硬式野球
 

【硬式野球】「秋季リーグ開幕直前特集~逆襲の秋へ」 第2回 座談会・経験を積んだ日本代表

「秋季リーグ開幕直前特集~逆襲の秋へ」
取材日:2013年9月10日

春はあと一歩のところで優勝を逃した法大。あれから3ヶ月――。春は逃したリーグ優勝、日本一を目指し、厳しい練習を積んできた。「秋季リーグ開幕直前特集~逆襲の秋へ」第2回は7月に行われた日米大学野球選手権大会で日本代表に選ばれた河合完治選手、西浦直亨選手、大城戸匠理選手、石田健大選手です。

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後輩に優勝を経験させたいと語る河合

―春リーグ戦を振り返っていかがですか
河合:最後悔しい思いをしたので秋こそは、という思いでずっとやってきました。
西浦直:んー。同じです(笑)
大城戸:あと1勝というところまできて勝てなかったので、それは何だったのかということを突き詰めて基本からやり直しました。
石田:自分のだめなところと良いところが分かったので、そこを課題として取り組んでいければと思います。

―春季リーグ戦でそれまでと異なる思い入れはありましたか
河合:昨年の秋までは先輩たちについていったら優勝という最高の舞台を経験させてもらえたから、今年は同じ思いを後輩にさせてあげることができたらなと思って。それが春は叶わなかったですが、個人成績というよりはチームのためにという思いで新チームになってからやってきたつもりはあります。
西浦直:特に変わってないですけど、最上級生で自分らの年で優勝したい、という思いだけでやりました。
大城戸:まわりからの見られる目が変わったというか。去年から良い選手がいて注目されて、今年はさらに優勝候補としてあげていただいたけど、それが叶わなくて。でも最後だけもう一度優勝するチャンスがあるのでもう一度優勝を味わって、引き継いでいきたいと思います。
石田:まだ僕は3年ですが、4年生に優勝させてもらうという気持ちはなくて。自分のピッチングで4年生を最終的に優勝に導けるような人になりたいと思っていて、そこを目指していてやってきていました。

―北海道・東北遠征はいかがでしたか
河合:初めての体験で、涼しい環境ですごく良い練習が出来たと思います。
西浦直:限られたメンバーで行ったんですけど、そのメンバー中心で今も戦っているのでその面ではしっかり濃い練習が出来たと思います。
大城戸:外に出て公共の場でやることがチームとして初めてだったのでその中でまわりから見られる行動を気にしながら、また野球は野球で集中した濃い10日間だったと思います。
石田:良い環境で良い練習が出来たと思います。

―その中で激励会、野球教室もありましたが
河合:法政のOBの方とか、色々な方の協力があって、おいしいごはんや北海道行ったメンバーに楽しい思いもさせてくれる計らいがありました。そういう人たちのためにも秋は頑張りたいなと思います。
西浦直:北海道にも応援してくれる人がいることを知れました。自分たちが頑張ることで喜んでもらえるので、またしっかり頑張ろうという気持ちになりました。
大城戸:激励会で日本全国に応援してくれる人がいることが分かりました。また野球教室では直に被災地の被害があったところを通ってみて色々なものを感じたし、その中で元気に野球をしている子供たちがいて、自分たちが不自由なく野球をさせてもらっているのはこれほど幸せなことなんだと思いました。
石田:法政のOBとか応援してくれている人たちがどこに行ってもいるんだなということを感じて、今以上に努力してやっていかないといけないと感じました。

―夏はプロアマ戦も含め、数多くのオープン戦が行われましたが
河合:特に変わったことはしてないですけど、チームとしても個人としても順調にきているとは思います。
西浦直:今年のオープン戦はサヨナラ勝ちとか逆転勝ちとか、プロにも勝ったりもして。粘り強さというか、簡単に負けない。そういう面で春より成長しているんじゃないかと手ごたえがあります。
大城戸:例年のオープン戦と違って、負けなくなった。色んな選手を使っていくオープン戦の中で、負けない。それは選手層が厚くなって、選手間で競争のあるいいチームになってきていると思います。
石田:チームとしてもいい状況で来ているので、自分の調子があまりよくないのでついていけるように、リーグ戦始まるまでに調整して、リーグ戦でいいピッチングできるようにしていきたいと思います。

―日米大学野球を振り返っていかがでしたか
河合:まずは選抜メンバーに選んでもらったことに感謝して、まずは法政の代表として、日本の代表として、ジャパンのユニフォームを着させていただいてありがたいと思います。かつ5試合全てに出させていただいて、本当にいい経験ができたと思っています。
西浦直:全て勉強になることばかりで、自分にとってこれから野球をしていくなかですごく財産になると思うし、やっぱり日本の代表としてプレーできたことは自信になりました。それをまた今度はチームで生かしていきたいと思います。
大城戸:最初チームに合流したときは調子が全然上がらず、その中でいつもなら敵のチームの監督の明治の監督の善波さんをはじめとして東海大の横井さんが、真摯に指導して下さってアドバイスをしてくれて。そのおかげで結果を出せたと思うし、普段は敵のチームだけど集まることによってこれだけ結束できる野球の素晴らしいところだと。こんな短期間でチームがここまで強くなれるんだから、4年間やっているこの仲間となら絶対優勝できる力を養えるなと思いました。
石田:あまり試合に出ずに終わったんですけど、選んでもらったということで色々なことが勉強になりましたし、次は主軸として選ばれるようにやっていきたいと思います。

―大城戸選手は首位打者となりましたが
大城戸:横井監督が調子悪い自分に対してマンツーマンで指導して下さった、そのおかげで首位打者を取れた。本当に紙一重だったと思うし、短期間なので5試合でたまたま結果が出ただけだったのでそれはチーム、日本で勝ちたいという思いだけが結果につながったと思います。

―その中で印象に残ったことは
河合:スピード感ですね、一番は。球のスピードもそうだし、走るスピードもそうだし、プレーのスピードもそうだし。一番印象的だったのはスピードが速いな。という感じでしたね。
西浦直:投げるボールの強さだったりとか、打つ打球の強さだったりとか、球際の強さだったりとか。雑なんですけど、一つ一つを自分と比べるとアメリカの選手の方がレベル高いなと感じて。そこに追いつくには自分がどうしたらいいのかな、と考えさせられるいい期間でした。
大城戸:二人が言ったように、何もかも向こうが上。でも野球をやったら3勝2敗で日本が勝った。それは何なのかなと考えたときにチームの一体感。事ある状況のなかでどうしたらいいのか、というのは日本の方が優れていたのかなと。その辺の器用さに関しては日本の方が上だという自信にもなったし、野球をやる上では身体の大きさ力の強さとか色々あるけど、やってみないと分からないなと思いました。
石田:やっぱり一番に思ったのは身体が強いということ。体幹とかプレー一つ一つの動きだったりが違うなというのを感じて。あと印象としてはブンブン振ってくるだけだと感じていたんですけど、試合してみるとコツコツ当ててくるバッターもいたので、やっぱり頭はしっかり使ってやってきているんだと思いました。

―5試合中4試合が地方ゲームでしたが
河合:色んなところでやれて、小さい子からお年寄りの方まで色々な方が応援に来てくれて。今までは神宮でしか試合をすることが無かったのでそれもまた初めての経験ですごく良かったなとは思います。かつ、ナイターはあまり体験したことは無かったので、プロみたいな試合ができたのですごくいい体験になったかなと思います。
西浦直:旅行みたいで色んなところが見られたので、野球と地方と雰囲気も味わえたので最高の期間でした。
大城戸:地方で平日にも関わらずたくさんのお客さんがいて、そんなに人気がないような大学野球を応援してくれました。平日に仕事帰りのおじさんだったり、小さい子どもが試合を見に来てくれている、そんな中でプレーさせてもらえたことが自分にとって気持ちいいことだったし、カッコいいところみせたいなと。そういったところでプレーできて良かったと思います。
石田:やっぱり広島でやった試合が一番印象深いんですけど、同級生だったり、先輩、後輩が、知り合いばっかり来てくれたのでそこをまず感謝したいです。あと自分がジャパンというユニフォームを着ている姿を色んな人に見てもらえて良かったです。

―先月行われたオールスターを振り返って
河合:違う大学の選手と交流が取れて、リーグ戦ではいつもライバルとしてやっているメンバーと仲良くなれたというのはこの先も楽しい思い出になったし、またいい試合だったと思います。
西浦直:リーグ戦前でピッチャーの球見れたので、多分打てると思います。
大城戸:喋ったことないような人も快く話せたりしたので、今までの3年間は何だったのかと感じたし、またリーグ戦の前に交流持てたことはさらに秋のリーグ戦が楽しみに、というか負けたくない、と。そういう気持ちになる自分が楽しみです。
石田:普段喋ったことない人とも会話できて、良い時間だったなと思うんですけど、やっぱりほかの大学の人たちが野球やっている姿をみて春よりもレベルアップしている気がしたので、油断せずに自分たちもレベルアップしていきたいと感じました。

―秋リーグ戦まであとわずかとなりましたが、意識するチーム・選手はいますか
河合:特にないです。
西浦直:そうですね…。やっぱり明治と最後もう一回優勝決定戦でやり返したい思いはあるんですけど、明治だけが、っていう思いじゃなくて、他の大学全てが春より絶対成長しているのでどこにも負けたくないです。
大城戸:開幕9連勝したということは10連勝できる可能性を残していていると思うんです。どこが気を付けなければいけない相手、ということではなく自分たちの野球をどうするかによって優勝が決まるのではないかと思います。
石田:自分は全部の大学意識しているんですけど、自分の任されたときにいいピッチングできたら、一つ一つやっていけたらと思います。

―法大で秋やってくれそうな選手は
河合:そうですね…。1年生の玉熊というピッチャーがいるんですけど、秋は楽しみな選手の一人ではあります。
西浦直:んー…。チーム全員に期待しています。みんなで、最後一つになれるかなれないかを期待していて。みんなで一つになれればいい結果になるんじゃないかと。それがメンバーとかメンバーじゃないとかではなくて。それが結果につながると思います。
大城戸:僕は、やっぱりチーム全体、百何十人いる部員全員で戦わなければいけない。その中でも選ばれた25人。その25人全員が試合に出るつもりでベンチに入るので。その役割を与えられた25人のうち1人が結果を出せば絶対優勝できると思うので。その日の、その場所の1人に期待したいと思います。
石田:自分も玉熊をいいなと思っていて。同じピッチャーで来年も一緒にやっていかないといけないのでこの秋から頑張ってほしいと思います。

―3選手は卒業後の進路についてはいかがですか
河合:今のところはあまり考えていなくて。リーグ戦優勝のために毎日毎日やっていきたいと思います。
西浦直:そうですね、プロ野球選手というのが一番の目標ですね。
大城戸:僕は社会人に内定決まったので、その内定を貰ったという楽な気持ちになれると思うのでその上のステージ、プロ野球選手になりたいという目標があるので最後の秋、もうひとアピールしたいなという思いです。

―そんな先輩方の背中を見て、卒業後に思いを馳せることはありますか
石田:やっぱりプロに行きたいとしか考えていないです。

―秋季リーグ戦に向けて、個人目標と意気込みをお願いします
河合:大学野球最後のシーズンにはやいものでなってしまいました。悔いが残らないようにと言いたいところですけど、あんまり楽な試合は1試合もないと思います。とにかくチーム一丸となってみんなで最後に良い思いができるように頑張っていきたいと思います。
西浦直:大学野球の集大成にできるように、数字とかあまり気にしたくないので。自分的には。でも自分が打てばチームも勝てるだろうし、しっかり守ればチームのためになるだろうし、そういう面で自分がもっと引っ張っていけるようにやっていければと。最後優勝したいので、それにつながると思います。
大城戸:下級生の頃神長さんにみてもらっているので神長さんを胴上げしたい、キャプテンの完治を胴上げしたい、という思いでやるつもりではあるし、1番を打たせてもらう上でチームに勢いをつけるために自分が出なければいけないので。狙うものは2季連続の首位打者です。そういったことが達成できれば3番4番が還してくれて、優勝に近づくのではないかと思います。
石田:やっぱりチーム全員が目標としているところは優勝というところだと思うので、そこに向かうことはそう簡単なことではないので。一つ一つみんなで勝ちを積み重ねていって最終的に優勝という2文字に辿りつけていたら一番いい状態だと思うので、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。

(取材:松原 早紀)

プロフィール

河合完治(かわい かんじ)
法学部政治学科4年
1992年1月15日生まれ
愛知県出身・中京大中京
175cm、75kg・右投げ左打ち

西浦直亨(にしうら なおみち)
経営学部経営学科4年
1991年4月11日生まれ
奈良県出身・天理
178cm、75kg・右投げ右打ち

大城戸匠理(おおきど しょうり)
法学部政治学科4年
1991年8月29日生まれ
兵庫県出身・藤井学園寒川
178㎝、75kg・右投げ左打ち

石田健大(いしだ けんた)
経営学部市場経営学科3年
1993年3月1日生まれ
広島県出身・広島工業
179cm、81kg・左投げ左打ち

 

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