硬式野球
 

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 東大戦展望

東京六大学野球秋季リーグ戦 対東大
2013年10月12日(土)~
神宮球場

開幕から2カード連続で勝ち点を落とした法大の次の相手はここまで勝ち星がない東大。しかし、前節の慶大戦では1失点の好投を見せた白砂など投手陣が成長しているだけに手強い相手となりそうだ。残りの3カードで勝ち点を挙げたい法大にとって非常に大事な一戦になる。

201310111
第1戦の先発が予想される白砂

展望

勝ち点0同士のチームがぶつかる今カード。東大は前節でリーグ戦の連敗記録が62となった。悲願の1勝のため、全力で法大に向かってくるだろう。

先発は白砂、辰亥の2人が予想される。白砂は前節の慶大1回戦、被安打6、与四死球8ながら、7回を1失点に抑える粘投を見せた。春も5回まで打ち崩せなかった相手だけに、序盤で捉えて試合の主導権を握りたい。

東大打線は打率1割台と低迷しているが、今季レギュラーに定着している1年の山本克が2割7分8厘と奮闘。要所でのコントロールや無駄な四球に注意し、丁寧に一人ひとりを打ち取ることが大切だ。

春の開幕9連勝から一転、2カードを終えて未だ1勝と苦しんでいる法大は、投打共に我慢のシーズンとなっている。とりわけ、試合序盤の失点が響く試合展開が多く、投手陣が持ち直せるかが後半戦の鍵を握る。規定投球回に達している投手が石田健大(営3)のみという状況からも、先発投手が踏ん張れていないことも明らかだ。 先に点を与えず、先発がいかに試合を作ることができるかが、勝負の行方を左右する。

第1戦の先発は、唯一の勝ち星を挙げている石田が有力か。2戦目は、中継ぎでは安定した投球を見せ、防御率1.86の納富秀平(文4)、もしくは今季なかなか本来の姿を取り戻せずに苦しんでいる、右の柱・船本一樹(営4)が考えられる。先発に勝ち星がつく理想の形で、チームに流れを呼び込みたい。

また、投手陣では今季存在感を発揮している本多秀憲(法4)にも注目だ。春から続いていた防御率0.00は慶大戦で途切れたものの、先発の後を受けたロングリリーフなどでフル回転。ストライク先行の投球で、未だに自責点は2。今節でもブルペンを大いに支えるに違いない。 

一方、チームが打率2割5厘に沈んでいる法大打線。打率10傑に一人も名前が入っていないことからも、元気のなさがうかがい知れる。特に、チームのリードオフマン・大城戸匠理(法4)や、4番の西浦直亨(営4)が打率1割台と不振。主軸に当りがない打線はつながりを欠き、得点力不足が深刻だ。

その中にあって気を吐いているのが、慶大2回戦でリーグ戦初本塁打を放ち、確実に力をつけてきている齊藤秀之(文3)、そして慶大戦で自身初となる先発出場を果たした安慶名舜(経3)だ。齊藤秀はチームで唯一3割をマーク。 安慶名はここまで10打数5安打、そのうち2本が長打と非常に当たっている。慶大4回戦では九回裏二死走者なしから、二人の連打でつなぐ場面も見せた。「東大戦で必ず連勝して、そこから勢いをつけていきたい」と力強く語る安慶名。4年生が苦しむ中、3年生コンビの働きに期待が懸かる。

悪夢の慶大戦から一週が空いた。空き週で立て直しを図ったであろう、チームの真価が問われる戦いとなる。残念ながら優勝は厳しくなったが、現状に甘んじるチームではない。「神長さんを“勝てない監督”にしたくない」(大城戸) 春に他大を圧倒した強さを実証し、法大そしてラストシーズンを迎えている4年生の意地を見せてほしい。(熊谷 優)

 

フォトギャラリー

  • 201310111第1戦の先発が予想される白砂
  • 201310112第2戦の先発が予想される辰亥
 

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