硬式野球
 
 

東日本大震災復興支援ベースボールマッチ

東日本大震災復興支援ベースボールマッチ
3月10日(土)
会場:東京ドーム

世界中の人々を震撼させた東日本大震災、あれから1年が経った。被災地には未だに地震と津波の傷跡が残り、被災された人々は仮設住宅での暮らしが続いている。そんな状況の中、野球ができる喜びと野球をさせてもらえる感謝の気持ちを忘れてはいけない。被災された人々を、日本を元気にするため選手たちは全力プレーを誓い、試合に臨んだ。

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被災地に全力プレーを届ける

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
大学選抜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
社会人選抜 1 0 0 3 2 0 0 1 X 7 15 0

(大学選抜)東浜、萩野、中條、小室、三嶋、西宮‐伏見、吉田
(社会人選抜)畠山、鶴田、大山、野田、磯部、石田、末永‐石川、小澤
[本塁打](社会人選抜)長島(4回3ラン=中條)

大学選抜の先発マウンドにはプロ注目の東浜が上がった。しかし、いきなり1死2塁のピンチを招くと落合に左中間への2塁打を打たれ、あっさり先制されてしまう。その後も大学屈指の投手が投げるも被安打15の7失点と打ち込まれた。打撃陣も社会人投手に13個の三振を奪われ、完全に抑え込まれた。注目の試合は社会人に力の差を見せつけらる結果となった。

法政からは多木と三嶋が出場。多木は3番ショートでフル出場し、4打数1安打。第3打席に左中間への2塁打を放った。三嶋は7回から登板。2本のヒットを許すも、後続を打ち取り、1回を無失点に抑えた。

試合前のコメント

三嶋投手

―復興試合に向けて、どのような意気込みで試合に望みますか
滅多にできない経験ですし東日本のこともあるので、自分の力を発揮したいです。

 ―練習中、他大の選手とどのような会話をしましたか
無事マウンドを降りられたらいいね、と話していました。

 ―この試合でどのようなプレーを見せたいですか
短いイニングですけどスピードだったりスライダーのキレだったり自分の持ち味を出して、いろんな人に見てもらえたらいいですね。

 

選手・監督の試合後のコメント

金光監督(記者会見)

ー震災復興試合の前に選手にどのような気持ちで戦うように声はかけましたか
やはり私もこの1年こういう環境の中で野球が出来ることに感謝しながら1年野球をやってきましたし、選手たちも同様だと思います。そういう意味で私は今日この試合は特別な意味を持っている試合だと思うので選手たちにも話しましたし、選手たちも同じ気持ちを持って試合に望んでくれたかと思います

ー相手の社会人のチームも東北と関東を中心とした代表でしたが相手の意気込みやチームの強さをどのように感じましたか
やはり社会人のチームの選手は個々の力を見るとどうしても社会人の選手の方が一枚上かな、と思いながらベンチにいたのですが、本当に今日1日は社会人の打者の力強さ、投手のコントロールの良さ、こういったものを感じましたので、選手も今日は本当にいい勉強をしたのかなと思います。

ー今後日本代表を率いていく上でどういった点が課題になりますか
投手の方はおそらくこれからリーグ戦で競って行くなかでどんどん状態は上がって来るのかなと思いまし、伝統的にこのチームは投手力は高いと思っています。やはり今日の試合でも社会人の投手の細かい変化球に対応していく打者の方ですね。それと海外の投手は球質が重いですから、そういったものに力負けしない力強さ。これはもう例年のことですが、やはりこれから世界と戦っていく上で打者の方の強化が必要かなと今日1日を通して思いました。

 ー東浜投手のピッチングをご覧になっていかがでしたか
やはりまだリーグ戦前ということで中々登板の機会がなかったためまだ調整不足の中で今日の舞台に望んだのかなと思います。しかし、彼の実績とか経験というものは私は心配してませんので、これから登板をオープン戦等々で増やしてね、リーグ戦も戦っていくと思うのでそういう意味では全く心配していません。

三嶋選手(1回無失点)

―試合を振り返って
初めてのドームだったので、ドームならではの特別な緊張感を感じながら投げました。

 ―緊張はありましたか
社会人選抜との対戦で普段とは違いましたが、いい経験ができました。

―ご自身の持ち味は発揮できましたか
まだ自分のベストな状態には程遠いんですけど、真っ直ぐでバットにさすボールが何球かありました。今後こういうボールをリーグ戦に向けて、調整していきたいです。

 ―ニ死から連打を浴びましたが動揺はありましたか
特になかったです。吉田(捕手)のリードに従って投げれば粘れると思ったので動揺とかはなかったです。 

 ―社会人打線の印象について
ボール球は振らないですし、際どい球はしっかりカットしていました。2ストライクと追い込まれて強い球でも、バットを振り切ってカットする。そこは大学生と違いましたね。

―復興試合を通じて感じたこと
学生で野球が出来る幸せを感じなければいけないと思いました。被災地では野球ができない人もいるし、こういう場で野球ができるありがたみを感じました。

多木(4打数1安打)

―今日の試合、どのような気持ちで臨みましたか
社会人とやれるということで、自分たちも選ばれた立場ですけど、社会人のレベルの高さを勉強するつもりできました。

―今日の試合を振り返って
悔しい結果に終わってしまいましたが、収穫もありました。今年の世界選手権も代表に選ばれるように頑張りたいです。

―東京ドームの雰囲気は
自身3回目くらいですが、神宮とは違った雰囲気ですね。やりやすいです。

―二塁打を打ちましたが、調子は
調子は普通です。それでも上手く打てたヒットだと思います。

―走塁では惜しくも好返球に阻まれてしまいました
相手キャッチャーにブロックされて…正直痛かったですね。もっと走塁技術を磨いて、走攻守3つ揃った選手になりたいです。

―法大出身の石川選手も出場されていました
最初に挨拶をして優しく話してくれました。久しぶりに一緒に野球が出来て良かったです。

―まもなく震災から1年が経ちます。この1年を振り返って
あっという間の1年でした。この日本で起きた震災ということで…見ている人に勇気を与えられたなら良かったですけど…。 

ーご自身、東北地方などご縁はありましたか
いとこが福島に住んでいます。家は少しの被害だったそうですが、避難所にいたこともあったみたいです。

―復興に向かう被災地への思いやメッセージをお願いします
本当にあっという間です。自分自身もつらい思いをしました。それでも野球を通じて、勇気を与えられたら。自分たちの野球で引っ張っていくつもりで、"がんばろう日本"じゃないですけど、そういうことを伝えたいですね。

フォトギャラリー

  • IMG 0879 R-thumb-160x160-3145被災地に全力プレーを届ける
  • IMG 0866 R-thumb-160x160-3146大学選抜の指揮を執った金光監督
  • IMG 1043 R-thumb-160x160-3147慶大の主将・山崎錬と談笑する多木(右から2番目)
  • IMG 1268 R-thumb-160x160-3148左中間への2塁打を放ち、チャンスを作る多木
  • IMG 1301 R-thumb-160x160-3149ピンチを招くも無失点で切り抜けた三嶋
 

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