硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦 第2週 対立大2回戦 光る4年生の活躍!玉熊の好投に打線も応え今季初勝利!

東京六大学野球春季リーグ戦
2016年4月18日(月)
神宮球場

先発した玉熊将一(法4)はノーゲームとなった昨日を含め3連投となるが、それをものともしない好投で立大打線を封じる。すると打線も応え、10安打5得点で効率よく得点を奪い快勝。投打の歯車ががっちりかみ合い、今季初勝利を手にした。

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完投勝利を挙げた玉熊

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
立 大 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 5 2
法 大 1 0 0 0 3 0 1 0 × 5 10 0

(立大)田村、田中誠、藤田、黒萩ー高田
(法大)玉熊ー森川
 

 

打撃成績

打順位置選手打率12345678
1 (8) 大西千   4   3   0  .353 左前安  中飛     投安   二内安   
2 (9) 小林 3 1 0 .500 一犠打   二ゴロ    中前安   三飛  
3 (4) 川口 4 1 1 .188 二ゴロ   二ゴロ   右前安①   二ゴロ  
4 (3) 柴田 4 2 2 .286 左中間二①   中飛   一邪飛   右中間二①  
5 (5) 金子凌 4 1 2 .400 一ゴロ     中飛  左中間二②   右飛  
6 (6) 水谷 4 0 0 .133   二ゴロ    遊ゴロ 三飛     三失 
7 (2) 森川 3 0 0 .455   三ゴロ   四球   遊ゴロ    左飛
8 (7) 清水二 4 1 0 .375   中前安   二飛   遊ゴロ   三ゴロ
9 (1) 玉熊 3 1 0 .250   左前安     空三振  遊ゴロ    
    33  10   5  .260                

 

投手成績

  球数 打者 防御率
玉熊   9   112   33   5   7   2   1  3.60
9  112   33   5   7   2   1  5.77

 

ベンチ入りメンバー

10 森川 (営4=桐蔭学園) 27 中村浩 (営2=多良木)  1 大西千 (営2=阪南大) 
12 三浦 (法4=三重) 2 川口 (人2=横浜) 7 米田 (営4=智弁学園)
13 新井悠 (営1=折尾愛真) 4 柴田 (文4=東邦) 8 清水二 (法3=中京大中京)
14 内沢 (キャ1=八戸工大一) 5 水谷 (営3=大阪桐蔭) 28 中川 (経4=法政二)
16  玉熊 (法4=北海) 6 大崎 (法3=智弁学園) 31 手崎 (人4=至学館)
17  熊谷 (キャ2=平塚学園) 9 金子凌 (キャ4=日大三) 37 中山 (人2=履正社)
18 上條 (キャ2=市立川越) 23 原田 (法2=春日部共栄) 38 舩曳 (キャ1=天理)
19 長谷川 (経3=聖望学園) 24 小林 (法2=中京大中京)    
22  駒場 (文3=鹿沼) 25 福田光 (人1=大阪桐蔭)    

 

リーグ戦結果(04/18現在)

 早大慶大明大立大法大東大試合勝点勝率
――         ○○  2   2   0   1  1.000 
  ――      ○○   2 2 0 1 1.000
    ――      ○●  2 1 1 0 .500
      ―― ○●    2 1 1 0 .500
  ●●    ●○  ――   4 1 3 0 .250
 ●●   ●○      ―― 4 3 0 .250
 

戦評

  異例の雨天ノーゲームから一夜明け、迎えた立大2回戦。昨日までの悪い流れを一新し、今日こそ勝利をつかみたい。法大の先発投手は玉熊。連投の疲れも気になるところだが、初勝利のためには4年生右腕の活躍が不可欠だ。

  試合は第1戦目同様に、法大の先制で動き出す。先頭の1番大西千洋(営2)が立大先発・田村伊知郎の2球目をはじき返し出塁すると、2死二塁から4番柴田圭輝(文4)の左中間適時二塁打でまずは1点を奪取した。一方の玉熊も連投をものともしない投球で、立大打線から三振の山を築き上げる。3番佐藤竜彦にはフォーク、4番笠松悠哉にはカーブ、1番佐藤拓也にはスライダーと、多彩な変化球を織り交ぜながら強打者たちを手玉に取った。力投する玉熊を援護したい打線は5回。1死から1番大西千が内野安打で出塁すると、続く2番小林満平(法2)、3番川口凌(人2)が田村の直球を捉え、2年生の3連打で1点を追加する。なおも2死一、三塁の場面で、打席には1戦目で猛打賞の金子凌也(キャ4)。「何がなんでも走者を返す」。失投ともいえる高めの変化球を捉えると、左中間を切り裂く2点適時打となり、この回一挙3点を奪い取った。

  7回、球が浮き始めた玉熊は1死後、佐藤竜に三塁打を浴びると、続く笠松に適時打を浴びて1点を献上してしまう。しかし、「もう1回低めを意識」と自身の投球を修正した。1死一、二塁とされるが、後続を断ちこの試合最大のピンチを持ち前の経験で切り抜けた。するとその裏、2死一塁から4番柴田がこの日2本目となる右中間への適時二塁打を放ち、すぐさま点差を4点に。直前に立大の好守で追加点を阻まれていたが、相手に傾きかけた流れを断ち切る一打だった。そのまま最後まで立大に流れを渡さず、長く遠のいていた今季初勝利を手に入れた。

  投打で立大を圧倒した今試合。念願の勝利を手に入れて、次はいよいよ勝ち点奪取だ。チームの雰囲気も良く、4年生を中心にチームとしてまとまりができているのは間違いない。今日の勝利を起点に変えて、優勝までノンストップで進みたい。(原口大輝)

クローズアップ

玉熊将一 (勝利手繰り寄せる好投で今季初勝利)

  「何かを変えないといけない」。玉熊は、立大1回戦の試合後にこう漏らしていた。ここ3戦で24失点と打ち込まれていた投手陣。重ねてきた努力が、つけてきたはずの自信が、肝心の結果に結びつかない。

  今日、玉熊がその「何か」を変えてみせた。ボールが低めに決まり、凡打を稼ぐ。「三振を取るタイプではない」としながらも、6回まで毎回三振を奪う好投。流れを相手に渡すことなく、5安打1失点で完投した。

  春先はオープン戦に出場してもすべてがリリーフ登板。先発した試合はなかった。調子が上がらず苦しい時期もあったが、「練習して良くなろう」と切り替えて励んできた。その成果が、やっと結びついた。

  バッテリーを組んだ森川の存在も大きい。「寮では部屋に行って相談したり」するほど距離も近く、それだけ野球に真剣な両選手。衝突したこともあったというが、森川は「ピンチのときには、あいつが一番頼りになる」と、厚い信頼を置いている。

  熱戦を終えた両選手は試合後、静かにキャッチボール。終えると、グラブとミットと軽く合わせて「良かったね」と笑顔。チームの勝利をともに喜んだ。 (伊藤華子)

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監督・選手コメント

 青木久典 監督

—投打がかみ合い、まずは今季初勝利です
先発の玉熊が試合をしっかり作ってくれたことが、先取点にもつながりました。彼を褒めてあげたいというか、よくやってくれたと思います。

—今日の玉熊投手の投球について
投げれば投げるほど力が抜けていい結果を出す選手なので、よく投げてくれたと思います。

—最後まで玉熊投手に託しました
本当は早めに継投しようと考えていたんですけど、試合の流れがありますから。そのまま行ったほうがいいのかなと思って続投させました。

—森川選手は玉熊投手に声を懸ける姿が目立ちました
同じ4年生で仲がいいですから、いろんな意味でお互いの心中を察するというか、気持ちが分かりあっているんだと思いますね。

—今日は10安打5得点と打線もつながりました
打つほうはオープン戦の時からそんなに心配はしていませんでした。打者も柴田、金子凌など4年生がしっかりやってくれたと思います。

—柴田選手は7回に追加点となる二塁打を放ちました
あれは大きかったですね。彼の右中間への二塁打はチームにもう一つ力を与えましたね。玉熊にも勇気を与えたと思います。すごいエネルギーになったんじゃないですかね。

—明日は勝ち点を懸けての戦いとなります
総力戦で勝ちに行きます。

 金子凌也 内野手

—今季初勝利ですが試合を振り返って
玉熊がしっかり投げてくれたので野手も守りやすかったですし、リズムも良かったので攻撃の方につながったと思います。

—昨日の試合はノーゲームとなりましたが
負けていた状況でしたし1戦目も負けていたので、雨によってこっち(法大)にすごくプラスになったと思います。ミーティングでも「この雨は全部ポジティブに捉えて、明日いい方向で入れるように」という話がありました。昨日の雨は僕らにとって恵みの雨だったと思います。

—負けられない試合でしたが試合前の心境は
勝つしかないので、何がなんでも勝つことだけを考えて試合に臨みました。

—3打席目は適時打となりましたが
2打席目に低めの変化球を2球振ってしまって、柴田も前の打席に同じ球を振ってしまっていて、2人で3打席目に入る前に「変化球は上げていこう」という話をしました。その高めの変化球を打てたのが安打につながったと思います。

—好機の場面で心がけることは
何がなんでも(走者を)返すという気持ちだけです。

—明日への意気込み
明日勝って絶対に勝ち点を取ります。

 柴田圭輝 内野手

—まずは今季初勝利です
長かったです。本当に。

—試合を振り返って
何とか打つぞという気持ちで打席に入りました。

—打撃の状態はいかがですか
正直なところあんまりです。これからは上がっていく一方です。

—状態を崩したのはいつ頃ですか
開幕戦で加藤と対戦した時ですね。ちょっと打ち急ぎがちになってしまいました。

—自主練習はどのようなことをされているのですか
いい時のビデオを見たり、監督と一緒に緩いボールを引きつけて打ったりとかですね。監督との練習は3箱分くらいやる時もあります。

—4番というのは自分の中ではいかがですか
たまにやることはありましたが、ずっと4番というのは初めてです。でも後ろの金子の調子がいいおかげで気楽にできてます。自分はホームランボコボコ打つタイプではないので、5番、6番の方が向いてるかなとも思います。4番として走者がいる時、試合を決める時に絶対打つとは思いながらプレーしています。

—そういった意味では今日は金子選手に打点を持っていかれてしまいました
そうなんですよ。チームとしては良かったんですけど。5回は試合の流れが変わるところだったので、あそこで打ちたかったですね。

—昨日のノーゲームを森川選手は「恵みの雨」と例えていましたが
本当にその通りです。

—このカードでは4年生の活躍が目立ちます
4年生がチームを引っ張る姿を見せていけば、成績はついてくると思うので、そこを再確認できました。

—次戦への意気込み
連勝というより、まずは一戦一戦を死に物狂いで戦います。

 玉熊将一 投手

―今季初勝利となりました  
チームが1勝できたので、そこは良かったですね。

―試合後、森川捕手とはキャッチボールをしたあとに言葉を交わしていました  
お互いに「良かったね」と声を懸けました。

―今日の先発はいつ言われていたのですか
昨日の時点で言われていました。

―昨日の登板の疲れは
少しはありましたけど、体を動かしたらそんなに疲れを感じませんでした。

―昨日のノーゲームをどのようにとらえていましたか
4対2で負けていたので、プラスに考えて「良かったな」と。また次と考えました。

―昨日、雨がやんだあとは何をして過ごしましたか
各自練習だったので。少し走るくらいですね。

—完投を意識したのは  
それは考えずに。もう「1イニング1イニング」という感じでした。

—今日は球が低めに集まっていたように思います
低めに決まって、打ち取るとこができたので。(良かった点は)そこですね。

—打たれた5本のうち、3本が7回表でした  
球が高かったのを連打されました。監督もマウンドに来て「もう1回低めに意識しよう」と。

—オープン戦では先発をする機会はありませでしたが
先発をやりたいという気持ちはありますけど、言われたところでしっかり投げようと思っていました。

—順調とは言えない時期もありました
練習するしかないと思っていたので。練習して良くなろうというふうに切り替えてやっていました。

—次戦の意気込みをお願いします  
いつ投げても良いようにしっかり準備して、また0を並べたいと思います。

 川口凌 内野手

—今日の試合を振り返って
最近毎試合先制点を取れていて、その後のもう1点を取るのを目標にやってたので、次の追加点を(自分が)打てて取れて良かったです。

—初勝利ですが率直な感想は  
めっちゃうれしいです。

—昨日の試合はノーゲームでしたが  
チームも負けていたので、恵みの雨だと思って切り替えました。

—3打席目は適時打となりましたが
先制点からもう1点の好機の場面だったので、ノースリーだったんですけど積極的にいこうと思って振っていきました。

—打順の1番から3番が2年生で組まれていますが
出てる2年生も多いので先輩のプレーを見て、自分たちが勢いづけられたらいいなと思ってます。

—明日への意気込み
絶対勝って勝ち点を取りたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • tamakumagattupo完投勝利を挙げた玉熊
  • tamakuma5安打1失点と力投した
  • moritama4年生バッテリーが勝利を手繰り寄せた
  • oonishiリードオフマンの大西千は猛打賞の活躍
  • kawagutiリードを広げる適時打を放った川口
  • kaneko2打点と勝負強さが目立つ金子凌
  • kanekogattupo塁上でガッツポーズ
  • shibata柴田はダメ押しの二塁打で試合を決めた
 

 

 

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