硬式野球

【硬式野球】東京六大学野球春季リーグ戦対東大 展望

東京六大学野球春季リーグ戦対東大
2018年5月11日(金)
神宮球場

立大戦、慶大戦を落とし開幕4連敗となった法大。いよいよ落とせない局面で迎える相手は、昨季15年ぶりの勝ち点を献上した東大だ。1週間の空きを経てチームの『結束』を深め勝利をつかみ取れるか。法大野球部にとって山場のカードとなる。

kobayashi
東大戦を勝ち切る上で壁になるであろう今季好調の小林

予想スタメン(成績は5月11日現在)

法大  

打順 位置 選手(学部学年=出身校)
1 (9) 小林満平(法4=中京大中京) 13 0 0 0 .000
2 (4) 相馬優人(営3=健大高崎) 19 7 0 2 .368
3 (8) 向山基生(営4=法政二) 21 7 1 1 .333
4 (7) 中山翔太(人4=履正社) 20 7 0 0 .350
5 (3) 吉岡郁哉(営4=智辯学園) 17 4 0 2 .235
6 (5) 福田光輝(人3=大阪桐蔭) 15 5 1 3 .333
7 (2) 中村浩人(営4=多良木) 15 8 0 5 .533
8 (6) 川口凌(人4=横浜) 21 3 0 0 .143
9 (1) 菅野秀哉(キャ4小高工) 4 0 0 0 .000

東大

打順 位置 選手(学年=出身校)
1 (8) 辻居新平(3=栄光学園) 23 8 1 1 .348
2 (5) 山下朋大(3=東海) 16 1 0 0 .063
3 (2) 三鍋秀悟(4=川和) 23 4 0 1 .174
4 (7) 岡俊希(2=小倉) 22 6 0 0 .273
5 (3) 岩田昂之(4=国立) 16 3 0 0 .188
6 (9) 土井芳徳(2=国学院久我山) 5 2 0 0 .400
7 (6) 新堀千隼(3=麻布) 19 3 1 4 .158
8 (4) 堤裕太郎(3=長崎西) 6 1 0 0 .167
9 (1) 小林大雅(3=横浜翠嵐) 6 0 0 0 .000

主な投手陣

法大

選手(学部学年=出身校)
菅野秀哉(キャ4=小高工) 4 0 3 16 1/3 8 4.41
森田駿哉(営4=富山商) --- --- --- --- --- ---
高田孝一(法2=平塚学園) 2 0 1 9 1/3 7 6.75
河野太一朗(文4=法政二) 1 0 0 1 0 0.00
朝山広憲(法3=作新学院) 4 0 0 3 1/3 0 0.00
石川達也(キャ2=横浜) 4 0 0 6 2/3 1 1.35
三浦銀二(キャ1=福岡大大濠) 3 0 0 5 1/3 4 6.75

東大

選手(学年=出身校)
小林大雅(3=横浜翠嵐) 6 0 4 24 1/3 7 2.59
宮本直輝(3=土浦一) 4 0 0 12 1/3 15 10.95
濱﨑貴介(3=鶴丸) 3 0 0 3 0 0.00
有坂望(4=城北) 4 0 0 9 2/3 5 4.66
山下大志(3=豊田西)
1 0 0 1 0 0.00
川口寛弥(4=長野) 1 0 0 0 2/3 5 67.50
野村優太(2=仙台二) 1 0 0 0 1/3 4 108.00

展望

優勝候補と言われながら開幕から4連敗を喫した法大野球部。慶大が勝ち点3を獲得し単独首位の今、法大の優勝はなくなり、今後はAクラス入りを狙う戦いとなる。3位に入るためには勝ち点を1つも落とせないだけに、この東大戦は何としても負けられない。

昨季は投打ともに機能し15年ぶりとなる勝ち点を獲得した東大だが、今年は昨年打線の柱となった楠田創や田口耕造が抜け、打線が弱い状態だ。現に6試合を戦い3試合が完封負けと数字にも表れている。しかし、投手は宮台康平(=現日本ハム)が抜けるも、左腕・小林大雅がここまでの毎試合起用に応える好投。130㌔前後の直球と大きく曲がる約100㌔のカーブを織り交ぜた緩急のある投球で、24回1/3を投げて防御率が2.59と宮台の抜けた穴を感じさせない。先週行われた早大1回戦ではそれまで第一先発だった宮本直輝に代わり先発を務め、9回一死までを完璧に投げ抜き接戦を演じた。早大打線を封じ込めた小林大をいかに序盤から打ち崩していくか。これが、今季の東大を攻略する際のポイントとなる。

一方の法大は、ここまで結果を出せていない菅野秀哉(キャ4)がどこまで復調し粘れるかが鍵となる。これまで大学では完投し負けた試合のない菅野にとって、登板イニング数は調子のバロメーターとも言えるが、ここまで完投は無し。直球は最速150㌔を誇る中140㌔前半にとどまり変化球もキレがない。初戦を除き5回を投げきれないという菅野らしくない投球が続いている。空き週の間に感覚を取り戻し、東大打線を無得点に抑える投球を見せて欲しい。また、打線は軸として活躍が期待されていた小林満平(法4)が未だに無安打、クリーンアップを任されていた吉岡郁哉(営4)も2打点こそ挙げているが本来の線際に強く一発もある打撃は見られず打率も2割3分5厘。青木久典監督が毎試合打順を変えていることからも、当初予想していた攻撃ができていないことは明らかだ。中山翔太(人4)と向山基生(営4)のどちらを4番に据え打線を決定し固定するか。また、小林満や吉岡などチームを勢いづける打撃をしなくてはいけない選手がこの1週間にどこまでピーキングを持ってこられるか。これらが東大戦だけでなく、今後戦う上で重要になってくるだろう。

他大学に比べ『エリート』と呼ばれる選手の多い法大野球部。しかし、野球はチーム力の試されるスポーツ。個々の力だけでは勝てないのは今までの2カードで身に染みたはずだ。ここからの試合は、今年のスローガンである『結束』を体現した野球で法大野球部の『真の実力』を見せてくれることを期待したい。
(中西陽香)

Pick Up New Player!!~清水俊作~

第2回の今日は、今季激戦の内野手枠を勝ち取り初ベンチ入りを果たした清水俊作選手(文3)です。

今季立大2回戦、8回裏。清水俊作はこの日初めてリーグ戦の打席に立った。

野球部にはセレクションで入部した清水俊。先輩や同期には、名門校で主軸として活躍した選手や甲子園経験者がたくさんいた。そのような中でも、「バッティングだけは誰にも負けないように」と自身の持ち味を磨き続けた。転機となったのは昨年の春季フレッシュリーグ。東大戦の8回裏に代打として出場し、左前安打を記録。わずかなチャンスに結果で応えて見せると、その打撃力は監督の目にも留まるようになった。今季オープン戦ではA戦の代打として起用されることが増え、勝負どころでの安打で存在感を見せた。

先日のリーグ戦初打席は三振に倒れたが、「少ないチャンスをものにし、法大の優勝に貢献したい」と目を輝かせた。清水俊の野球人生は、『エリート』と呼ばれるような華やかな道のりではないかもしれない。だが、一歩一歩着実に道を進んでいる。もう、次のチャンスは逃さない。
(大平佳奈)
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