硬式野球

【硬式野球】「秋季リーグ開幕直前特集~奪還」第1回 青木久典監督

2015年9月8日(火)
法政大学野球部寮

春季リーグ戦を2位で終えた法大。創部100周年の秋、狙うは王座奪還のみだ。秋季リーグ戦開幕を目前に控えた監督、選手たちに今季の決意を伺った。第1回は青木久典監督。就任2季目にして悲願の優勝を目指す指揮官に、現在のチーム状況や今季の意気込みを語っていただいた。

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青木久典監督

質・量極めた夏季キャンプ

―開幕も目前に迫っていますが、現在のお気持ちは
気持ちは高まってきていますね。モチベーションも上がってきていますし「やってやるぞ」という気持ちでいます。

―8月5~17日に実施された夏季北海道キャンプではどのようなテーマをお持ちになられていましたか
(普段の練習拠点である)武蔵小杉はだいぶ気温も高いですし、環境としてはなかなか厳しいものがあります。そういうところで北海道では投手であれば投げ込み、走り込み。野手であれば打ち込み、守り込み、走り込み。それらの質・量を高めることを一つのテーマとしてやってきました。

―キャンプでアピールしていた選手は
全員よくやってくれたと思います。その中でも意欲的にやってくれたなと思うのは、投手でいえば玉熊(将一=法3)、熊谷(拓也=キャ2)かな。野手であれば二遊間の佐藤(竜一郎=法4)、若林(晃弘=営4)。あとは水谷(友生也=営2)、4番候補の金子(凌也=キャ3)あたりは精力的にやってくれていたなと思います。

―北海道キャンプの出来栄えに点数をつけるとすれば
70~80点はあげてもいいのかな。天候にも恵まれて、大きなけが人も出なかったですしね。ただ、そのあとのオープン戦で疲れがありながらも勝てなかったところがあったので、足りない20~30点はその部分ですね。

―反面ここ数日は天候に恵まれない日もありますが
試合は順調にやってきていますし、グラウンドが人工芝なので雨が止めば練習もできますから。順調にきていると思います。

 

 上昇気運の強力打線

―チームの仕上がりはいかがでしょうか
かなり良くなってきていると思います。ここ何試合かでかなりチームがまとまってきていますし、戦う集団になってきたなと思います。

―開幕戦の9人は固まりつつありますか
ある程度固まっています。

―オープン戦では様々な打順を試しているように見えます
試させてもらってはいます。秋のリーグ戦を戦っていく上で自分の中での材料が欲しいので、いろいろな並びを組ませてもらっていますね。ただ、ほぼ決まりつつはあるんじゃないかな。

―畔上翔(キャ4)選手を1番に起用する試合もありました
状態が上向いてきていたので、打撃の感覚を忘れてほしくないなと。打席数を多くすることが狙いではありました。まっさらな状態で打席に入ることも気分転換になりますしね。彼が1番にいることによってチームに与えるものも大きいと思いますし、いろいろなことを含めて試してみたというところです。

―その中でも4番は金子凌選手が不動で務めています
春は畔上を4番に置いていたんですが、自分の中で当初から考えていたのは「4番・金子凌」だったので。彼が(春季オープン戦の際に)けがをしてしまったこともあって実現はしませんでしたが、秋は万全の状態なので彼を4番に据えています。

―金子凌選手を4番に据える意図は
選球眼も良いですし、勝負強さ、逆方向にも打てるといった部分が4番打者の資質に近いんじゃないかなと思います。

―大西千洋(営1)、向山基生(営1)選手といったルーキーたちがまた台頭してきましたね
1年生のフレッシュな勢いはチームに活力を与えてくれます。大西は足という武器がありますし、向山は右の長打者で勝負強さもあります。リーグ戦で選手たちがずっと良い調子を維持するのは難しいですし、彼らの力も必要になってくると思います。緊張感を持たせながらオープン戦でも起用しています。

 

 進化続ける投手陣

―投手陣の状態はいかがでしょうか
春はとにかく投手のことを常々言ってましたが、絶対的なエース不在の中で2位という結果でした。秋に向けても課題は投手だと思います。春のリーグ戦が終わってからここまでの期間では、それなりに厳しく練習をさせてきました。自覚も出てきましたし、だいぶ良くなってきていると思います。試合を作れるようになってきていると思います。

―熊谷投手が2年生ながら投手陣をけん引する存在になっていますね
春のリーグ戦の時からはだいぶ自覚も出てきていますね。(春季リーグ戦では)途中で厳しく言って外されたりということもありましたが(※対東大1回戦、敗戦を喫した試合でベンチ外)、「エースとして頑張るんだ」という意気込みで日々練習に取り組んでくれましたし、球も力強くなっています。楽しみだなと思います。

―春季リーグ戦では主に中継ぎを務めた玉熊投手ですが、先発復帰のシーズンになると予想されます
彼にとって、春は悔しさの残るシーズンだったと思うんですよ。2年生の時はそれなりに先発で使ってもらっていたのに、3年の春は先発で使ってもらえなくて。悔しい思いが伝わりますし、練習からもそういう思いが出ています。十分期待していますし、やっていけると思います。

―春の開幕投手であり先発を担ってきた森田駿哉(営1)投手ですが、調整の遅れが心配されます
体力的にも精神的にも高校野球とは違うものがありますからね。しかし彼の力は絶対に必要ですから期待はもちろんしていますし、状態も上がってきてくれると思います。

―リーグ戦途中からの登板も
決して故障があるわけではないですし、状態も上がってきてブルペンにも入っています。これから順調に上げていってくれれば、リーグ戦の大事な時期には間に合うと思います。

 

 喜び・感動を

―投打のキーマンを挙げるとすれば
投は熊谷ですね。打は…やっぱり金子じゃないかな。

―開幕戦は第2週の東大戦となります
オープン戦も残り数試合ありますしまだまだ調整できるので、プラスに捉えています。

―開幕に向けて選手たちに求めたいことは
状態はだいぶ上がってきていますから、あとはチームの士気を高めることだけじゃないでしょうか。

―最後に秋季リーグ戦へ向けての意気込みをお願いします
春は残念ながら2位という結果ではありましたが、秋は創部100周年という輝かしい年を締めくくるためにも絶対に優勝します。法大野球部を応援していただいたファンの皆さま、OB・OGの方々がたくさんいらっしゃいますので、皆さまと喜び・感動を分かち合いたいなと思っています。ぜひ期待していただきたいですし、たくさんの方々に神宮に足を運んでいただければありがたいなと思います。

(取材:遠藤礼也)

 

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プロフィール

青木久典(あおき・ひさのり)
1973年2月16日生まれ
三重県出身・三重高―法大―たくぎん―ホンダ鈴鹿―サンワード貿易―富士大(コーチ・助監督)―法大(助監督・監督)
14年1月より法大野球部の助監督に。15年1月から監督に就任。

 

フォトギャラリー

  • aoki”優勝” 青木久典監督
  • aoki2今季もチームの先頭に立つ
 

 

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