硬式野球
 
 

ライバル校取材~東京大学・岩崎脩平主将

今春、さっそく王者・早稲田を苦しめ、台風の目となりそうな東大。
リーグ開幕を迎えるにあたって、主将・岩崎選手に単独インタビューを決行!
熱い思いを語っていただきました。

まずは近況をインタビュー

―地震による練習への影響は
上から活動自粛という風には言われているので、去年よりは練習ができていない状況です。3月のオープン戦も基本的には全部中止という形になりました。

―実戦形式の練習試合はやっているのですか
ちょうど20日まで合宿があったので、それまで宮崎だったのですけど、そのなかではできましたが、今はできていない状態で滞っています。(練習は)各自に任せていたり、何人かで集まってキャッチボールをしたりしています。

―昨年を振り返ってどのようなシーズンでしたか
昨年は監督も変わって、色々と新たな試みを試したシーズンでした。そのなかで1つ勝てたというのはそれなりの成果だったと思います。勝つべくして勝つということや、勝ち点には至らなかったので、そこはやはりまだまだ課題が山積みだなと感じました。

―主将となって意識の変化は
去年もわりとチームを引っ張る立場であったので、そのようなつもりでやっていました。今年は主将にもなって逆に同期に色々と引っ張ってくれる仲間がいるので、やりやすいというか、自分だけが突っ走らなくても、色々と支えてくれるメンバーがいるので、去年よりやりやすい感じはしますね。

―今年のチームが去年と大きく変わった点
新チームが始まってからは、挨拶であったりとか礼儀の部分は大切にしてきました。球場へ来てくださる方であったり、先輩に対する単純な挨拶であったりとか、そういう私生活面において、礼儀を正すという部分で変わりました。それが野球にも反映されているかなと思います。

―谷沢コーチが就任したことでチーム内の変化は
主にバッティングを見てくださっているんですが、谷沢さんがおっしゃってくれることには凄い説得力があって、成果も練習の中で体感できるのが大きいです。単純にバッティングで打てるようになったり、オープン戦でも結果がでているので、技術的には上がったかなということと、谷沢さんのほうからチームの雰囲気であったりとか、もっと元気出してやったほうがいいよ等とおっしゃってくださるので、チームの意識的な部分も変わってきたんじゃないかと思います。

今は60点。まだまだこれからですよ。

―ここまでのチームの仕上がりを採点すると
60点くらいですかね。もちろん全然悪くなくていい感じできているとは思います。ただ今のオープン戦よりもリーグ戦になるともっと格上の相手という形になってくるので、ピッチャーにしてもプロを目指している予備軍の選手たちに対してどういう形で挑むか未知数な所もありますし、速い球への対応であったり、そういう所はまだまだこれからの問題だと思うので、現時点では十分それなりの所まではできているんじゃないかと思います。

―新チームになってから、何を重点的に取り組んでいますか
技術的な部分も大きいですが、「言い合える環境」を作っています。いままでは練習の時でも、ゆるいといったら変ですが、練習のための練習であって、試合で生かされていない部分がたくさんありました。試合での緊張感というのを練習に持ち込む必要があるというのを、自分たち同期で考えてました。試合でミスしたりとか良くない部分に対してしっかり下級生や上級生関係なく言い合えるような雰囲気作りであったり、単純に声を出していくというのもそうです。本当に自分たちが野球を上手くなるのに適した環境づくりというのを全員が考えてやれているんじゃないかと思います。

―今年の東大を一言で表すと
うーんそうですね…。じゃあちょっと後回しで(笑)

―今年力をつけてきた選手は
自分が一番期待しているのは永井っていう今度3年生の外野手です。もともと守備のほうでは肩もよくて足も遅くなかったので、全然(スタメン)レベルには至っている選手だったんです。バッティングでもう一つであったり、もう一つアピールするところが足りない部分がありました。ただこの冬を超えて練習もすごくしますし、オープン戦でも結果が出ていて、自分がキャプテンをやっていて助かるというか色々と下級生の面倒もみてくれますし、そういう意味ではすごい期待しています。結果がでなくてもチームにすごいいい影響を与えている選手なので、今のところというかこれからもチームの中心になっていく選手なんじゃないかと思います。

―去年は鈴木投手が初勝利となりましたが、今年の注目投手は
香取という新3年です。去年春のシーズンはそれなりに投げて、秋はケガもあって投げれなかった選手です。ポテンシャルでいったら一番いいものを持っている選手です。もちろんまだ完成している訳ではないんですけど、プロを目指すという上でも一番可能性を持った選手なんじゃないかと思います。まぁ、秘密兵器ということで(笑)。まあ秘密兵器といいつつ第一戦とかで普通に投げるような気もするんですけどね(笑)

―それはお楽しみということで
そうですね。

―法政の印象というのは
まずは色々と選手が残っているというか、去年一年間でも下級生がけっこう出ていた印象が強いので、そういった経験を積んだ選手、特に野手がすごく残っているのは嫌だというか、やりづらいと思う部分です。そのなかでも攻撃力というか長打を打つ能力であったり、たたみかけるところの集中具合とかは、一番なんじゃないかと思います。なので、そこで調子付かせないというか。秋のシーズンでいうと第2戦の初回は9点ぐらい取られてしまったというのもあったので、打線を調子付かせないようにして、自分たちのペースに持って行けて試合を進められたらと思います。ただ、やはり野手で去年から残っている選手がたくさんいるので、そこが一番警戒しています。

三嶋選手に注意しています。まっすぐを打てないと話にならないでしょうね。

―注意したい選手は
ピッチャーでいうと三嶋です。第一戦か第二戦で先発してくると思うので、真っ直ぐを打てないと話にならないと思うので、しっかりとしたスイングでしっかりとした打球を飛ばせるかというのがまずポイントかなと思います。野手でいったら、多木ですね。もちろんうちも打たれる前提で考えてはいるんですけど、そのなかでも長打を打たせないとか、ホームランを打てるバッターだと思うので、そこでチームを勢い付かせる一本を打たせない、タイムリーを打たせないという部分で、やっぱりこの選手を打たせないというふうに思っています。

―岩崎主将自身は冬にどのようなことを取り組んできましたか
バッティングについては色々とやってきたなかでも基本的にはいつでもレフト前ヒットを打てるなかで、しっかり甘い球を逃さず長打を打てるというような。結構難しいことだとは思うんですけど、そういうイメージでやってきています。秋のシーズンとか振り返ると体がすごく開いていて、ひっぱり方向の打球しかないといった状況だったんでした。そこは谷沢さんからの指導もあって、しっかりと自分の近くでひきつけて打つように徹底して、そのなかで状況を見極めて甘い球が来たらしっかりと強い打球を打てるように心がけて現在もやっています。

―オープン戦でみつかったご自身の成長点
タイミングの取り方をかえて、早めにタイミングをとるようにしています。それをしたことでいままで直球に負けていたところがあまりさされにくくなり、そのなかでしっかり引きつけられるようになった部分があります。ワンタイミングというかいつでも打てる状態でボールを見れるという結構本格的なところもあるんですけど、それが結構できてきました。ボールの見極めもそうですし、速い球に対しても対応できるという部分もつかんできたかなと思います。

―逆に課題は見つかりましたか
精度の問題だと思うんですけど、やっぱり波があるので。いままでのリーグ戦でもそうだったんですけど、打てる時と打てない時の波があったので、打てない時にどう修正できるかというのが、まだまだ改善できるところだと思うので、自分の形というのを見つけていけたらなと思います。

―前の質問に戻りますが、今年の東大を一言で表すと
そうですね…。「元気」ですかね。前のチームから結構心がけていたことですけど、アップのときの元気だったりとか、試合中の声であったりとか、攻守交替のときのダッシュであったりとか、そういう部分では技術の差がないところだと思っています。自分たちのできることをやっていこうというところでは、そういった元気であったりは、大事にしているところなので、それは今年のチームを象徴していると思います。

―個人とチームの目標は
個人としては3割を打つことだけです。チームとしては最下位は脱出する。勝ち点をとるだけでは駄目なので、最下位を脱出するということで。どこかを上回らなければいけないので、すごいきびしいところだとは思うんですけど、やってやれないことではないと思うので、法政を倒して頑張りたいなとは思います。

岩崎 脩平(いわさき しょうへい)
1989年10月28日生まれ
東京県出身・海城高校
内野手・右投げ左打ち
179cm、80kg

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