硬式野球
 
 

東京六大学野球秋季リーグ戦 対早大2回戦 圧巻の156球!三嶋が1失点完投!

東京六大学野球秋季リーグ戦 第6週 対早大2回戦
10月14日(月)
会場:神宮球場

昨日、連勝が止まってしまった法大。春は連勝が止まった後、調子を崩しただけに今日は優勝を左右しかねない重要な試合である。連敗を避けたい法大は先発マウンドに抑えに回っていたエース・三嶋を送る。

早大打線を圧倒した三嶋

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 2 5 1
早 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(法大)○三嶋(2勝)‐木下
(早大)●吉永、横山、高梨‐地引
[本塁打]
(法大)木下1号2ラン(5回・吉永)

打撃成績

打順位置選手打 安 点
1 多木 3 0 0
2 建部 3 0 0
3 河合 4 1 0
4 西浦直 4 0 0
5 大城戸 4 2 0
6 畔上 2 0 0
7 岩澤 3 0 0
8 木下 2 1 2
9 三嶋 4 0 0

投手成績

 被安打奪三振四死球失点
三嶋 10

戦評

第1戦で今季初黒星を喫した法政。絶対に負けられない試合の先発マウンドに上がったのは、抑えで安定感抜群の力を見せていたエースの三嶋。初回に1死2塁のピンチをつくるが無失点で切り抜けると中盤までテンポよく投げ込んでいった。対する早稲田先発の吉永も法大打線を4回までノーヒットに抑える好投を続けた。

沈黙が破かれたのは5回表。先頭の大城戸の内野安打で法政が初めてヒットで出塁。続く畔上、岩澤が凡退し嫌なムードになりかけたが木下が初球をレフトスタンドに叩き込み2点を先制した。

リードをもらった三嶋はその後の3イニングを三者凡退に抑え流れを渡さなかった。しかし、勝利の見えかけた最終回、早稲田の反撃にあう。先頭の高橋がライトへ二塁打を放つと続く杉山にセンター越えタイムリーを浴び1点を返されてしまう。尚も無死2塁のピンチでは小野田の強烈なライナーを多木が好捕。次打者には四球を出したが三嶋は崩れなかった。この日2安打の茂木を空振り三振。代打の丸子に対しては152キロを計測し遊飛に打ち取り見事な完投勝利で逃げ切った。

これでタイに持ち込んだ法政。明日の先発は第2戦で予想された石田か。船本も準備万全だろう。対する早稲田は第1戦で完投した有原が有力。この2試合ロースコアな展開となっており投手に掛かる負担は大きい。いかに打線がカバー出来るかが課題だ。明日何とか勝ち点を取り、春のリベンジを果たし優勝を引き寄せたい。(宮城風子)
 

試合後の監督・選手のコメント

金光監督

―今日の試合を振り返って
今日は三嶋の気持ちのこもったピッチングがナインに、チーム全体に力を与えたと思いますね。 

―三嶋選手の先発はいつ決めましたか
昨日負けた時点で今日は三嶋でと決めていました。今日の試合は大事になってくるので昨日負けた時点で考えました。

―多木選手を1番に戻しましたが
建部の状態もあまりよくないんでね。多木もチャンスで凡退しているのでチャンスメークもいいかなと。

―木下選手にもホームランが出ましたが
もともとバッティングのいい子なんですけど、今は守備で気を遣わないといけない状況なのでね。でもよくあそこで打ちましたね。

―明日の試合に向けて
今日の1勝をなんとか明日に繋げたいなと思いますね。

三嶋投手

―今日をふりかえって
負けられない試合で監督さんも僕に託してくれて、自分が投げてチームが勝てれば良いと思ったし、チームに貢献したいと思ってたので期待に応えることが出来て良かったです。

―東大戦以来の久々の先発でしたが、いつ監督から言われましたか
今日の朝なんですけど、昨日投げなかったんで「明日負けられないんで僕が先発の可能性があるんじゃないかな」というふうに抑えも先発も五分五分あると思いながら昨日過ごして、今日の朝に先発と言われてしっかり自分の仕事をしようと思いました

―9回1失点で完投という今日の内容について
9回の杉山に投じた高めのスライダーが今日1番の反省点と思っています。あとは、先頭バッターにツーベースを打たれたのもやっぱり、(カウントを)取りに行った真っ直ぐだったので、その2球は課題としてしっかりこれから次に繋げられるようにしたいです。

―9回のピンチにマウンドで監督に言われたことは

「踏ん張りどこだぞ、しっかりやれ!」と。監督さんはたぶん僕に任せてくれて交代は無いと思ったので、自分で抑えてやろうと思いました。

―9回の茂木選手の時に、この日最速の152キロが出ましたが

あそこはもう気持ちを全面に出して、茂木には特に打たれているのでしっかり抑えてやろうと思いました。

―今日の早大打線の印象は
右バッターで力のあるバッターが多い。甘い球を長打に出来るバッターが多いので、変化球を上手く使いながら抑えれればいいなと思ってました。

―明日の早大戦と来週の明大戦に向けての抱負をお願いします
明大戦よりもまず明日勝つことなんで、僕もまだ出番があると思うので、しっかり準備していきたいと思います。

木下選手

―今日の試合を振り返って
三嶋さんが抑えてくれたことが一番だと思うんですけど、チームとしても昨日連勝が止まってしまったのでその直後に勝てたことはすごく良かったです。 

―本塁打を打った打席ではどのようなことを意識されていましたか
2アウト2塁で回ってきて昨日はチャンスで代打を出されていたのでなんとか打ちたいなと思っていて。外の真っ直ぐをその時は狙っていたんですけど前の打席では変化球を多く投げてきて見せられていたので、狙ってはなかったんですけど変化球に自然と身体が反応して打つことが出来た感じです。

―早大の吉永投手の印象は
本当にどの球種も質が高くて六大学を代表するピッチャーなので手ごわいですね。

―捕手として見た早大打線はいかがですか
思い切りがいいので甘い球はしっかり振ってきますし、チャンスでの1本も多くあるので先頭打者には気を付けていましたね。なので1番の中村選手はいいバッターですし鍵を握る存在だと思うので中村選手や4番の杉山選手はしっかり抑えて打線をつながらないようには意識しましたね。

―三嶋選手の投球はいかがでしたか
今シーズンは抑えでの登板も多くて毎試合気持ちが入っているピッチングをしてくれているんですけど、今日も初回から力が入っていて最終回のピンチでもまた一段階ギアを上げて投げていたので自分のリードとかではなく三嶋さんの力で相手を抑えていたと思います。

―ここまでリード面で意識していることはありますか
まずは先に点を与えないことですね。あとは回の先頭を抑えることです。特に先頭さえしっかり抑えればあまり打線が繋がることはないと思うのでやっぱり先頭打者への攻め方ですね。 

―明日に向けての意気込みをお願いします
今日は大事な試合を取れたので明日も厳しい試合にはなると思うんですけど粘ってなんとか勝ち点を取れるように頑張ります。

大城戸選手

―今日の試合を振り返っていかがですか
序盤は均衡していて、点が入った回にヒットが出たので。しかも雨も降ってきて何か変わるかと思ったんですけど、最後はしんどくて、昨日の逆かなというイメージはありました。 

―吉永投手の印象は
まっすぐものびているし、変化球も特にシンカーがまっすぐと同じ軌道で来るので、いいピッチャーだなと思います。 

―9回ピンチの場面では
もう守るだけで。三嶋さん一人で(最後まで)いくと分かっていたので、下級生ですけど「頼むぞ」とだけ声をかけました。

―その三嶋投手ですが、後ろで守っていていかがですか
抑えでも先発でも頼りになるし、4年生の底力というのを見せてもらっていると思います。

―昨日からチームで話し合ったことはありますか
負けて連勝が止まって、勢いよく行けるものではないと分かっていたし、そこからどれだけ踏ん張れるかというのを話し合っていました。

―今日の試合の後に話し合ったことはありますか
ズルズルと負けるのではなくて、負けを1で抑えれたこと。逆に(1勝1敗に)追い付いたことによって、勢いはうちにあるんじゃないかというミーティングはありました。

―明日の試合に向けての意気込みをお願いします
明日勝つと優勝に大きく近付くので、“明日を最終戦のような勢いで”というのは言われたので、それくらいの気持ちで戦っていきたいです。
 

鈴木翔選手

―今日の試合を振り返って
昨日、6連勝をした後で負けてしまったので今日は監督から「絶対取りにいくぞ!」と言われたので、みんな気合いが入っていました。

―代打で送りバントとヒットの活躍でしたがバッティングの調子はどうですか
自分、守備で出ることが多くてバッティングの方はあまり良くはないんですけど、悪いなりにしっかりチームに貢献出来るように頑張ろうと思っていて、今は本当に調子悪いとか言っていられないので頑張ろうと思います。

―守備ではセンター前に落ちそうな打球の好捕がありましたが
いや、でもあれは全然ファインプレーとかではなくて、ただ危なっかしいプレーだったんで(笑)捕れて良かったです。

―昨日、今季初黒星でしたがその後のチームの雰囲気は
そんなに悪くなくて、みんな明日に向けてしっかり意気込んでました。

―明日の試合に向けて
明日は今日と同じように落とせない試合なので、今日勝ったことでチームに勢いがついたと思うので明日も勝てるように頑張りたいです。 

 

 

フォトギャラリー

  • 早大打線を圧倒した三嶋
  • 貴重な先制弾をポール際に放り込んだ木下
  • リーグ戦初HRが決勝打となった
  • 3試合連続タイムリーの河合
  • ついに首位打者となった大城戸
  • 途中出場で勝利に貢献した鈴木翔
  • 早大打線を封じた法大バッテリー
 
 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み