ハンドボール

【ハンド】春季リーグ戦開幕直前特集 監督・選手インタビュー

2015年関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 男子1部
2015年4月11日(土)〜5月16日(土)
日本大学八幡山総合体育館アリーナほか

いよいよ4月11日(土)から関東学生ハンドボール連盟1部春季リーグ戦が開幕する。昨年までの"守備から速攻"というスタイルに加え、セット攻撃を強化した法大。上位チームにどこまで食らいつくことができるか。今シーズンに向けての意気込みを伺った。

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立大との定期戦に臨む法大

展望

 今季のリーグ戦は、まさに”激戦”だ。優勝候補筆頭はリーグ4連覇中の王者・早大。絶対的エースの東江雄斗がチームの中心で、史上3校目となるリーグ5連覇、そして三冠奪回へ、そのプレーに注目が集まる。その早大を追うのが、昨秋リーグ戦で55年ぶりに2位に入った明大。堤由貴(2014年度卒)が抜けた穴をどう埋めるか。さらに、昨シーズン春季2位、秋季3位と安定した強さを見せ、毎年優勝争いに絡んでいる筑波大が割って入る。また、昨年の全日本学生選手権大会(以下インカレ)で準優勝に輝いた日大、インカレ最多優勝回数を誇る日体大など、強豪ぞろいだ。

 その中でも法大の躍進に期待が懸かる。今年のチームの特徴は選手層の厚さだろう。渡邉大貴(社4)と遠藤由陽(経4)は、下級生時からチームの中心を担っており経験豊富。この二人がチームを引っ張る。同じく4年の北川誠人(経4)は、昨シーズン、多くの試合で途中出場ながらも流れを引き寄せるプレーを幾度となく見せた。3年生では、絶対的守護神のGK柿崎雅俊(デ工3)、昨秋からスタメンに抜擢されDFに定評のある石川雄貴(経3)、坂野翔也(2014年度卒)の穴を埋めるレフティの立野省吾(社3)、司令塔として期待される猪俣淳三郎(経3)など、好選手ぞろい。猪俣はオフェンスでの起用が想定されており、攻撃の要となるだろう。2年生の高間アミン(経2)、内門竜之介(経2)らの成長もチームにプラスになるはずだ。また、高校時代U-19日本代表のゴールを守った仲村充(社1)はルーキーイヤーから活躍が期待される。

 昨シーズンは入れ替え戦にインカレ2回戦敗退と、満足のいく結果を残すことはできなかった。今シーズンの飛躍のために連携強化とコンディション調整は必須。ベストな布陣で試合に臨めば必ず結果はついてくるはずだ。逆襲の春へ―。法大ハンドボール部の真価が問われる。(蟹沢陽司郎)

監督・選手コメント

佐藤浩監督

―定期戦を振り返って
まだシーズンが始まったばかりでしたので、コンビネーションの練習が十分でなかったです。ですので、そういった部分でミスが多くなることを想定していたのですが、思っていた以上にシュートが入らなくてその結果として、前半は得点が少なかったですね。ミスに対する対処を事前に準備していれば苦しい展開にならなかったと思います。

―後半は修正できていたのでは
ハーフタイムの指示としては、シュートのミスというよりはセットの攻めでの思い切りが足りていない、ということを言いました。コンビネーションの練習ができていなかったがためにうまく合わせようという意識が強くなりすぎていて、積極的な攻めができていなかったというのが前半でした。後半はもう思い切っていけと、練習が不十分なのだからそこはもう個人の思い切りの良さを出していって全体でフォローしていこうと支持して、それがその通りになって結果的にシュートも思い切りできたと思います。

―今年のチームのコンセプトは
昨年は、”守ってからの速攻”というのをチームのコンセプトにしていました。ではそれがうまくいっていたかというと、”守ってからの速攻”というのは波があり、常にそういった試合展開に持ち込むことができなかったというのがありました。今年はそれにプラスアルファして、セットの攻撃のバリエーションを増やす、というところですね。特にセットでの攻めのコンビネーションの練習は増やしていこうと話しています。

―セットオフェンスの強化ということで、センターで猪俣選手を起用していましたが
彼はゲームメークが上手い選手で、いわゆるサッカーでいう司令塔的な役割をできる選手ですね。彼を起点にしてそこから広い3対2というのを作って得点を狙うというのが理想ですね。

―リーグ戦でもそのような起用があるのでしょうか
そうですね。そこをとにかく強くしていきたいですね。特に苦しい場面はセットで得点を取らなければいけないので、実際昨年も「ここで欲しい」という場面で取れなかったので、辛い場面でこそセットで得点できるチームにしたいですね。

―昨年の結果の中にも手応えはあったでは
昨年のスタートも立教との定期戦でして、自分たちではそんなに悪くないと思いながらも、結果は全然ダメでした。秋リーグはさらに悪くて、入れ替え戦で再び立教とやることになり、そこで大差で勝つことができた。そこはやはり大きかったですね。その流れでインカレでも、リーグ戦では大差で負けていた東海大に結果的に敗れてしまったものの、善戦することができた。しっかり力をつけられたというのがわかりましたね。去年で学んだこととしては、ボールをしっかり使って自分たちのコンビネーションの練習をすれば強いチームになれるということですね。リーグ戦が終わってから入れ替え戦まで1ヶ月間はずっとそういった練習をしていましたので。それを学習したので今年はもっとボールを使った練習をしていこうと話しています。去年の反省点としては、春、秋リーグまでは基礎練習がメーンで、体力作りに取り組むことが多く、ボールを使った練習が結果的には少なかった、それが秋リーグでは顕著に出てしまいましたね。今年は同じ走るにしても、ボールを使えるなら必ずボールを使った練習をやろうとみんなで確認しました。

―渡邉主将にもとめるものは
やはり強いリーダーシップを発揮して欲しいですね。最上級生として、長い目で見ればすぐに社会人になるので、しっかりチーム、組織をまとめて欲しいです。自分のやりたいことをしっかり伝える、それをみんなにやってもらうというところまで目指してもらいたいですね。私は指導者として土日しか練習を見られないので、平日の練習は彼を中心としてやらざるを得ないというところで、キャプテンがしっかりしていないといけません。自分の作りたいチーム、目指すチームを周りにしっかりと伝えて、引っ張るというよりも、自分の意思をしっかり伝えるということをして欲しいです。

―今一度今シーズンの目標は
まず最低限の目標としては、昨年の結果をすべて上回るということ。ですので、絶対に入れ替え戦には行かない。インカレであれば去年は2回戦で負けてしまったのでそれ以上勝ち上がっていきベスト8、ベスト4までいくというところです。しかし、そこを目標にしてしまうとそれ以上は望めないので、あくまで目指すは優勝。優勝するためには何をしたらいいのか、この二つのポイントをしっかりともって目指しているところです。

 

 渡邉大貴主将

―定期戦を振り返って
新チームになってはじめての試合で、まだチームもできあがっていないのですが、とりあえず勝つことを意識して試合に臨みました。内容は、正直あまりよくなかったのですが、結果的には勝てたのでよかったかなと思います。

―今年のチームが昨年と異なる点は
違いはそんなにないですかね。チームでミーティングして、とにかく勝ちにこだわる姿勢をもっと強くする、という意識を高めようという話はしました。昨年、何度も惜しい試合を落としてきたので「いつか勝てるだろう」みたいな気持ちではなくて、勝ちにいくという気持ちを持っていきたいです。

―先輩がぬけた穴を感じることはありますか
ありますね。テクニック面がやはり薄くなってしまったので、展開が少なくなってしまう部分はあります。でもそれを補うために、機動力を生かせるような練習を重ねています。

―主将から見た今年の注目選手は
2年生の内門(竜之介・経2)あたりは伸びてくると思います。あとは(高間)アミン(経2)ですかね。彼らが引っ張っていってくれれば良いチームになると思います。

―キャプテンになって、気持ちの変化はありましたか
昨年までは感情に左右されやすくてうまくいかないところがあったんですけれど、それをぐっとこらえて客観的な視線で見て物事を話すようにしています。

―平日は監督不在の練習が多いとお聞きしましたが
自分たちで考えて、今は走ったりとかが多いです。ミスには厳しくやっているんですけれど、定期戦ではミスが多かったのでもっと厳しくやっていかないといけないですね。

―チームとしての課題は
昨年からノーマークミスなどのミスが平均より多いときは負けているので、ミスを減らしていくことが課題です。

―個人としてはいかがですか
最後の年なので悔いが残らないように出し切ってやっていきたいです。

―チームで掲げている目標は
リーグで5勝以上、上位に入ることです。今まで、入れ替え戦を意識していた部分があったのですが、入れ替え戦ではなくもっと上のレベルを意識していかないと上にはいけないので。

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チームを率いる主将の渡邉


遠藤由陽

―今年の目標は
リーグ戦では5位以上を目指して、インカレではベスト8以上を目指す。それを目標に活動しています。

―個人としては
1年生から試合に出場しているので、キャプテンや副キャプテンの立場ではないのですが、試合に出て得点を取ることもアシストも、色々と頑張っていきたいなと思っています。

―新体制になって変わったことは
去年監督が変わられて、今年で2年目なんですけど、去年の先輩が色々と形を作ってくださったので、それを土台に活動しています。

―新しい取り組みはありますか
取り組み的には去年とだいたい一緒ですが、去年は得点ランキングとかに載るようなすごい選手がいましたが、今年はいないのでみんなで点を取っていかなければいけないです。練習の中からボールを持ちすぎるのではなく、回していって、全体的に誰もが点を取れるようなチームにしていきたいと思います。

―課題はありますか
去年は僅差で負けてしまったりして、勝ちきれない試合が多かったので、そういったところを突き詰めていって、練習から集中して、強いチームにしていきたいと思います。

―監督が平日はいらっしゃらない中でどういった練習をしているのですか
練習メニューや日程はほとんど選手主体で考えています。固定とかしちゃうとチームのモチベーションが上がらないので、そういうことも考えて、コミュニケーション取りながらやっていこうと思います。チーム全員で戦えるように、雰囲気良くやっていきたいです。

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エースとしてラストイヤーを迎える遠藤

 

猪俣淳三郎

―今年の目標は
チームとしてはリーグ戦の3位4位5位あたり、インカレはベスト4か8を狙う感じです。目標より上を狙っていきたいですね。

―個人としては
公式戦では長い時間出られるかわからないのですが、短い時間だとしても自分のできることをしっかりやってチームに貢献したいです。それと、長い時間出られるように、個人の技術やレベルを上げていきたいです。

―自分の持ち味は何だと思っていますか
自分はフローターやってるのですが、上からのシュートの確率がそこまで良くないので、ポストパスやカットインを中心に攻めていくのが得意です。上からの組み立ても僕がやっていくつもりです。

―今のチームの状態は
セットOFに関すると、チームとしてまだ出来上がっていないので、リーグ戦までにはチームとしての熟成度を上げていきたいですね。

―新体制になって変わったことは
遅刻などにもっと厳しくしていることと、全学年で言い合えるようなチームにしていくとキャプテンも言っていたので、そこらへんですね。

―これからやっていきたいことは何でしょうか
今日の試合のように、後半は体がほぐれてちゃんとできるのですが、序盤で動きが硬くなってしまうこともあるので、始めから自分のプレーをちゃんとできるようにしていきたいですね。

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司令塔として活躍が期待される猪俣

フォトギャラリー

  • DSC03407 Rスタメン奪取へ意気込む北川
  • DSC03348 R立野は坂野の穴を埋められるか
  • DSC03400 R2年目のブレイクを狙う高間
 

 

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