硬式野球

【硬式野球】秋季リーグ開幕直前特集 第14回 ~無限の可能性を秘めた1年野手編~


2017年9月6日(木)
法政大学野球部合宿所

最後に法大がリーグ戦を制したのは12年の秋。現在のチームにその歓喜を知る選手はいない。3位に終わった春の悔しさを胸に過ごした3か月。リーグ戦開幕を直前に控え、士気を高める彼らの現在の心境を伺った。第14回は佐藤勇基、中村迅、羽根龍二、村田雄大の4人。将来法大を背負って立つ若き逸材達に今季の意気込みを語っていただいた。

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ルーキーながら抜群の守備力を誇る佐藤勇

選手インタビュー

 佐藤勇基 内野手

ー昨季を振り返っていかがでしたか
守備は普通にやっていけましたけど、バッティングで大学生の球についていけなかったので、春は納得のいかないシーズンでしたね。なので夏はバッティング練習を特に重点的に行いました。

ー大学野球の印象は入学当初と比べ変わりましたか
最初はレベルが全然違うなと思っていたんですけど、今は慣れてきたのもあってやっていけるかなと思っているところですね。

ーオープン戦の手応えはいかがですか
1回オープン戦でホームランを打ちましたけど、そこからバッティングの自信がついて、ちょっと打てるようになってきたので、秋は試合に出れるかどうかは分からないですけど、ベンチにはどこかしらで入れるのかなと思えるようになりましたね。

ー自分の持ち味は
堅実な守備と肩の強さですね。

ー自分はどういったタイプですか
盛り上げるタイプではないですね。淡々とこなしていくタイプだと思います。

ー尊敬する先輩はいますか
向山(基生,営3)さんと満平(小林,法3)さんですね。満平さんは中京の先輩でもあるしリーグ戦でも活躍されているので。向山さんは大学に入ってからバッティングのことを聞いたりだとかで色々相談にも乗ってくれて、良くしてもらいましたね。

ー母校、中京大中京の先輩方について
寛士(伊藤,文2)さんは同級生ではないですけど、友達みたいな感じです(笑)。満平さんは、高校の時怖かったですけど今は怖くもなく、尊敬している先輩でもあるし接しやすい先輩という感じで、雄二(清水,法4)さんはいい意味で気を遣わなくていい先輩ですね。

ー元プロ野球選手でもあるお父様(秀樹氏,元中日など)から大学野球へのアドバイスはありましたか
最初は結果は出なくて焦っていたんですけど、「1年だから結果は出ないこともあるし、今は経験でいいんじゃないか」と焦らせないようなアドバイスを頂きました。

ー両親の観戦はありましたか
親父はプロ野球の仕事でこっちに来ている時に観に来たりはしてくれます。母はあまり来ないですかね。

ー六大学野球に対するイメージは
東京六大学は大学の中でも1番レベルの高いリーグだと思っていますし、他の大学では1年生が出ていたりするので、そういった人たちに負けないようにっていう思いはありますね。早川(隆久,早大)とか入江(大生,明大)は日本代表でも一緒だったので、あいつらには負けないように頑張りたいなという気持ちですね。

ー代表時代に学んだことは大きかったですか
代表時代は藤平(尚真,現東北楽天)とかはストレッチなどのケアに力を注いでいたりとか、食事もフルーツ多めに摂ったりしていたので、そういったところは学べましたね。

ー自分にとっての「野球」とは
野球がなかったら出会えなかった人もいるし、まずこの大学には入れなかったかもしれませんし、人生の中で1番色んな意味で役に立ったというか、野球を通じて仲良くなった友達もいるし、野球を通じて学んだこともあるので、人生の中の大切なものです。

ー昨季の法大の戦いぶりを見ていて感じたことは
普段出来ているようなプレーが出来なかったりだとか、逆に普段以上の力が出ている人がいたりしたので、そういったところは甲子園じゃないですけど、自分の力以上を出してくれる場所でもあれば、力を出させてくれないような場所でもあるのかなと思いましたね。

ーリーグ戦がもうすぐ開幕する訳ですが、どうやってチームに貢献していきたいか
もしベンチに入ることができたら、与えられた場所で活躍したいですし、もし入れなくてもスタンドで応援をすることになると思うので、それはそれで応援を頑張ろうかなと思います。

ー試合に出れたとすると、自分の見せ場はどういったところですか
守備で出たら難しいプレーを普通にやるということで、もし打席があたったら追い込まれてからも簡単に三振をしないような、粘り強いバッティングをしたいです。

ーチーム、個人の目標は
チームとしては、4年生が最後になってしまうのでいい形で終わればいいなと思います。個人としては、ベンチに入ってリーグ戦に出て、初ヒット、初打点などいいものが出ればいいかなと思います。

ーファンの方々へ向けてメッセージお願いします
もし自分が出たら、観客を沸かせるようなプレーをしたいです!

(取材:山口有沙)

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佐藤勇基(さとう・ゆうき)
法学部1年 1998年5月9日生まれ
愛知県出身・中京大中京
177cm77kg 右投右打
肩の強さを持ち味とし、守備を得意とする遊撃手。U18日本代表ではベストナインも受賞。難度の高い守備のほか、粘り強いバッティングで見せ場を作る。

中村迅 内野手

ー昨季のフレッシュリーグを振り返って
初めての神宮での試合だったので、少し緊張はしましたけど、思い切ってやれました。

ーオープン戦を振り返って
出場のチャンスを与えてくれたので、自分の持ち味であるバッティングでアピールをし、結果を出そうと思ってやりました。

ー内野手争いが熾烈ですが
自分が憧れてるというか、尊敬している選手は大崎(拓也,法4)さんなので、大崎さんを目標にして、大崎さんを越すことができるように頑張っています。

ー1年生の中で意識している選手は
同じ守備位置を守っている佐藤勇基には負けないように頑張りたいと思っています。

ー佐藤勇選手とは仲は良いですか
仲は良いですね。同じポジションなので常に喋っています。

ーフレッシュリーグではホームランを打ちましたが長打に対して意識はありますか
自分は体が大きく、また、足も遅いので単打を打つというよりは、長打を打てたら良いなとは思います。

ー昨季ではベンチ入りをしましたが、今季でもし出場したらどんなことを意識したいですか
出るチャンスは少ないと思うので、もし出場できたらしっかり自分の持ち味を出してアピールして結果を残していきたいです。

ーオープン戦では先輩とともにプレーしていますがコミュニケーションはとっていますか
先輩からは、まだ1年なので思い切ってやれというふうに声をかけてもらっているので、のびのびと野球をすることができています。

ー常総学院の先輩で宇草(孔基,営2)選手がいますが、話はしますか
高校の時から仲が良いので、寮の中で話はしますし、たまに自主練習も一緒にしています。

ー他の大学でこのピッチャーと対戦したいという選手はいますか
六大学ではないんですけど、常総学院の同期である立正大に行った倉田(希)投手とは勝負してみたいとは思います。

ー最終的にチームにとってどんな存在になりたいですか
チームを引っ張れるような選手になりたいです。

ー最後にリーグ戦への意気込みをお願いします
出るチャンスは少ないと思いますが、出たらしっかり結果にこだわって頑張っていきたいです。

(取材:山﨑有馬)

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中村 迅(なかむら・じん)
経営学部1年 1999年1月28日生まれ
茨城県出身・常総学院
183cm83kg 右投げ左打ち
攻守において高い技術を持つ1年生内野手。フレッシュリーグでは本塁打を放ち、長打力もその魅力の1つ。将来の攻守の要として期待される1年生は今季で存在感を示せるか。

羽根龍二 内野手

ー入部して半年経ちましたが、寮生活は慣れましたか
中、高と通いだったので初めての寮生活で、最初は慣れないベットだったり、疲れが取れなかったりで大変でした。でも半年経って朝起きるのが辛くなくなって本当に楽しく生活しています。

ー昨季を振り返って
自分は主にフレッシュリーグの出場が多かったのですが、4番として結果を残せたということは本当に大きい収穫でした。

ーオープン戦でもスタメンや代打で出場されていますが、今の調子は
春リーグ終わってから2週間のオフがあったのですが、空けてからの夏休みのオープン戦が20打席くらいノーヒットで打てない日が続きました。そのあと、何十打席ぶりにヒットを打って、段々打てるようになって調子が戻ってきたかなという感じですね。

ーバッティングの調子を戻すのに、何かされたことは
バッティングは高校時代からの自分の悪い部分が出てしまって、それを監督に指摘されました。そこから春に打っていたような打ち方に戻すのではなくて、また新しい打ち方にどんどん変えていきました。

ーどんなふうに変えましたか
前まではバットを立てていたのですが、バットを寝かしつつ、癖としてトップの位置が後ろに巻き込んでしまうので前側に置くという意識を持つようにしました。

ー守備に不安があるとおっしゃっていましたが
改善しようと夏休み中も練習していました。いつもサードだったのですが、ファーストに入ることもあってファーストのときにミスが続いてしまったので、まだ不安は取りきれないですね。

ー夏に強化したことは
実戦が多かったのですが、実戦だとバッティングが崩れることが多かったので試合後にバッティング練習をしています。よく舩曳(海,キャ2)さんと一緒にやっています。

ー舩曳選手からはどんなアドバイスをいただきましたか
体重移動が前にいき過ぎたり、軸で回転できてないと言われたのでそこを意識すると、いい打球が飛ぶので本当にその通りだなと思いました。

ー夏休みのオフは何をしましたか
あまり遠くは行ってないのですが、1日は実家に帰って家でゆっくり過ごしました。あとは千葉に反射するとハートになるっていう洞窟があって、そこにレンタカーを借りて行きました。

ー今季に向けては
 最近バッティングの調子がずっと悪くて、だんだん上がってきた感じだったので、秋までのオープン戦は残り少ないですけど、紅白戦とかで積み重ねていきたいです。リーグ戦に出場できるかは全然分からないのですが、まずは新人戦で春のように結果を残して、リーグ戦の終盤からベンチに入って試合ができるように、チャンスを掴めるように頑張りたいです。

ーライバルは
最近バッティングの調子がいい、永廣(知紀,営1)や立花(海都,文1)ですね。

ーラストシーズンになる4年生に対しては
特に4年生の中では、同室でもある町田(大輔,社4)さんに頑張ってもらいたいというのはあります。町田さんは夜10時頃になっても1人でバットを握って外で素振りしていたり、グローブ磨いたりという努力の姿を見ているので。あとジャイアンツが好きで、よく野球を見ていたりするので頑張ってもらいたいです。

ーファンへのメッセージをお願いします
まだ自分は1年ということでもっと新人、フレッシュらしく、自分の一番のアピールポイントである声を出して存在感を出せるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

(取材:大平佳奈)

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羽根龍ニ(はね・りゅうじ)
社会学部1年 1998年4月10日生まれ
東京都出身・日大鶴ヶ丘
185cm86kg 右投右打
昨季フレッシュリーグでアピールに成功。4番として打率5割をマークし、リーグ戦のベンチ入りを果たした。今後の成長に目が離せない期待の新人。

 村田雄大 外野手

ー夏のオープン戦を振り返って
夏に入って少し調子が落ちてしまったので今それを打開していくべきだなと思っていますね。

ー夏を終えて自信がついてことは
夏前半の方でAチームに入れていただける機会があったのでそこで自分の打撃がが好投手相手にも通じることがわかったのでそこは大きな収穫でしたね。

ーオープン戦ではヒットを放つ場面もありましたが
そうですね…。前半の試合では結構打てましたけど後半少し奮わなかったので自分のスタイルを見つけていかなきゃなって思っていますね。

ー自身のバッティングで意識していることは
長打を打つことも大事ですけどチームが勝つことが1番大事なのでそのために自分が打席で何が出来るかってことをいつも意識していますね。

ー大学に入って変わったことは
大学は投手のレベルがすごく高いので、そのレベルに自分がどのぐらい対応できるかってところが求められているのかなって思っています。

ー目標にしている選手は
やっぱり筒香嘉智選手(現:横浜)ですね。高校の先輩ということもありますし日本を代表する打者でもあるので自分もいずれはそうなっていきたいな、という気持ちはありますね。

ー今後どんなバッティングをしていきたいか
体格にはかなり恵まれていると思うので、長打を放てるというのは自分の長所でもある気がします。なので長打力を求めつつ、しっかり出塁する。その2つを求めていくべだと思っていますね。

ー自身のアピールポイントは
そこまで足も速くなくて守備も上手いわけではないと思っているのでやっぱり自分の持ってる力っていうのは打撃だと思っていますね。

ー自身にとって高校時代はどのような時間だったか
今考えたら伝統ある横浜高校で4番を打たせていただいたことはすごく偉大なことだったと思いますね。なのでそれに見合うような結果を出せるようにもっと努力していきたいです。

ー横浜高校でチームメイトだった石川(達也,キャ1)選手は現在もチームメイトでしたが印象は
高校時代は藤平尚真(現:楽天)と石川の2枚看板で甲子園出場を果たすことができました。投手と野手ということで立場上は少し違うとは思うんですけど一緒に切磋琢磨していきたいと思っていますし、もっと良い投手になるんじゃないかなと期待しています。

ー母校である横浜高校は今年夏甲子園出場を果たしましたが
今年甲子園出場を果たした後輩たちは個々の力で押すようなチームではなくてチームワークといった繋がりみたいなチームだったので自分達のチームカラーとは違ってましたけどそういう団結力はすごいなと思って見ていましたね。

ー今季のチームの雰囲気は
オープン戦では社会人チームをはじめとした強豪チームにも結構勝つことができました。なのでこの勢いでいったら今季優勝も十分考えられるんじゃないかと思いますね。

ーリーグ戦に向けて個人の目標は
個人としては打撃でしっかりと長所を見せるっていうことですかね。それを踏まえてチームの勝利に貢献したいと思っています。

(取材:梅原早紀)

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村田 雄大 (むらた・ゆうだい)
人間環境学部1年 1998年4月30日生まれ
神奈川県出身・横浜
185cm85kg 右投左打
力と技術を兼ね備えた打撃力を持つ外野手。昨夏には名門横浜高校の4番をつとめ、神奈川県大会3本塁打を放つ。長打力は勿論のこと、状況に応じた適応力あるバットコントロールにも注目。

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