硬式野球
 
 

「春季リーグ開幕直前特集~古豪復活!いざ頂点へ」第1回・金光興二監督

「春季リーグ開幕直前特集~古豪復活!いざ頂点へ」
取材:3月12日

「『結束』全てはチームが勝つために」を今年のスローガンに掲げ、リーグ戦に臨む法政。監督、選手、それぞれが今季に懸ける思いとは…。春季リーグ開幕直前特集、第1回は金光監督です!今の選手の状態や気になる投手陣の起用、今季の打線の構想などが明らかに!?

IMG 1428 R-thumb-160x160-3150
今季への思いを熱く語る金光監督

ここ一番に弱かったことが大きな反省

―ここまでのオープン戦を振り返って
この段階なんでね、選手をしばらく競争させるという意味合いで入れ替えていますが、勝ち負けは別としてこの冬に個々がどれだけやってきたのかということを見極めるというのと、チームとしてはリーグ戦に合わせて少しずつチーム作りを進めているところですね。

―去年の秋のリーグ戦では接戦を落としてBクラスでしたが接戦を落とした原因は何だと思われますか
やっぱりここ一番にピッチャーであればコントロールミス、バッターであればここで1本出れば、という場面でなかなか自分のバッティングが、スイングが出来ないというケースが多かったですよね。なので、やはりここ一番に弱かったということが大きな反省点ですね。

―今年の投手陣では三嶋選手の起用法が大きなポイントになると思いますが、いかがですか
今の段階では三嶋の場合は先発と後ろ両方いけるようには調整させてます。基本的に他のピッチャーとの兼ね合いですね。今、三嶋以外のピッチャーにもチャンスを与えているので、仮に先発でいけるようなピッチャーが出てくれば、三嶋の持っているものを活かすのならばやっぱり短いイニングの方が、という思いもあるので…。しかしやっぱり先発投手が2人出てこないとそうはいかないので、今のところはまだ見極めている段階ですね 

―オープン戦では3年生投手が好投していますが期待している投手はいますか
ここのところは船本が15イニング投げて自責点が0ですからね。非常にこの冬精力的に練習した成果がね、表情を見ても充実しているなといった感じですし、ここまで順調にきてますね。もう去年とは全然違いますね、ボールのキレにコントロールも。それと3年生の中では六信ですかね。ちょっとインフルエンザになってしまったんですがキャンプの時は相当良かったのでね。ここのところ出遅れてますが、明日(3月13日)登板させる予定なので、この六信。そして今日(3月12日)先発した梅田、あとは左の納富、この辺はやっぱり伸びて来てますよね。この先まだ試合も多いので、どんどん投げさせてその中から。あと左の石田は安定感が去年に比べてさらに増してきているのでね。石田についてはこのままいってくれるだろうと思ってますので、やはり今言った3年生の中で1人、2人、出来れば3人くらい出て来てくれれば非常に盤石した投手陣になると思います。

―昨年の秋のリーグ戦で三上選手が1人で60イニング投げましたがその穴についてはどう思われますか
今年は1人のピッチャーでそれだけの穴を埋める考えではなくて、出来れば今挙げた3年生あたりがたくさん出てきてくれたら「先発完投」ではなく1試合を2人ないしは3人でいける形をつくりたいですね。どちらかというと1人のピッチャーに先発完投となると3回戦までいった場合に、どうしても1回戦、3回戦と過酷な状況にもなるし、そりゃ連勝というのが1番いいんですけど、今の六大学の状況では力は拮抗しているから1、3戦になった時に1戦目のピッチャーを後ろに回せるようになるのが1番良いですね。そういう意味で先発のタイプでいうとさっきの船本、六信、梅田、この辺がどれだけ先発になれるところまで来るかどうか、まぁ船本が今、非常に好調なのでこのままいってくれるんじゃないかなぁ、と。まだまだ身体能力は高いと思うのでね、これから良くなっていくという感じはしますよね。

打線のキーマンは多木

―野手陣では伊藤慎悟選手、高木悠貴選手、西浦選手の成長が伺えますが
もう良くなりましたね。ほんと言われた通り、今の3人は非常にこの冬に精力的に練習した成果が今、出てきていますね。良くなってきていますね。この彼らがリーグ戦でオープン戦の好調をそのままキープしてくれたら、非常にチームが強くなりますね 

―中尾選手、難波選手、今村選手が抜け昨年より機動力が落ちると思うのですが
今年は機動力という意味でいえば、去年ほどではないと思いますが、それでも建部、岩澤、多木、伊藤慎悟も足速いですからね。足は十分使えると思いますね。バッティングの調子を見極めて、機動力使わなければならないところは積極的にそういう形での戦法でいきたいと思いますが、今はスコアリングポジションにランナー置いて、そこで一本打てるかどうかというものをこのオープン戦の中で重点的にやりたいと思っています。

―今年の打線のキーマンは
やっぱりキーマンと言えば多木でしょうね。多木も今年はずいぶん意欲的で良くなってきたんですが、東京ドームのゲームでキャッチャーとホームでクロスプレーがあったので、少し練習ができてないんですが、大きなケガではないので。それと期待しているのは伊藤慎悟ですね。伊藤慎悟がクリーンアップを担ってくれるようになれば、上位は非常に経験の豊富な建部、岩澤、多木と組めると思いますので、4番で伊藤慎悟が座ってくれれば、4年生で打線を引っ張っていってくれると思います。去年の秋は1年生の伊藤諒介を4番にというチーム事情になりましたのでね、今年は4年生が中心で打線を引っ張ってくれたら1番いいですね。そこに高木悠貴ってのが非常に勝負強いですから、彼が6番、7番位にきてくれたら、5番あたりに伊藤諒介とか、河合はちょっと出遅れてますが、おそらくリーグ戦までには間に合ってくると思います。この辺もおそらく絡んでくると思いますし。あと、西浦ですね。西浦あたりが下位のほうで打ってくれれば、結構厚みのある打線、切れ目のない打線にできるんじゃないかなと今は思っています。

―正捕手争いについては
これは土井と木下と中園。中園の場合はまだ経験が必要なのがありますから、まあ、土井と木下の勝ったほうでしょうね。

―正捕手になる決め手は
やっぱりキャッチャーですから、配球含めたインサイドの方ですね。守備力が決め手だと思います。なんぼ打ってくれても、そういう守備面で特に配球の面でマイナスな点があるとバッティング優先とはならないポジションなので決め手はそこだと思います。

―今年の新入部員で期待の選手は
若林、佐藤竜一、畔上の3人は3月3日に入寮してきて、体もしっかり作ってきてましたからチャンスを与えたんですが、これからもチャンスを与えてもよさそうな。畔上についてはまだ出せませんでしたけど、明日以降にね。やはり実戦経験を踏ませないとなかなか。ただ、やはり高校野球の世界で実績のある子ですし、非常にスイングそのものも素直な、パンチ力のあるスイングしますから、これから楽しみな一人じゃないですかね。

鍵はメンタルの部分

―法政は左投手、特に、竹内投手・小室投手に抑え込まれていますが
そういう意味でね、伊藤慎悟とか西浦の右ですね。伊藤慎悟の場合も外野手ですが、ファーストも含めて、今いろいろなポジションをやらせようと思います。初戦慶応ですから竹内がいますし、2戦目は立教ですよね。やっぱりうちがこの春狙うのにこの立ち上がりの2カードが非常に重要ですから、左のエース級をいかに打ち崩すことができるかポイントになりますよね。その対策はオープン戦でやってきておりますから、まあ伊藤慎悟、西浦が期待に応えてくれたらと思いますけどね。

―リーグ開幕に向けてどのようにチームを仕上げていきますか
今年は4年生がチームを引っ張るという意気込みが伝わってきますし、選手には活気のある生き生きとしたチーム作りをみんなで目指してやれと。技術的にはとにかく基本をきちっと積み上げていけと。正確性、確実性これを身に付けろという風に言ってます。これをリーグ戦までに意識してやっていきたいと思います。

―春季リーグの意気込みを
日本一取った後、天皇杯を逃していますから。でも、振り返ってみると、どのシーズンも紙一重なんですよね。去年の秋も結果的には4位でしたけど、やっぱり最初のカードの明治戦で勝ち点を取る取らないで大きな違いがあったと思います。うちも勝ち点取るチャンスは十分にありましたから。それで取ってれば、逆の立場になっている可能性が大いにあるんですよね。だから、その辺のところの紙一重のところで今度はうちが上に立てるように。鍵はやはりメンタルの部分だと思うんですよ。技術の部分の勝負じゃなくなってくると思うので、その辺の所をきちっと作って、目指すは天皇杯ですし、天皇杯の上にある日本一。日本一なるには天皇杯取らないと日本一の挑戦権ないわけですから。まずは天皇杯で、それから日本一。これは当然の目標ですね。そこを目指して選手もやっていくし、私もそういう目標を持ってやりたいと思います。
 

プロフィール

金光興二(かねみつ・こうじ)
1955年9月15日生まれ
広島県出身・広島商業高校→法政大学→三菱重工広島
2003年就任以降、法大をリーグ優勝3回、日本選手権優勝1回に導く。

連載予定

「春季リーグ開幕直前特集~古豪復活!いざ頂点へ」の第2回以降では選手への単独インタビューを全8回に分けアップしていく予定です。法大野球部ファンは必見です!お楽しみに!
連載予定選手:建部、多木、三嶋、土井、岩澤、伊藤慎悟、西浦、木下、国枝、船本、梅田、石田、伊藤諒介、畔上

フォトギャラリー

  • IMG 1428 R-thumb-160x160-3150今季への思いを熱く語る金光監督
  •  R-thumb-160x160-3151就任10年目となる金光監督
  •  R-thumb-160x160-3153起用法が注目される法政のエース・三嶋
  •  R-thumb-160x160-3152打線のキーマンに指名された多木
  •  R-thumb-160x160-3154さらなる成長が期待される石田
  •  R-thumb-160x160-3155先発での一本立ちが期待される船本
  • IMG 4246 R-thumb-160x160-31564番候補の伊藤慎悟
 
 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み