硬式野球

【硬式野球】東京六大学秋季フレッシュトーナメント 対早大 延長タイブレークまでもつれる接戦!投手粘投で昨年秋に続く決勝進出を決めた!

東京六大学秋季フレッシュトーナメント対早大戦
2017年11月2日(木)
神宮球場

決勝をかけて行われた今日の早大戦。法大は投手陣を大幅に入れ替えての試合となった。立ち上がりから両校の先発ともに安定した投球を見せ、接戦を繰り広げる。延長は、タイブレーク制度が適用されピンチを背負ったものの、朝山広憲(法2)、高氏祥太(文2)が要所要所をきっちり抑える好投を見せる。相手の失策もありタイブレークを制した法大は、明日の決勝へと駒を進めた。

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粘投した高氏をベンチが笑顔で迎えた

試合結果

トータル試合結果

 1234567891011HE
早 大 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 7 1
法 大 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1x 2 6 1

(早大)野口、藤井寛、●柴田(1敗)-重田
(法大)鈴木昭、柏野、朝山、○高氏(1勝)-宮﨑
[本塁打]富田ソロ(2回-鈴木昭)

 

打撃成績

打順位置選手打率123456789※10※11
1 山根 3 1 0 .333 二飛     三振   右前安   四球      
  H 宮本隆 0 0 0 ---                     捕犠
2 西山 5 0 0 .143 左飛     中飛   併二   右飛     三失
3 安本 4 0 0 .286 遊飛     三ゴロ     三振   三ゴロ    
4 羽根 4 3 0 .556   三振     中前安   二安   中前安    
5 福田 3 0 0 .167   遊ゴロ     投犠   三ゴロ   右飛    
6 村田 2 0 0 .000   二ゴロ     二ゴロ            
  H 小谷 1 0 0 .000             三ゴロ        
  7 片瀬 1 0 0 .000                 遊ゴロ    
7 札葉 3 1 1 .286     四球   左前安①     二ゴロ   三振  
8 宮﨑 4 0 0 .111     中飛    左飛     右飛   二ゴロ  
  R 内藤 0 0 0 ---                      
9 鈴木昭 1 0 0 .000     三邪飛                
  1 柏野 0 0 0 ---                      
  H 飯泉 1 0 0 .500           遊飛          
  1 朝山 1 1 0 1.000               左翼線二安      
  H 伊藤士 1 0 0 .000                   三振  
  1 高氏 0 0 0 ---                      
    34 6 1 .231                      

 (※10回以降、連盟規定によりタイブレーク制を適用し走者一、二塁から開始)

投手成績

  球数 打者 防御率
鈴木昭 5 2/3 104 26 4 3 1 1.59
柏野 0 1/3 5 1 0 0 0 0 0.00
朝山 4 58 16 3 3 1 0 0.00
高氏 1 17 4 0 2 1 0 0.00
11 184 47 7 10 5 1 2.70

 

ベンチ入りメンバー

11 柏野(営1=広陵) 1 福田(人2=大阪桐蔭) 35 宮本隆(人1=健大高崎)
12 高氏(文2=立命館慶祥) 2 安本(営2=静岡) 36 羽根(社1=日大鶴ヶ丘)
14 朝山(法2=作新学院)  3 飯泉(営2=法政二) 8 札葉(経2=川越東)
15 落合(法1=常葉菊川) 4 高津(経2=法政二) 9 山根(文2=法政二)
19 中野(人2=白樺学園) 5 清水俊(文2=佼成学園) 29 内藤(文2=法政二)
21 鈴木昭(キャ1=常総学院) 6 西山(法2=市立和歌山) 33 片瀬(人1=法政二)
20 宮﨑(法2=宇部商) 7 髙橋(経2=山形南) 37 村田(人1=横浜)
22 古山(社2=法政二) 23 小谷(文1=倉敷商)    
32 伊藤士(文2=中京大中京) 26 佐藤勇(法1=中京大中京)    

 

戦評

チームとして多くの課題が残った東大戦から一夜明け、爽やかな秋晴れの中行われた早大戦は大混戦だった。

先発はリーグ戦登板経験のある鈴木昭汰(キャ1)。外角低めの安定した投球で初回無失点に抑える。しかし2回、無死走者なしの場面で高めに浮いた初球を7番富田直希がレフトスタンドへ。しかし、先制こそ許しはしたものの、後続を三振で抑え追加点を与えなかった。

「先頭、出ようぜ」。ベンチからの掛け声とともに始まった5回。先頭打者の4番羽根龍二(社1)がチーム初安打となる中前安打で出塁。5番福田光輝(人2)の犠打と6番村田雄大(人1)の進塁打で三塁へ進む。そして7番札葉弘樹(経2)の左前適時打で同点に追いついた。

しかし、6回から9回まで打線が繋がらず無得点のまま、連盟規定によりタイブレークでの延長戦となる。11回には1死二、三塁で9番柴田迅の打球は遊撃手へ向かうも福田の好送球で生還を阻止。ピンチを迎えるも、この好守備で一気に試合の流れを引き寄せた。その裏、先頭の代打宮本隆寛(人1)の犠打で1死二、三塁とすると、続く2番西山翔真(法2)の打球はサード正面へ。ここで早大・吉澤一翔の痛恨のエラーで宮崎佑太(法2)が生還。サヨナラ勝利をおさめ、決勝へ駒を進めた。

今日の勝利の背景には投手陣の活躍があった。6回、2死満塁の場面では柏野智也(営1)が気迫のピッチングで追加点を与えなかった。7回で交代した朝山広憲(法2)は、キレのある直球で10回までを無失点に抑える。11回には高氏祥太(文2)が登板し、1四球を許すも、最後は三振で早大打線をシャットアウト。およそ3時間にわたる接戦を投手リレーで制した。

明日の決勝カードは、リーグ戦で2連敗を喫した明大。今大会では慶大にコールド勝利、また立大にも快勝し勢いがあるチームである。だが、何としてもこの「血の法明戦」を制し、昨年秋以来の優勝を遂げたいところだ。王者復活の懸け橋とするために。(梅原 早紀)

クローズアップ

 朝山広憲(けがを乗り越え復活した実力派右腕 来年の躍進への第一歩)

1対1の同点で迎えた7回表。朝山が今季初めて神宮のマウンドに立った。変化球とストレートを巧みに使い分け、打者を翻弄。味方の援護を待ちつつも、粘投を続けた延長10回。タイブレーク制により一、二塁に走者を抱えると、相手の犠打が成功し1死満塁。「もう前に飛ばさない」。朝山の強気のストレートで相手打者を三振と凡退に打ち取り、最大のピンチを切り抜けてみせた。朝山の力投に応えるようにチームは決勝点をもぎ取り、明日の決勝進出を決めた。

高校時代を過ごした作新学院では、1年生春からベンチ入り。エースとしてチームを甲子園へも導いた。順風満帆と思えた野球生活。そんな彼を襲ったのは、ひじのけがだった。最後の甲子園でエースとしてマウンドに立つこともかなわず。法大入学後も2年春のフレッシュリーグまで投球することはできなかった。

「来年の春、リーグ戦で投げたい」。平坦な道などない。紆余曲折を経て、投手として一回り成長した朝山がこの言葉通り、リーグ戦で躍動する姿に期待したい。(大平佳奈)

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選手コメント

朝山広憲 投手

ー今日の投球を振り返って
鈴木が1失点といういい形で繋いでくれましたし、柏野が(打者)1人でしたけどいい場面で抑えてくれて、1年生がしっかり作ってくれたました。なので僕は2年生なので足を引っ張たらしょうがないなと思って投げました。

ー4回無失点という成績でした
最近は試合の中でピンチを作ると不安な気持ちになっていたのですが、今日は野手もよく声を掛けてくれて、ピンチはありましたが、すごく落ち着いて楽しんで投げられたのが良かったのではないかなと思います。

ーバッテリーで心掛けたことは
僕と宮﨑はバッテリーを組むことが多いのですが、僕は球が浮いてしまう時はダメな時なので低い強いボールで勝負していこうと、あと変化球もしっかり腕を振っていこうと2人で話して臨みました。それが今日はしっかりできたので良かったと思います。

ー投手戦を制した勝因は
向こうもいい投手でこっちも打てなくて、勝因と言ったら難しいですけど、1つのミスですかね。うちもミスはあったのですがここ一番でのミスはなくて、相手はそれがあったのでそこが違いだったのかなと思います。

ー延長回からタイブレーク制で、1、2塁に走者を背負っての投球となりましたが
0点に抑えるという気持ちもあったのですが、バントされて2、3塁になってからはもう前に飛ばさないというか。前に飛ばしたら点になることが多いと思うので、もう三振でいこうと。それで狙い通り三振が取れたのでよかったです。

ー朝山選手の決め球は
決め球はストレートです。変化球で上手くずらしていって、気持ちを込めたストレートで三振を取ることです。

ー今日はその持ち味を発揮できましたか
そうですね。それが今日ここ一番で発揮できたので、そこは良かったなと思います。

ーフレッシュリーグでアピールしたい点は
リーグ戦もベンチに入ったのですが、投げられていないくて。フレッシュリーグも2年の秋で僕はこれが最後なので、もっと神宮で朝山いけると思ってもらって来年の春、投げさせてもらえるように明日も頑張って行きたいと思います。

ー明日の決勝に向けて意気込みを
明日は明治でまた強い相手なので、今日の勝利で満足せずに、4年生、学生コーチの方をしっかり胴上げできるように頑張りたいと思います。

 高氏祥太 投手

 ー今日の試合を振り返って
2対1という締まった試合の中でピッチャー陣としてしっかり抑えられて良かったと思います。

ー11回からの登板で無死二、三塁のピンチもありました
一、二塁のときはバントが来たらっていうことを考えていて、二、三塁になってからは三振を取るだけだなと思ったので吹っ切れて腕振って投げることができました。

ー球速も出ていました
球速は大事だと思うんですけど、それよりもピッチャーとして抑えることが大事だと思うので、今日はそれができて良かったと思います。

ー最終回はファーストランナーを務めましたがどんな気持ちで試合を見ていましたか
ファーストランナーに行くって分かったときにベンチからも「高氏出なくていいぞ、ずっと塁に引っ付いてていいぞ」と言われていたので、いつもとは違う視点で楽しく野球が見られました。

ーベンチの雰囲気は
ベンチの雰囲気もいいと思いますし、昨日や今日投げたピッチャーはリーグ戦でも投げているピッチャーが中心なので、リーグ戦同様いい雰囲気を保てていると思いますし、だからこそピッチャーが頑張っていかなければとも思います。すごくいい雰囲気です。

ー明日の決勝に向けての意気込みを
去年の秋も新人戦で優勝しているので、先輩たちに続いて今年も優勝して監督を胴上げしたいと思います。

西山翔真 内野手

ー今日の試合を振り返って
緊迫した中でずっとやっていて、下級生だけの試合なので自分がやっぱりしっかりしないといけないなというのがあったのでみんなに声かけて緊張をほぐしながらやりました。

ー2試合連続スタメン出場となりましたが、どんな意識で試合に臨みましたか
昨日の東大戦でいろいろ課題が出て、それを修正すれば勝てるとは思っていたので課題を意識してやっていました。

ー具体的にはどのような課題ですか
ベンチワークであったり2年生がどうやって引っ張っていくかということと細かいミスをなくすことです。

ーベンチの雰囲気はいかがでしたか
最高に良かったです。

ー西山選手の打席で勝負が決まりましたが、どのような意識で打席に入りましたか
いつも緊張するんですけどそのときは意外と緊張していなくて、1球目にストライクが入ったときに「あれ?」って(笑)。そこからちょっと緊張したんですけど、声が聞こえたので落ち着くことができました。サードゴロ(になる当たり)だったんですけどエラーしてくれて良かったです。

ー明日の決勝に向けての意気込みを
ここまで来たのでしっかり活躍して優勝したいです。

 札葉弘樹 外野手

ー今日の試合を振り返って
1対1がずっと続いていて均衡していたんですけど、早めに点を取ってピッチャーを楽にしたかったんですけど、相手もよく粘っていたので(できなかった)。でも、最終的にはタイブレークでしたけど、勝てて決勝に行けたので、それは良かったと思います。

ー昨日とは違い投手戦で接戦となりました
昨日、東大にああいう形(投手が崩れ)で追いつかれてというゲームだったので、今日は気持ちを引き締め直して、ということを試合前から言っていたので、みんないい意味で緊張感をもってできていたと思います。

ー札葉選手は5回に同点打を放ちました
あの回に、初めて(チームに)羽根でヒットが出たので、その流れで、チャンスだったのでファーストストライクから行こうという風には思っていました。

ー投手とチームを助ける一打となりました
ピッチャーが頑張って投げていたので早めに同点にして、というのは思っていたので打てて追いつけて良かったです。

ータイブレーク制はリーグ戦にはない制度ですが、どのような感じですか
守っているときは本当にとにかく緊張します。打席では今日はバントを失敗してしまったんですけど、攻撃でも守備でもめちゃくちゃ緊張します。

ー西山選手の打席で勝利が決まりました
西山はいつもチームを引っ張ってくれているので、そこは打ってくれると思っていました。なので、明日につながるいい勝ち方だったかなと思います。

ー明日はいよいよ決勝ですが、意気込みをお願いします
今日みたいにチームに勢いをもたらすタイムリーが打てて、それで優勝できれば最高だと思います。

 鈴木昭汰 投手

ーサヨナラ勝利を収めました
唯一の失点が僕の被本塁打だったのでよかったです。安心です。

ーご自身の投球について
状態はよくて、内容だけ見たらよかったんですけど、不用意な一発というのがリーグ戦から続いていてそこは秋冬の課題かなと思いました。

ー試合前に意識したことはありますか
4番の吉澤に中学、高校時代に結構打たれていたのでそのバッターを注意したのと、結構球もよかったので流れに任せようという話を(宮崎捕手と)しました。

ー上位打線をしっかり抑えられていました
そうですね。警戒していた分、思い通りのピッチングはできたのではないかと思います。

ー6回は2死からストライクが入らなくなっていましたが
(本当は)ホームランを打たれたバッターと勝負したかったのですが、次のバッター勝負でいこうと思ったんですが、そのバッターの時になかなか思い通りにいかず、結果として二者連続フォアボールになってしまったのでそこはちょっと課題かなと思いました。

ー2番手以降の投手陣が粘りの投球をしました
1-1でタイブレークになって、すごく踏ん張ってくれて(自分は)ホームランを打たれていたので安心したというか嬉しかったです。

ー決勝戦に向けて意気込みをお願いします
ベンチ入りするかわかりませんが、入ったら後ろで投げると思うので、その時はしっかり今日の反省を生かして、調子が悪くてもいいピッチングができるようにやっていきたいと思います。

羽根龍二 内野手

ー今日の試合を振り返って
ピッチャー陣が0で抑えてくれていて、昭汰(鈴木)が一発を浴びてしまったのですが、本当に再三のピンチを防いでくれました。なかなか野手陣が点を取れない中で、自分からチャンスをつくって同点に追い付たことはよかったです。最後は朝山さんだったり、髙氏さんが粘ってくれて、2年生が決めてくれたかなと思います。

ー猛打賞の活躍でした
今日は先頭だったり、ランナーがいない中で打席に立つことが多かったので、大きいのを狙わずにコンパクトに。とにかく出塁することで、チームが勢いづけばいいなと思っていました。

ー個人の成績よりもチームの勝利をとおっしゃっていましたが、今日はどうでしたか
ベンチ含めて、選手全員がチャンスでもピンチでも声を掛け合いました。応援する声も含めて本当にみんなで戦うという意識を持っています。

ー延長戦を制した勝因は
バントミスなどはあったのですが、朝山さんと高氏さんがタイブレーク0で抑えたというのが勝因だと思います。

ー明日の決勝への意気込みを
明日が最後の秋の試合なので、今日の1戦、1勝のように全員で目の色を変えて戦っていきたいと思います。

フォトギャラリー

  • suzuki R一発を打たれるも先発としての役割を果たした鈴木昭
  • hane R攻撃の口火を切った羽根
  • fudaba R同点適時打を打った札葉
  • kashino R打者1人ながらきっちりピンチを切り抜けた柏野
  • takauzi R球速も145㌔前後と気合の入った投球を見せた高氏
  • miyamoto R見事な犠打を決めチャンスを広げた宮本隆
  • nishiyama R強い打球で相手の失策を誘い試合を決めた西山
  • naitou R相手の失策にすかさずヘッドスライディングをし本塁に生還した内藤
 

 

 

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