硬式野球
 
 
 

東京六大学野球春季リーグ戦 対慶大2回戦 投打噛み合わず、痛い敗戦

東京六大学野球春季リーグ戦 第3週 VS慶 大 2回戦
4月25日(月)
会場:神宮球場

昨日の第1戦では零封負けを喫した法大だが、今日こそ白星を挙げ、明日に望みをつなげたいところ。試合直前、突然の雨で開始が遅れたが、すぐに明るい日差しが戻り、いざ第2戦目へ!

201104251
慶大・伊藤に完璧な本塁打を浴びた先発・三上朋

試合結果

トータル試合結果

 123456789HE
慶 大 2 0 2 0 2 0 0 1 0 7 11 0
法 大 0 1 1 0 0 0 0 0 X 2 4 0

(法大)●三上朋(1勝1敗)、吉越、北山‐原田
(慶大)○田村、白村、福谷‐伊場、阿加多

[本塁打](法)建部2号(3回ソロ=田村)
    (慶)伊藤3号(3回2ラン=三上朋)

法大の先発は対東大2回戦でも先発を任された三上朋。前回の内容はあまりよくなかったが、果たして今日は。対する慶大の先発マウンドに登ったのは左腕の田村。これを見た法大は8番・前田を岩澤に代え、攻撃の準備は整った。

しかし初回、三上朋は今日も制球が定まらず、安打と連続四球でまさかの無死満塁。ここでバッターは慶大が誇る強打の4番・伊藤。右前適時二塁打を放たれ2点を先制される。しかし後続はしっかり抑え、2回も三者凡退に仕留めて味方の反撃を待つ。その裏、四球などで1死2塁から、開幕から好調が続く6番・原田の中前適時打で1点を返す。そして今季初スタメンの7番・河合はノーボールツーストライクからボール球をしっかり見極め四球で出塁する。8番・岩澤も四球を選び1死満塁とするも、後続は併殺打に打ち取られ、この回の攻撃を終える。すると3回、ランナーを出すと打順はまたしても4番・伊藤にまわり、2ランホームランを浴びてしまう。法大に勢いをつけるべく、その裏、先頭バッターの1番・建部がソロアーチ。東大戦に続き2本目の一発を放った。しかし後続は続かず、法大の流れは生み出せなかった。
 
4回からは吉越が登板するも5回に2失点。6回には北山がマウンドに上がり好投を見せるも、8回に登板した三嶋が1失点。法大打線が奮起することは最後までなく、連敗で勝ち点1を落とした。
 
昨日に引き続き、打撃が振るわない試合であった。空き週を挟み、次は立教戦に臨む。それまでに調子を取り戻し、5月の神宮では再び快音が響きわたることを願いたい。
 
(古川 綾菜)

選手・監督の試合後のコメント

 

難波主将(キャプテン、1安打1盗塁)

―今日の試合を振り返って
完敗でした。
 
―試合前に選手たちに言ったことは
もう1勝されてるから勝つしかない。思いっきりプレーしようと言いました。
 
―今日はセンター前ヒットと盗塁も決めていましたが
そうですね、けどチームが勝てないと意味ないと思ってます。
 
―今のチーム状況は
雰囲気は悪くないですけど勝ててないんで、あと一週間しっかり調整していきたいです。
 
―法大のピッチャー陣を見ていていかがでしたか
頑張ってると思うけど、2試合で2点しか取れてなくて申し訳ないです。
 
―慶大と2試合戦った感想は
3番、4番がしっかりしてるしいいチームだと思いました。
 
―勝ち点を落としましたが
まだ優勝なくなったわけではないので、これ以降はいい試合をして精一杯戦いたいです。
 
―次は空き週ですが取り組んでいきたいことは
打ててないんで、なんとか打ってピッチャー助けれるようにしたいです。
 
―立大戦に向けて
優勝するには負けられないので、精一杯戦いたいと思います。
 

建部選手(本塁打を放つ)

―今日の試合を振り返って
もう普通に力負けです。完敗です。
 
―東大戦に続いてホームランが出ましたが
個人的に打てたのは嬉しいですけど、チームが勝てなかったので悔しいです。
 
―今日は狙い球は決めていましたか
特に狙い球は決めてなかったです。
 
―勝ち点を落としましたが
負けてしまったのはもうしょうがないし、他のチームが全部勝ってるかっていったらそうじゃないんで。でも後がないのは確かなんで、必死に残り3カード戦いたいです。
 
―次は空き週ですが取り組んでいきたいことは
変わったことはないので、やれることを精一杯やるのと、一人一人が気持ちの持ち方をしっかりしていくことです。
 
―立大戦に向けて
ほんと後がないので、相手気にしても仕方ないし、一戦一戦、一人一人と戦っていきたいです。
 

原田選手(2安打)

―今日の試合を振り返って
立ち上がりの失点は大きかったですね。
 
―2安打1打点という成績について
1打席目、チャンスで打てたのは良かったです。しかし3打席目の無死一二塁でも打ちたかったです。
 
―バッティングの調子について
悪くないですね。
 
―捕手からの今日の投手陣の調子は
失点したイニングは四死球が絡んでいたので、もっと調子をのせてあげたかったです。
 
―慶應打線についての印象
各バッターしっかり振ってきたので怖かったです。
 
―1週空いて次節は対立教ですが、意気込みをお願いします
まだ優勝の可能性がなくなった訳ではないので原点に返ってチームでやるべきことをやります。残り全て勝っていきたいです。
 

北山選手(リリーフで連日の好投)

―今日の試合を振り返って
今日も昨日も調子は良かったです。今日は昨日とは全然違うところを攻めていったのですが、昨日は右バッターの内角を攻め今日は外に攻めたら、それがうまいことはまって良かったです。
 
―完璧なピッチングでしたが、調子はいかがですか
調子はリーグ戦が始まってからずっと良いです。いつ行けって言われてもいいようにずっと準備をしています。どんな場面で登板するかはわかりませんが、今日のようにチームに良い流れを引き寄せられるような投球をしたいです。
 
―慶大打線の印象はいかがでしたか
みんな他のピッチャーはけっこう打たれていましたが、自分の時はタイミングが合っていなかったので…左の2人(3番・山崎錬、4番・伊藤)はみんな注意しているバッターなので、コースにきっちり投げていきました。次からの立教、明治、早稲田も良いバッターがたくさんいるので、同じようなピッチングをして抑えられるとは限りませんが、しっかり投げたいです。
 
―強打の慶大でしたが、意識されていた球はありますか
自分は基本スライダーとシュートを投げるのですが、昨日今日と良いところに決まって良かったです。スライダーとシュートを投げられないと打たれるので、いつでもしっかり投げられるように準備していきたいです。
 
―次の相手は立大ですが、何か対策などはされていますか
まだあまり研究したり、見たりはしていないのですが、慶應から点を取って明治に勝ち点を取って、慶應よりも打つのかなというイメージです。今日のピッチング以上に、ストレートと変化球の精度を上げていきたいです。
 
―勝ち点を逃してしまいましたが、チームの雰囲気はいかがですか
負けたからと言っても、まだまだリーグ戦は始まったばかりですし、勝ち点を逃したからと言ってくよくよしていても次に繋がらないので。来週は空き週で良い期間になるので、その期間にチームの雰囲気を立て直して、良い形に持って行きたいです。
 
―再来週の立大戦に向けて意気込みをお願いします
今日のような良い状態で立大戦も投げられるように、試合までの期間にしっかり練習したいです。
 

金光監督

―今日の試合を振り返って
完敗ですね。ゴテゴテになってしまったし、もう一回次のカードに向けて立て直して、なんとか向かっていきたいと思います。
 
―試合前に選手にかけた言葉は
今日を取らないと明日はないので、とにかくこの一戦に集中してやろうということでいったんですけど、なかなか上手くいかないですね。
 
―先発の三上投手については
いつも立ち上がりにやられるのでね。今日のようなゲームになると、そんなに点が取れないので。いきなり2点のビハインドで、1点取ってこれからというときにまた2ランという形だったのでね。なかなかこちらのペースに持ってこれなかったという感じですね。
 
―昨日帰ってから、どのような対策を
まずバッテリーが頑張らないと、自分たちの形でできないので。という話はしたんですけどね。
 
―相手先発の田村投手の印象は
どちらかというと荒れ球なので、的は絞りにくいところはありました。うまく攻めていっていたのではないかと思いますけどね。
 
―伊藤隼太選手の印象については
大学でやっぱりトップクラスのバッターなので、甘いところにいくと、ああいった形で打たれてしまいますね。
 
―今日良かったところを挙げるとすると
ないですね。次回はまた立て直さなければいけない感じですね。
 
―1週空きますが、どのような練習を
基本に戻って、ピッチャーがきちんと投げる形を作らないと、なかなかうちのゲーム運びができないので。まずはピッチャーの立て直しですね。
 
―オーダーを大きく組み替えたりというのは
オーダーを組み替えるだけの材料はなかなか見当たらないので、週明けの練習で調子のいい子を起用していく形にならざるを得ない感じはします。
 
―再来週相手の立教の印象については
慶応とあれだけ竸ったゲームをするので、力ありますんでね、うちはなんとか食いついていけるように、この一週間調整していきたいと思います。
 
―次回に向けて
まだ優勝は無くなったわけではないので、これから勝ち点を1つずつあげていく形になりますね。

次回の展望

 慶大に連敗を喫し、悔し涙を呑むこととなった法大。だが、リーグ戦はまだ幕を開けたばかり。再来週の立大戦は何としてでも勝ち点を挙げ、優勝への望みを繋げたい。
 今季の立大は開幕早々から健闘を続け、リーグ戦を混戦の渦に巻き込む。プロからも熱い視線を集める好投手・野村擁する明大に勝ち点を奪い、法大が完敗した慶大とも互角以上の戦いを見せた。


 第1戦の先発は左の小室が濃厚。これまで5試合に登板し2勝を挙げ、防御率は1.93とエースとしての頭角を現している。また、リリーフとして要所を抑える岡部も簡単に打ち崩せる投手ではない。
 打撃面では主将・岡崎のけがによる戦線離脱後、4番に座る那賀に警戒したい。勝負強いバッティングが持ち味で、現在慶大の伊藤に次ぐリーグ2位の6打点を叩き出しており、打率は4割を越えている。また、リードオフマンとして立大打線を引っ張る西藤にも要注意だ。昨春リーグ2位の打率を記録し大ブレイクを果たした俊足は、コンスタントに安打を量産し、塁に出すとかき回される恐れがある。ダークホース的な存在として名が挙がるのは、ファーストでスタメン起用されている平原だ。主将の岡崎が「彼はやってくれると思います」と話した通り、今季は3割3分3厘の活躍を見せている。昨年までは投手として登録されていた選手だが、そのバッティングを買われ内野にコンバートされた。法大戦ではクリーンナップを打つ可能性もあり、油断はできない。他にも日本代表としても奮闘した3番の松本や、昨秋三嶋から本塁打を放った前田にも警戒が必要だ。

今季の立大は接戦となる試合が続いており、負け越した慶大戦も1つの失策による惜敗であった。厳しい戦いに粘り勝ってきた立大は、法大にとって脅威である。引き続きロースコアの試合展開が予想されるが、まずは先制点を奪い流れを引き寄せたい。慶大戦では攻守ともに不安材料の残る結果となった法大。先発が予想される三嶋が、調子を上げる立大打線を封じ込めることができるか。残り2週間、しっかりと調整し万全の状態で試合に臨みたい。

(新實 舞奈)

 

フォトギャラリー

  • 201104251慶大・伊に完璧な本塁打を浴びた先発・三上朋
  • 201104252立ち上がりに苦しんだ三上朋
  • 201104253慶大先発の田村
  • 201104254軽快な守備で盛りたてる主将・難波
  • 201104255タイムリーを放ちガッツポーズの原田
  • 201104256今季第2号の本塁打を放った建部
  • 201104257中継ぎで好投した北山
  • 2011042582戦とも打ち崩せなかった慶大・福谷
 

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