硬式野球
 
 

ライバル校取材~立教大学・大塚淳人監督、岡崎啓介主将

東京六大学野球春季リーグ戦・開幕前特集
※2011年4月2日取材

早稲田、明治から勝ち点を奪い、近年最強と言われる今春の立大野球部。
リーグ開幕前に、スポホウは大塚監督と岡崎主将にインタビューを決行!
今春の強さの秘密が、明らかに?!

強打の主将・岡崎

 大塚淳人監督

自分たちで何かやろう、という風になってきた

―昨年監督に就任し、2年目となりましたが立大選手の印象や距離感は変わりましたか
どうかな。比較的1年目からコミュニケーションはとれたかな、と思っています。なのでその辺は変わらずですね。指導や野球に関しても変わらずなんですが、やはり人が変わればやり方が変わるということで、去年は僕の方針ややり方に戸惑いが多少あったと思うんです。今年は自分のやり方、考え方を大分選手が理解して、自分たちで何かやろう、という風になってきたので楽ではあります。
 
―昨年掲げていた目標が「5位より上」ということでしたが、春に達成しましたね
選手に聞くと、練習量が上がったっていうのはよくありますね。1つの結果としては春は良く打てたということですね。バッティングは水ものなので、春打てたから秋打てるものではないので、秋は研究されて春ほどは打てなかったですね。春は結果出ましたけど、ピッチャー含め守備には課題が残りましたね。ここ一番、ここ一球での勝負弱さというか…、ずっと低迷していたチームらしい試合をしてしまいましたね。
 
―秋には慶大と5回戦までもつれこんだのが印象的で、他大学とも3回戦など粘り強さが目立ちましたが
粘りは出てきたけど勝たなきゃいけないんでね。今の課題はそこから一歩踏み出すっていうことですね。難しいけどキャンプや強化練習でこの春守備力をレベルアップして、目標としてそれを中心にやってきたのでその成果が出たらいいです。
 
―冬はどんな練習を中心にやっていましたか
守備力を重視しました。トレーニングをしっかりやってパワーアップを図りました。技術ではなく、もとになる部分のパワーアップです。

決断力のある、思い切りのある、迷わないプレーが大事

―新チームはどんなチームになりそうですか
岡崎中心で4年生が一丸になってますね。それに3年生がうまく絡んでます。勢いに乗れば勢いづく、そんな感じはするね。勢いに乗れるかどうかがポイントになるんじゃないですか。
 
―キーとなる選手、注目している選手はどなたでしょう
ピッチャーは西藤、岡部、小室、その3人がどう頑張るか。バッターは岡崎を松本。二遊間も組んでますし、守備・攻撃ともに中心になるのでこの2人がどう成績を残すかがポイントになると思います。みんなに期待はしてるんだけど。(笑)あとはリーグ戦始まっての調子を見ていい人を使います。チームで競争がでてきてまたそこでレベルアップできれば。
 
―法政で警戒している選手は
やはり三嶋、三上をどう打つかってことですね。ショートの長谷川もパンチ力があっていいバッターだと思います。新4年生も多く残ってますし。あとは難波や建部、河合を始めとして足を使ってくるんですよね。いい選手が多いうえに足があるなんて怖いな、と。ピッチャーも安定していて羨ましいです。一勝くらいはしたいですね。
 
―リーグ戦全体でこういう勝ち方をしよう、という展望はありますか
やっぱり各大学ピッチャー力はそろっていると思います。なのでロースコアの争いになりますよね。昨年はそれに競り負けたので、今年はそれをどこで勝つかということですね。守備で乱れたら勝てないので、まずは計算できる範囲で守備強化をして思い切りやるだけです。野球はいろんなことありますけど、どこの監督もセオリーは同じことをやるんです。だけど私は決断力のある、思いきりのある、迷わないプレーが大事だと思います。何度も選手に言ってますけど、迷ったプレーはチームに悪い影響を与えるし、おかしくなっちゃうんでそういう選手は使いません。
 
―最後に今年の目標をお願いします
混戦に持ち込んで優勝が転がり込めばいいなと。一年前を考えるとチーム力は上がったので目標は低くなく、高い目標を掲げてやるからには優勝目指してやります。
 

岡崎啓介主将

プレーで引っ張っていくのが理想ですね

―昨年を振り返っていかがですか
春は2つ落としてから3つ取って、勝ち点を3点取ることができました。順位は4位でしたが、ぐちゃぐちゃに六大をかき回すことができ、いい感じだっだのではないかと。いいシーズンだったと思います。それが秋に繋がればいいなと思ったんですが、秋は勝てずに5位で、チームに力は付いているんですが、あと1歩のところで勝てない詰めの甘さがあり、1つのボールに集中していかなければと感じました。

―課題などは見つかりましたか
負けた試合もあと1歩が惜しい試合が多く、その1歩をいかに大事にするかが課題となりました。(昨年は)最上級生じゃなかったから言えることかもしれませんが、勉強になりました。

―それをふまえて、この冬強化されたのはどのような点ですか
グランドにも掲げてあるんですが、今年は「今しかない」をスローガンにしています。試合は1球1プレーで流れが変わるので、練習から集中して、このスローガンをチームに浸透させ、取り組んできました。

―人生初の主将に就任されたということですが、どのようにチームを引っ張っていきたいですか
最初はどうしようかと迷ったこともありました。自分は話すことが得意ではないんで…。でも、野球は好きなんで、野球に関して元気を出していくことは好きです。話すのではなく、プレーで引っ張っていくのが理想ですね。

―今年も主砲候補と期待されますが、個人的な目標や意気込みを教えてください
昨年の春が1番成績がよかったので、今年は春夏とも、全てにおいてその成績を越えたいです。

―主砲ということについては
昨年も4番を打っていたんですが、主砲と言っても相手から見たらただ4番目に出てくるバッターなだけなんで。そういうことを意識すると自分は目立ちたがりで力が入ってしまうんで、意識せずにいきたいです。

―昨年も日本代表入りされましたが、今年も日本代表への思いはありますか
大学2年の時にプロアマ交流戦で初めて選出されて、昨年は6月の選考会を経て世界大会にも出場することができました。2年、3年と代表入りして、4年になった今年に入らないのは順番的におかしいと思うので、目指していきたいです。

―ドラフト候補と名高いですが、プロ入りについては意識されていますか
他の六大の選手もいっぱい候補になっているので、自分も入っていきたい気持ちはあります。大学で何ができたかを考えると、やっぱり優勝していないので、プロ入りは頭にありますが、いかにチームを優勝させるかを目指すことで、それがプロ入りに繋がればと思います。

―昨年は斎藤隼投手、小室投手、岡部投手の継投の印象が強かったのですが、今季柱となるのはどの投手ですか
みんな柱になってくれないと困るんですが、自分的には最上級生として斎藤隼に頑張ってほしいです。1つの柱がしっかりすれば、あとはついてくると思うんで。4年の意地を見せてほしいです。

―昨秋小室投手が肩を痛められたようですが、回復されていますか
けっこうやばかったらしいんですけど、今は順調に回復しています。

―打撃面でもチームの柱であった前田雄捕手が引退され、今年は平本捕手のレギュラー入りが予想されますが、印象はいかがですか
昨年から少し出ていたんで、自分的には任せられるかなと思います。下級生なので、内野がいかに引っ張っていけるかだと。キャッチャーは扇の要と言いますが、二遊間を含め、キャッチャーをうまくカバーできる守備を意識したいと思います。

―キャプテンとして甲子園で春夏連覇を成し遂げた我如古選手が入部されましたが、リーグ戦出場はありそうですか
今のところ(サードは)昨年も活躍してくれた前田隆だと思うのですが、争う形になって勝負がかった場面では、出場があるかもしれませんね。

―新入生も含め、台頭してきたと思われる選手や今年ブレイクしそうな選手はいますか
昨年までピッチャー登録だった平原(内野手)はやってくれると思います。

―具体的にはどのような点が
野球に対しても真面目で、練習もよくするし、下級生としての思い切りのよさがあります。それをなくさずに行けば、松本や前田隆、西藤のようにブレイクしてくれると思います。

リーグ戦に向けて、大化けしそうな打線だと

―オープン戦などを通して打撃面の調子はいかがですか
(大地震があり)こういう状況なので、オープン戦は何分の1にも減って実際わからない部分が大きく、実戦は積めていないのですが、逆にそれがよかったのではないかと思っています。リーグ戦に向けて、大化けしそうな打線だと。

―昨秋は法大戦3試合、立大打線は全ての試合でホームランを放たれましたが、法大との相性や印象はいかがですか
昨年は加賀美がいて、嫌なピッチャーが多かったです。今年は三上や三嶋など、とにかく球が速いピッチャーが多い印象です。そういうピッチャーにいかに打ち勝つか、守りが中心のチームですが、打たないと点は入らないので、法大戦ではそういうことを意識していきたいです。

―警戒している打者はいますか
法大は足が速い選手が多いので、捉えられたら次の塁次の塁へと進んでしまいます。そういう意味で、嫌なバッターばかりです。中でも、多木や長谷川は下級生から出ていて実戦も経験もあるし、バッティングもいいんで、守備としては打たせないように気をつけたいです。

―昨秋には慶大とリーグ戦では20年ぶりとなる5回戦を戦われましたが、今年の初戦は慶大戦です。何か特別な思いはありますか
慶大の伊藤とは仲がいいんですけど、「うちとは仲がいいな」ってよく話をしています。2試合で終わらせたいという気持ちはありますね。(昨秋の慶大戦は)あと1球、あと1プレーで勝ち点が取れた試合がありました。やっぱり最初が肝心だと思うので、この冬意識してきた1球を大切にする気持ちを全面に出して勝つことができれば、波に乗れると思います。

―新チームはどのようなチームですか
4年はすごく仲がよくて、1つ下2つ下も団結しているチームです。試合に出てる出ていない関係なく、チームの勝利のために自分は何をどうすればいいのかを考えて行動してくれるんで、いいチームだと思います。

―最後に、チームとしての今季の目標と意気込みをお願いします
自分が入学してから東大を抜かして、優勝していないのは立教だけなんで、優勝を目指して頑張ります。

 

フォトギャラリー

  • 201105061強打の主将・岡崎
  • 201105062安定感抜群の左腕・小室
  • 201105063今季は中継ぎに転向した岡部
 

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