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第38回日米大学野球選手権大会/対東芝 金光JAPAN初勝利!見えてきたジャパンの形

第38回日米大学野球選手権大会(7月3日~8日、米国開催)

前日はNPBイースタン混成に惜敗したが、今日は昨年の都市対抗で優勝を果たした社会人の強豪・東芝野球部とオープン戦が行われた。多木は3番ファーストで先発出場。三上朋は2イニング登板。国内最後の実戦だけに、アメリカに向けて最終調整となるか。今日の試合もジャパンチームにとって大きな収穫となった。

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ピンチの場面で併殺打に打ちとった三上

試合結果

トータル試合結果

 123456789H
大学日本代表 1 2 0 1 1 0 1 0 0 6 13
東芝 1 0 0 0 0 1 1 1 X 4 10

(大)○東浜(亜大)、岩貞(横浜商科大)、三上(法大)、福谷(慶大)‐梅野(福岡大)、吉田(立正大)
(東)●野田、川角、江柄子、木戸‐井川、椎葉
[本塁打](東)安達(1回ソロ=東浜)、松永(6回ソロ=三上朋)、松永(8回ソロ=福谷)

 日本代表の先発マウンドには、3年生の東浜が上がる。調子自体あまり良いとはいえず、プロ注目の安達から先頭打者本塁打をあびるなど、3回を四死球3で1失点。課題を残す結果となった。2番手は2年生の岩貞。ヒットを打たれながらも粘りの投球で2回を無失点。中継ぎでの起用が予想される。

 3番手は法大・三上。先頭の5番・松永にいきなり本塁打をあびる。続く6番・漆畑に死球と不安定な投球が続く。しかし、7番・大河原を併殺打に、8番・井川を三ゴロに打ちとり、6回は1点に抑える。続く7回は、9番・市川に左越三塁打をあびると、1番・安達に中前適時安打を打たれる。しかし、2番・井関を二飛、3番代打・森山を併殺打に仕留め、この回も1点に抑える。2回を投げて2失点という結果だった。4番手は福谷。こちらも本来の投球とはいかず、2回を1失点。ボールにばらつきが見られるなど、コントロールに苦しんだ。

 多木は今日は3打数1安打とまずまずのアピール。第一打席は、東芝の先発・野田から先制となる中前適時打を放つ。第二打席も同じく野田から二ゴロ。第三打席は川角から一ゴロに倒れる。3番としての重責は果たしたといえるだろう。アメリカに入ってからも、クリーンナップで打つことが多くなりそうだ。また、今日は鈴木を1番に起用。2安打を放つなど、持ち前の打撃を発揮。ジャパンの1番として合格点だろう。また、4番の伊藤も長打を含む2安打2打点と復調の兆しが見えたが、ケガで2~3日出場が難しそうだ。なんとか初戦までには間に合わせたい。

 明日は午前中に明大Gで最終調整を行い、ついに出国への準備に入る。夢の3連覇へ―ナインはひとつになりつつある。

試合後の選手・監督のコメント

三上朋(連日のマウンド。2回2失点)

―今日のピッチングを振り返って
点を取られてしまいましたが、連投ということもあったんですけど…普段通り投げられたと思います。

―打たれたホームランについては
自分がカウントを悪くしてしまったので、その点を反省したいです。

―昨日今日と登板して、アメリカ戦への手応えはつかめましたか
手応えというか、いつも通り投げられたと思います。

―明日が国内最後の練習となりますが、調整したいポイントは
向こうに行くと思ったように練習できないと思うので、しっかり走り込みたいです。

多木(3番ファーストで先発。3打数1安打)

―今日の試合を振り返って
昨日の試合は負けたましたが、今日は勝ったしいい感じでした。

―2日間の試合の調子は
ヒットも出たし悪くはないです。この調子を維持していきたいです。

―試合を通じて新たに課題は見つかりましたか
技術的な話になりますが、体が開き気味になってしまいました。センターを意識したバッティングをしたいです。

―アメリカのボールについての対策は
去年のイメージを持って望みたいと思います。

金光監督

―昨日、今日の試合を終わり感想は
昨日の時点で、明日のゲームは昨日よりもいい形をつくろうと。勝ち負けを別に、前に前に進めていくことが大事なので。昨日の反省点としては、走る意識がもう少し足らないから意識してやろうと。守りのほうでは、バッテリーを含めて声の繋がりを意識しておこうと。昨日よりはしっかりできていたかなという感じはします。

―東浜をはじめ2,3年はどういった起用法を
東浜は今日あまり良くなかったですが、できればどこかで先発のチャンスがあればさせたいなと思っています。大瀬良を含めた残りの3人は、中継ぎになると思いますが、それぞれの持ち味を発揮してくれればなと思います。

―伊藤の途中交代は
セカンドを回ったときに腰を捻って、3塁に行ったときに違和感があったようで。いまトレーナーに確認したら、特に問題はないかと。2~3日すれば通常通り動けるので、そんなに大したことではないです。

―チーム編成に大きく左右するのでは
伊藤に代走を出したんですけど、代走も居なかったのでピッチャー(大瀬良)を使ったんですけど。大したケガじゃなくてよかったです。

―大瀬良はピッチングができませんでしが
大瀬良は今日登板は控えさせていました。午前中のキャッチーボールをしっかりやらせて、状態を確かめましたので。

―明日練習で、明後日出発となりますが、どういった攻めをしていきたいですか
今年は4年生中心にチームが非常にまとまっている感じがします。一昨日の夜のミーティングでも言ったんですが、おそらく厳しい戦いになると思います。アメリカチームに2連敗してますので、しかも向こうは地元というのもあるので。そういった意味で体力的にも精神的にも非常に厳しい戦いになると思うんですが、それを全員の力で乗り切ろうと。乗り切るだけの精神的な強さを今年は持ってると思いますので、日本チームらしい戦いをやっていきたいと思います。その結果3連覇の目標を果たせるようにやっていければなと思います。

―もう初戦の先発は
ほぼ決まっています。みなさんが予想されるピッチャーだと思います。

―伊藤は2安打を放ち、これで役者は揃いましたか
今日途中で山路コーチに、伊藤はタイミング合ってないので、2打席終わった時点でどうしようかなと話したんですけどね。山路コーチが結果は出ていなくても、出していたほうがいいだろうということで、出しました。私もそのほうが彼にとっていいだろうなと思ったので。4打席目は全然違っていましたね。また出そうだなと思ったら、センター前にでたので。

―鈴木大地1番の起用は
鈴木大地の1番か3番かは、まだ決めかねているところですが、今年のテーマである4年生がチームを引っ張っていくというなかで、誰が1番に適任なのかなと。池田も4年ですが、やはり鈴木が一番いい1番かなと。今日のゲームを見ても、1番のほうがうちのチームのテーマに合ってくるのかなという感じはしますね。

―上位に左が並ぶということで、山川がキーになりそうですが
右の山川、そして金子が両打ちなので、相手ピッチャーによっては1,3,4,5番は不動にして、2番あたりを右にという形はありうると思います。

―大瀬良の登板が最初からなかったというのは
彼はちょっと左にちょっと違和感があるというので、投げれれば投げさせたいなと思いましたが、無理をさせて逆のほうに負荷がかかってもいけないので。そこはトレーナーと身長に相談しながら(決めました)。一昨日が4~5分、昨日が6分。今日が7~8分。ほぼ全力に近い形で投げれるところまできているので。向こうに行ってから、できれば1回、2回投げれれば十分かなと思います。

―三上投手に関しては
三上は今日打たれましたが、ストレートを打たれていますね。彼の持ち味は緩い縦のカーブ、スライダーといった縦の変化です。それではなしに今日はストレートを打たれているので、その辺を今日キャッチャーにも注意をしましたので。そのへんは逆に三上は向こうで十分通用するピッチャーの1人だと思います。間では十分戦力になると思います。

和泉選手(東芝・法大OB)

―三上・多木選手をベンチからご覧になっていかがですか
僕と一緒にやっていたときよりかは、2人ともとても成長していると。僕も負けられないなと思いました。

―2人に向けてメッセージは
まだまだ将来がある2人なので。僕も負けられないようにしたいです。ジャパンに入って日の丸を背負いますが、頑張ってくれると思うので。優勝できるように2人には頑張ってほしいです。

―和泉選手の今年の目標は
今年は都市対抗はもう出場するのは決まっているんですけど、そのなかで少しでも僕がチームに貢献できればいいなと思います。

フォトギャラリー

  • 201106281.jogピンチの場面で併殺打に打ちとった三上
  • 201106282先発で3イニングを投げた東浜
  • 2011062833打数1安打の多木
  • 2011062842安打と復活の兆しの伊藤
  • 201106285交代の指示を送る金光監督
  • 2011062862年生で初登板の岩貞
  • 2011062872イニングを投げた三上
  • 201106288腰をひねって途中交代の伊藤
 

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