良い成績が出せなくて、苦しい期間が長かったのですが、最後のインカレで負けてはしまったものの内容の良い試合をできて、自分たちのハンドボールを出せて終われたというのは4年生に感謝したいですね。
 
―一方で、来年以降のチームに関してはどうお考えですか
今日の試合で明確にわかったことは、後半終盤に東海の3-3DFに変えてきて、それをうちも警戒はしていて苦手ではあったのですが、やはりそこで攻め手がいなくなってしまい同点、逆転されてしまうというパターンでした。3-3DFは東海の他、日大もやってきて、やはりそのあたりの大学に勝たないといけないです。改めてそういったDFの攻略方法が必要で、そこを徹底しなければいけないというのは3年生以下も今日の試合で学習したと思いますので、そこの部分を新チームはしっかり作っていきたいです。
あともう一点、東海のセンターの選手(#11 津波古駿介)、彼がうまいのはわかっていて、後半途中まではほとんど守れていたのですが、そのあとは単純なプレー、単純な1対1からやられてしまいました。うまい選手を潰したあとにサイドで勝負するというDFが今日はあまりできていませんでした。それもやはり確実に勝たなくてはいけない中の必要な戦術、技術なのでその2点ですね。先ほどの高い3-3DFへのOFとうまいプレーヤーに対してきちんとシステムでDFしてキーパーで勝負できる、この二つをしっかりやれるチームにしていきたいですね。
 
―来年は現3年の渡邉、遠藤、北川選手ら主力も多く残りますが期待することは
彼らは試合に出ている、強い気持ちを持って試合に出ていましたので、その強い気持ちを他の同級生、下級生もきちんとチームとして全員が持って、試合だけでなく練習からもできるようにリーダーシップを発揮してもらいたいですね。練習でやったことしか試合ではできないので、しっかり気持ちの入った練習というのをシーズンの最初からやっていって欲しいです。
 
ー来年の目標は
少なくとも今年の結果を全て上回るというが最低限の目標ですし、入れ替え戦にもいきたくないので当然回避したいですね。今日で”いける”というのが見えたと思うんですよね。今までだと法政ってここまでかなというように勝手に壁をつくってしまっていた部分がある思うのですけど、今日はそういった壁を打破できるというのがみえたので、絶対に今年の成績をすべて上回る気持ちで、そのためには何をしないといけないのかというのをみんなで考えてやっていってくれると思います。
 

渡邉大貴

ー今日の試合を振りかえって
全力を出しきれた試合だというのはいいと思うんですけれど、勝てた試合だとも思うのですごく悔しいです。

ー渡邉選手はOFでもDFでも非常に声を出してリーダーシップをとっていた印象がありました
そうですね。自分でもチームの主軸としての自覚はあるので意識的にやっている所もありますし、チームが沈んでいるときに声を出すというのは高校時代のときから意識して続けていて引っ張っていこうという気持ちが出ているんだと思います。

ーチーム全体的にも攻撃への姿勢やディフェンスの積極性が目立っていた印象があります
試合に集中できていました。失うものは何もないということで思い切りのいいプレーができて、組織的に動くことができたのでその点は上手くいったと思います。

ー率直に敗因についてどう考えるか
戻りの遅さと、3対3の攻め方だと思います。

ー今日が4年生とプレーする最後の機会でしたが
もし今日の試合でボロボロに負けていたら悲しい気持ちになっていたかも知れないですが、勝てる試合だったこともあり今は悔しい気持ちの方が強いです。

ー来季からは主将に就任されるということですが、意気込みなどありましたら一つお願いします
法政の良いところというのは今日も出ていたと思うんですけれども、そういった所も残しつつ、自分たちのできることも伸ばして行って、結果がついてくるようなチームにしたいです。

 

柿崎雅俊

ー今日の試合を振り返って
自分が最後決められて延長に行ってしまったので悔しい試合になりました。悔しいです。

ーこの大会にはどのような思いで臨みましたか
4年生の最後の試合なので、一つでも多く試合できればなと思いました。今日は昨日勝ったのがたまたまって言われないように、本当に勝ちたかったです。4年生の方のために頑張ろうって、みんなで頑張ろうという気持ちで臨みました。

ー今日は白熱した試合の中で4年生と一緒に最後に試合をしてどうでしたか
楽しかったです。でも最後にこのような形になってしまって悔しいです。

ーこの1年間を振り返って
色々あって4年生に迷惑かけてしまったんですけど、最後上級生下級生関係なくまとまって、入れ替え戦のときとかからチームになって戦えてたので良かったかなと思います。

ー引退される先輩方に一言
お疲れ様でした。ありがとうございました。です。

 

フォトギャラリー

  • 2014インカレ東海試合後 R試合後悔しい表情を浮かべる選手たち
  • 2014インカレ東海河本 R1年間チームをけん引した河本主将
  • 2014インカレ東海坂野 Rエースとして得点を量産した坂野(左)
  • 2014インカレ東海柿崎 R好セーブで会場を何度も沸かせたGK柿崎
  • 2014インカレ東海渡邉 R来季から主将を務める渡邉
  • 2014インカレ東海遠藤 R後半調子を上げ活躍した遠藤
  • 2014インカレ東海石川 1 R速攻を見事に決め喜ぶ石川
  • 2014インカレ東海石川 2 Rチームに欠かせない存在となっている長谷川
 

 

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