硬式野球
 

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 第3週 対慶大4回戦 慶大打線止められず...優勝遠のく敗戦

東京六大学野球秋季リーグ戦 対慶大4回戦
2013年10月1日(火)
神宮球場

優勝争いに残るために負けられない法大は石田健大(営3)に先発のマウンドを託す。対する慶大の先発は加藤。きのうの試合で苦しめられた好投手を打ち崩し、主導権を握りたかったが…

201310021
慶大上位打線に集中打を浴び、勝ち点を落とす

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
慶 大 0 0 0 1 1 1 0 2 0 5 10 0
法 大 0 0 0 0 1 0 1 0 0 2 8 0

(法大)●石田(1勝1敗)、納富、船本、六信、本多‐木下
(慶大)加藤、○白村‐小笠原
 

打撃成績

打順位置選手
1 (3) 大城戸 3 0 1
2 (5) 細 川 4 2 0
3 (4) 河 合 4 1 0
4 (6) 西 浦 4 0 0
5 (8) 畔 上 3 0 0
  H 松 田 1 0 0
6 (7) 齊藤秀 4 2 0
7 (9) 安慶名 4 2 0
8 (2) 木 下 3 1 1
9 (1) 石 田 1 0 0
  1 納 富 0 0 0
  H 鈴木翔 0 0 0
  1 船 本 0 0 0
  H 柴 田 1 0 0
  1 六 信 0 0 0
  1 本 多 0 0 0

 

投手成績

  回 被安打奪三振四死球自責点
石田 4 1/3 5 2 0 2
納富 0 2/3 1 0 0 0
船本 2 2 2 0 1
六信 0 1/3 2 0 3 2
本多 1 2/3 0 1 0 0

 

ベンチ入りメンバー

10 河合(法4=中京大中京) 12 柴田(文1=東邦) 27 的場(法4=法政二)
16 本多(法4=法政二) 6 西浦(営4=天理) 8 松田(法3=三重)
17 納富(文4=九州国際大付属) 33 高木(文4=福岡大大濠) 28 齊藤秀(文3=北海学園札幌)
18 六信(営4=新庄) 4 岡崎(法3=作新学院) 29 安慶名(経3=興南)
19 船本(営4=桐蔭学園) 7 吉澤(文3=桐蔭学園) 1 若林(営2=桐蔭学園)
21 石田(営3=広島工) 23 皆川(キャ2=西武台千葉) 37 蔵桝(営2=広陵)
2 木下(人4=高知) 36 細川(文2=福井工大福井) 38 畔上(キャ2=日大三)
20 安本(営3=広島商) 9 大城戸(法4=藤井学園寒川)
22 中園(法3=いなべ総合学園) 26 鈴木翔(法4=法政二)

 

リーグ戦結果

 明大慶大早大立大法大東大試合勝点勝率
――   ○●○     ○○ 5 4 1 2 .800
  ――   ●○○ △●○○   7 4 2 1 .667
●○●   ――     ○○ 5 3 2 0 .600
  ○●●   ―― ○○   5 3 2 0 .600
  △○●●   ●● ――   6 1 4 1 .200
●● ●●       ―― 4 0 4 0 .000

戦評

ベンチ入りした5人の投手全員の継投策で立ち向かうも、慶大打線を止めることはできなかった。先発の石田は初回、無死から走者を背負う苦しい立ち上がりとなる。一死となって迎えた3番・松本大に初球の内角から入ってくるスライダーを引っ張られ、一二塁間を破られる。一塁走者が一気に三塁を陥れようとするが、ライトの安慶名舜(経3)が三塁へ好返球を見せ、間一髪で阻んだ。味方の好プレーで調子を取り戻した石田は初回を0に抑えると、二回、三回は三者凡退に仕留めた。試合が動いたのは四回表。先頭の山本泰に投じた4球目の直球を叩かれると、打球はレフトの頭上を越える二塁打となる。さらに4番・谷田の中前安打で一死一、三塁となったところで迎えるのは5番の横尾。低めの変化球で三ゴロに打ち取るが、その間に三塁走者が生還し、先制点を献上してしまう。続く五回には一死二塁と得点圏に走者を背負ったところで先発の石田から納富秀平(文4)に交代。9番・牧野を三ゴロに仕留めるが、続く渡邉暁に外角の直球を左中間に運ばれ、これが適時三塁打となり、さらに1点を失う。

法大の反撃は五回裏。慶大先発の加藤のテンポの良いピッチングの前に3球で二死となるも、安慶名のセカンドへの内野安打、木下拓哉(人4)の中前安打で二死一、二塁とチャンスをつくったところで、ベンチが動く。鈴木翔(法4)を代打に送ると、四球を選び、二死満塁と一打同点の場面。慶大が守備のタイムを取る間に、神長英一監督が大城戸匠理のもとへ歩み寄り、右肩の開きが早くなっていることを指摘。さらに「二死からみんながつないでくれた。みんなの気持ちで取れた1点」(大城戸)と追い込まれながらもファールで粘り押し出しの四球を選ぶ。1点を返し、反撃ムードが高まる中、前半を終える。

しかし、六回表。この回からマウンドに上がった船本一樹(営4)が二死一塁の場面で代打の齋藤に右中間を破られ、これが適時三塁打となり1点を失う。八回にはこの回からマウンドに上がった六信慎吾(営4)が一死一、三塁の場面で横尾に左中間を破る適時二塁打を打たれ、さらに2点を失う。その後2つの四球で一死満塁となったところで本多秀憲(法4)にスイッチ。好投を見せ、八回、九回を0に抑える。

打線は七回裏に齊藤秀之(文3)の三塁打で得点圏に走者を置くと、8番・木下の中犠飛で1点を返すが、反撃もここまで。九回には二死から齊藤秀、安慶名の連打で一発が出れば同点の場面で七回に犠飛を放っている木下が打席に入る。応援の熱も高まり「チャンス法政」が鳴り響く中、3球目の直球を振り抜くとレフト後方へ。しかし、高々と上がった打球はレフトのグラブに収まり、これで試合終了。加藤、白村の継投で逃げ切られ3点差をひっくり返すことはできなかった。

開幕から2カード連続で勝ち点を落とし、優勝の可能性がほぼなくなった法大。しかし完全になくなったわけではない。河合完治(法4)が「法政大学のプライドを持って残りの3カードを取りたい」と語るように、東大、早大、明大との残り3カードでは法政の野球の真髄を見せたいところだ。(鷲尾 祐貴)

試合後の監督・選手のコメント

神長 英一 監督

―今日の試合をふりかえって一言お願いします
追い付ける展開まで行っているところで追加点を許してしまったというすごく悪いパターンだったので、そこについては投手陣がもう少し踏ん張ってもらわないと。慶応戦は苦しかったなという展開ですね。1点取って取られて、また1点取って取られて。慶応としては取られて取り返したというパターンが良かったですね。うちとしてはその逆で良くなかったですね。

―勝ち点を2つ落としてしまいましたが
優勝に向けてやっていきましたけど、きちっとした野球で1勝1勝積み重ねていくということでやっていこうと選手に言いましたので、優勝は遠いですけど、それはそれとしてしっかり野球やりたいと思います。

―主力選手に当たりが出ていませんが
そこが敗因だと思いますよ。春打っていたところで勝てた、打てなかったので勝てない。ピッチャーの頑張りがちょっと薄い。そういうところだと思いますね。

―畔上選手を5番スタメンで起用しましたが
起爆剤として、故障で遅れていたけどいきなりベンチに入れて、即やってみたんだけど、なかなかそう甘くなかったね。停滞しているムードを良くしたくて、一生懸命練習やっている彼をいきたいなと思ったんだけど、すごく残念でした。でもまたきっとね、やってくれると思います。まだ2年生だし。

―畔上選手の体調はもう万全ですか
もう戻ったと思います。

―春とは違い秋の慶応のチームはどのようなチームでしたか
上位打線の勝負強さと、それから1年生の加藤君の若い粋の良いピッチング。これは春よりも数段に上でしたね。

―加藤投手が2連投するとは予想していましたか
0ではなかったけど、可能性は薄いかなと思っていました。

―1週空いて東大と戦いますが
選手には武蔵小杉できちっと練習を積んで、東大戦に臨もうという話をしました。

―次の試合に向けて一言をお願いします
東大戦までの時間の使い方がすごく選手にとっては大事かなと思います。そこを無駄にしないようにしっかり練習をやって、東大戦に備えたいと思います。

河合 完治 主将

―今日の試合を振り返って
今日で6試合目ですけど、全く投打ともに力不足で、力の差を感じました。

―終始追う展開となりましたが
ピッチャーも頑張って投げていましたけど、ここってところで打たれて、バッターに関してもここってところで一本打てなくて、ああいう試合展開になってしまいました。力不足ですね。

―加藤投手が連投しましたが
同じピッチャーにやられて、どうにかしようと思って臨んだ試合でしたけど、あの....どうにか出来なかったっていうか、本当に悔しいですね。

―試合前にチームで話し合ったことはありますか
この試合に勝たないと優勝がなくなるってことは、目に見えていたことだったので是が非でも勝ちにいこうって、みんなで話し合いました。

―慶大4回戦全体を振り返ってチームの状態は
結果的に負けてしまったので、法政と慶應さんとの力の差っていうのが出たのかなと思います。

―残り3カードとなりましたが
そうですね、まだまだリーグ戦はあと一ヶ月続くので法政大学のプライドを持って、残りの3カード取れるようにしたいです。これでも応援してくれる人たちはいっぱいいてくれるので、恥ずかしい試合がないように、来週一週空くので、チームとしてもっともっと引き締まった試合が出来るように精一杯やって、3カード勝ち点3が取れるように頑張っていきたいと思っています。

―空き週の間にチームで立て直したいところは
投打共に両方ですけど、特に打線は水物とは言いますけど打てなさすぎているので、もっともっと打線が援護してあげて打ち勝つチームにしていきたいなと思います。

―次の試合に向けて
前半2カード勝ち点落として非常に悔しい思いをしていますけど、残りの3カードで法政らしさが出せるように4年生中心に、最後のシーズンなので頑張っていきたいと思います。

大城戸 匠理

―今日の試合を振り返って
神長さんに本当に申し訳ないというのと、応援してくださっているファンの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

―負けられない一戦でしたが
自分が(塁に)出ないから(打線が)つながらなかった……チャンスを作れなかった自分の責任だと思います。

―加藤投手が連投で先発してきましたが、想定されていましたか
昨日の段階で加藤のビデオを見ていたので予想はしていましたが、球も昨日に比べてきていなかったので、それをどうにかできなかった4年生である自分が情けなかったです。

―五回、打席に入る前に監督に声を掛けられていましたが
バットの出方、軌道は悪くない、右肩の開きが早いから足を感じる、足で土を感じて打席に入るーそれだけを言われました。

―その打席は、2ストライクと追い込まれてから押し出しの四球を選びました
みんなが2死からつないでくれたのもあるし、代打で(塁に)出た(鈴木)翔にも「頼んだ」と言われて、そのみんなの気持ちだけで取れた1点かなと思います。

―「打ち勝つ」という法政の野球が見せられない試合が続いていますが
勢いをつけられない、自分がキーとなって打線に火をつけなければいけないところを、打つことができない。だからこのような打線になってしまっている。自分の責任だと思っています。

―チーム全体で外野フライを打ち上げる場面が目立ちますが
何で外野フライになるのか、何で(球を)ひっかけてしまうのか、分からない状態で。球は見えているのに、(打球が)上がってほしいところで上がらないし、自分のバッティングは低い打球、ライナーのバッティングですが、そのライナーの打球を今季一回も打てていないので。そして、(体勢を)崩されてから(球を)拾うこともできていない。ただの〝安牌〟な打者になってしまっているので、これを空き週で一回どう建て直すのかが、自分の課題だと思います。

―次の試合に向けて
東大、早稲田、明治とは絶対にやるので、このまま負けて良いわけがないし、意地というか、神長さんを〝勝てない監督〟にしたくないので、また死に物狂いでやらないと。死に物狂いでやってきたんですけど、もっと死に物狂いでやらなければいけないと思います。

石田 健大

―今日の試合を振り返って
調子自体はよくなくはなかったんですけど、連打が続いたり失点があったりだとか、自分の中では納得いく試合ではないなと思いました。

―中1日での登板でしたが調整は
自分の中では万全にできていたんじゃないかなと思います。

―前回の登板と比べて
自分の球とかを一遍見ているバッターたちなので、そこは慣れて打たれてしまったのかなとは思うんですけど、そこを差し置いてでも勝たないといけない所だったのですごく残念です。

―初回の立ち上がりについて
先頭バッターに打たれて、今季初回に点を取られた試合というのはほとんどぼろぼろな試合なので、絶対取られちゃいけないという気持ちで投げていたんですけどやっぱりちょっとつかまって、でも無失点だったんで形的によかったと思ったんですけど、やっぱり3人で切らないと駄目だなと思いました。

―五回途中での降板となりましたが
自分の中でももうちょっと投げたいなという気持ちはあったんですけど、監督の決めることなので、まだまだ自分が未熟だったというふうに思ってこれからまたやっていきたいです。

―空き週に取り組みたいことは
体力の面でもないと思うので、走りこみ投げ込みをしっかりまた一からやっていきたいなと思います。

―次戦にむけて
本当にもう負けられないので、1敗もできない状態なので、これからみんなで1つになって一からまたやっていけたらいいなと思います。

齊藤 秀之

―今日の試合を振り返って
勝ちたかった試合でしたね。痛い一敗になりました。

―勝ち点を懸けた戦いになりましたが
いつも以上に緊張する試合で、緊張する中で結果を出さないと、という意識で臨みました。

―昨日苦しめられた加藤投手、白村投手の対策について
具体的にはベースにちょっとついて、インコースはそんなに狙っては投げてこないタイプだったので、外をどんどん打っていこうと。あと昨日は加藤投手はスライダーとフォークで、白村投手は低めのツーシームで空振り三振をたくさん取られたので、それを振らないように修正しようということをチームで徹底していました。

―七回に先頭で三塁打を放ちましたが
白村さんは甘い球もくるんですけど、キレもあるので球種絞っていこうと思って、真っ直ぐじゃなくてスライダーとか変化球をはって、たまたま読みが合ったので振り抜いた、という形ですね。あれで次の回抑えて流れが来るかと思ったんですけど、抑えられなくてちょっと残念でした。

―九回二死の場面から安打もありましたが
白村さんのスライダー、ツーシームと意識した中で三振しないように食らいついていこうと思って、結果がヒットになったという感じですね。狙って打ったという感じではないです。

―今季先発に名を連ねる試合が多くなりましたが
途中で代えられることもあるので、本当の意味でレギュラー、主力になれるように武蔵小杉の練習で力をつけていきたいと思います。

―東大戦へ向けて
また一から練習してしっかりミーティングを重ねて、優勝の可能性は正直薄くなったんですけど、勝てるように、同じように頑張りたいです。

安慶名 舜

―試合前にチームの中で話し合ったことはありましたか
今日の試合は何が何でも勝たなくてはいけない試合だったので、その中でもプレーに関しては冷静に出来ることをやろうということでした。

―一回に走者を捕殺したプレーがありましたが
あのプレーはランナーが一塁にいて、ライト前に来たら三塁で一気に(走者を)殺しに行こうと思って、思いっきり投げました。

―五回には二死からの安打でチームの得点を演出しましたが
あの打席は最初の打席で三振になって、初球から甘いボールは振りに行こうと思って、打ちに行きました。

―慶大の先発が加藤投手の連投だったことについては
慶応のどの投手が来てもおかしくなかったので、昨日帰ってからしっかりミーティングして、どの投手が来てもいけるように、白村投手と加藤投手両方想定しながら臨みました。

―常に先行される展開になりましたが、ベンチの雰囲気はいかがでしたか
やっぱり諦めず、どんどんどんどん点を取って、逆転していこうというのがあったので、誰一人諦めていなかったと思います。

―九回は凡退すれば試合終了という状況でヒットを放ちましたが
齊藤がつないでくれたので、自分も後ろにつなげば必ず逆転できるって思っていたので、食らいついていくっていうのを頭に入れてやりました。

―慶大に勝ち点を落とす結果になりましたが、4試合振り返っての敗因は
やっぱり投打ともに力不足だったのかなと実感しているので、もう一度来週空き週なので、ここで小杉のグラウンドで練習をして、もう一回一から作り直して、あと3カード全勝するつもりでやっていきたいです。

―東大戦に向けて意気込みを
東大戦でチャンスがあれば結果が出せるようにやっていきたいですし、東大戦で必ず連勝してそこから勢いをつけていきたいと思います。

畔上 翔

―体調はもう万全ですか
大丈夫です。

―5番でスタメンでしたが
緊張とかは無いですけど、実践の感覚がちょっと鈍ってたかなと……監督の期待に応えられなかったのが1番悔しいですね。

―スタメンだといつごろ言われましたか
昨日の夜です。

―その時の心境はいかがでしたか
やれることはやっていたので、そんなに緊張という緊張は無かったですけど、野球は難しいなというのが今日の感想です。

―昨日までベンチの外で法政の試合を見て、何か思ったことはありますか
負けが続いているので、一球という部分で難しいのがあると思うんですけど、踏ん張りが利かなかったかなと思います。

―次の試合にむけて
優勝は難しくなってしまいましたけど、野球をやるには変わりないので、しっかり準備していきたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • 201310021慶大上位打線に集中打を浴び、勝ち点を落とす
  • 201310022先発の石田は悔しさ残る降板となった
  • 201310023大城戸が四球を選び、1点を返す
  • 201310024七回に犠飛を放った木下
  • 2013100252安打を放った細川
  • 201310026七回に三塁打を放った齊藤秀
  • 201310027先制のきっかけをつくった安慶名
  • 201310028リーグ戦初出場の柴田圭輝(文1)
 

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