硬式野球
 
 

2011春『血の法明戦』特集・後編~明大監督・善波達也

東京六大学野球春季リーグ戦・開幕前特集
※2011年4月3日取材

5月21日・22日、ついに『血の法明戦』がやってくる。2年前、春の法明戦にてサヨナラ本塁打で法大が優勝を決めたのも、まだ記憶に新しい。今年も何かを『持っている』かもしれない、このカード。前編の竹田主将に続き、後編では明大・善波監督の取材をぜひご覧頂きたい。

201105201
時折穏やかな表情をみせる明大・善波監督

去年から変わってないな

―震災のあとで練習に影響は
はい。まあうちだけではないのでね。

―今年のチームが昨年と変わったところは
去年から変わったところ?うちだよね?うーん、去年から変わってないな。弱いまんまだな。(試合)出る人も去年でた人が多いので、あんまり変わってないですね。

―今年の冬やキャンプでは、選手にどのような練習や意識を指示しましたか
チームバッティングができるようにと、いくらかバットが振れるようにと。各校、とくに法政さんのピッチャーがいいんでね。点数あまり取れないだろうから、少しでも繋がるような感じで、という意識ではやっていました。

―オープン戦で得られた課題は
地震で3月いっぱいできなくて、オープン戦の数が極端に少なかったので…。成果はいまのところ挙がってないかな。

―監督の目から見て竹田主将はどのような主将ですか
竹田はすごくみんなを引っ張る力があって、全体を見れるようないいキャプテンです。

―竹田選手を主将にするというのは早くから決めていたことですか
いや、そんなこともないです。竹田が2年のときに新人戦でキャプテンをやったりして、そのときもいい感じでリーダーシップを取れてやってた感じだったので。別にそのときから決めていたわけではないけれど、リーダーシップをとれるやつだなという目では見ていました。なかなかリーグ戦にでるようなところまで来なかったので、出場機会はちょっと少なかったですけど、しっかり最後の年やってくれるんじゃないかと思っています。

―今年の明大投手陣はいかがですか
野村を中心にエース対決を制して、各カードの主導権を握っていきたいなとは思ってはいるんですけど。野村以外ってなると、いままで投げてきた難波、森田、柴田、隈部なんていう4年生が中心になるのかな。

―では野手陣に関しては
ほとんど去年の秋に出ていたやつらになると思うので、そんな代わり映えしない面子だけど、去年は勝てなかった1年間だったので、少しは良くなってくれないと困るなという感じです。

法政だな、今年は

―今年伸びてきた選手は
外野で中嶋っていう2年生のやつがいるんですけど、それがレギュラーポジションとれるのかな。ただ、オープン戦ずっと離れてて、ここ何試合かやって結果でてないから、どうなっちゃうのか。なので、伸びてきたといえるのか、微妙です。伸びてんな~というつもりだったんだけどね(笑)試合やったら、あれ?という感じで。ちょっと法政のピッチャー打てそうもないかな。困ったもんだよ。

―新入生に関しては
1回集まって練習したんだけど、震災の影響で活動自粛ってなったとき、家の方に帰しちゃったので…。まったくわからないというか、戦力にはならない感じです。練習できなかったので、戦力として考えられるのは居ないです。高校のときの姿は分かってるけど、そこから成長しているのかどうなっているのかっていうのが全然分からない状態です。

―今年の法政の印象は
三嶋くん、三上くんが経験していてね。経験するだけじゃなく、きちっとやっていたピッチャーが残っていますんで。野手も足の速い選手からバッティングのいい選手まで、誰が出てくるのかなというほど選手がたくさんいるので。開幕してみないと、誰が出てくるのか想像できないような感じだけど…誰がいるんですか?

―吉越投手とかいいですね
おー、…それは相当いいな(笑)1年生の石田って左ピッチャーは放ってる?

―はい、この前よかったそうです
参ったな、こりゃお手上げだな(笑)。うちとやるまでに、みんなくたびれるかと思ったけど、そんなにいたらくたびれないよな。順番にきちっと放ったら。そうか、法政だな今年は。

明治と法政で優勝を狙えるように

―特別警戒する選手は
特別というより、誰がどれだけ成長して出てくるのか、新人も合わせて。いろいろ入学してるっていうのも聞くし、順調にやっているようだし。幸いお互い最終カードなので、4カードきちっと見させて頂いて、なんとかなるかどうか考える感じるかな。そこまでうちに優勝の可能性が残って、法政にチャレンジできる体制でいたいなという感じでね。(記者たまらず笑う)いや、本当に法政は天皇杯とこんくらいの距離してるよ(両手を限りなく近づける)。本当にみんな言ってるよ。他の大学の取材陣とか行ってみた?

―はい、行きました
みんな言ってなかった?今年は法政でしょって。選手が本当にいくらでもいるよねってみんな言うでしょ?違うの?知らないのかね、ほかの大学は。

―立教と東大ではそこまでは
ほんとに?みんな図々しく自分が一番だと思ってるんでしょうかね?(笑)

―経験している投手が多いとはおっしゃっていました
いるよね。経験しているし、球が速いからうちの打者は手も足も出ないよ。なんとか最終週に明治と法政で優勝を狙えるように、そして法政優勝の消化試合にならないように、頑張ります(笑)

―今年は大学日本代表のコーチも務められますが
金光監督と一緒にということなので、リーグ戦が終わってからのことですが、少しでも皆さんの代表としてチームの役に立てるように、また金光監督のやりたい野球の方向へサポートがきっちりできるようにしていきたいと思います。

―金光監督のイメージは
色々なことを、順序立てて理論立てて、きっちりとした考えを持って物事を進めていく方だと思います。

―最後に今年の目標は
法政戦に優勝の可能性を残して、チャレンジすることです。できれば勝つこと!ちょっと難しいかな(笑)

1962年8月11日生まれ
神奈川県出身・桐蔭学園
明大→東京ガス→(株)向隆→明大コーチ→明大監督(08年~)

フォトギャラリー

  • 201105201時折穏やかな表情をみせる明大・善波監督
  • 201105202
  • 201105203
  • 201105204
 
 

スポーツ法政 最新号

S 6477908564910 R

定期購読の申込み