硬式野球
 

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 第6週 対早大2回戦 鈴木貴の好投で先勝!新戦力台頭も課題を残す

東京六大学野球秋季リーグ戦 対早大2回戦
2013年10月21日(月)
神宮球場

激戦から1日が過ぎ、迎えた2回戦。負けが許されない法大は石田健大(営3)をマウンドに送る。対する早大は吉永が先発。なかなか得点できなかった1回戦とは打って変わり試合は初回から動いた。

201310211
今季初登板で初勝利を手にした鈴木貴

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
法 大 1 0 1 0 0 2 0 1 0 5 9 3
早 大 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 7 1

(法大)石田、○鈴木貴(1勝)、本多‐木下
(早大)●吉永、吉野和、竹内、田中‐土屋、道端

打撃成績

打順位置選手
1 (9) 安慶名 3 1 1
2 (7) 山 下 2 1 1
3 (4) 河 合 4 1 1
4 (6) 西 浦 3 0 0
5 (3) 伊藤諒 3 2 0
  3 高 木 0 0 0
6 (2) 木 下 4 0 0
7 (8) 蔵 桝 4 2 0
  8 畔 上 0 0 0
8 (5) 細 川 2 0 0
  5 皆 川 2 0 0
9 (1) 石 田 1 1 0
  H 齊藤秀 0 0 0
  R 的 場 0 0 0
  1 鈴木貴 1 1 1
  H 杉本悠 0 0 0
  1 本 多 0 0 0

 

投手成績

  回 被安打奪三振四死球自責点
石田 4 4 1 2 1
鈴木貴 3 3 4 0 0
本多 2 0 3 0 0

 

ベンチ入りメンバー

10 河合(法4=中京大中京) 22 中園(法3=いなべ総合学園) 26 鈴木翔(法4=法政二)
16 本多(法4=法政二) 6 西浦(営4=天理) 27 的場(法4=法政二)
17 納富(文4=九州国際大付属) 33 高木(文4=福岡大大濠) 28 齊藤秀(文3=北海学園札幌)
18 六信(営4=広島新庄) 3 伊藤諒(キャ3=神港学園) 29 安慶名(経3=興南)
14 鈴木貴(人3=済美) 7 吉澤(文3=桐蔭学園) 35 山下(人2=済美)
21 石田(営3=広島工) 21 杉本悠(営3=広島工) 37 蔵桝(営2=広陵)
15 青木勇(法2=智辯和歌山) 23 皆川(キャ2=西武台千葉) 38 畔上(キャ2=日大三)
2 木下(人4=高知) 36 細川(文2=福井工大福井)
20 安本(営3=広島商) 39 嶌(法1=智辯和歌山)

 

リーグ戦結果

 明大慶大早大立大法大東大試合勝点勝率
―― ○○ ○●○ ●○●   ○○ 10 7 3 0 3 .700
●● ――   ●○○ △●○○ ○○ 11 6 4 1 3 .600
●○●   ―― ○●○ △● ○○ 10 5 4 1 2 .556
○●○ ○●● ●○● ―― ○○   11 6 5 0 2 .545
  △○●● △○ ●● ―― ○○ 10 4 4 2 1 .500
●● ●● ●●   ●● ―― 8 0 8 0 0 .000

戦評

法大打線は吉永の不安定な立ち上がりを攻めた。スタメンに抜擢された2番・山下新(人2)が右翼線ギリギリへ二塁打を放ち出塁。牽制悪送球と四球などで二死一、三塁のチャンスをつくり、今季初スタメンの5番・伊藤諒介(キャ3)に打席が回る。2ストライク2ボールからの5球目に相手が暴投し、3塁走者が生還。幸先良く1点を先制する。

法大の先発は、前節の東大戦で無四球完封勝利を挙げた石田。先制点を奪い、リズムに乗っていきたいところであったが、内野安打と三塁手の悪送球などで二死二塁のピンチを迎える。ここで迎えた打者は4番・小野田。打球音が球場全体に響き、あわや本塁打かと思う大飛球はフェンス直撃の中越え適時三塁打となり、たちまち同点とされる。

三回表の攻撃。この回、先頭打者の9番・石田が中前安打を放ち出塁すると、四球と犠打で一死二、三塁のチャンスをつくり、前の試合ヒットの無かった3番・河合完治(法4)に打席が回る。叩きつけた打球は一塁手の前で高くバウンドし、ライト前に抜けて3塁走者が生還。1点を勝ち越した。この当たりで2塁走者も本塁を狙ったが、クロスプレーは間一髪のタイミングでアウト。追加点とはならなかった。

逃げ切りを図りたい法大は四回、先発の石田に代打を送り、早めの継投策を講じた。五回からマウンドに上がったのは、今季初登板となった鈴木貴也(人3)。淡々とストライクを奪う投球で、3回を無四球無失点に抑える。

追加点の欲しい打線は六回、早大の2番手・吉野和から二死一、三塁のチャンスをつくると、9番・鈴木貴が自らを援護する右前適時打を放つ。ここで早大は投手を竹内にスイッチするも2者連続の四球を与え、押し出しとなり1点追加し、4対1となった。

攻撃の手を緩めない法大打線は八回、7番・蔵桝孝弘(営2)が中前安打で出塁すると、犠打と四球で一死一、二塁のチャンスをつくる。ここで回ってきた打者は1番・安慶名舜(経3)。1ストライク2ボールから思い切り振り抜いた打球は、ライトフェンスを直撃する適時打となり5対1。さらにリードを広げた。

八回からは本多秀憲(法4)がマウンドに上がる。2回を投げ、走者を一人も出さない完ぺきな投球で、危なげなく試合を締めた。

これで1勝1分となり、勝ち点奪取へ王手。しかし、今日の試合ではエラーが3つもあり、中継プレーなどにも不安が見て取れた。優勝へ向けて負けられない戦いが続いているが、課題が残る試合ともなった。(川添 岳)

試合後の監督・選手のコメント

神長 英一 監督

―今日の試合を振り返っていかがでしたか
初回、ラッキーなかたちで1点取れたんですけど、大事な試合だったので、どんなかたちであれ先制点を取れたのは大きかったと思います。もうちょっと得点しなくてはいけないにも関わらず、少なくて、気を許せる試合ではなかったです。11四死球あって9安打で5点なので、5点で勝てたのは投手が踏ん張ったからだと思います。ですから今日は投手あっての試合だったかなと思います。

―石田投手は4回で降板となりましたが
ちょっと良くなかったですね。先発には半分は投げてもらいたいという気持ちで送り出しているので。ボール自体、半分持たなかったと思うんです。そしてその後は初登板の鈴木貴だったので、あまりランナーを賑わせたところではなくて、先頭バッターで始まるきれいなところからいきたいという思いもあって五回の頭から鈴木貴でいきました。

―鈴木貴投手への継投はあらかじめ決まっていたのですか
はい、2番手は鈴木貴でいこうと考えていました。ただ(鈴木貴には)もうちょっと投げてもらいたいなというのはありました。打席も回ったというのもありますけど。ただ初登板にしては次第点かなと思います。

―今日は今季初スタメンの伊藤諒選手、山下選手の活躍が光りましたが
彼らも力があるので、順番が回ってきたということでよく頑張ってくれたと思います。

―明日の試合に向け意気込みをお願いします
今日と同じで一つも落とせないという気持ちで向かいます。

河合 完治 主将

―今日の試合を振り返って
ピッチャーも頑張って、下級生の野手陣も頑張ってくれて、みんなで勝てて良かったかなと思います。

―法大ペースで試合が進みましたが
でも走塁ミスであったり、ボーンヘッドであったり、まだまだ反省するべき点っていうのはいっぱいあったので、ここを反省して明日につなげたいなと。明日には、このミスが負けとかにつながってしまうので、今日しっかり反省したいなと思います。

―勝ち越しタイムリーを放った打席を振り返って
当たりは良くなかったですけど、得点につながったので良かったかなと思います。

―3年生の活躍が目立ちましたが
そうですね、本当に助けてもらっています。4年生が本来は引っ張って下級生を楽にさせてやりたいところなんですけど、なかなか4年生も全然良いところがなくて。でも3年生だったり、下級生だったり本当に、みんなが助けてくれているので良いチームになってきているなと思います。

―初対戦の投手が出てきましたが印象は
やっぱり良いピッチャーですね。スピードもあるし、変化球もキレてるし、良いピッチャーですよね。リーグ戦に投げてくるだけあるので。

―明日に向けて
反省するべきところは反省して、明日全員で勝ちにいきたいなと思います。

石田 健大

―今日の試合を振り返って
自分的には全然良くなかったので、また調整していきたいなと思います。

―良くなかったところというのは
コントロールも質も良くなかったので、投げ方から意識して変えていきたいと思います。

―初回に失点してしまいましたが
先に点取ってくれたので、0に抑えないといけなかったんですけど、そこで流れを持って来られなかったのは自分の責任だと思うので、またちゃんとやっていきたいです。

―四回で代打を送られ降板となりました
やっぱり、五回、六回…七回くらいまではいきたいと思っていたので、そこはちょっと悔しかったですね。

―警戒していた打者は
1番の中澤と中村、小野田、武藤らへんですかね。スイングも強いので警戒して投げていました。

―次の試合に向けて
いつ出番があるか分からないので、今日みたいなピッチングは出来ないと思うので、自分の良いピッチングが出来たら良いなと思います。

鈴木 貴也

―今日の試合を振り返って
一昨日の試合と比べて安打も出ていたので、明日につながる試合だったと思います。

―第1戦はなんとか引き分けにこぎつけましたが今日の試合に対する意気込みは
一昨日は負けていてもおかしくない試合だったんですけどチーム全員が一つになって粘れたので、それが今日の勝ちにつながったのかなと思います。

―五回からと比較的早い段階での登板でしたが
シートノックのときから準備はしていたのでいつでも行ける準備と心構えだけはしていました。

―今季初登板でしたが
オープン戦のときからなかなか調子上がらなくて最初もベンチ外でずっと悔しい思いをしてきたので、今日は何としてでも抑えてやろうという意気込みで臨みました。

―3回無失点でしたが調子は
調子がいいか悪いかは分からないですけど自分が思った通りに投げられたので結果がついてきたのかなと思います。

―適時打も放ちましたが
全然打てる自信とかは無かったんですけど、たまたまですね。特に指示はなく打てのサインで、打てたらいいな、くらいの気持ちで入りました。

―明日へ向けて
僕たちにはもう勝つしかないので、今日の勝ちは勝ちで切り替えて今日だめだったところを修正して、明日も勝てればいいと思います。

伊藤 諒介

―今日の試合を振り返って
フォアボールを11個も貰いながらも、なかなか5点しか獲れなかったということで、ちょっと打撃のほうでチーム全体に課題があるのかなとは思いました。

―スタメンを言い渡されたのはいつでしょうか
今日の朝です。一生懸命やるだけだと思いました。

―今季序盤はベンチから外れる試合も多かったですが
やっぱり悔しかったので、もっと頑張らなきゃいけないなとは思っていました。

―第2打席では吉永投手から今季初安打をマークしましたが
もう2ボールになった瞬間に思い切り行こうということで、打ちました。

―2安打目は下手投げの吉野投手から打ちましたが、特別に意識されたことは
いつも通り行くだけだなと。どの投手が相手でもセンター返しは変わらないので。

―第1戦に比べると打線に当たりが出てきたように見えましたが
いや、まだまだですね。さっきも言ったように11個もフォアボールもらった訳なので、もっと点は獲れたかなと思います。

―今日は同期の石田投手と鈴木貴投手がマウンドに上がりましたが、どんな心境で守っていましたか
まあ(石田)健大も立ち上がりは良くなかったですけど、あいつらは良いピッチャーなので、抑えてくれるだろうと思っていました。

―大城戸選手や高木選手とのレギュラー争いの中で、どんな所をアピールしていきたいですか
もうバッティングだけですね。

―明日に向けて意気込みを
出るかはまだわからないですけど、出たら思いきってやっていきたいと思います。

安慶名 舜

―今日の試合を振り返っていかがでしたか
今日はなんとしても勝ちたかったので、勝てて良かったです。ただ四球の数のわりには走塁のミスなどで点が取れなかったので、すごい反省点だと思うので、それは明日以降、攻撃のほうにつなげて、走塁ミスをなくしていきたいです。

―三回に河合選手の適時打でホームを狙うも間一髪のタイミングでアウトでしたが
前のランナーがいたというのもあって、前のランナーがスタートを切ってからスタートしたんですけど、三塁コーチャーが思いっきり回していたので、ホームに行くつもりで(走りました)。間一髪アウトになってしまったんですけど、悔いはないです。

―2つの四球を選び1番打者として役割を果たしていましたが、いかがでしたか
ボールをしっかり見れていたのと、打つべき球をしっかり打てたのが良かったですね。ただ(3打席目で)バントミスがあり、チームの勢いを止めてしまった部分があるので、そこはしっかりバントを決めないといけないと思います。

―八回にはライトフェンス直撃の二塁打も放ちましたが
甘い球をしっかり振っていこうと思っていたので、結果的にあのようなかたちになって良かったですね。

―明日の試合に向け意気込みをお願いします
明日は初回から思いっきり攻撃できるように、今日出た課題を帰って反省したいと思います。

山下 新

―今日の試合をふりかえって
チャンスをもらったので、後ろのバッターの(河合)完治さんや(西浦)直亨さんにつなぐという気持ちで打席に入りました。

―スタメンはいつごろ言われましたか
今日の(試合)直前です。

―その時の心境は      
準備はしていたんですけど、全然打ててなかったので、スタメンとは思いませんでした。

―初ヒットが出ましたが
嬉しかったです。

―対戦したピッチャーの印象は
どのピッチャーもすごく良いピッチャーです。

―2番での出場でしたが
後ろの3番、4番にチャンスで回せるようにという気持ちで、とりあえずランナーを進めたいと思っていました。

―明日の試合に向けての意気込みを
勝つしかないのでチャンスをもらったら自分のできる精一杯のプレーをしたいと思います。

展望

明日の先発は、船本一樹(営4)、有原の両右腕が有力か。1回戦で5安打に封じこまれた打線が有原をどう攻略するかに注目だ。またここまで登板機会のない横山、高梨など経験豊富な投手陣も控える。今日のような走塁ミスなどは致命傷になりかねない。今日の試合で見えた課題を生かし、連勝で勝ち点を取りたいところだ。

 

フォトギャラリー

  • 201310211今季初登板で初勝利を手にした鈴木貴
  • 2013102124回で降板もリードを守った石田
  • 201310213勝ち越しの適時打を放った河合
  • 201310214初スタメンで先制のきっかけをつくった山下
  • 201310215今季初スタメンで2安打を放った伊藤諒
  • 201310216八回には右翼フェンス直撃の適時打を放った安慶名
  • 2013102172安打でいずれもホームを踏んだ蔵桝
  • 201310218最後の打者を三振に仕留めガッツポーズをする本多
 

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