硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦 対立大展望

東京六大学野球春季リーグ戦 対立大戦
2015年4月18日(土)~
神宮球場

※取材日
2015年4月2日(木)
立教大学野球部寮

開幕2連勝と絶好のスタートを切った法大。次なる相手は、昨秋優勝にあと1勝まで肉薄した立大。悔しさを糧に真っ向勝負を挑んでくることが予想される。攻守にバランスの取れた強敵であり、先週同様厳しい戦いが予想されるが、優勝へ向け勢いそのままに突き進みたいところだ。

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立大・溝口智成監督

展望

 法大は森田駿哉(営1)、熊谷拓也(キャ2)が先発を務めるだろう。森田は8年ぶりとなる1年春での開幕戦勝利を挙げた。6回を投げ被安打4の無失点と、その実力をいかんなく発揮した内容に、青木久典監督も「よくあそこまで頑張ってくれた」と手放しで称賛した。一方熊谷はリーグ戦初先発も、勝利投手の権利を得る5回を投げきることができず、悔しさが残る内容だっただけに、立教戦では快投を期待したい。中継ぎ陣には、慶大1回戦で好救援の川名健太郎(営4)、技巧派の玉熊将一(法3)など、さまざまなタイプの投手が控える。終盤での彼らの活躍で、勝利を手繰り寄せていく。

 勝利への鍵を握るのは、打線の奮起だ。慶大2回戦では柴田圭輝(文3)の劇的なサヨナラ打で勝利を収めたものの、2試合合計で安打は11本と、まだまだ本調子とは言えない状態。特に主砲、畔上翔(キャ4)はここまで音なしと湿り気味。自身も「チームが勝っている中で自分が迷惑を掛けている」と振り返った。主将のバットから快音が響けば打線が活気づくだけに、一日でも早い復調が待たれる。

 対する立大は大黒柱が大きな壁となって立ちはだかる。エースの澤田圭佑は2年秋を終え積み重ねた勝ち星は14。現役最多勝をマークし、実績ナンバーワンの右腕だ。昨年法大とは1勝1敗と勝ち星を分け合うも、対戦防御率1.12と抑え込まれた。少ないチャンスをものにしていくことができるかが、勝敗の分かれ目になりそうだ。2戦目は昨秋3勝の藤田凌司を始め、けがから復帰の齋藤俊介、小林昌樹など経験豊富な4年生が並ぶ。早い回で得点を奪い、法大のペースに持ち込みたい。

 打線では、現役2位の94安打を積み重ね、六大学の最多安打記録である127安打を狙うアベレージヒッター大城滉二を筆頭に、クリーンアップを担う佐藤拓也、昨秋7打点を挙げ勝負強さを見せた寺田陽光など、昨年のメンバーが数多く残るのが強みだ。巧打者が並ぶ打線なだけに、投手には一人ずつ打ち取っていく根気強さが要求されるだろう。

 100周年の節目を迎え、5季ぶりの覇権奪回に燃える法大と、昨秋優勝まであと1勝が届かず、涙を飲んだ立大。共に今季の優勝に向けて強い思いがあるのは間違いない。厳しい戦いが予想されるが、開幕カードで連勝した勢いそのままに、強敵を打ち破る。(井手一樹)

 

立大寮取材

昨秋は優勝を目前に悔し涙をのんだ立大。今回は溝口智成監督、鈴木貴弘主将、大城滉二副将、寺田陽光副将、澤田圭佑投手にお話を伺った。

溝口智成 監督

―昨年1年間を振り返ってみていかがだったでしょうか
1年というよりは、秋は大手をかけた状態の決勝戦で負けてしまったというものだったので、あの悔しさが一番印象に残っていますね。今までももちろん優勝のチャンスはありましたし、13年秋は2位になったりだとかもありましたが、あそこまで(優勝に)手がかかるという状況はほぼなかったものだったと思います。そこまでは行けるということは選手も分かったと思いますし、優勝し慣れていない、分からないというところからは一歩抜け出して、優勝するには何が足りないのかということを現実として分かるためには、すごく良いシーズンだったと思います。

―やはり昨秋の経験がチームを成長させましたか
あそこまでいけたということは良い経験になりましたし、しなければいけないと思います。ただ間違ってはいけないのは、あの状態が約束されているわけではないということです。秋の経験を生かさない手はないですが、それがベースにあるわけではないので、そこは勘違いしてはいけないと思っています。

―今季の立大はどのようなチームでしょうか
春は分からないですよね。昨年の4年生がごっそり抜けた後の新チームなので、戦力的にどうのこうのということは分かるんですけど、リーグ戦のあの雰囲気で2か月戦っていく中ではどういうチームになっていくかは開けてみなければ分からない気がします。春はその分楽しみでもありますし、怖さもあると思っています。客観視してみれば、戦力的には(リーグ戦)経験者が多いので変に戸惑うことはないと思いますが、野球はチームとして戦うものなので、雰囲気がどんな感じになっていくかはまだ未知数だなと思っています。

―オープン戦を消化している中でのチームの状態は
キャンプ後半は少し疲労もありパフォーマンスも上がっていなかったんですけど、ここ何試合かでずいぶん洗練されてきたなという感じはします。ただ、(立大の初戦まで)あと2週間ちょっとあるので、その間のコンディションづくりだとか最後の確認などはしっかりしていかないと、始まりでこけてしまうこともありますので、慎重に最終調整はしていきたいです。現時点でも悪くはないと思います。

―今季の投打のキーマンを挙げるとすれば
投は澤田(圭佑)。打は1人挙げるとすれば大城(滉二)かな、やっぱり。2人なら大城と佐藤(拓也)ですね。

―昨年4番を担い、卒業した岡部通織(現JXーENEOS)選手の後釜となる選手は
4番候補はおそらく寺田(陽光)かなと思います。打撃に関しては昨年からさらに良くなっていますし、最上級生でもあるので期待しています。

―鈴木貴弘選手の主将としてのリーダーシップはどのように評価されていますか
彼なりに試行錯誤しながら頑張っていると思います。ただ高校時代は主将ではなかったですし、去年までもすごくリーダーシップを発揮しているタイプではなかったので、自分が先頭に立ってやるということはこういうことなんだ、ということをひしひしと感じながらやっている段階だと思います。

―立大にとっての開幕戦が法大戦ということになりますが
私が着任してから3季連続で同じ始まり方ですよね。(開幕から)1週空きでの法大戦という流れは。昨春は連敗、昨秋は連勝で。なので今回は1勝1敗になるのかなと思っているんですけど(笑)。でも(相手が)どこでも一緒ですね。どこが良かったとかはないですし、1週目が空いていない方が良いなとも思わないです。でもうちにとっての最初のカードですから、そこで勝ち点を落とすようなことがあれば非常に痛いので、すごく重要なカードであることは間違いないです。

―今季の法大に対してはどのような印象をお持ちになっていますか
監督さんも代わりましたし、(創部)100周年ということもあります。ましてや3季連続5位ということは、法政さんの実績からしたら許されないことだということははたから見ていても思うので、きっとすごい決意、覚悟で来られると思います。嫌ですね。ここ3季が順位的には良くないものでしたから、余計に「今季こそは」という思いは持ってくると思います。そこに押されないようにしなければと思います。

―警戒する選手は
やっぱり主将で、もともと打撃が良い畔上なんかは要注意ですよね。投手はそんなに勝ち頭のような存在はいないかもしれないですが、もともと能力の高い選手がたくさんいるので、不気味ですね。誰がどう来るのかが分からないので。やりにくさもあるなと思います。

―今季の目標を
やはりまずはリーグ戦優勝です。先ほども言いましたが、去年の秋にあそこまでいっているので、それがまぐれとならないようにきちんと優勝争いをしなければいけないです。優勝というものは一戦一戦の積み重ねなので、その意味で最初の法大戦、さらに言えば1日目18日の第2試合に気持ち・体力・技術すべてを高めて戦えるようにしていきたいと思います。

―最後に今季に懸ける意気込みを
16年間優勝していないんですけど、優勝は手の届かないところにあるというよりは、それをどうつかむか。もうひと踏ん張りするためにはどうしたらいいかという段階までは来れたと思っています。それをつかむために一日一日を意識高く積み上げて、まず春の優勝を目指していきますし、そういう気持ちで1年間を過ごしていきたいと思います。

(取材:遠藤礼也)

 

鈴木貴弘 主将

―昨年を振り返って
昨年の秋はあと1勝で優勝というところまでいく中で、結局その1勝ができなかったのですごい悔しい思いもしました。逆にどう勝ちきれば良いのかという経験というか、次のリーグ戦までにどういうふうにやっていけば良いかということが感じられたリーグ戦だったかなと思います。

―あと一歩で優勝を逃した要因は何だと思われますか
最終的にもう1本を出すことだったり、残りのワンアウトを取るという技術的なものが足りないなという話も出ました。秋のリーグ戦前半戦は自分たちの野球がすごくうまくいって、いい感じの流れでいけていたので7連勝というのができたと思うんですけど、残りの早大、明大戦で相手の流れのときに自分たちの野球ができなかったということが敗因だという話もしています。相手に流れがいっているときに、いかに自分たちの野球ができるかということはすごい大事かなと思います。

―オフ期間中どのように調整されましたか
今年の自分たちのチームのスローガンに、「一にこだわる」というものを掲げたんですけど、リーグ戦で1勝するのもそうですし、練習の一つ一つのプレーもそうですし、一本一本のダッシュだったり、全ての一にこだわるというふうにやってきて、それが多分最終的にリーグ戦にもつながってくると思います。この冬の期間はどんなメニューでも、どんな練習でもみんなで厳しく声を掛け合って、一つの練習にこだわってやってきました。

―キャンプではどのような練習に重点的に取り組まれましたか
今言った「一にこだわる」というものは変わらず、いろんなプレーに対してこだわってやってきたんですけど、オフ期間はバットを振り込んだりとか、ボールの球数を多く取るとか基礎的な部分に対してすごく本数を多く割いてやってきました。キャンプでは練習時間が長いので振り込んだりする量も多いといえば多いんですけど、その中でオープン戦も入ってきますし、オフシーズンに比べれば実戦の部分が多く入ってくるので、いかに結果を出すかということだったり、一人一人に役割があると思うので、その役割をいかに果たせるかということを課題にやっていました。

―今年の立大はどのようなチームですか
昨年から出ているメンバーも結構多いので、そういったメンバーが引っ張ってくれるなということは感じています。その中でも投手陣が1番変わりもないですし、逆に変わりのない中で今年は多分レベルもアップしてくると思うので、自分も捕手として投手陣をしっかり引っ張っていって、投手中心に流れをもっていって少ないチャンスで打って勝てれば良いかなと思います。

―主将としてどのようにチームをまとめていきたいですか
今回新チーム始まってから、正直何をすれば良いかなといろいろ考えたりもしたんですけど、スローガンである「一にこだわる」というものは自分の中では絶対だと考えているので、練習で打撃でも守備でも一つ一つにこだわって、背中で見せるじゃないですけどみんなにはそういう感じで見せていきたいなと思っています。あとは率先して周りに声を掛けたりだとかは一応意識してやっています。

―投打のキーマンを教えてください
投手で言ったら澤田圭佑です。自分たちのエースは澤田だと思っているので。打撃で言ったらやっぱり副将である大城滉二、寺田陽光などがキーマンになってくると思います。

―現在のご自身の調子はいかがですか
個人的には1年間レギュラーで出させていただいたというのもあるんですけど、昨年度よりは守備もすごい落ち着きが出てきましたし、そんなに問題はないかなという感じです。打撃に関しては調子も上がってきていると思うので、調整して良い形でリーグ戦入れれば良いかなと思います。

―今年の法大の印象
主将が畔上ということもあって、実力とかそういうことは関係なく、すごく粘りがあると思います。その中で投打が噛み合ってきたらどのチームよりも怖いという印象があるので、完全に法大の流れに持っていかれないで自分たちの野球ができれば良いかなと思います。

―警戒、または注目している選手は
自分が1番警戒しているのは畔上翔、金子凌也、佐藤竜一郎ですね。

―やはり同じリーグでプレーされる日大三高時代の同級生は意識されますか
やっぱり意識はしますね。自分は投手として投げるわけではないんですけど、捕手として配球などをする中で、必然と三高のメンバーが主軸を打つ打順にいるということもあるんですけど、それ以外にも個人的に三高のメンバーと対戦するときは意地でも抑えにいきたいなと考えています。

―今季の目標
チームとしては優勝ということしか考えていないです。昨年度もそうだったんですけど、優勝優勝と言い続けた中で先のことしか考えられていなかったので、今年は優勝という最終的な大きな目標はありますが、その中であまり優勝ということを口に出さずに、一戦一戦目の前の試合を戦っていくだけだと思っています。その結果が優勝につながってくれれば良いかなと思います。個人的には主将という立場もありますし、自分は捕手なので、打撃でも結果を出せるのが一番良いんですけど、それより最少失点で投手陣が伸び伸び投げれる配球だったり、そういうチーム作りをしていけるのが一番良いかなと思います。

―リーグ戦に向けて意気込みを
目標はやっぱり優勝なので、それに向かってあまり気負わず、優勝を意識しないで目の前の試合を戦うだけだと思っているので、一戦一戦大事に戦っていきたいと思います。

―ファンの方々に一言
昨年度は優勝争いという形に入った中で、ファンの方々にもスタンドで明らかに例年とは違うくらいの人数で応援していただきましたが、残念な結果に終わってしまいました。今年もできればたくさんの方に応援していただく中で、最高の恩返しができるように頑張っていきたいと思います。

(取材:宮田祐子)

 

大城滉二 副将

―昨年を振り返って
昨年はもう一歩のところで優勝を逃してしまったので、悔いの残る1年でした。

―昨季はベストナインにも選出されていますが
ベストナインは1つの目標として毎シーズン掲げているので、選出されたことはとても嬉しく思います。

―今年の立大はどのようなチームですか
昨年と同様雰囲気はとても良いのですし、元気があります。チームの雰囲気としては他の大学よりも良いと思うので、そこが今年の立大の良いところかなと思います。

―副将に就任されていますが
副将として主将のサポートだったり、主将の代わりに周りを見たりという目配りということは意識してするようになったので、そこは変わったところかなと思います。

―鈴木主将はどのような主将ですか
真面目で、常に周りを見ていて、一人一人だったりチーム全体をよく見てしっかり指摘ができるので、そういった部分では非常に心強いなと思います。

―キャンプではどのような練習に重点的に取り組まれましたか
一人一人の課題の克服と、チームとしてオープン戦などで出た課題を潰していって、リーグ戦に必要となるチームプレーや細かい部分を磨いていきました。

―現在のご自身の調子はいかがですか
まずまずという感じなんですけど、これからリーグ戦の開幕カードに向けて調子をどんどん上げていけたらなと思っています。

―ご自身のアピールポイントを教えてください
守備が1番自信を持っているところなので、そこが自分のアピールポイントだと思います。打撃では、どんな打順でも自分の仕事をしていきたいなと思っています。

―打撃のこだわりはありますか
特にはないです。

―プロ入りは意識されていますか
もちろん、上でやりたいなとは思っています。

―今年の法大の印象
昨年からスタメンで出場している選手が多く残っていると思います。すごくチームとしても打つイメージがあって、今年もそんな感じかなとは思います。

―警戒、または注目している選手はおられますか
守っていて嫌な打者が、畔上翔選手です。投手だと玉熊将一投手です。

―今季の目標
チームとしてはリーグ戦優勝と、個人としては首位打者を狙いたいなと思います。

―リーグ戦に向けて意気込みを
昨年の悔しさを今年にぶつけたいなと思っているので、春の1カード目から頑張っていきたいと思います。

―ファンの方に一言
昨年は悔しい結果で終わってしまって、応援してくださるファンの皆さんの期待に応えることができなかったので、今年こそは期待に応えられるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします。

(取材:宮田祐子)

 

寺田陽光 副将

―昨年を振り返って
開幕カードの法大戦で勝ち点を取り波には乗ることができたんですけど、リーグ戦終盤になってチームとして打撃でここ一本というところが出ませんでした。そこが優勝できなかった点だと自分たちは考えて、この冬練習に取り組んできました。

―得た収穫、見えた課題は
昨年は4年生(2014年度卒)たちが引っ張ってくれたことが大きく、先輩たちのようなチームを作れたら自分たちも勝てるチームになるということが昨年を通して得た収穫です。課題としては、先ほども言ったようにあと一本が出なかったことかなと思います。

―ご自身としては、昨秋は7打点と随所で勝負強さがうかがえました
本塁打・打率よりも、打点がチームの勝利に直結すると思っているので、チャンスの場面はむしろ自分に全部回ってきてほしいですし、試合に出させてもらった頃から「自分が(ランナーを)全部返すぞ」とずっと考えています。それが秋は形に出たので、良かったです。

―オフ期間に取り組んだこと
自分は打撃でしかチームに貢献できないので、秋のリーグ戦のビデオを見て何が足りなかったのかとか、相手にどう攻められているかとかを観察したりして、自分の弱いところを克服したりしました。

―開幕が迫ってきていますが、現在のご自身の調子はいかがですか
まだまだ絶好調というわけではないですけど、上がってきていると思います。

―寺田選手から見て、立大の打撃陣の雰囲気は
例年ならキャンプが終わると調子が落ちるんですけど、むしろ今は上がってきているので結構頼もしいというか、どこからでも取れそうな雰囲気はあります。

―上り調子の要因は
監督が強い打球を打てということをチームで徹底しているので、試合になってもそれが実践できています。どのような投手がきても強い打球を打つということをみんなが掲げているので、それが良い方向にいっていると思います。

―法大の印象は
初戦は玉熊投手だと自分たちは考えているんですけど、どう崩すかということと、打線で言ったら畔上選手などは一筋縄では行かないなと思っています。

―今年はご自身にとってラストイヤーとなります
昨年の秋はあと1勝というところまできているので、先輩が成し遂げられなかった分まで自分たちがやるつもりで、本気で優勝を狙いにいきます。

―個人的にはどのような1年にしたいですか
やっぱり打点王ということを春秋掲げてやっていきます。

―最後に、チームの目標と個人の目標を
チームの目標は春秋連覇で、個人としては打点王を目標にして頑張ります。

(取材:菅野響子)

 

澤田圭佑 投手

―昨年を振り返って
春は自分の状態は全然悪くなかったんですけど、チームはあまり勝てませんでした。秋は自分の状態は良くなかったんですけど、たくさん助けてもらい勝たせてもらったので、チームとしては力のついた1年ではあったと思います。でも秋に最後勝ちきれていないので、チームとしてはあまり良い1年では無かったかなと思います。

―見つかった課題など
春は結構腕も触れて良かったんですけど、秋に球威が落ちました。スピードがあまり出なかったので、真っすぐの質というか精度が少し落ちてきて、少し苦しい投球になった部分もあったので、そこは課題です。

―オフに重点的に取り組んだこと
スピードを出すために下半身を重点的にトレーニングしたんですけど、上半身のトレーニングも取り入れました。あまり上半身のトレーニングはする方じゃないんですけど、そこも少し取り入れたのが今年の冬の違いです。

―上半身のトレーニングを取り入れた結果は
ちょっとは秋と投げるときの感覚は違いますけど、疲れが出る場所は基本的には一緒です。まだ結果が出ていないので良いか悪いかは分からないですけど、自分の中では悪くないかなと思います。

―3年生となり、大学野球生活も折り返しですが、この2年を振り返って
結構苦しい試合が多かったということは自分にも良い経験になったと思います。自分が力をつけないと試合では勝てないし、誰かに助けてもらうような選手ではまだまだ駄目だと思うので、これからは自分の力でチームを勝たせられるようにという課題がこの2年間で浮かんできましたね。

―上級生となったことで変化したことはありますか
上級生になったからというのもありますけど、ずっと投げさせてもらっているので、いろいろ背負っていかないといけないものもあると思います。ひとつ上の学年の先輩はたくさんいますけど、自分は1番いろんな試合、いろんな場面を経験していると思うので、そのような面でもチームを引っ張る立場ではあるかなと思います。

―現在、現役最多の14勝をマークしていますが
勝ちにこだわってやってきた2年間だと思いますし、立大は他の大学から見たらあまり強くはないと思うんですけど、いろんな人の力を借りながらですけどそこで多く勝てているので、この2年間での14勝は自分の中でも1番自信を持てる結果かなと思います。

―今年も大黒柱としての働きを期待されますが、プレッシャーは
大丈夫です。

―開幕を控え、現在の調子は
普通くらいですね。

―法大の印象は
能力の高い打者がたくさんそろっていると思います。1番から8番までいろんな経験をしている打者も多いし、もともと能力が高いと思うので、自分としては投げやすいチームではないという印象があります。


―警戒しているバッターは
とくにはいないですけど、畔上さんに打たれたら法政は勢いづくと思います。だから、打たれてもその後を抑えればいいんですけど、畔上さんには打たれたくないなというのはあります。

―今季のチームの目標を
優勝です。

―個人の目標
数字を求められる立場なので、点を取られないというのもあると思うんですけど、勝てば良いと思うので、ひとつでも多く勝てるように頑張ります。

(取材:菅野響子)

 

立大予想オーダー

 

打順  位置  選手(学年=出身校)    率  本  点 
  1  (6) 大城(4=興南) .346   1  1
  2  (7) 二角(3=広島新庄)     -  -  -
  3  (8) 佐藤拓(3=浦和学院)  .238   0 10
  4  (3) 寺田(4=神戸国際大附)  .262   1   7 
  5  (9) 田中和(3=西南学院)  .302  2   3
  6  (4) 酒井田(4=県岐阜商)  .195   0   2 
  7  (5) 峯本(1=大阪桐蔭)     -  -  -
  8   (2)  鈴木(4=日大三)  .098   0  3
  9   (1)  澤田圭(3=大阪桐蔭)  .000   0  0
           

 

 

立大 主な投手陣

 

選手(学年=出身校)  試  勝     回  振    防
澤田圭(3=大阪桐蔭)   8  5  2    65   28  1.11 
齋藤俊(4=成田)   -  -  -     -   -    -
小林昌(4=佐久長聖)   6   0   0  10 1/3   10  0.87 
八巻(4=横浜市立南)  -  -  -     -   -    -
田村(3=報徳学園)  2  0  0  4 1/3   3 0.00
黒萩(3=遊学館)  -  -  -     -   -    -
藤田(2=県岐阜商)  5  3  1 17 1/3   9 5.71
             

 

(※記録はいずれも昨秋の成績です)

フォトギャラリー

  • suzuki”ベストナイン” 鈴木貴弘
  • ohshiro”首位打者” 大城滉二
  • terada”打点王” 寺田陽光
  • sawada”最多勝” 澤田圭佑
  • ohshiro2打のキーマン・大城
  • sawada2投のキーマン・澤田圭
 

 

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