硬式野球
 
 

東京六大学野球秋季リーグ戦 優勝を懸けた大一番! "血の法明戦"展望

東京六大学野球秋季リーグ戦 対明大戦
10月20日~
会場:神宮球場

ついに秋季リーグ戦も大詰めを迎える。第6週を終え、法大は7勝2敗で勝ち点3。対する明大も7勝4敗1分で勝ち点3。勝ち点3で4校が並ぶ大混戦となっている。現在、勝率の差で首位を走っている法大は、明大に2連勝を挙げた時点で優勝が決まる。また2勝1敗で勝ち点を得た場合、早大が1敗を喫した時点で優勝、2連勝のときは優勝決定戦が行われる。しかし、勝ち点を落としてしまった時点で優勝の可能性はなくなってしまう。伝統の“地の法明戦”は優勝の行方が決まる大事な一戦となる。 

大黒柱の風格漂うエース・三嶋

展望

絶対に勝ち点を落とせない明大戦、法大の先発は第1戦は金光監督が絶大の信頼をよせるエース・三嶋、第2戦はここまで2勝を挙げている船本が有力だろう。三嶋はリーグトップの防御率(0.81)を誇り、先週の早大第2戦では、終盤でも150キロを超えるストレートで相手打線を抑え込み、9回1失点で完投勝利を収めている。船本は早大1回戦で敗戦投手となったものの、第3戦では、好リリーフで安定した投球を見せているため、期待は高まる。総力戦が予想されるこの試合、2連勝で優勝を決めるために試合の展開によっては石田のリリーフとしての起用も考えられる。また宮崎、梅田、本多など充実したリリーフ陣を控えて明大打線を迎え撃つ。

明大打線の中で特に警戒が必要なのは、リーグ2位の打率(.395)を誇る4番の岡大だ。リーグ戦の終盤から、打者に専念し、勝負強いバッティングで中嶋と並びチームトップの8打点を挙げている。長打も狙える打者だけに岡大の前に走者をためないことが失点を防ぐカギとなってくるだろう。また東大戦でリーグ戦初本塁打を放った1年生の高山と5番の中嶋にも一発があるので十分注意が必要だ。先週の慶大戦では、2試合連続無得点と打線に元気がなかったが、打ち始めると止まらず、侮れない打線だ。

明大の先発は第1戦は関谷、第2戦は上原が有力だろう。慶大戦の初戦に先発した山崎が投げてくることも考えられる。関谷は2勝0敗で防御率4位(1.53)と安定した投球を見せている。春季リーグ戦では関谷が登板した3試合で1点しか取れず、全体的に抑え込まれている。また慶大戦で初先発を果たした1年生左腕・上原も防御率2位(1.05)とエース格にまで成長しているため、そう簡単に得点は奪えないだろう。さらにリリーフには今岡、内海など盤石な投手陣が控えている。

対する法大打線は、3番に座っていた多木を1番に戻し、さらに打撃好調の河合、大城戸をクリーンアップに置き、得点力の向上を図った。その結果、早大第1戦で打ちあぐねた有原から、第3戦では3得点を挙げるなど、打線に繋がりが戻った。打線のカギを握る多木はリーグ戦通算100安打を達成し、打率も.333と好調を維持している。さらに立大第2戦からスタメンに復帰し、スタメンとして出場した全試合で安打を放っている河合、.367(リーグ2位)と高打率をマークしている大城戸など、好調を維持している選手が打線に名を連ねる。主将の建部や4番に座る西浦直が復調すれば、明大投手陣を攻略できるだろう。

優勝が懸かる大事な一戦であると同時に4年生にとっては集大成の場となる。今まで以上に厳しい試合になることが予想されるが、より一層、結束し、有終の美を飾りたい。“血の法明戦”を制し、法大ナインが歓喜の渦に包まれる姿に期待は高まる。(鷲尾祐貴)

フォトギャラリー

  • 大黒柱の風格漂うエースの三嶋
  • 先発、中継ぎフル回転の船本
  • チームを引っ張る多木
  • チームで最も調子のいい男・大城戸
  • 4番の意地を見せたい西浦直
  • ここまで安定した投球を見せる関谷
  • プロ注目の上本も要注意
 

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2017-09-254 R

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